新たなコースを求めて足を進めた。森の中も摂氏24度を越えていて、陽射しもある。どのようにして暑気を誤魔化すか?森の中を行きたいが、いつもの沢沿いは前日に走ったばかりで、全体の印象として涼しさや清々しさは求められない。そこで、いつも峠から下ってくる坂を走ってみた。以前は未知のルートは恐る恐る試しながら走ったのだが、最近はある程度の長さや勾配を知っていればそれほど問題なく完走できる自信がある。
足を進めてみて、いつも駆け下りるときに結構長く感じる道が意外に調子よく逆に流れる。下りと上りの違いはなかなか分からない。最初の坂を七分かけて登り終えた時点で、いつもの峠まで逆走するのは傾斜が弱いので問題がないが、いつも登っている林道を降るのがその陽射しから嫌だと思った。そこで、今まで足を入れたことのない林道を先に足を進める。いつもの沢沿いの道を上から眺める感じだ。最初に坂があった分、まだまだ先に進んでいないことを認知する。
未知の道は、おおよその方向や出口は見当がついていてもやはり走りにくい。そこで考えるのは、そこまでの走りと駐車場までのゴールを上手く走って繋げれるかどうかの心配で、それも快適な帰路であることを願っている。十分に登ったのであまりアップダウンは叶わない。それに沢沿い以上に距離が長くなると厳しい。
いつも見過ごしているきこり道に合流することを予想して、その道が沢沿いの道に合流してから駐車場までの距離感や日陰などを想像するのだ。案の定きこり道に出たので、一気に沢沿いまで降っていくだけだ。そしてはじめての道を降りていくと、前方の交差する道つまり沢沿いの道を女性が走るのを見た。
結局その女性を後ろからついていくような形で走った。その前が下りだったのでいつものコースよりもスピードが出ていた。それでもゴールまでに追いつくことはなかった。女性もジョギングテムポとしては普通で、走り終わってから入念にクールダウンを長く時間をかけているのを見ていると、全くの素人ではないことが分かった。結構な年齢で40歳は過ぎていそうだが、この暑さの中で走っているので、マラソン大会かなんかの準備だろうか。ハーフなら二時間台で走れるのだろう。確認するとそこでは自分自身も時速9キロペースで走っていて、なかなか追いつかなかったのだ。そして今まで見たことががない顔なのだ。
とても興味深いのは、GPSが南斜面を登っていくために比較的上手に捕捉できたのは当然だろうが、なぜか沢沿いの道もとても綺麗にトレースしている。どうもその前後の捕捉が
30分近く、80Mほどの高度差を、いつもよりも長めの距離を走って、汗が噴出した。それでも体重は殆ど落ちない。水太り気味である筈だが、少々汗をかいても体重が減少しない。暑くなると平素よりも太る体質なのだ。冷たい飲み物や食事が続くので体調を崩し勝ちになるが、食欲が完全に落ちることはない。反面、疲れはやはり隠せない。ベットに入るなり深い眠りに落ち込んでしまって、ベットに向かうまでにお茶を冷やしたりしているのもふらふらになっている。水に浸けたまま冷蔵庫に入れるのを忘れる。
この時期には電源を入れるのも暑苦しくて嫌だが、コムピューターと並んでアウディオ装置は点灯される。それでも出来るだけ消費電力と発熱を抑えながらの省エネ運行となる。暑い時期にはマンハイム楽派の音楽が最も清々しくてよいのだが、LPの方はプレーヤーだけでなくプリアムプに電源を入れないといけないので、CDで何かを探す。どうしても手が伸びるのは、お気に入りのザビーネ・マイヤー演奏の前・古典派曲集である。マンハイム宮廷のシュターミッツ曲集が丁度いい感じなのだ。モーツァルトとなると濃淡の移り行きがあって清々しさが後退する。勿論同じマンハイムからでもウェーバーとなるとどうしても和声も重い。それにしても、どこか懐かしいような響きの濃淡の移ろい行きに、シュヴェツィンゲン離宮の夏の風情を感じていると、直に机でこくこくと遣ってしまうのだ。夢のものとも現実のものとも定かでない、淡く、うたたかな盛夏の午後である。
ワインは、ザールのギュンター・ヤウフの醸造所から大叔父さんの名をつけた「マックス」である。グーツリースリングに相当するが価格も10ユーロを超えていて、高級リースリングの入り口にある。これが、ピーチ味が薄らいで変化が出てきたと感じると同時に、引っ込み思案な優しさがとてもザールのリースリングらしく、人気商売のオーナーにとっては嬉しいリースリングに違いない。
参照:
