ヴァレンタインにチョコレートを渡した。お隣さんの嫌われ爺さんにである。暮れに肺炎を起こしてから、赤十字によって食事の賄がされているので、なにが良いかと考えていた。先日ガソリンを分けて貰ったからである。市で一番の嫌われ者なのだが、何回となくお世話になっている。そして貰い物などもあるのだが、お返しは殆どしていないことに気が付いた。嫌われ者に、けち臭い人間と思われるのは嫌なので、少なくとも何か謝礼をしたいと思っていたのである。
難しいのは、態々病人を呼び出してあげるほどのことも無いので、保存が効くもので、それでも赤十字の賄では足りないようなものと考えたのである。兎に角、自分自身生ものに関しては痛まないうちに平らげてしまう習性があるので、人のために残しておくことなどできないから保存の効くものしかないのである。
そのチョコレートも自分自身のために少し安売りになっているものをスーパーで購入して、もしかするとプレゼントしてしまうと足りないと思って格安製品も継ぎたして購入したのだった。戻ると、丁度良い具合に爺さんが出てきて、先日の満タンにしたガソリンタンクを返すと共にプレゼントした。チョコレートは食べるということで役に立った。折角購入した少し安売りのそれはあげてしまったが、少なくとも形だけでも謝意を示せてが良かった。
知らなかったのだが、大統領候補のドナルド・トラムプの祖父母は近所の人だと分かった。ワイン街道のバート・デュルクハイムの次の次の町のカールシュタットにトラムプの爺さんのフリードリッヒは住んでいて、その家は今も残っている。合衆国に渡り金を求めて、今の不動産王のトラムプ家を築いたようで、奥さんのクリスト家は今もカールシュタットに住む。トラムプ候補自体も「アイラヴカールシュタット、オルソ」というように一定の関係を保つ一方、クリスト家などは、候補者の政治的姿勢に疑問を呈して、本人が移民者として成功しているにも拘らずそうした移民を受け入れないとする姿勢には批判が集まる。
先日、ナガノ家の話が出ていて、丁度同じころに移民していて、三代目であるというのが比較的似ている。その時どうして三代目か不思議に思ったのは、自分自身の親戚の米国の家族がすでに四代目から五代目であり、移住したのは20世紀に入ってからだと思っているからである。
プファルツからの移住者は、マンの「ファウストュス博士」にも扱われているように合衆国でも主要な移民グループであり、ケチャップのハインツ家も同じ町の出身であるとは聞いていた。ゲルマンの大移動でライン河を渡ったグループは更に移動して行っても不思議ではないと思うのが私の従来からの考え方だ。
興味が無くてあまり詳しくは知らなかったが、なるほどトラムプ候補のキャラクターはプフェルツァーの一つの典型的なそれで、その意味からは分かりやすい。但しあのタイプは連邦共和国では一流政治家とはなりえない。やはり、そうした土地柄から新天地を求めて移住していくというのはまた違うDNAのなせる業なのだろう。
今回の件に関して、新製品開発の意欲として、カールシュタットのチョコザウマーゲンが駄目だったとあった。開拓神旺盛なプェルツャーということらしい。兎も角、トラムプ候補がスコットランドでのように、連邦共和国入国禁止になるようなことはなさそうである。
参照:
脱資本主義社会への加速 2016-02-15 | 文学・思想
外は吹雪、暖炉を背にピノノワール 2010-01-10 | 生活
難しいのは、態々病人を呼び出してあげるほどのことも無いので、保存が効くもので、それでも赤十字の賄では足りないようなものと考えたのである。兎に角、自分自身生ものに関しては痛まないうちに平らげてしまう習性があるので、人のために残しておくことなどできないから保存の効くものしかないのである。
そのチョコレートも自分自身のために少し安売りになっているものをスーパーで購入して、もしかするとプレゼントしてしまうと足りないと思って格安製品も継ぎたして購入したのだった。戻ると、丁度良い具合に爺さんが出てきて、先日の満タンにしたガソリンタンクを返すと共にプレゼントした。チョコレートは食べるということで役に立った。折角購入した少し安売りのそれはあげてしまったが、少なくとも形だけでも謝意を示せてが良かった。
知らなかったのだが、大統領候補のドナルド・トラムプの祖父母は近所の人だと分かった。ワイン街道のバート・デュルクハイムの次の次の町のカールシュタットにトラムプの爺さんのフリードリッヒは住んでいて、その家は今も残っている。合衆国に渡り金を求めて、今の不動産王のトラムプ家を築いたようで、奥さんのクリスト家は今もカールシュタットに住む。トラムプ候補自体も「アイラヴカールシュタット、オルソ」というように一定の関係を保つ一方、クリスト家などは、候補者の政治的姿勢に疑問を呈して、本人が移民者として成功しているにも拘らずそうした移民を受け入れないとする姿勢には批判が集まる。
先日、ナガノ家の話が出ていて、丁度同じころに移民していて、三代目であるというのが比較的似ている。その時どうして三代目か不思議に思ったのは、自分自身の親戚の米国の家族がすでに四代目から五代目であり、移住したのは20世紀に入ってからだと思っているからである。
プファルツからの移住者は、マンの「ファウストュス博士」にも扱われているように合衆国でも主要な移民グループであり、ケチャップのハインツ家も同じ町の出身であるとは聞いていた。ゲルマンの大移動でライン河を渡ったグループは更に移動して行っても不思議ではないと思うのが私の従来からの考え方だ。
興味が無くてあまり詳しくは知らなかったが、なるほどトラムプ候補のキャラクターはプフェルツァーの一つの典型的なそれで、その意味からは分かりやすい。但しあのタイプは連邦共和国では一流政治家とはなりえない。やはり、そうした土地柄から新天地を求めて移住していくというのはまた違うDNAのなせる業なのだろう。
今回の件に関して、新製品開発の意欲として、カールシュタットのチョコザウマーゲンが駄目だったとあった。開拓神旺盛なプェルツャーということらしい。兎も角、トラムプ候補がスコットランドでのように、連邦共和国入国禁止になるようなことはなさそうである。
参照:
脱資本主義社会への加速 2016-02-15 | 文学・思想
外は吹雪、暖炉を背にピノノワール 2010-01-10 | 生活