Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

吹き清められた足元

2015-11-16 | アウトドーア・環境
冬シーズン第二週目だ。夜中から外は荒れていて。週明けから本格的な冬になるそうだ。風が台風並みに強いが、雨が降っていないので、走らなければいけない。寝起きから気象状況を探りながら時間を置いてから出かけた。

遅めの出発でも外が荒れているので誰にも合わない。それに合わせて、久しぶりに胸バンドをして出かけた。心拍計である。暫く使っていなかった。シーズンの始めに計っておくことで、参考記録になると思った。外が荒れているので早くは走れないと思ったからだ。

結果、心拍は綺麗に録れた。標高を除いては、コースから大きく逸脱することなくGPSが比較的上手く作動した。まだ半年も使っていないので、確信は持てないが、どうも木々の葉が落ちて、天が開け見通しが効くようになると、GPSの入りが良くなるようだ。但し、標高が綺麗に出ないのは、ほかの技術的な問題なのだろう。

あまりの風の強さに、この数日とは打って変わって、こんどは路面に降り積もっていた落ち葉がエアークリーナを使ったかのように綺麗に飛んでいた。例年ならばその間に湿ってしまっているので、これほど綺麗に飛ぶことはないのだが、今年は足元がとても良くて走り易い。それほど風が強かったのだ。

途中、倒木のあるところに来るとそのあたりは落ち葉があることにも気がついた。風が巻きやすいところの木が倒れるのだろう。こうしたものも森の知恵かもしれない。頻繁に森の中の入るとすれば、身を守る知恵も必要だ。流石に頂上までは誰にも合わなかったが、降りてくるとMBXが、そしてノルディックウォーキングの人がいた。そして最後には車進入禁止の柵を開けて、森の人の車が入ってきた。あれだけの風になると、倒木など林業関係者は仕事があるに違いない。木と木がぶつかる激しい音が聞こえていた。山火事になるようなギシギシ音とは比較できないほど激しい。

痛めた左足首はできるだけ捻らないように慎重に走った。完全に治りかけているが、ここで痛めては大変なことになるからだ。頂上から下りかけて、心拍数に見るように、明らかに170近いところから160を切るまでに、徐々に落ちるのだが、二分弱かけてようやく落ち着く。苦しい感じが落ち着くと、今度は本格的に山道に入るのでなかなか気も許せなく、スピードも出せないのだ。

結局、今回は時速10KMを超えるところはなかった。結構頑張って下っているつもりだが、やはり体が重いというか、足が軽く動かない。足の捻挫を無意識にかばっているからだろうか。



参照:
記憶をめぐる血の巡り 2015-08-21 | 雑感
ワイン祭り最終日の過ごし方 2015-06-22 | 暦
仮眠後の不健康な運動 2015-06-09 | 生活
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13日金曜日の情報錯綜

2015-11-15 | 
お目当ての中継録音コピーをDLして、CDに焼くなど作業を終えて、床に就こうと思っていた。23時頃だろうか、パリでの連続テロの第一報に接したのは。直ぐにパリからのTVネット放送に切り替えた。

そして人質事件がコンサート会場で起きているというので、直ぐに会場のホームページを覘いた。13日金曜日の出し物はハードメタルのバンドで、公演スケジュール表を見ると同じような傾向の催し物が開かれる会場だと分かった。所謂ナイトライフの会場である。一味が何を標的にしたかは直ぐに分かった。

サッカーの中継は観ていないので、そこでの騒動についても知らなかったが、VIDEOでその様子も観た。その他すしバーやカンボジア料理店のある近辺での犯行、パリ市街近辺での犯行など、この手の同時多発事件ではいつも情報が錯綜している。今年一月の「シャルリー・エブド」事件の時でも同じ感じの情報の出方であった。

パリの街中での犯行なので速報態勢が整っているだけに、同時進行的に報道されるゆえに、情報が錯綜するのは仕方がないのかもしれない。2001年の事件の二時間ほど前にコルマーからドイツへの国境でのフランスの自動小銃と双眼鏡の特殊警察部隊の警備を思い出す。今回も直ぐに非常事態宣言が出されて、国境線が固められた。

ドイツの内務省がパリで情報収集をしていたということで政治問題になっていたが、フランスの情報機関は明らかに事件の起こる前にこの手の情報を十分に把握しているという印象を拭えない。それゆえに、報道機関などが適時に大統領府の会見を流すのに、なぜ事件速報の情報がこれほどまでに錯綜するのか?フランスの中央集権のあり方とその公安政策などはとても不可解極まりない。

先日もラディオでフランスそれもパリ周辺の外国人居住地の話題があった。それによると、さまざまな面で改善されているが、そのような地域には地下鉄どころか公共交通機関もろくに通っていないという話しがあった。そのようなところで育ったフランス市民がイスラム国の軍事トレーニングキャムプに参加して、武器を調えてこのような事件を起こす社会的な構造はなかなか変わらないということらしい。

それでは連邦共和国の場合はどうかとなるのだが、旧植民地政策の問題はほとんどなく、外国人問題もほとんどがトルコ人とクルド人なので、この種の犯行の計画の本拠であっても皆国外に出て行って犯行に及ぶ。それだけ社会的な管理や抑制が効いていることは間違いない。それ以上にイスラム国に対してもできるだけ矢面に立たないような外交政策を採用しているので、英国、スペイン、フランスに続いてこうした大規模なテロ事件が起きる可能性は東京よりも低いだろう。治安を守るには外交政策が重要であることに間違いない。