von Othegravenのベーシックなワインです。 (saarweineのワインなどに関してあれこれ)
財政破綻などどこ吹く風 2015-06-05 | 試飲百景
生きてる内にもう一度! 2007-10-03 | 文化一般
足を進めてみて、いつも駆け下りるときに結構長く感じる道が意外に調子よく逆に流れる。下りと上りの違いはなかなか分からない。最初の坂を七分かけて登り終えた時点で、いつもの峠まで逆走するのは傾斜が弱いので問題がないが、いつも登っている林道を降るのがその陽射しから嫌だと思った。そこで、今まで足を入れたことのない林道を先に足を進める。いつもの沢沿いの道を上から眺める感じだ。最初に坂があった分、まだまだ先に進んでいないことを認知する。
未知の道は、おおよその方向や出口は見当がついていてもやはり走りにくい。そこで考えるのは、そこまでの走りと駐車場までのゴールを上手く走って繋げれるかどうかの心配で、それも快適な帰路であることを願っている。十分に登ったのであまりアップダウンは叶わない。それに沢沿い以上に距離が長くなると厳しい。
いつも見過ごしているきこり道に合流することを予想して、その道が沢沿いの道に合流してから駐車場までの距離感や日陰などを想像するのだ。案の定きこり道に出たので、一気に沢沿いまで降っていくだけだ。そしてはじめての道を降りていくと、前方の交差する道つまり沢沿いの道を女性が走るのを見た。
結局その女性を後ろからついていくような形で走った。その前が下りだったのでいつものコースよりもスピードが出ていた。それでもゴールまでに追いつくことはなかった。女性もジョギングテムポとしては普通で、走り終わってから入念にクールダウンを長く時間をかけているのを見ていると、全くの素人ではないことが分かった。結構な年齢で40歳は過ぎていそうだが、この暑さの中で走っているので、マラソン大会かなんかの準備だろうか。ハーフなら二時間台で走れるのだろう。確認するとそこでは自分自身も時速9キロペースで走っていて、なかなか追いつかなかったのだ。そして今まで見たことががない顔なのだ。
とても興味深いのは、GPSが南斜面を登っていくために比較的上手に捕捉できたのは当然だろうが、なぜか沢沿いの道もとても綺麗にトレースしている。どうもその前後の捕捉が
30分近く、80Mほどの高度差を、いつもよりも長めの距離を走って、汗が噴出した。それでも体重は殆ど落ちない。水太り気味である筈だが、少々汗をかいても体重が減少しない。暑くなると平素よりも太る体質なのだ。冷たい飲み物や食事が続くので体調を崩し勝ちになるが、食欲が完全に落ちることはない。反面、疲れはやはり隠せない。ベットに入るなり深い眠りに落ち込んでしまって、ベットに向かうまでにお茶を冷やしたりしているのもふらふらになっている。水に浸けたまま冷蔵庫に入れるのを忘れる。
この時期には電源を入れるのも暑苦しくて嫌だが、コムピューターと並んでアウディオ装置は点灯される。それでも出来るだけ消費電力と発熱を抑えながらの省エネ運行となる。暑い時期にはマンハイム楽派の音楽が最も清々しくてよいのだが、LPの方はプレーヤーだけでなくプリアムプに電源を入れないといけないので、CDで何かを探す。どうしても手が伸びるのは、お気に入りのザビーネ・マイヤー演奏の前・古典派曲集である。マンハイム宮廷のシュターミッツ曲集が丁度いい感じなのだ。モーツァルトとなると濃淡の移り行きがあって清々しさが後退する。勿論同じマンハイムからでもウェーバーとなるとどうしても和声も重い。それにしても、どこか懐かしいような響きの濃淡の移ろい行きに、シュヴェツィンゲン離宮の夏の風情を感じていると、直に机でこくこくと遣ってしまうのだ。夢のものとも現実のものとも定かでない、淡く、うたたかな盛夏の午後である。
ワインは、ザールのギュンター・ヤウフの醸造所から大叔父さんの名をつけた「マックス」である。グーツリースリングに相当するが価格も10ユーロを超えていて、高級リースリングの入り口にある。これが、ピーチ味が薄らいで変化が出てきたと感じると同時に、引っ込み思案な優しさがとてもザールのリースリングらしく、人気商売のオーナーにとっては嬉しいリースリングに違いない。
参照:
von Othegravenのベーシックなワインです。 (saarweineのワインなどに関してあれこれ)
財政破綻などどこ吹く風 2015-06-05 | 試飲百景
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