北海道ならではの食事といえば。
カニやジンギスカン、スープカレーに味噌ラーメン。
他にも色々あるのですが、
この時期は誰がなんと言おうとも、
『ウニ』なのです。
しかもウニ丼。
小樽から西へちょいと車を走らせると、
積丹町というところがあり、
神威岬からの景色が絶景なのであります。
北海道の海とは思えないほどの、
エメラルドグリーン色をした海岸を眼下に控え、
遠く見渡すは、
どこまでも遮ることのない水平線。
その積丹、夏はウニの漁で大賑わい。
ウニの聖地なのです。
7月から8月下旬くらいまでがウニ漁の期間中なのですが、
その時期の積丹産ウニは絶品。
北海道に住んでいる自分でも、
あまり食べる機会がないのが残念。
近所のスーパーでは、
なかなか積丹産のウニは売っていないのです。
ロシア産だったり、北朝鮮産だったり。
そしてミョウバンに漬かっているものだから、
ミョウバン臭さが気になっちゃう。
積丹の食堂や寿司屋で出されるウニは
塩水ウニ!!
これがウマいのです。
一度塩水ウニをちょちょいと食べてみると、
ミョウバンウニには戻れなくなるほどの
芳醇な味わい。
まさにマジックオブ塩水ウニ!
毎年今くらいの時期のローカル雑誌を読むと、
『積丹に行ってウニ食おうぜい~』的な記事が載ってます。
もちろん、
それを読んでしまうと、
『お兄さん、ちょっくら積丹行ってくるわ』
と麦藁帽子をかぶり、
サングラスをかけて車に乗り込みたくなります。
でもね、
ウチから積丹までが微妙に遠いのです。
3時間くらいかかるかも。
疲れたら下がりっぱなしなマブタを2つ所有するわたくしでは、
運転に自信がないのです。
あ、電車があったか。
電車イイね!
缶ビールを携え、
エンヤヤンヤと宴会しながら積丹に行くのっていいなぁ。
でも通勤時間帯は遠慮しておこう。
積丹のウニ丼の価格帯ですが、
3000円前後でしょうか。
札幌市内でもウニ丼を食べられるところはあるのですが、
もうちょっと高いです。
ウニ丼はやはり、
イソの香りを嗅ぎながら食べるのがイイのです。
そういや、
もう何年もウニ丼を食べてないなぁ。
積丹のウニ丼もよいのですが、
留萌で食べたウニ丼の味も忘れられないよ。
留萌(るもい)に黄金岬っていうところがあって。
そこに民宿のような食堂があるのです。
そこでウニ丼を注文したところ、
なかなかウニ丼が出てこない。
どうしたのかなぁ?と厨房を覗いてみると、
おばちゃんが一生懸命に、
ウニの殻を割っていたのです。
1時間ほど待って食べたウニ丼の味ときたら、
感動モノだったなぁ。
ところで、
積丹の海水浴場の外れではウニが転がっております。
ゴロンゴロン、こっちにゴロンとね。
でも獲っちゃダメ!!
密漁になっちゃうのです。
もし積丹の海水浴場で、
スプーン(もしくは箸)と醤油の瓶をかかえた人達がいたら、
鉄板でウニを獲ろうとしてますので、
密漁だよと注意してあげてね。