うちの車は、もう買ってから13年になり、残すところあと数年しか乗れないような状況になってしまった。
残り少ない年月になってみて、今さら1度もやってみていない座席のパターンがあることに気が付いた。
それは「ロングソファーモード」というものだ。
車を購入したときの、カタログがあったので、その中の写真を使わせていただく。
私は1度車中泊というものをしてみたいと思っているのだが、それはなかなかできそうもないので、泊まらないまでも、車の中でくつろいでみたいものだと思っていた。
そこで、本日、小金井公園の駐車場でソファーをこのように倒してみたのだ。
その時の写真を撮ろうと思ったのだが、実際にはこのような空間はできないのが現実である。
確かにシートはこのとおりになる。前の席のヘッドレストをはずすのがちょっと面倒である。
前のシートは目いっぱい前に出し、後ろのシートは目いっぱい後ろに移動して、背もたれを倒すとこのようにぴったりはまって平らになる。
ところで、このようにしてみたところ、現実にはどうなるかというと・・・
荷物を置く場所がない。→つまり、荷物もソファーの上に置くことになる。
はずしたヘッドレストもどこかに置かねばならない。
つまり、車の中が散らかり放題で、人間2人が寝ることはできない。
軽自動車なので、後ろの座席の背もたれを後ろに倒すと、車の最後尾まで使ってしまうから、後ろに荷物は置けない。
災害や何かがあったときに、一時的に車の中で生活するとかそういうことができるかといえば、1人だったら寝る場所は確保できるかもしれないが、2人では絶対に無理である。
もしこのようにロングソファーモードにするならば、荷物を車の屋根の上に載せるようにでもしなければ、とにかく荷物置き場を車内に確保することは無理だというのがわかった。
・・・
それでも、散らかり放題の車の中(カバンや外したヘッドレストなどが転がっている)で、ロングソファーにしてみて、靴を脱ぎ、足を投げ出しておにぎりを食べてみた。
足が投げ出せるのはなかなかよかったのだが、そのあとで、座席を元の状態に戻すのがまた結構面倒で、ヘッドレストを嵌め直したり、ソファーの背もたれや前後位置を調整したりと、面倒なのであった。
だから、やっぱりこういうのは滅多にやらないだろうと思うが、本当に疲れたときは、一時昼寝でもできるかもしれない。
とにかく、現実的には、荷物の置き所に困ったということであった。