缶詰だけど、それが何か?

缶詰、レシピ、散歩、食べ歩き、いろんなものがあります

DoaU243日目_Part3_白菜をカレーにして何が悪い

2009-10-29 23:49:51 | レシピ
いつか、そう言いつづけている限り、そのいつかは永遠に来ない
誰の言葉だったか、思い出せないけれど、至言である。

デスクが紙ゴミの山になっている男に、捨てろよ、そう言った。
しかし、彼は言うのである。
いつか必要になるかもしれないじゃないですか!
でもさ、今まで必要になったこと、ある?
答えはわかっている、けれど、そう聞いてみた。
当然、答えはNOである。
だから捨てさせた。役に立たないものはゴミでしかない。

人間の器官にはゴミがほぼない。
その例外が虫垂と扁桃である。
虫垂は動物では必須だけれど、人間には今や不要のもの。
切除しても何ら問題はない。
同様に扁桃も何のためにあるのかわからん器官である。
一度、感染してしまうと、最悪である。
40度ぐらいの熱が年に何度も出る。ホントに死ねる。
しかし、切除しても、これまた問題はない。

夕方ぐらいから、今イチおかしい。
唾液を飲み込むのにも、ちょっと痛い。悪しき前兆である。
明日、病院に行ってセフゾンを処方してもらわないと、
暗黒の週末を送ることになる、ゴミのくせに、ったく。

昼のこうやのダメージを引きづり、さらにノドが痛い。
晩ごはんなど作る気なんて、起きる訳がない。
しかし、白菜がオレのノド以上に死にかけている。

しょうがないのでスープを作ることにする。
タマネギ半分を薄切りにする。白菜を縦に切り分ける。
ベーコン1枚を細切りにする。

鍋にサラダ油をひいて、タマネギを中火で炒める。



ニンニクのスライスを加えて、さらにベーコンも入れて炒める。
多少、焦げようともかまわずに火を入れる。
白菜の芯の分をまず入れて油を回す。



葉の部分も入れて、白ワイン・・・ああ、昨日、使い切ってしまった。
しょうがないので、水をちょいと加えて、鍋の焦げ付きをこそぐ。
さらに水を400cc加えて沸騰させる。
灰汁をひいたら、固形ブイヨン1個を加えて、中火で煮込む。
冷凍させた椎茸2枚を3mm幅ぐらいに切って鍋へ。
ナツメグ、ローズマリー、オレガノを加えて、煮込みつづける。
水分がとんだら、お湯を足しながら。



30分ぐらい煮込むと、白菜が煮とろけてくる。
考える、どうするか?
このままドロドロのスープとするか?
それとも、主食をちょっと入れるか?

主食を選択する。
鍋にクローブ、チリパウダー、カレー粉を加える。



フェデリーニを茹でる。6分でいい感じになる。



パルメザンをふりかければ出来上がり。
白菜のカレーなんて見たことも聞いたこともない。
しかし、うまいんじゃない?
てか、ノドの通りがいいだけかもしれないけれど。
ただ、白菜を扁桃以上の価値にしただけのこと、
でも、それはスゴいと自画自賛してみよう。

DoaU243日目_Part2_支那そば屋 こうや(ラーメン/四ッ谷)

2009-10-29 18:19:21 | 食べ歩き
あったはずのものがなくなっていた・・・
その形を白い破線で描いて点滅、周囲に!と?を飛ばす。
アニメでよくある表現方法である。

10年前、四ッ谷で働いていた。
地名は四ッ谷ではなく、市谷とついていた。
旧防衛庁市ヶ谷駐屯地、今は防衛省となっている正門のすぐそば。
昼ごはんなのか、晩ごはんなのか、それとも夜食なのか
正体のわからんメシを食べに行くのはだいたい四ッ谷。
しんみち通りや新宿通沿いの店が多かった。

ただ10年の時を経て、四ッ谷の街もたいがいに変わっている。
あったものがなくなり、なかったものができている。
第一勧銀はみずほ銀行でもなくなっていたし、
三井ガーデンホテルなんてものができてたりする。

