重症筋無力症に負けてたまるか!

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犯人は誰じゃ~

2008-08-03 23:44:09 | 読書


再びミステリの話で申し訳ないのですが、



『私が彼を殺した』という東野圭吾のミステリを読んでいたのです。

毎度おなじみ加賀刑事が登場するこのミステリ。

『どちらかが彼女を殺した』では、
容疑者は2人に絞られるのだけど、
今回のは容疑者が3人に増えちゃってます。

前作と同様、
最後まで読んでも犯人が誰なのか書かれておりません。

『犯人はあなたです』

という加賀刑事の言葉で締めくくられております。

さて誰なんでしょ?
と、
一読しただけではわからず、
文庫本の後ろに付いてる
『推理の手引き』
という付録を読みます。

それを踏まえてうえで、
もう一度読み返しました。

婚約中の男性が、
結婚式の最中に亡くなってしまいます。
これが毒殺なんだけど、
その毒が鼻炎のカプセルに仕組まれていて。

じゃあ誰がカプセルに毒を仕組んだの?

と話はすすんでいきます。
容疑者が3人となり、
3人ともすごく怪しいまま話は終了。

再読中にあることが分かり。
犯人を断定できたのですが、
分からないことがまだあり、
三度目の読み返し。

やっと全て分かって、
心のモヤモヤさんがスッキリ。

とりあえず一旦ミステリは終了。

ミステリよりも腹が立つ内容の小説に取り掛かります。

『万延元年のフットボール』という大江健三郎の小説があるんだけど、
これがホント読んでてイライラしちゃうのです。

大江健三郎がキライだとかではなく、
(そんなに好きではないのですが)
『万延元年~』だけ最後まで読む気が起きないのです。

『死者の奢り』→『飼育』→『芽むしり仔撃ち』→
『われらの時代』→『遅れてきた青年』→『性的人間』→
『個人的な体験』

と、初期の小説から順番に読んできたのですが、
『万延元年のフットボール』が鬼門なのかなんなのか、
さっぱり分からないのですが、
それを読んでる最中に、
もう大江健三郎なんて読まねーヨ!!

と挫折しちゃうのです。
5回も6回も挫折。

毎回、話の舞台が四国に移るあたりで挫折しちゃう。

なんでだろう?

自分の潜在意識の中に、
四国を敬遠するなにかがあるのでしょう。

そういや、
明石海峡大橋の神戸側のふもとに住んでいたとき、
橋を渡っていけば四国に簡単に行けることは分かってたんだけど、
行く気が起きなかったもの。

四国に行けば、

うどん!道後温泉!栗林公園!はりまや橋!

とかいろいろあるのにね。

自分の背後霊とか守護霊とか、
遠い先祖とかそういう何かが、
香川のうどんでノドを詰まらせたとか、
道後温泉のネオン坂の遊廓でボッタクリにあったとかね。
それだったら仕方ないや。