夜中中、ネット放送が流していて、熟睡が出来なかった。前回の事件のときのように犯人がどこに行くかがわからないことはなく、早めに非常事態宣言と国境封鎖を行ったので、その点はあまり影響がなかった。国境線の検問所は今後とも保持しておくことが必要なことは今回でもわかった。



参照:
己の文化程度を試す踏み絵 2015-01-14 | 文化一般
パラドックスの近代社会解析 2015-01-23 | 歴史・時事
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変遷と過渡期を想う

2015-11-14 | 雑感
森の中でバムビに出合った。久しぶりなので斜面の下を覗くと、三頭が並走していた。先頭は母親のようで、続く二頭はお尻が白かった。春に見た若いのはいないから、それが成人して母親になっていたのだろうか。しかし色合いは保護色のように三頭とも結構黒ずんでいた。春のは如何にも毛がふわふわとして、輝いていた。白尻を見ると、ライチョウなどのように色が頻繁に変わるのだろうか?今まで気が付いたことがないからだ。いずれにしても生後まだそれほど経っていないのだろう。なぜ人間と並走しなければいけないのかは分からなかったが、お尻だけは十分に観察できた。ここに来てまた気温が落ちて寒くなってきた。

週末は、不要な音楽関連の資料を棄てた。ミュンヘンのオペラ劇場の天井桟敷に座った覚えがあったのだが、出し物の「サロメ」以外のことが思い出せなくて、古い資料を調べ出したことから整理作業に入った。1992年2月のことだったが、ピナコテークに立ち寄ったのは思い出せても、それ以外は不明である。どうもエディンバラ芸術祭での「サロメ」芝居体験や、初めての欧州旅行で立ち寄ったミュンヘンでの滞在などと混乱してしまっていたようだ。

個人的な記憶を辿る以外に、ネットが発達する前に集めていたプリントされた資料の中身の吟味も必要になった。資料として今でも価値があるものは殆どなくなっていて、個人的な記憶に結びつくプログラムや半券類は別とすると、劇場やコンサートホールの連絡先などはもはや意味を成さなくなっている。

特に馬鹿らしく思ったのが、バイロイト祝祭の案内と断り状だ。溜めておいて、断りの数が溜まるのを待っていたようなものだが、すっかり騙されていたかと思うと、捨てるしか手立てはなかった。殆ど腹立たしいばかりで、 ブラックマーケットなど皆グルにしか思えないのだ。

それでも1995年以前のものはネットにデータベース化されていないものも多いので判断が必要だ。読み物として面白かったのはセルジュ・チェリビダッケがベルリナーフィルハーモニカーを再び振った時の報告や、新音楽監督クラウディオ・アバド時代の初期のメンバー表や変遷、その冊子の書き方などである。ジョージ・ショルティが復活祭音楽祭の監督になっていて、このことは完全に忘れていた。そこから分かるのは時代の変遷であり、過渡期を挟んで時代の求めたサウンドに代表されるような、変化である。それがどのように歴史社会的な趨勢と平行しているか言及するには美学的な考察を必要とするが、明らかに1990年頃の冷戦の終了とともに世界が変り、欧州が新しい形として意識されたのは当然であったろう。

ヨガタブレットが引き続き快調である。なんといっても売りの充電池が一向に衰えない。毎日のように一割から二割ぐらいを充電しているのだが、その減り方も充電の効率も悪くなっていないどころか、充電のUSBケーブルをAMAZON製にしてから効率がとてもよくなった。更に清掃のアプリケーションですっきりして、動きも軽くなった。まだ一年三カ月ほどの使用なのでもう一年ほどしっかり働いてくれれば賞賛しなければいけない。

これ以上求めるならば軽さだろうが、充電池が弱くなるならばあまり望まない。画質もDVD映画ぐらいならば全く違和感がなく、大きさも十分である。結局頑張って弄らなければいけなかったのは最初の数週間で、その後はANDROIDに馴染んだ。LINUXとの相性も良く、もう少しタブレットで監視や制御できる電化製品が増えてくれると嬉しい。



参照:
流れが停滞すると 2015-09-04 | アウトドーア・環境
八秒と長めの露光時間 2015-11-07 | 生活
ルート化の月謝代は如何に? 2014-09-06 | テクニック
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覚え書きのその時

2015-11-13 | 雑感
ヘルムート・シュミット元首相逝去のニュースが流れていた。今年は、彼と同等のSPD顧問であり、SPD本部ヴォリーブラント会館に個室を持ち続けたエゴン・バールも亡くなった。偶然に週末ネット詮索から、氏のピアニストとしての活躍を記録する録音のCDを見かけた。クリストフ・エッシェンバッハ、ユスティス・フランツ、ヘルムート・シュミットのモーツァルトは良く売れたのではなかろうか。調べてみると、そうした古い録音だけでなくて、記憶に薄かったバッハのコンツェルトを弾いたデジタル録音があった。82年に首相を辞めてディ・ツァイト紙の編集者になっていたとしても、練習する時間があったのが不思議だ。

掃除の日の前に中華料理を作った。ターキーの胸肉があったので、それと玉葱とニンジンだけを使う。そこに、お客さんが置いて行ったキャンティクラシッコの料理ワインがあるので、そこに細切りして漬け込む。塩、醤油、生山椒、みりん、にんにく、しょうが下ろしにして、三十分ほどで味がしみている。それからにくを取り出して、炒めた後に、再びソースの中に戻して、今度は野菜をゆっくりと炒めて、最後にソースと肉を合わせて炒め直す。

