今日テレビで「あおりハンドル」というのを取り上げていた。
これは、左折するときにスピードを落とさず、一旦右側に膨らんでから左にハンドルを回して曲がっていく悪い運転の方法である。
実例の動画を見ると、前を走る車が、左ウィンカーを出しているのに、あたかも右折するかのように右に寄っていくが、そこからいきなり左にハンドルを切って左に進むため、後ろの車が直進しようとして進んでいるとぶつかってしまいそうになる。(実際にぶつかることも。)
交差点を左折するとき以外にも、道路左側の施設や駐車場に入る場合も同じような動きをする。
また、対向車の場合は、交差点の向こうから青信号で走ってきた車が、こちらの車線に向かって、あたかも正面衝突しそうになるかのような動きをするので、驚いて急ブレーキを踏みクラクションを鳴らしたりすることもある。
その煽りハンドルのはみ出し方が、驚くほど大げさなもので、完全に対向車線を走っているほどに出っ張っていることもあるので、驚いてしまう。
そんな走り方をしている本人に聞くと、左側の縁石に乗り上げるからだとかいうが、そんなに極端に左側を開ける必要などないし、どんだけ運転が下手なのだろう。
そういえば、このあいだ、片側2車線の道路の第二車線を走っていたら、第一車線の前を走っている車が、いきなり右に向いて動いてきたので、車線変更をする気かと思ってブレーキを踏んだところ、意外にも左の施設に入っていったことがあった。
あれは本当にびっくりしたのだが、あれこそ今日テレビでやっていた「あおりハンドル」であった。
テレビでは片側2車線道路で、隣の車線にはみ出るという実例は紹介していなかったのだが、第一車線の車が、安全確認もせずに、第二車線に出っ張ってから左にハンドル切るなんていうパターンも危ないことだ。
“あおりハンドル”減速せず 大きく膨らみ曲がる…“危険運転”対向車・後続車の恐怖【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年9月7日)