山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

旭日旗

2013-08-03 11:26:12 | 日記

日の丸から赤い光が四方八方に伸びている国旗。それを「旭日旗」(きょくじつき)ということを初めて知った。
私の「旭日旗」に対する印象は「軍国主義の象徴」である。
平静の日本は白地に赤丸の穏やかなものだが、それが狂気で燃え上がるとあんな図案になるというのが私のこれまでのイメージだった。

この旗のことが取り上げられたのは、韓国で行われたサッカーの日韓戦で、韓国側が「歴史を忘れた民族に未来はない」という意味のハングルの横断幕を揚げた事件だが、そのきっかけとなったのは、日本側が旭日旗を振りまわして刺激したからだという理由だった。

そうなると、いったい日本側はなんでそんなことをしたのか?と思うし、いったいそんなことをしたのは誰なんだろうと思うわけだ。旭日旗なんかを使っているのは右翼しかいないんじゃ?と思うけど、ネットで情報を探してみると右翼ではないそうである。なんだかわけがわからない。

また、その旗に刺激されたというものの、その前から横断幕は用意されていたことに間違いはない。もし旭日旗が振り回されなければ、横断幕を広げることもなく、韓国側にとっては、メッセージの書かれた横断幕を広げる正当な理由もきっかけもなくなり、横断幕は無駄になったのであった。それもまたよくわからないことだ。

だが、ネットでいろいろ検索してみると、旭日旗に対する嫌悪感は、韓国よりもむしろ日本国民の方が強いそうである。韓国では日本に侵略された辛い過去の歴史があるが、日本でもまた一般庶民が軍国主義の元に苦しめられた過去を消すことはできない。ある程度の年齢の者にとって「旭日旗」は忌まわしいイメージしかないから、それで日本を誇るとかスポーツで応援するとか、そんなことを思いつく人間はいないように思える。

ところが、今回ネットで検索していておどろいたことに、「旭日旗」に対して「かっこいい」という感想を述べているものも多いことに驚いた。
何の先入観もなく、ただのデザインとして考えたときに、あの旗は「かっこいい」ということになるのだ。

そこで、「旭日旗」について調べてみると、日本軍の旗として使われた時代はあるものの、それに限らず、古来よりめでたい時に使われたものだという。だから、祭やスポーツの試合など、晴れやかな場で使われるものだそうだ。それならば、戦争とのイメージを重ね合わせない若者にとっては、なんら悪意のあるものではない。

しかし、そうなると「歴史を忘れた民族に未来はない」というメッセージは、歴史をまるで知らない日本の若者に対して向けられても意味をもつものとなる。
でも、この幕はハングルで書かれているので、日本人には読解できないから、やっぱり日本人に対しては意味がない。後でニュースになればわかるけれど、その場で理解できるのは日本人ではなく韓国人である。「歴史を忘れた民族」とは「日本人」のことなのか「韓国人」のことなのか。韓国選手を応援するための幕だったら、「歴史を忘れずに、戦って勝て」と応援しているのか。一番悪い捉え方は「日本人が歴史を無視しているので、そんな民族に未来はなく、くたばっちまえ」みたいな意味になってしまうが、結局のところ、この幕の言葉を文字通りに受け取るならば、なんら問題はない。

日本人も歴史を忘れてはいません。だから未来はあります。
両国民、歴史を忘れず、これからは健全な未来を作って行こう。と思いたい。

「旭日旗」・・・それ自体も悲しい運命だ。過去に傷を持つ使われ方をしてきたから、未だに嫌なイメージをぬぐい去れないのだ。
日の丸から「狂気の光」ではなく「元気いっぱいの明るい光」が輝いている、そういう旗になってもらいたい。

でも、まだそうなることは無理であり、「自衛隊」を「国防軍」に変えるとか、憲法9条を改正するなどということを考え、さらには、副総理が「ナチスの手法に学べ」などと、とんでもない発言をしている状況では、旭日旗はまた軍国主義の再来をイメージしてしまいかねないのだ。


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動物の死と尊厳

2013-08-03 02:28:47 | 日記
最近、ショックを受けたニュース。
山口県の集落で起きた放火殺人事件で、容疑者が飼っていたゴールデンレトリバーが、急死したという話。容疑者は事件を起こした後に自らの命を絶とうとして山中に入ったが、実行できないでいたところを、警察に身柄拘束された。
飼い主の男は、犬には愛情を注いで暮らしていたようだ。村八分にされていたので、犬だけが心の友だったかもしれない。だから飼い主と犬との信頼関係はかなり強かったはずだ。山に入る前には、たくさんのドックフードを置いて行ったそうだ。事件直後に警察がその家に行ったときの映像では、犬は元気なように見えた。その後は別の場所に保護されていたようだが、ちょうど容疑者が身柄を拘束されたと同時刻のころに、心臓発作で息を引き取ったそうだ。

犬は、事件前後の飼い主のただならぬ心理状態と、何か大変なことをしてしまったこと、そしてこれから何をしようとしているか、飼い主の危機的状況をすべて感じ取っていたのだろう。そのストレスと心労は計り知れない。別の所に連れていかれてさらに不安が決定的なものになってしまった。第六感もあったのだろう。本当にかわいそうだ。犬にとっては、飼い主がすべてである。

犬は知能が高いし、感情が豊かだ。飼い主の心を敏感に受け止める。
犬より下等なウサギでさえ、人の心の伝わりやすさには驚くべきものがあった。
うちで飼っていたウサギは、人間が言い争いなどすると、足をダンダンと踏みならして不快を表した。ウサギもかなり感受性が強い。人間は、ウサギにさとされて冷静さを取り戻したりしていた。

ウサギが亡くなる前夜にも、ウサギのことで声を荒げたりした。夫がウサギの様子を私にいちいち告げるのだが、私はもう分かっている。わかっているけどどうしようもないから、どうという返事もしない。すると、夫が繰り返し同じ事を言う。それで、私が切れてしまったのだ。「うるさいよ、何度も何度も、だからってどうにもできないでしょ」などと叫んだ。ウサギは、足ダンをするほどの元気も無いのだが、動いたのだ。居場所を変えたのだ。それはウサギの心が痛んでいるということだった。
ウサギは、自分の名前もわかっている。自分のことで飼い主が言い争っているのを感じていたのだろう。具合が悪いのに、さらに心まで傷つけてしまった。

動物は、純粋で我慢強く素直だ。
動物は飼い主を選べない。飼い主は動物に恥じない生活と行動をしなくてはならないと思う。

ゴールデンレトリバーの名前は「オリーブ」というそうだ。
オリーブの冥福を祈る。
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