料理としては珍しいものではないが、中華料理にキャンティを使うことを知らなかったので、その相性のよさに驚かされる。何よりも醤油を少しだけ落とすだけで綺麗な色になる。醤油料理に赤ワインが合うのは知っていたが、醤油の代わりにイタリアのワインなどを使うと、更にワインに合う中華料理となる。実際には味が十分に強いので、赤ワインを飲む必要も無いほどで、なかなかの料理である。なぜ極東では赤ワインに人気があるかのとてもよい実例である。甘辛の味の強い料理となると、繊細なリースリングなどは出る幕が無い。

再び、ミュラー・カトワール醸造所のビュルガーガルテンを開けた。二年ほど寝かして楽しみたいリースリングであるが、今十分に楽しめればなにも寝かす必要など無いのである。今回、吟味してみると、鼻につく香りは若干ケミカル系で、味はアーモンド風味の苦味とチェリー風味が強いと感じた。酸は十分に強いので、全く苦味は快適である。

痛めた左足首は、昼間はなんともないが、夜中に起きた時や寝起きには関節が外れたようになって歩けない。その左足をかばいながら短く走った。薄っすらと汗をかけるだけで十分だ。左足は支えのように使って、右足を駆動に使っているので、枯れ葉の上に足を置くと、どのように傾くかが怖い。



参照:
バランスが考慮される事例 2015-08-23 | 雑感
アダージョ・イム・アウト 2011-11-03 | 雑感
異端への法的社会正義 2007-02-20 | 女
デキャンテ―ションしようよ 2015-10-27 | 試飲百景
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データベース化すべき怪我

2015-11-12 | テクニック
データーベースを開けようとした。すると、かすかな記憶通り、XPのスレーヴハードディスクを初期化するときにどこかにコピーしてしまって、直に見つからなかった。SMBネットを探して、ようやく見つけた。これをLINUXで使うことが次なる目標か?正直、ウィンドーズアクセスでも十分に使い熟せているかどうか疑問なのだ。LINUXに移植するとなると完璧にデーターベースを把握していないと難しいかもしれない。一先ずはXPで以前のまま使って処理したが、何時までもXPに依存しているのは気分が悪い。どうもMySQL-Workbenchで解決するようだが、弄るまでに少し調べてみないと分からない。

火曜日は沢沿いを走った。紅葉を写した道は、先週とはうって変わって、光り輝いていた。前日の嵐で全ての広葉樹は完全に裸になっていた。道には葉が溜まっているが、風で綺麗に道が開いている。折からの陽射しが眩しいく感じるのは、その移り変わりの激しさゆえだろう。この季節はあまり陽射しが強く差すことはないので、このような感じは初めてだ。午後を楽しみにしていたら天気予報通り、完全に翳ってしまった。

半袖半ズボンで気分よく走って、復路の最後の登り勾配の直線を走っていると、前から林業の車が来た。場所のあるところで走りながら車を交わし、道の真ん中に戻って暫くして、左足を挫いた。直ぐに歩けなかったが、少し歩いてから、最後はゆっくりと走った。前回足を挫いた時も、後ろからくるMBXを交わして直ぐ後だった。どうも横に動いて直後に挫くことが多いようだ。既に疲れているところで、左右の動きが加わって、直線運動が安定しないうちにこのようなことになるらしい。今回はそれほど痛めていないことを願うが、今後は注意しなければいけない。



参照:
久しぶりの新鮮な食感 2015-08-26 | テクニック
危険領域に立ち入る責任 2015-07-20 | 生活
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ヒトラー革命と総ミュンヘン

2015-11-11 | 
料理用ワインを購入した。上手くリッター瓶を2,19ユーロで入手した。リースリングは80セント高いので断念したが、ラインヘッセンの辛口12%のミュラーテュルガウと、悪くない。ネットで調べると倍の価格でアマゾンで販売していて、品質は日本で流通しているミュラートュルガウ相当だろうか。グローセラーゲ記名のQbAである。缶ビールを開ける前に試してみる。酸は結構効いているが、三口ほどで、飲み飽きた。やはり酸だけではもたない。

ビールの空き缶が溜まったのでパンドを取り返べく、機械に缶を投げ込んだ。全部で、38缶、一夏に貯め込んだ量である。三ヶ月として月13缶、週3缶で、正しい。〆て9,50ユーロ。瓶ではないので持ち運びが楽だ。

2015年は、連邦共和国にとって、変化の年だったかどうかはまだ判定できない。ミュンヘン市が、クリスタルナハトの11月9日に、その事件の丁度十五年前にヒットラーが起こした革命事件のその場所でデモを開催としたPEGIDA行動を阻止しようとしたことが文化欄に載っている。そしてカウンターを含めて、オールミュンヘンで反対デモが行われたようだ。

法的には、集会の自由を束縛するには、それなりのナチズムに結びつくだけの懸念を具体的に挙げると同時に、ナチ所縁の場所でのデモの許可の例外条項なども吟味しなければならない。そもそもPEGIDAの主張はごく一般的な主張であって危険思想ではなかったのだが、そこでの参加者などによってネオナチとしての姿が明らかにされると、世論の反感を呼び、カウンターデモを含めて大きな社会問題となってきた。よりによってその日にその場所でのデモとなると何らかの判断が必要になったのは当然である。

都市にはそれなりの歴史がある。法的判断とその憲法で定められた権利の制限がここでの本題であるが、それは同様に文化的な話題であることに留意すべきである。都市文化とか何とかいうならば、こうした歴史を考えること無しには語れない。そしてその歴史を活かすことも文化なのだ。



