Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

都合の悪い真実を窺う

2016-02-23 | 雑感
ツアースキー用のクラムポンが届いた。分かってはいたが手に取ってみるととても軽くて、コムパクトな装丁がとても嬉しい。これならばリュックサックに忍ばしておいても苦にならない。それどころか案内状には、その中に非常用に救急セットを一緒に収めるようになっている。それならば救急セットも購入しておきたいと思わせるに十分である。それでもショヴェルと同様に尖っていて固いものであるから、持ち運びに気を遣うことは変わりない。特に滑降に伴うツアースキーの問題というか煩わしさの最たるものだろうか。

このタイプつまりデュナフィットの締め具にハルシュアイゼンを付けるには、締め具の前部の駆動部に付けることで踵を挙げたときには雪面から外れて、降ろした時には雪に食い込むようになっている。そのためには全部のバーを締め具の溝に横から嵌め込むようにスライドさせていく。つまりそのバーを支点にして回転するのである。なかなか上手に考えてあって、従来のタイプのような太い嵌め具が必要ない。これもとても優れた面である。

先日ドナルド・トラムプ候補の町カールシュタットについて話題にした。その町のトリュムプ氏の事を聞いた。その男性は、遠い親戚であって、移民したフリードリッヒの父親筋の人なのだろう。兄弟ならば三代目ならばはっきりと分かる筈だからだ。自分自身の場合でも、父親筋の祖父の兄弟までは分かるが、その父親の兄弟の子孫の事までは知らない。

そしてその男性は、トラムプ家は合衆国でも有数な金満家だと吹聴しているらしい。どの程度の資産まで築いたかは知らないが、ニューヨークのマンハッタン島の広大な土地を所有しているのだろう。そこまで資産があれば、大統領選挙にでも打って出るのも悪いことではなかろう。

速報で流した住友化学の責任問題の記事は、ユーレットという株式情報サイトでもリンクをされたようで、少しは株式情報としても役に立ったようである。既に一月末から修正期にあったようで、現在の株式市場の状況からすればそれほど顕著な影響は与えないようだ。そもそもなぜこの会社の業績が良くなってきているかは分からない。それ以上にアマゾンの原住民の千人やそこらの補償ぐらいはこうした大企業には経済的な影響は与えないとみられているのだろう。ブラジル政府を押さえている限りは安心と高を括っているのだろうか。人命の価値には差が無い筈だが、経済的に補償するとなるとそこに大きな差が生じるということだろう。

そして、日本人が注意しなければいけないのは、通常は諸外国のニュースをそのままに横流しにしているマスメディアや独立しているかに見えるジャーナリスト擬きの顔をしている連中がこうした情報を横流ししない事実である。その通りである。連中には金蔓が最も重要なので、こうした危険な情報は見て見ぬふりをして、反対にドイツの社会では問題とならないようなことを知ったかぶりして日本へ流すのだ。それがまさしく商業主義というもので、そうした姿勢はジャーナリズムとはそもそも関係ないものなのだ。

序に書き加えればSWR2は、環境問題には敏感な放送局で、同時に恐らくドイツのラディオ派として最も文化程度が高い文化波である。フクシマ禍に関しても日本よりも早いぐらいに情報を流し、SWR自体が日本に特派員を置く高級新聞FAZと双璧の親日のマスメディアである。それ故に今回の住友化学禍に関しても受け売りの情報とは少し違うものがあると感じている。



参照:
ジカ熱被害の住友化学の責任 2016-02-17 | マスメディア批評
雪崩救助作業装備重量 2016-02-20 | アウトドーア・環境
コメント
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