ソウルレッド!
最近、エコプロダクツの見学記録を書いていますが、ちょうど1年前の同じ日の記事と照らし合わせて書いています。それで、今日は「マツダ」です。
マツダの展示パターンは、毎年ほぼ同じなのですが、実にシンプルで分かりやすく、無駄がありません。あれもこれもではなく、的を絞っています。スペースもすっきりとしていて私は好きです。
もっとも、マツダは自動車の会社なので、あれこれと内容が多方面に広がるわけもないとはいえますが、自動車に対する一貫したポリシーが感じられます。
それは、毎年、勝負とする車を一番美しい姿で丸ごと展示していること。ボディーを切り欠かない、文字などを書かない。内部としては、車の心臓であるエンジンを別に展示していること。
毎年、ほとんど同じ展示の仕方ながら、内容は違います。
今年は塗装についてでした。大きな画面で、パワーポイントによる非常にわかりやすい説明がありました。説明を読む女性は美人でもなくナレーションが上手でもないのですが、それは問題ではありません。内容をきちんと伝えてくれることが重要だからです。
そこで知ったことは、マツダは以前から、赤色の塗装を得意としているということでした。
そして、車の塗装工程というのは、車製造工程の中でも、かなりのエネルギーを必要とする部分だそうです。ですから、塗装工程で省エネができることが環境のためになります。
それで、マツダは、塗装工程の省エネ化を実現するとともに、「ソウルレッド」という鮮やかさと深みのある美しい塗装を実現しました。
塗装は通常、塗布と乾燥を何度も繰り返して積層塗膜を作るそうです。塗料には揮発性有機化合物(VOC)が多く含まれているので、多くのCO2とVOCを大気中に放出してしまいうことになります。現代社会においては、CO2とVOCを減らす事が、企業の重要な責務となっています。
マツダは、中塗と乾燥の工程を無くし、新たな塗装法を開発しました。
ソウルレッドプレミアムメタリックは、透過層と反射層を作ることにより、鮮やかさと深みのある美しい赤を実現しています。
この塗装技術については、なぜそのように鮮やかさと深みを出す事が出来るのかという、もっと詳しい説明があったのですが、難しくてここに再現できません。(マツダのサイトに塗装についての説明が載っているようです。)
塗装については、パネルでも説明があり、実物見本が展示されていました。
広島カープのヘルメットは、このソウルレッドプレミアムメタリックをイメージした赤になっているそうです。
マツダが日本ペイント等と共に開発し提供したそうです。(クルマと同じ塗装法というわけではないらしい。)
ところで、少し話がそれますが、最近、ネットのどこかで、ハイブリッド車は本当に省エネかという記事がありました。ハイブリッド車は、エンジンとモーターがあり、蓄電池を必要とするので、多くの部品を必要とし構造が複雑です。そのため、車の値段が上がるし、蓄電池の耐用年数は長くないということです。だから、燃費はよくとも、すべてを考えると得とは言えないというような内容でした。
マツダはハイブリッドを作らず直噴射エンジンの技術で進んでいますが、それも理にかなっているのかもしれません。独自の信念を貫いているところが、すごいと思います。
今回も、「塗装技術」についてのプレゼンテーションは、たぶん他社にはなく、私には予期しないことで、驚きました。
昨年の記事
昨年の展示車はアテンザだったと書いてあります。今年の車にはアクセラと書いてありましたが、ちょっと見たところ私には違いがわかりません。
(余談ですが、最初に載せたマツダのクルマの写真の後ろにHONDAという文字が写っています。目の前にホンダのブースがあった(お隣だった)のに、ホンダに気付かなかったとは、本当に不思議です。)
最近、エコプロダクツの見学記録を書いていますが、ちょうど1年前の同じ日の記事と照らし合わせて書いています。それで、今日は「マツダ」です。
マツダの展示パターンは、毎年ほぼ同じなのですが、実にシンプルで分かりやすく、無駄がありません。あれもこれもではなく、的を絞っています。スペースもすっきりとしていて私は好きです。
もっとも、マツダは自動車の会社なので、あれこれと内容が多方面に広がるわけもないとはいえますが、自動車に対する一貫したポリシーが感じられます。
それは、毎年、勝負とする車を一番美しい姿で丸ごと展示していること。ボディーを切り欠かない、文字などを書かない。内部としては、車の心臓であるエンジンを別に展示していること。
毎年、ほとんど同じ展示の仕方ながら、内容は違います。
今年は塗装についてでした。大きな画面で、パワーポイントによる非常にわかりやすい説明がありました。説明を読む女性は美人でもなくナレーションが上手でもないのですが、それは問題ではありません。内容をきちんと伝えてくれることが重要だからです。
そこで知ったことは、マツダは以前から、赤色の塗装を得意としているということでした。
そして、車の塗装工程というのは、車製造工程の中でも、かなりのエネルギーを必要とする部分だそうです。ですから、塗装工程で省エネができることが環境のためになります。
それで、マツダは、塗装工程の省エネ化を実現するとともに、「ソウルレッド」という鮮やかさと深みのある美しい塗装を実現しました。
塗装は通常、塗布と乾燥を何度も繰り返して積層塗膜を作るそうです。塗料には揮発性有機化合物(VOC)が多く含まれているので、多くのCO2とVOCを大気中に放出してしまいうことになります。現代社会においては、CO2とVOCを減らす事が、企業の重要な責務となっています。
マツダは、中塗と乾燥の工程を無くし、新たな塗装法を開発しました。
ソウルレッドプレミアムメタリックは、透過層と反射層を作ることにより、鮮やかさと深みのある美しい赤を実現しています。
この塗装技術については、なぜそのように鮮やかさと深みを出す事が出来るのかという、もっと詳しい説明があったのですが、難しくてここに再現できません。(マツダのサイトに塗装についての説明が載っているようです。)
塗装については、パネルでも説明があり、実物見本が展示されていました。
広島カープのヘルメットは、このソウルレッドプレミアムメタリックをイメージした赤になっているそうです。
マツダが日本ペイント等と共に開発し提供したそうです。(クルマと同じ塗装法というわけではないらしい。)
ところで、少し話がそれますが、最近、ネットのどこかで、ハイブリッド車は本当に省エネかという記事がありました。ハイブリッド車は、エンジンとモーターがあり、蓄電池を必要とするので、多くの部品を必要とし構造が複雑です。そのため、車の値段が上がるし、蓄電池の耐用年数は長くないということです。だから、燃費はよくとも、すべてを考えると得とは言えないというような内容でした。
マツダはハイブリッドを作らず直噴射エンジンの技術で進んでいますが、それも理にかなっているのかもしれません。独自の信念を貫いているところが、すごいと思います。
今回も、「塗装技術」についてのプレゼンテーションは、たぶん他社にはなく、私には予期しないことで、驚きました。
昨年の記事
6 マツダ スカイアクティブ(エコプロダクツにて)大部分の自動車会社が、地味な色合いの車で、電気やプラグインハイブリッドを展示する中で、ひときわ目立つ真っ赤な車 新型アテンザに目を奪われました。かっこいい~~~!!!真...
昨年の展示車はアテンザだったと書いてあります。今年の車にはアクセラと書いてありましたが、ちょっと見たところ私には違いがわかりません。
(余談ですが、最初に載せたマツダのクルマの写真の後ろにHONDAという文字が写っています。目の前にホンダのブースがあった(お隣だった)のに、ホンダに気付かなかったとは、本当に不思議です。)