参照:
München heuchelt – wohlgemerkt bunt, FAZ vom 9.11.2015
Demonstrationen in Dresden und München: Tausende gehen gegen Pegida auf die Straße, Spiegel online
同一化批判の新ドイツ人 2015-02-22 | 歴史・時事
ペトレンコ教授のナクソス島 2015-10-22 | 音
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中立エコ試験の一覧表

2015-11-10 | テクニック
VWスキャンダル特集を、中立性が問われ同様に試験スキャンダルを起こした自動車クラブADACのクラブ誌で読む。記事は大したことが無いが、実走のNOx値と公称値の差異をグラフにしている。対象はEURO5とEURO6で、百種類ほどの乗用車である。最も酷い五台は、ジープ、ルノー、オペル、ランドローヴァー、日産で、KMあたり3200mgから1200mgほどで、規制値180mgから大きく逸脱している。EURO5で最も優れているのは、VWグループのスコダ、ヴォルヴォV40 、VWグループのセアート・レオン、スコダ・オクタヴィアン、メルセデスG350の100mgから185mgぐらいである。

EURO6で、ヴォルヴォ・S60、ルノー・エスパースDci160、ジープ・レンゲード、ヒュンダイ・i20、フィアット500xが、規制値80mgに対して、1200mgから600mgで、その後規制値超えが続いて、規制値以下の車は18種しかない。

BMW220dから始まって、メルセデス、アウディ、VW、などが並ぶ。最も優れているのが、BMW ・X6、シトロエン・C4、メルセデスV250、BMW218d、メルセデス・S300ハイブリットなどだ。要するにVWは技術的にはそれほど公称値との差が少ない方のようだ。

トヨタのプリムスは、燃費計算では2,1Lが3,6Lと逸脱も大きいが、三菱のアウトランダーのハイブリット1,9Lに対して4,2Lほど酷くはない。トヨタ車のNOxの逸脱値は全体の中間ぐらいで、他の日本車日産・Xトレイルや本田シヴィックほどは逸脱していない。スズキ・1,6やMAZDA・6、CX-5、ー3なども規制値を超えていることからすればVWのディーゼル技術力はそれらよりは決して悪くはないということらしい ― これは隙間産業の日本や合衆国などとは、技術力が異なるので当然のことだろう。

当然のことと分かっていることだが、時速200KMを超えるような出力をディーゼルエンジンに求めるとするならば、毒ガスを吐き出すだけのことなので、オットーエンジンと比較して環境に優しい筈が無い。ディーゼルエンジンに最高速度のリミッターをつけるなども方策も実用的ではないのだろうか。

2017年からのこうした実走試験方法に対処するためにこうした基準越えの多くの車種を各々のメーカーが技術的に解決しなければいけなくなる。



参照:
排出規制破局事態 2015-11-06 | 歴史・時事
すべては金で動くのか? 2014-01-20 | 雑感
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シーズン初めの半袖半ズボン

2015-11-09 | アウトドーア・環境
今シーズン最初の山登りだ。最近は長い距離を走っていなかったので不安だったが、何とか乗り切った。計測は上手く出来なかったが、またまたMBXを抜かした。向こうが頂上直下の坂道の前で止まってしまったからだが、頂上まで抜きかえされなかった。上りに白髪の60歳代前半ぐらいのばあさんが上から走ってくるのに擦れ違った。いつもの場所でのライヴァルのばあさんと比べると若く、走りが力強い。朝早く頂上まで行って、折り返しで擦れ違ったとすると、可也の実力だ。あれならマラソンでも走っているかもしれないが、体格ががっしりしていてむしろ違うスポーツ種目と感じた ― いつも考えてしまうのは近所のティームなどのオリムピックホッケー女子だ。顔はどこかで見たことがあるかもしれないが、初めて擦れ違うので今後要注意だ。あの下りの走りぶりなら、上りは負けているかもしれない。

10月が戻ってきた。朝から摂氏14度を超えていて、気温はうなぎ上りに上がりそうだ。Tシャツ、ショーツ姿で走れたので、計測が出来ていてもあまり良い参考記録にはならなかっただろう。このような姿で走るのは九月以来だから、殆ど夏が戻ってきた感じすらする。急いで冬タイヤにしている人は内心いらいらしていることだろう。

霧がまだ漂っていて乾いてはいないが、晴天が暫く続くとアウトドーア活動に良い季節となるかもしれない。このような晴れ晴れした11月は初めてだ。今週は十分に陽が出そうなので、穏やかな日が続けば日差しを浴びての活動が楽しみだ。

それにしても、今シーズンの先半年ぐらいの間に、何回山登りコースを走れるだろうか。簡単に計算すれば、24回ぐらい走ることになる。距離も長く高度差もあるので、なかなかる容易ではない。もし回数をこなせるようであれば、実力がついていることになる。このコースは二ヶ月半ぶりだった。

ネットに松浦輝夫逝去とあった。世代が違うのでご本人と対面した記憶はないが、間接的には上の世代の人から色々な話を聞いたことがある。所謂ヒマラヤの初登攀時代の日本人で、関西では同僚の植村直己よりも馴染みのある存在だった。エヴェレスト日本人初登攀者である。全体でもまだまだ登頂者の少なかったパイオニア世代だ。

ラディオは、ビルト紙がVWの内部告白を記事にしたと伝えていた。現場の人のようで、タイヤの圧力を高めるとか、燃料を混ぜるとかの話題が出ているようで、あまりに当然過ぎるような事で、本格的なエンジニアーの告白とはなっていないようだ。正直、日本並みのつまらない話題をなぜこの文化波が流しているのか意味が分からなかった。



