Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

お披露目、忌憚のない感想

2015-07-12 | マスメディア批評
ガーディアン紙の記者がニューヨークから富士山のことを書いている。日本政府高官批判なのかどうか?短い容易な英語なのでご判断は任せる。読んでいるうちに文明批判なのかとか、更にもう少し先を考えてしまう。ある程度開かれた書き方ではあるのだが、同じ感覚の読者層を前提にしているのがあまりよくない。ターゲットを狙うことは必要なのだが、逆にきっちり照準を定めていないような不明確さが漂うのだ。「富士山頂上のワイファイ環境整備に想う」文章であるのだが、情報源は朝日新聞なのだろう。この高級紙の書き方だろうが、あまり良い書き方だとは思わない。英国文化の一つに違いない。

ドイツでも新聞によってその表現法は大分異なる。最近評判のあまり良くないFAZに対して、ディ・ヴェルト紙を評価する人もいるが、最近のペトレンコ騒動での文化欄の主筆の文章内容は酷かった。騒動を受けて、今度はこともあろうに、彼のフルトヴェングラーとペトレンコを並べることでまたまたお茶を濁そうとしていた。カルロス・クライバーと比較されたりと甚だ迷惑な「音楽の分からない専門家」の記事も多い。実際にスクリャビンスキーの「法悦の時」交響曲のネット放送を聞くと、下手な録音ではどうしても聞き取れない面が多いのも理解できた。

お披露目しよう。再び暑くなったので、先日入手した帆をバルコンに張った。「帆を上げろ、風を受けろ」ではなくて、「影を作れ」なのだ。その前に壊れた洗濯干しの代わりに大振りの今までとは異なるタイプのものを購入した。そのときに考えたのがバルコンの帆であった。ここ数年は簾も吊ることなく過ごせたのだが、先週の暑さは今までとは違った。そこで南向きのバルコンでの食事や生活などを考えると影を作るものが欲しかったので、その洗濯干しを兼用するアイデアが浮かんだのだった。ただし生地に適当なものがなくて、その度に洗濯が出来るわけでもなく、ダブルのシーツを干すわけにもいかぬ。そこで陽を避けると同時に除熱効果のある素材を探したが、適当なものがなかったのでこれに落ち着いた。影を作るための帆は全く浮かばなかったのだが、ネットを探していると目に付いた。

一角三メートルの三角の生地はポリエステルである ― 送料込み20ユーロだ。そこにメッシュの無数の穴が開いている。だから風を通して熱気を溜めない。同時に風が強くて簾がばたばたして困った場所に問題なく「乗せて」置けるのだ。三角の形はデザイン的にもとても使いやすく、もう少し陽射しが欲しいときには逆向きにも使える。ガーデンの片隅の木立の間の子供の砂箱の上に掲げるように、三角の頂点に確りした金具がついていてそれを利用して固定して置けるので、飛んでいってしまう心配も一切要らない。そして無臭で、色も多彩で選択できる。そして屋根の下に使うので防水性などは全く関係ないのだ。



参照:
ふれなければいけない話題 2015-06-29 | マスメディア批評
部分否定即ち全否定の阿呆 2014-09-19 | マスメディア批評
映像の賢い使い方 2013-11-10 | マスメディア批評
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