山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

「赤毛のアン」と「秘密の花園」と・・

2014-09-18 00:15:02 | 読書
「赤毛のアン」は、聞いたことはあるが、実際どんな内容なのか具体的に思い出せない。つまり、私は、実物を読んだことが無いらしい。

ネットで検索していたら「赤毛のアンを知らないなんて信じられない」という40代の人の意見が出ていた。
その人によると、「赤毛のアン」は、女の子が少女時代に夢中になって読む物語なのだそうだ。だから知っているのが常識らしい。

とはいっても、私は「赤毛のアン」という本を目にしたことは一度もないように思う。
もしかしたら、ミュージカルとかアニメとかであったのかなあと思うが、見たことは無い。

私は、とくに本が嫌いな子供でもなかった。子どもの頃は結構読んでるほうだとは思ったけど、残念ながら、「信じられない」という部類の人間に分類されてしまった。

ちなみに、私が何度も繰り返し読んだのは「秘密の花園」だ。
特に好きな場面は、コリンが自分のことを背虫だといって嘆くときに、メアリが服を脱げと言ってコリンに背中を出させ、真剣に背骨を観察する場面である。背骨に沿ってメアリが手を当ててなでていく。背骨は曲がってなんかいなかった。という場面だ。
秘密の花園は、開かずのバラの庭だが、バラの庭なんか子どものころは見たこともなかったけど、どんなにきれいなものだろうと想像をめぐらした。そして、荒野ってのもどんなものなのだろうと想像をめぐらした。
他の人にとっての「アン」は、私にとっては「メアリ」だったのではなかろうか。
私はいつも眠る時に自分がメアリになったつもりで想像をめぐらしながら寝たものだ。

そこで、「赤毛のアン」と「秘密の花園」について簡単に調べてみた。
「赤毛のアン」は1908年にカナダの作家、モンゴメリが書いた小説である。
「秘密の花園」は1911年にイギリス生まれのアメリカ人作家、バーネットが書いた小説である。意外にも、同じ頃に書かれた作品であった。
少女を主人公とした作品で好きだったのは、その他に「アルプスの少女」がある。歩けないはずのクララが、花の美しさに感激して思わず車椅子から立ちあがったという場面が印象的だった。また、ハイジとクララが、ほし草のベッド寝て星を見る場面も好きだった。アルプスの少女は1880年ころで、上の2つよりも30年くらい前にスイスの作家によって書かれたもののようだ。今ではアニメで「アルプスの少女ハイジ」が知られているが、私が子供のころはそんなものはなかったので、人と話題にすることもなく、自分個人と本との関係だった。ハイジとクララは、メアリとコリンの関係にも似ているように思う。
しかし、「秘密の花園」のメアリは、元々お嬢様で、自分で着替えをしないで人に着せてもらうつもりで突っ立っているような子だったので、クララ的な要素もあった。使用人のマーサの弟のディコンが健康的なハイジのような役なのだろう。そしてクララ的だったメアリは、次第に、自立した健康的でたくましい少女へと変貌していき、クララ的病的コリンにも良い影響を与えることとなる。
「秘密の花園」の作者は、もしかしたら「アルプスの少女」の影響を受けていたのかもしれない。

その他に少女が登場するものとしては「若草物語」を読んだ。これも結構好きだった。
1968年、アメリカの作品だから、もっと古いものだ。「アルプスの少女」と「秘密の花園」と「若草物語」は自宅に本があったので、よく覚えているのだと思う。

「赤毛のアン」については、内容を知らないので何とも語りようがない。赤い髪の毛の少女としかわからない。原題「アン オフ グリーンゲイブルズ」は直訳すると「緑の切妻屋根のアン」という意味だそうだ。

あっ、そういえば「ゲイブル」って切妻屋根のことだった! →ゲーブルトップ 
アンは、プリンスエドワード島の切妻屋根の家に住んでいたようだ。

ちなみに、ゲーブルトップの牛乳パックが発明されたのが1915年(アメリカ)で、「アン オブ グリーンゲイブルズ」(赤毛のアン)が出版された4年後ということになる。
コメント