参照:
閉じ籠りの週末の総決算 2015-08-24 | 生活
オーヴァーヒートさせない 2015-03-07 | アウトドーア・環境






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狙って、使い熟す技能

2015-11-08 | テクニック
今年ほど赤く紅葉することは珍しい。植生の違いもあって通常は黄色にしかならないが、大分赤みを帯びている。気候の寒暖の影響と想像する。それでも実際に写真に撮ってみると黄色どころか青みを帯びていることが多い。色目をマニュアルで狙いのままに表現する技術を持ち得ていない。ポストプロダクションで弄れば簡単かもしれないが、写す時の技術が欲しい。

八秒の露光は、三脚無しで、セルフタイマーを使うことで可能となった。数秒ならともかくそれぐらい長い露光をするとなると、昔ならば露光を計算してまともに写すことだけで素人には一苦労だった。ひょっとするとそれに合わせてフィルムを用意しなければ上手く行かなかったかもしれない。デジタルカメラの恩恵は甚だしい。

思えば、週初めに紅葉を写せると思っていたのだ。実際に写したのは火曜日だったが、霧が濃くて陽射しが十分ではなかった。そうこうしているうちに、葉が散ってしまうと思っていたが、穏やかな天気が続いて、そのまま色付きが深まった。これも珍しいことである。

冬籠りに伴ってNOTEBOOKのWIN8を主に使っている。それでもリモートコントロールしているLINUXとの相性があるので、オープンオフィースをドキュメントとして使う。すると、ワードの時はあまり気が付かなかった「最近使ったドキュメント」などの機能が欲しくなった。直ぐに書きさしのデキュメントなどを出したいからである。

WIN8が一般的に嫌われた原因はスタートメニューが使いにくくなったことにあると言われており、なるほどこうなると理解できる。そこで、ネットを見ると「最近使った」ものをRecentコマンドで出して、その一覧をフォルダ化しておけばよいとある。しかしRecentが見つからないのである。調べていくと、どこにあるかが分かった。それをスタートフォルダにして、それを更に下部のタブの中に書き加えた。そこを仕事始めにクリックすると前日からの仕事の続きがストレス無く始められる。

WIN8はこれで二年ほど使っていることになるが、XPと比較しても殆ど無尽蔵なほどの可能性があって、未だに驚かされることが多い。要はなかなか使いこなすのが難しいシステムのようである。



参照:
夏時間の終わりの気持ち 2015-10-26 | アウトドーア・環境
八秒と長めの露光時間 2015-11-07 | 生活
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八秒と長めの露光時間

2015-11-07 | 生活
注文した時計が届いた。予想以上に素材などが良い。付属していた電池を入れると直ぐに動き出して、12時を指して止まった。惜しむらくは、短針が少し左寄りで三本の針が真っ直ぐになっていないが、日に二回しかないことだから我慢しよう。

そして、取説を読むと、二三分後にフランクフルトからの電波を捉えて、動き出すことになっている。長短針はとてもスムーズに動くことは確認していたので、秒針がどのように合わせていくのかが気になった。するとどうも0秒で動き出して、そのまま現在時刻まで順調に動いて行った。これほどスムーズに同調する時計は初めてで気分が良かった。そしてティクタク音も、アルミ枠とガラスの中で小さく押さえられていて、高級感がある。丁度Dフラットぐらいだろうか。車でも同じだが、流石にドイツの商品は音作りが上手い。

音無しという製品もある。目覚し時計の方はそれを使っている。これの問題点は何分か毎にまた違う音がすることだろう。寝室のそれは全く気にならなくなったが、壁の方はどのような音になるのだろうか。

時計が無かったとき、何度と壁のその時計があったところを眺めたことか。自分では気が付いていなかったが、階段の上り口や下りて来る時に自動的にそこを見ているのだった。時計が壊れて何もそこにないことは分かっている筈なのだが、ついついそこへと視線が走るのだ。条件反射的な行動なので、特段時間の制約や時間が足りないというようなことでなくても同じように時計を見ているのだ。

問い合わせしていたオペラのティケットの断り状が入っていた。申し込み多数で籤に漏れたというのである。早速、上下のクラスの問い合わせとした。すると下のクラスのオファーが直ぐに入った。天井桟敷の舞台の奥が全く見えない席である。その代りオーケストラピットが斜めに完全に見下ろせる筈だ。この価格帯であの席が取れるとは思わなかった。こうした席は今回のような熱心なお客さんに配られるようになっているのだろう。

これで年四回のペースで出かけることになる。それもキリル・ペトレンコ指揮の公演ばかりで、それ以前のケント・ナガノ監督の時は一度も行っていない。顧客リストを見れば直ぐに分ることで、その配券された座席を見れば、大体の指向が分る。そこで次善の策としての天井桟敷である。もちろんこの価格では最もよい選択であるが、舞台を批評しようと思えば、籤に外れた以上100ユーロ近く支払わなければいけない。それでも今度はピット内が確認できるとは限らない。新曲上演の場合は、作曲家の招待でもない限り普通は楽譜を調達するというようなことは考えられないので、そこで熱心に器楽奏者の演奏ぶりを追いかけることになる。

南極一号乗りを目指したスコットとアムンゼンの素材を、並行する二つのドラマの形で描く舞台となるようだが、シュールレアリズムと呼ぶ舞台で最近流行のプロジェクターの多用になると、この席からではその奥に写されるものは殆ど確認不可能だろう。演出のノイエンフェルツはマルティメディアを多用するとは聞いたことは無いのだが。

今年の「ルル」の初日の際は、予約が遅れても問題無く入手出来たティケットだが、今回は籤引きとなった。やはり指揮者が一挙に脚光を浴びたことで、初日に出向く人が増えたのだろうか。それとも作曲家が、ミュンヘンでは既に舞台芸術畑でも、その実力が定着しているのだろうか。



