再び自己記録更新である。頂上往復56分11秒は三週間前よりもほぼ三分の短縮であった。気温摂氏一度は寒かった。柔軟体操でしっかりと暖めてから出発する。それだけでも走り始めが大分異なる。考え事をしていてしばしば意識が飛んでいるが、それほど歩みを弱めてはいなかった。その分知らぬうちに最初の急坂そして緑のベンチまでの走りはそれなりだった、第一合流点へとそこから第二合流点への最も苦しいところへと歩みを進めた。頂上地帯も飛ばせるところもあって計測に期待もしたが36分台と凡庸だった。下りの足元はそれほど悪くはなかった。それでも山道での速度には限界がある。林道に出る前から飛ばし始めて、調べてみると結局緑のベンチへと降りていくあたりで時速10㎞を割ってしまっていた。その後は取り戻したが、再び最後の坂が終わるところのカーヴで再び減速してしまっていた。最後はスパートした。どうも坂を下りて傾斜が弱まりカーヴで見通しが利かなくところでどうしても自然減速するらしい。
下りてきて、まだ外気温は二度だったが、汗だくだった。自宅で計測して71.4㎏であった。そもそも走るようになったのは直腸あたりがこわばり痛み始めるのが嫌で始めたのだ。この一週間は殆んど走れなかったので便通も悪く、座仕事で調子が悪くなっていた。それからすると少々心臓には負担を掛けるが、体調維持にはとてもよろしい。おまけに膝の動きがマッサージとともに違和感が減ってきている。バーデン・バーデン以南の山には雪がついていて、スキー場も滑れるところが出てきたようだ。都合のよい時に一度滑りに行きたい。
ヒュッテンシュラーフサックを入手した。前回のモデルとの違いはケースが絹からメッシュに替わっていて、上半身サイドの閉じ目のマジックテープが短くなっていることだ。誰かが直ぐに外れてしまうと文句を書いていたが、以前のものは長めだったので糸が絡んでも締りは良かった。冬場はサイドが閉まってくれる方が暖かいだろう。縫製などはしっかりしていて決して悪くはなさそうである。
ヴィーンからの朝の放送は九月のミュンヘン座付き管弦楽団のベルリン公演をドイチュラントクルトューアが録音したもので、当日は同時放送の映像を録画していて聞いていないものだった。同じマイクロフォンを使いながら何が異なるかが興味深かった。ヴィーンからの放送に満足したことがないのでこれも興味深かった。前日からの準備通りに録音した。想定外だったのは、モニターしているキャスティングのタイミングと録音するタイミングが異なり、丁度良いキューでは録音タイミングが遅れることだった。お陰で二曲目のバルトークは最初の音符が飛んでしまった。それ以外は節電モードを解除しておくことなどを忘れていたが大事には至らなかった。ただし夜になって今度は直接の放送での11月9日の放送を録音する段になってラインインが絞ってあって十分な音量が得られていなかった理由が解明した。それでも以前のシステムの時からすると音量は小さくなっていて、おそらく入力のシステム的にピュアーになってきているのだろう。
このドイチュラントフンクの中継放送は昔からフィルハーモニーからの中継として日本でも馴染みのあったものだ。当時は米駐留のRIASと別け合って中継していたと思う。今回久しぶりに真面目に聞いてその特徴が変わっていないのを発見した。RIASの分離の良い華やかな中継に比較していかにも渋く感じていたあれだ。現在は動画のコンサートホールと別け合うことになっているので、キリル・ペトレンコ指揮のスクリャビンの放送録音も演奏日違いで二種類存在している - 「帰って来た小澤」は翌日のコンサートホールの方がよさそうである。
しかしEBU提供経由でヴィーンから流されたものは演奏会が一日だけの客演なので同日のコンサート中継録音がDCHとラディオ放送と二種類存在していて、ただミキシングが異なっていることに気が付く。動画の方はどうしても視覚に引っ張られるのでHiFi録音はあまり求められていないが、こちらの方は間接マイク主体のホールの響きをそのまま体験できるものになっている。同じ入力を最終的に放送ティームの方は取捨選択して流したことになるのだろう。バイエルン放送局のバイロイト録音とまではいかなくとも、このフィルハーモニーの録音にも歴史があってそれを継承しているようだ。その方がアーカイヴとして音の記録の比較に役立つのである。それ故に驚くほどの定位感があってラディオ放送でこのような体験は初めてである。偶々オンラインレヴェルが低かったのでかなり引っ込んでいて技術的には不利なのだが、音量を上げると結構低い方も伸びてくる。生モドキのオーディオはまたまた近所迷惑である。
まずはなによりもリヒャルト・シュトラウス作曲「家庭交響曲」を中断無しに綺麗に録音したのでこれで繰り返しの再生が可能となる。日曜日の朝に従来のラディオ受信機前にしたオーストリアのお年寄りなどの一部には作曲家シュトラウスの指揮を覚えていて、それを彷彿ととさせるこのようなサウンドと指揮をとても懐かしく聞いているのではないかと思う。
それにしても「ロンターノ」の響きはこのラディオ放送で聞くととても細に入っていてその美しさに驚愕する。この曲にはボンよりも明らかに会場が良い響きであり、その演奏もミュンヘンでの演奏と比較しても秀逸である。会場の聞き入り方もよかった。