K氏に会う前に、昼ごはんを食べておこう、
そう思って、四ッ谷見附の信号から新宿通りを新宿方面へ。
パーラーコメットというパチンコ屋に入る。
もちろんパチンコをする訳ではない。
パチンコ屋の中で塩バターラーメンをすする自分を想像しながら、
裏道へと通り抜ける。
北海道らーめん熊っ子は10mぐらい先・・・のハズだった。

アルミサッシの引き戸に黄色いファサード、
アタマの中で白い破線が点滅する。

ないのだ、建物自体が。

2台分のコインパーキング。
車2台に姿を変えた熊っ子は、オレから塩バターを奪い、
妄想から現実へと引き戻す。
新宿通りへ戻って、信号を渡る。
しんみち通りは訳が分からなくなっている。
大船渡だけは健在だ、しかし、飲んだくれる訳にはいかない。
さて・・・

しんみち通りからそのまま四ッ谷三丁目方面へ進む。



これまた10年ぶりぐらいか?支那そば屋こうやである。
ああ、このおばちゃん覚えてる、
このおっさん、まだ麺を茹でてるのか・・・感慨深い。

しかし、店内を見渡すと、また白い破線が点滅する。

ホコリまみれでぶら下がっていた干し魚や魚のアゴ、
得体の知れない液体が入った瓶は姿を消し、
雑駁だった店内がかなりキレイになっている。

ぐるぐる見渡しているうちに高菜麺(900円)が出てくる。



高菜とネギが相変わらずてんこ盛り。
チャーシューの枚数もその薄さも変わらない。
スープの色だって、10年前から何も変わっていないような気がする。

ただ、実際に一口飲んでみると、牛骨スープというふれこみの
スープはちょっとあっさりしたかも、脂が少なくなった印象。
もちろん塩気は相変わらず強い。だってラーメンだし。

高菜に干しえびが入っているのも変わらない。
唐辛子の強さも変わらない、激しい汗だって10年前と一緒だ。

麺は細麺。
かなり頼りないけれど、それがこうやの麺である。
文句を言うヤツは来るな、そう言ってもいいと思う。
そして麺は多い、当たり前だ、それがこうやである。
ギブアップしそうになるけれど、礼儀はわきまえている。
30分かけて食べきるとやたらとノドが乾く、それがこうやである。

DoaU243日目_Part1_エージェント

2009-10-29 17:27:19 | 失業生活
10/29(木)

一を聞いて十を知る
これはかなり難しい。
話している文脈と、環境を考え合わせて判断しなければ、
単なる早とちり=マヌケと思われるだけで終わる。

十を聞いて一を知る
これはかなり易しい。
話している文脈や環境、判断する条件を提供してもらっているからで、
コレで間違えると、ただのバカに成り下がる。

エクゼクティブ・キャリア・コンサルタント・ディビジョン
なんだか物々しげな部門の人と14時から会った。
一昨日、申し込んで、昨日、返事が来て、履歴書と職歴書も添付。
そして今日には面談、激しく慌ただしい。
なんで今日か?
メールに離職中だからいつでもいいです、そう書いたからだと思う。
そして、シニアコンサルタントのK氏に会う。

世間話からオレの経歴に話が移り、そしてK氏が言う。
今のお仕事は?

きょとんとする、一瞬だけど。
メールにも書いたし、履歴書にも2009年2月に退職と書いてある。
ババをひいた?そう思う、一瞬だけど。
いや、ネタか?そう思う、一瞬だけど。

コンサルタントが必要なのはオレよりもK氏?
そんなことすら考える、一瞬だけど。
コンサルタントじゃなくてカウンセラー?
そんなことまで考える、一瞬だけど。

おもしろいですねえ、明るいですねえ
K氏は言う。
いや、あなたがおもしろすぎるからですよ、
その言葉をかみ殺す、笑いと一緒に。