参照:
時針が外れた万霊節 2015-11-02 | 暦
はじめてのぺこぺこ 2015-10-01 | 雑感
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CO2排出規制破局事態

2015-11-06 | 歴史・時事
CO2排出値の改ざんはVWの信用に係わりそうだ。NOxに関しては隙間市場での間に合わせのような高度な誤魔化しだったが、今回出てきたCO2値に関しては自動車認証の書き換えが必要になるようで、それだけで三百億円近い経費が掛かるようだ。

そしてなによりも、認可に際して、実際の測定値とは異なる改ざんしたデータを出していることになるので、非常に悪質で稚拙な詐欺まがいの行為となる。要するに今まで合衆国から話題になったような高度で、技術的な問題とは異なる過剰広告と自動車認証における不正となるので、単純な確信犯が存在することになる。

一昨日触れたリコール時の保証以上に、今回の場合は二年間保証など全く当てはまらないことであろうから、大掛かりな民事賠償請求が起こるのではなかろうか。勿論重役連中の私財にも手を付けることになる。ここに来て状況は急激に変わってきた。

2009年以降CO2排出制限の趣旨からその排出量が車両税の算定基準となっている。つまり今回車両登録上それが訂正される時、車のオーナーは優遇されていた税金を遡って徴収されることになる。そのような事態は避けるべきだと、交通大臣は言明しているが、これもVWが負担するとしても、ブリュッセルの規制方針への議論を沸き起こすことになる。

そこでもう一つ大きな問題は、車両登録の改ざんされた書類をそのまま受理している役所のあり方で、それは出願書類等を無審査とする、連邦共和国では工業界にとってとても重要な中立的な検査機関とそのあり方への大きな疑問ともなる。

日本でも同様な事態はあったと記憶するが、検査所に出す車両と実際に量産する車両の仕様を変えておけば、検査所では全く不正は発覚しない。勿論量産体制での現場での抜き取り検査などはできるだろうが、既に車両登録されているような製品を、そのバッチ毎に抜き取りなどしていてはとんでもない経費が掛かり現実的では無いだろう。

許認可権は官僚組織の既得権でしかなく、またそれによって税制上の優遇が受けられるという典型的な官僚主義構造がそこに存在するのである。その構造からは抜け切れない。因みに、VW内では、基準を通らない場合の再チァレンジ時の不正ソフトを称して麻薬と読んでいたようだ。



参照:
バイパス道路区間閉鎖中 2015-11-04 | 雑感
ストリーミングいろいろ 2015-11-01 | マスメディア批評
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室内で効率よい洗濯干し

2015-11-05 | 生活
室内で洗濯を干す棚を購入した。今年二つ目である。一つ目はバルコンに置いて、我がヨットのマストとして使っていたものだ。とても良い買い物だったが、冬場になって室内のそれもヒーターが入っている場所で干して、そして終わったらアイロンがけの場所へと移動させる事も出来ない。大き過ぎるのでその場所に片付け置くことも出来ない。

以前は同等の大きさのものを二つ使っていたので、片方はヒーターのある場所、もう一つはアイロンがけの場所に置いとけば、とても都合がよかった。一つが壊れたので、マストを購入して、夏の間は大助かりだったのだ。もう一つは中ぐらいの大きさのものだが、それを動かし回るには大き過ぎる。そこでもう一つ小ぶりのものが欲しくなった。

最近は、住宅事情の問題もあって、風呂桶におけるタイプや少なくとも雨が降ったときなどに入り口から入口へと問題なく通り抜けるような細めのタイプが人気で、これに目を付けた。実は、風呂桶の上には、折り畳みのものを常設してあるので、それほど小さなものは必要がない。干す場所が全長15Mのものを発注した。価格も12Mものと同じで25ユーロ弱と割安だ。

配達された箱を受け取ると思ったよりも軽い。広げてみると左右のウィングが想像以上に短く、ネットで批判のあったように若干足元がぐらぐらしていて、もう一つの中型のものと比べると大分ちゃちである。その反面、折り畳むと大分小さくなり、机の後ろなどに問題なく隠せるのだ。

実際干してみると、それほど贅沢な干し方は出来ないのだが、小ぶりの分、ヒーターに近づけて設置できる。なにを干すかの問題だが、シーツなどがない限り問題がなさそうで、ジーンズも干せることになっている。要はヒーターをいかに上手に使うかだろう。また、片側に靴下釣りがついているのだが、それをそのまま使うと干す場所が短くなるので、外してヒータ側のところにぶら下げた。なによりも干していてもあまり邪魔にならないのが良い。

そしてその効用は、左右のウィングの上がり方が良いのか、風通しが良いようで、乾きが早い。真ん中もたっぷりと使うことで、かなり良い結果が出ている。これはもしかするとなかなかの買い物だったかもしれない。もう一つ中型があるので、悩んだのだが、これならばストレス無しにヒーターのある場所で干し物が出来る。なるほど夏に購入したマストの干し棚も大き過ぎるとネットで苦情も読んでいたのだが、ヨットのマストとしての効果と使い勝手は抜群なので大満足であった。そして今回のこの細型は持ち歩きが楽なので、場合によっては陽射しを求めて、天気の良いときはバルコンでも使えそうだ。但し我が家の風呂桶は上が屋根の傾きになるので、これは使えない。

