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中国の『荘子』には次のような事が書かれているそうです。
蛙不可以語於海者、拘於虚也。
夏蟲不可以語於冰者、篤於時也。
蛙とは海について語ることはできない。
なぜなら、蛙はその場所を「空間の全て」だと拘るからである。
夏の虫とは氷について語ることはできない。
なぜなら、虫は夏こそが「時間の全て」だと信じるからである。
この例え話の前提として、
「往古来今謂之宙、四方上下謂之宇。(往古来今これ宙という、四方上下これ宇という)」
(『淮南子』より)、
すなわち、宇宙は「空間+時間」で構築されている、という世界観を
理解しておく必要があります。
さて、話を荘子に戻して、この後にはこう続きます。
曲士不可以語於道者、束於教也。
曲学の徒とは道について語れない。
なぜなら、彼らが「その教え」に束縛されているからである。
これこそが荘子が言いたかったことなのでしょう。
日本の諺となっている「井の中の蛙」とは、
少しニュアンスが異なるような気がします。
これを、運転免許の取得になぞらえれば、
「運転免許は教習所でなければ取れない」といった誤解など、
今風の「曲学」の典型例と言って良いでしょう。
あるいは、
「運転の練習は試験直前にやった方が良い」といった“思い込み”も、
同類のものと言えそうです。
そういった誤解や思い込みから解き放たれ、
真実を追究しようとする姿勢を持ってこそ、
初めて「道が語れる」のだと思います。
年頭にあたり、
自身への戒めも込めて、ちょっと格好の良い事を書いてみました。
本年も宜しくお願いいたします。
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