夜のラトル指揮の北アメリカツアーの演目ブーレーズ作曲「エクラ」も入力を上げた割には十二分にヘッドスペースがあった。嘗てEMIがここで行った録音もこれに近かったのではないだろうか。とてもホールトーンを多く捉えながら明晰な響きを記録しようとしている。そしてこの番組でお得だったのはアーカイヴからブーレズ指揮のヴェーベルン交響曲Op.21全曲とストラヴィンスキーの抜粋だった。
参照:
録音の準備の週末 2016-11-13 | 生活
スピードランニングの道 2016-10-17 | アウトドーア・環境
価値ある管弦楽演奏会 2016-09-20 | 音
TTIP阻止も独緑の党か 2016-11-04 | 雑感
下りてきて、まだ外気温は二度だったが、汗だくだった。自宅で計測して71.4㎏であった。そもそも走るようになったのは直腸あたりがこわばり痛み始めるのが嫌で始めたのだ。この一週間は殆んど走れなかったので便通も悪く、座仕事で調子が悪くなっていた。それからすると少々心臓には負担を掛けるが、体調維持にはとてもよろしい。おまけに膝の動きがマッサージとともに違和感が減ってきている。バーデン・バーデン以南の山には雪がついていて、スキー場も滑れるところが出てきたようだ。都合のよい時に一度滑りに行きたい。
ヒュッテンシュラーフサックを入手した。前回のモデルとの違いはケースが絹からメッシュに替わっていて、上半身サイドの閉じ目のマジックテープが短くなっていることだ。誰かが直ぐに外れてしまうと文句を書いていたが、以前のものは長めだったので糸が絡んでも締りは良かった。冬場はサイドが閉まってくれる方が暖かいだろう。縫製などはしっかりしていて決して悪くはなさそうである。
ヴィーンからの朝の放送は九月のミュンヘン座付き管弦楽団のベルリン公演をドイチュラントクルトューアが録音したもので、当日は同時放送の映像を録画していて聞いていないものだった。同じマイクロフォンを使いながら何が異なるかが興味深かった。ヴィーンからの放送に満足したことがないのでこれも興味深かった。前日からの準備通りに録音した。想定外だったのは、モニターしているキャスティングのタイミングと録音するタイミングが異なり、丁度良いキューでは録音タイミングが遅れることだった。お陰で二曲目のバルトークは最初の音符が飛んでしまった。それ以外は節電モードを解除しておくことなどを忘れていたが大事には至らなかった。ただし夜になって今度は直接の放送での11月9日の放送を録音する段になってラインインが絞ってあって十分な音量が得られていなかった理由が解明した。それでも以前のシステムの時からすると音量は小さくなっていて、おそらく入力のシステム的にピュアーになってきているのだろう。
このドイチュラントフンクの中継放送は昔からフィルハーモニーからの中継として日本でも馴染みのあったものだ。当時は米駐留のRIASと別け合って中継していたと思う。今回久しぶりに真面目に聞いてその特徴が変わっていないのを発見した。RIASの分離の良い華やかな中継に比較していかにも渋く感じていたあれだ。現在は動画のコンサートホールと別け合うことになっているので、キリル・ペトレンコ指揮のスクリャビンの放送録音も演奏日違いで二種類存在している - 「帰って来た小澤」は翌日のコンサートホールの方がよさそうである。
しかしEBU提供経由でヴィーンから流されたものは演奏会が一日だけの客演なので同日のコンサート中継録音がDCHとラディオ放送と二種類存在していて、ただミキシングが異なっていることに気が付く。動画の方はどうしても視覚に引っ張られるのでHiFi録音はあまり求められていないが、こちらの方は間接マイク主体のホールの響きをそのまま体験できるものになっている。同じ入力を最終的に放送ティームの方は取捨選択して流したことになるのだろう。バイエルン放送局のバイロイト録音とまではいかなくとも、このフィルハーモニーの録音にも歴史があってそれを継承しているようだ。その方がアーカイヴとして音の記録の比較に役立つのである。それ故に驚くほどの定位感があってラディオ放送でこのような体験は初めてである。偶々オンラインレヴェルが低かったのでかなり引っ込んでいて技術的には不利なのだが、音量を上げると結構低い方も伸びてくる。生モドキのオーディオはまたまた近所迷惑である。
まずはなによりもリヒャルト・シュトラウス作曲「家庭交響曲」を中断無しに綺麗に録音したのでこれで繰り返しの再生が可能となる。日曜日の朝に従来のラディオ受信機前にしたオーストリアのお年寄りなどの一部には作曲家シュトラウスの指揮を覚えていて、それを彷彿ととさせるこのようなサウンドと指揮をとても懐かしく聞いているのではないかと思う。
それにしても「ロンターノ」の響きはこのラディオ放送で聞くととても細に入っていてその美しさに驚愕する。この曲にはボンよりも明らかに会場が良い響きであり、その演奏もミュンヘンでの演奏と比較しても秀逸である。会場の聞き入り方もよかった。
夜のラトル指揮の北アメリカツアーの演目ブーレーズ作曲「エクラ」も入力を上げた割には十二分にヘッドスペースがあった。嘗てEMIがここで行った録音もこれに近かったのではないだろうか。とてもホールトーンを多く捉えながら明晰な響きを記録しようとしている。そしてこの番組でお得だったのはアーカイヴからブーレズ指揮のヴェーベルン交響曲Op.21全曲とストラヴィンスキーの抜粋だった。
参照:
録音の準備の週末 2016-11-13 | 生活
スピードランニングの道 2016-10-17 | アウトドーア・環境
価値ある管弦楽演奏会 2016-09-20 | 音
TTIP阻止も独緑の党か 2016-11-04 | 雑感