
クランク型(屈折型)やS字型(屈曲型)の狭路課題は、
「車両感覚」と「速度調節」を目的にしています。
ハンドルをどう回せば車体がどう動くのか、
前輪と後輪とで軌跡の描き方はどう違うのか、
さらに言うなら、切り返しをする時の車体の動きはどうなるのか、
といった車両感覚を、
そして、
MT(マニュアル)車なら半クラッチと断続クラッチを、
AT(オートマ)車ならクリープの体感と微妙なアクセル加減を、
狭路を通過しながら身に付けてもらうのを目指しています。
なので、パイロットアカデミーの教習では、
「ここでハンドルを回し始めてください」というような目標は、
少なくとも初めの段階では敢えて教えません。
ある程度ご自分で車を誘導できるようになった後か、
教習生によっては、最後まで目標を教えないことも少なくないです。
車両感覚と速度調節がうまく出来ていれば、
ハンドルを切り始める目標なんか知らなくても
クランクは難なく通過できるはずですし、
逆に、目標を使って狭路を通過することを覚えてしまうと、
上に挙げた教習目的が達せられなくなる心配もあります。
クランクやS字は、
曲がれれば良いという課題ではないことを
どうかご理解ください。
※当ブログは「人気ブログランキング」に参加しています。
(「自動車(運転技術)」,「自動車(全般)」,「資格受験」,「免許・スクール」の4カテゴリー)
ぜひ1日1クリックの応援をお願いいたします。
↓
人気blogランキングへの投票
(クリックしていただくと、当ブログにポイントが入り、ランキングページが開きます。)