室内のそれもヒータの前で洗濯物を乾かすしか、乾燥機がない限り、この時期には仕方がない。そうすることで室内温度は二度ほど下がり、その湿気は室内のカビの原因になるとされている。つまり燃料を余分に使って、室内に湿気を齎すとされるが、それでもヒーターを点けなければいけない環境で、更に室内が乾き過ぎならば、それほど罪はないであろう。今時期は霧が多いので室内が乾き過ぎることはないが、フロアーに設置してあるので湿気が籠ることはない。日差しが強くなるころには、ヒーターとは別に室内に差し込む強い陽射しで、洗濯物を乾かすことも可能となる。



参照:
お披露目、忌憚のない感想 2015-07-12 | マスメディア批評
ロハスのスタイルとは一体 2015-06-10 | 文化一般
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バイパス道路区間閉鎖中

2015-11-04 | 雑感
バイパス道路の進入ランペが工事中である。アウトバーンの進入路と同じだが、本線は片側一車線のバイパスでしかない。そこで旧街道は迂回路として使われていて渋滞している。それでも我が家の前までにもう一つの進入路があるので、そのお蔭で静かな生活は変わらない。交通は若干増えている程度で、気候の良いときの週末程度だ。工事の費用は計り知れないが、その価値が出るとすれば、ワイン街道の北の端グリューンシュタットまでバイパスが伸びる時だろう。恐らくそれを計算しているからこそ、南北への車が一旦停止することなくバイパスに進入できるようにしているのだろう。勿論、反対車線に乗り移る必要が無くなれば、そこで上下車線を分断できる。つまり現行の時速70KM制限の限界値を上げることが可能になるだろう。

我が家からすると、パリまで車を走らせようとするならば、門を出てからただ一か所の交差点の信号を超えて、二つのランナアバウトを通過すれば、バイパスに侵入して、そこからA6に乗り移り、フランスの最初の料金所まではノンストップで走れる。必要ならば自動改札にすれば、一度も停車しないでパリの環状まで行き着くことが可能となる。ミュンヘン方面には、今でも信号が途中一か所も無いので、夜中ならば短時間で移動できるのである。なによりも燃費を極力下げることが可能となり、このような走り方では殆どハイブリット車の効果は上がらないのかもしれない。流石にミュンヘンのレジデンス駐車場まで乗りつけようと思えば、ミュンヘン市内には信号が多いので、恐らく数回はストップしなければいけない。道路は進入路だけでも可成りの建設費が掛かるが、一度整備すれば最終的には経済効果で帳消し可能なのだ。

フランクフルトはここ暫く快晴のようだが、なぜかプファルツは霧が高く昇ってそこに止まる日が続いている。だから気温もあまり上がらないで、本格的な冬模様だ。それでも十月が悪かった分、何か抜けきった感じが強くて、快適な11月といった雰囲気がある。朝は霧が懸かり、気温も摂氏2.5度ほどと肌寒いが、陽が出るようになると暖かくなるらしい。週後半は霧が晴れそうだ。

VWの排ガススキャンダルがポルシェへと再び飛び火する火種が撒かれた。件のソフトを使っているのは当初から否定されているが、実車で基準値九倍であると報じられた。ポルシェもAUDIも同じように高所寒冷試験をしているのを見ていたのでこれには驚かない。寧ろ、今回地殻変動を与えかねないのは、本国内でのリコールの処理だろう。消費者保護団体によると、対象となる殆どの二年保証が切れているオーナーに、代車費用もその手間暇も保証されないというのである。これがそのまま来年当初から実施されれば、VWは壊滅的になる可能性がある。消費者保護の法律内だけで今回のリコールがなされるとしたならば、誰も黙っていないに違いない。少なくとも代車費用は出すべきだ。



参照:
ストリーミングいろいろ 2015-11-01 | マスメディア批評
血祭りに上げられるVW 2015-09-22 | 生活
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書くことの意味は大きい

2015-11-03 | 文化一般
ネットランキング登録のバナーがあったので、登録してみた。片方は「移住(海外永住)」というカテゴリーがあって面白いと思った。昨今は日本でも移住という言葉をネットでも耳にするようになった。その歴史的な変遷は、日本でも御多分に漏れず嘗ては農民が新天地を求めての開拓団やそれに類する経済的移民が多かった。その後、十年ほど前に日本に旅行した節に聞いた税制上の有利な国への税楽天地もしくは退職金などの利息生活を求めての定年楽天地移住も耳にした。そして最近は社会や自由な社会を求めての楽天社会を求めての移住が増えていると聞いている。頭脳流出とかその手の波は恐らく1980年代から盛んになっていたと思われるが、移住の波がどのような変化を見せたかは分かり難いのだろう。一つには最初から移住を志していてもそれが統計上に表されない事や状況の変化で移住になってしまうこともあるからだろう。実際には、その移住先の移住管理の法律によって様々であろうが、入国の目的から変更になって移住してしまうという場合は少ないと想像する。

もう一つの登録は、「音楽評論」とした。「アウトドア―」ではミラーサイトの方がカテゴリー入りしていることであり、これしかないと考えた。この先二三年は書かなければいけないことが増加しそうで、コンサートや劇場訪問だけに限っても年間二週間ほどの日程になる。昔日本で年間百日以上通ったことがあるのだが、流石にそのころとはその意味が全く異なる。あの当時は自身にとっても新しいことも多く、物珍しさのようなものがあったのだが、それは日本社会の文化やエンターティメント需要と趣を同じくしていて、要するになにかを吸収するというような行為だったのだ。つまり、その量とは異なる質の供給がこの度の主題となる。

