Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

11月の古い鎮魂歌

2022-11-23 | 
陽が射さない、11月らしくなってきた。寒くなってきた。天気予想によると木曜日と金曜日は陽が出て、週末には本格的に寒くなる。もう耐えようがないだろう。それまでに準備をしておかないと駄目だ。月曜日に走っても足の調子は好転しているので、これで治ると思われる。内出血していたところに痒みが増してきているので、無理にでも使って早く散らしたい。

ミュンヘンの「ローエングリン」の立見席を売るつもりだが、まだ様子が分からない。安いので売り易く、当日でも可能であろうが、来週の初日次第であろう。その他では車の不凍液も準備しておかないといけない。

あとは冷蔵庫の掃除がまだ終わっていない。カビ取りを剤をどの様にするかである。厨房の換気扇掃除は済んだ。オーヴンの脂取り剤を使うと一番効果があるようだ。フィルターもそれ程古くなっておらず、新しくなると更に吸引力が上がる。

事務机にいて寒くなると早寝の習慣がつく。寝室は寒くても未だベットの中は温まる。それでも少し室温が下がり過ぎると頭痛になるので、その加減が難しい。

先日北ドイツ放送から流れた11月のレクイエム歴史的放送録音で作曲家ペンデレツキ指揮のドヴォルザークを聴いた。音楽祭の一貫としてリューベックのドームで1989年8月19日に演奏された生中継録音のようである。この作曲家の指揮は大阪の国際フェスティヴァルで自作の「失楽園」などを聴いて今も印象に残っている。よく言われる作曲家の指揮以上のもので流石に自作だけに適格な音を出して来ていて、NHK交響楽の生演奏としてはベストであった。それだけにレクイエムで、ソプラノに数年後に亡くなるルチア・ポップが澄んだ声を聴かせていて、それだけで価値がある。更にメゾソプラノは引退したクールマンが受け持っていて中々の華やかなレクイエムとなっていた。こうした作曲家がこうした曲を指揮するには何らかの思いがあるのだろうが、それはよく分からなかった。今年はその「ルードンの悪魔」も初めて体験できたので良かった。どうしても作曲者が指揮したらどのように響いただろうと考えてしまうのもそうした縁があるからでこそだ。

ストラスブールのガチョウのリレッテを購入した。チーズが切れたから、朝食用にである。結構なデリカテッセンであるが、やはり朝から満足感があって悪くない。古くなりかけたパンでも美味しく感じる

この辺りはストラスブールまでは車で一時間半ほど掛るのだが、恐らくガチョウを飼育しているのはよりドイツ国境に近い方で、その近くで調理までしているのではなかろうかと思う。だから、そこから直接配達されているのだろう。いつも新鮮な感じで、やはりそれだけ臭みも何もなくて美味しい。

奥地のチーズなどになるとアルザスのスーパーまで買いに行かないと特別安くはないのだが、こうしたデリカテッセンがあるだけでも豊かな生活の感じがする。



参照:
聖マルティンを越えて 2022-11-21 | 暦
快気祝いのガチョウ二匹 2009-11-29 | 暦 
コメント
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