しかし、今までに綴ったものを読み返すと、音楽評論に相当するものはあまりない。ジャンルとして「音」の中の幾つかはそれに相当するだろうが、「文化一般」はどちらかと言うとエッセイのようなものが殆どである。それでも訪問の数などに比して、読み物の数だけは少なくない。これから暫くは題材と動機だけはあるので若干はパワーアップ出来るだろう。

先日ラディオの番組で教育家が、ヘルダリンを授業で扱うともはやゲーテに学生の関心を戻らせることが不可能になるというようなことを発言していて、興味深く聞いた。ミュンヘン詣でをするようになって、そしてバイエルンの放送局の面々を含め職業的に音楽と関わる人々の認識を探るうちに、ここで音楽について書く必要性に気が付いた。アドルノの言葉「アウシュヴィッツ以降に詩は綴れない」は引用されることが多いが、同じように「今音楽について語らなければ何時語るのだ」といった状況にある。書くことの意味は大きい。



参照:
ストリーミングいろいろ 2015-11-01 | マスメディア批評
世界のさくらが一斉に散るとき 2010-02-08 | 音
嫌気がさした衣装 2006-11-27 | 雑感
シラーの歓喜に寄せて 2005-12-18 | 文学・思想
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時針が外れた万霊節

2015-11-02 | 
死者の日の前日時計の一つが壊れ、一つは電池切れで止まった。そして弄っていると、針が外れた。まるでベルイマン監督の「野イチゴ」の始まりのようだ。前者は電波シンクロなので夏時間終了に関係するかもしれない。人間にも同じようにストレスが罹っているのだろう。後者は適当な時期に使いさしの電池を入れているので偶然かもしれない。それでも気温が影響している可能性はある。

壊れた時計は安くIKEA辺りで購入した物だろう。10ユーロしなかったと思う。もう一つ古い壁掛け時計はまだ健在だ。但しそれは電波制御されていない。必要な時計なので早速アマゾンで探してみた。倍以上の価格にはなるが、針音も抑えめのものが見つかった。少なくとも二十年ほどは動いてくれないと困る。壁掛け時計も電波制御となると年に二回はフル作動するから、耐久性が求まられる。

死者の日は、想定外にもう一日パン屋が店を開けたので、後ろの森へと向かった。霧が出ていたが、峠を目指した。今週は20分以上は一度も走っていなかった。腹具合も悪く、通じもあまりよくないので、長めに走るに限る。そして来週日曜からはパン屋が閉まり、別コースの山登りのシーズンとなって、毎日曜日はある程度覚悟して走らなければいけない。今年は昨年よりも小まめに走れるかどうか。

次のミュンヘン詣でのティケットを手配した。今回は最初の予約締め切りに間に合わせたので今までよりは良い席が配券されれば喜ばしい。定期公演以外の初日であり、出し物が初演ものだから、よほど熱心な人でない限り準備万端整えないであろう。その反面、世界初演などに目敏い事情通の人間は見逃さないかもしれない。なによりも題目が、南極探検のスコットを扱った台本なので、ドイツ語圏の遠征の拠点にあるミュンヘンでは広い聴衆に話題になるかもしれない。配券されると直ぐに支払いはカードで落ちて、月末には支払わなければいけないので、暮れのなにかともの入りの時であり、高額券には手が出なかった。但し、こうした常設小屋の公演は一回限りではないので必要があればまた出かけられる ― 実際には交通費を考えればそれほど容易ではないが。

先日のミュンヘンからのライヴストリームの映像をDLした。プロローグだけ見て、早速CDに焼いたら、音が割れていた。同じように以前にDLしていた昨年暮れに観劇した「影の無い女」も同じような問題があった。原因は分からないが、同じストリームでも「ディ・ゾルダーテン」のように完璧な音声の時もあるので、必ずしも録画した時の技術的問題とも思われない。兎に角、傷はあってもしっかりと全編が録画されている。但し方法は、私と同じようにPC等で再生したものを録画したもののようで、その意味からは完全なコピーではなかった。

こうしたコピーなどの技術的結果に関して興味をもって調べているので、大体この程度のものかと思う。結論からすると全く一対一のコピーとはなって居らず、流石のロシアンマフィアでもこれでは商売にならないだろう。それでも全編が曲がりなりにでもコピーできているので世界中の同好の志には歓迎される。

それらと比較すると、やはりラディオ局が流しているネットストリーミングを上手にエアーチェックすると、可成りの高音質でコピー可能なことが確認できた。歌劇場コンサートからのシベリウスのエアーチェックは完璧だったが、録音の質はバイロイトからのそれの程度には到底至らない。同じようなスタッフが録音しているのだろうが、手間もノウハウも音響も全く異なるから仕方ないのだろう。そしてなによりもその内容自体が、大変楽団は健闘しているが、シベリウスの演奏解釈の問題があるようで、そこまで楽譜を読み込む価値があるのかどうか若干疑問に思われる面がある。

そして今度は手元にあるDVDをコピーソフトで読みだして、また同じシリーズをDLして、CDに焼いて鳴らしてみるが、全く上手く行かない。通り一遍には問題ないのでコピー保護は外せている筈なのだが、その音声は歪んでしまっている。原因は分からないが、CD商品化されている録音と比較しなければ何とも言えない。そもそもそこまでやる価値のないのは、デジタルで録音録画されたものではないからだ。

結局現時点ではDACを入手したとしても本格的なハイレゾリューション再生してスタディオ並の音響を響かせれる可能性のある材料はラディオストリーミング中継のエアーチェック録音ぐらいしかないようだ。



参照:
そう言うことなのである 2011-11-21 | 暦
万霊節への静かなざわめき 2011-11-02 | 暦
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