曽利文彦監督が『あしたのジョー』から6年、ようやくのことで放つ新作。この映画、実現まで、さぞかし大変だったことだろうとは、思う。それだけに、このレベルに収まってしまったのは残念でならない。どうして、こんな甘い映画になったのだろうか。
作品の舞台を海外ロケにしてしまうことでの困難は想像に難くない。だが、そんなこと、わかってやっているのだから、そこが弱点になってはなら . . . 本文を読む
東京国際映画祭で観客賞を受賞し、昨年公開されたばかりの作品なのだが、もうDVDになっている。(しかも、GEOでは、なんともう、旧作になってるし)88分という短さ。イタリア映画らしいテンポと、ノンシャランとしたタッチがいい。
優れた外科医だけど、とても傲慢でサイテーな父親で、でも(それなのに)、みんなから愛されている男が主人公。彼が、いきなり神父になるとい言い出した息子を諦めさせる . . . 本文を読む
昨年初演した作品をもう再演してさらにパワーアップさせる、ってエイチエムピー・シアターカンパニーの得意技になりつつある。しかも、再演が実に面白いから、もう一度見たくなる。今回は前回同様の男女版にさらにはミックス版まで三種類。しかも、この『四谷怪談 雲ノ向コウニ見タ夢』とセットで翌週には『盟三五大切』も同じパターンで上演される。2週連続上演というのも大胆だ。
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なんとこれは『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』と直結する正統的な続編だったのだ! なんとなくそうなのだとは、わかっていたけど、ここまでちゃんと繋がった話だとは思いもしなかった。そりゃあ、ザック・スナイダーが連投するはずだ。
前作でスーパーマンを失ってしまった世界は、新たなるヒーローを求める。バットマンがスカウトして4人のヒーローが集 . . . 本文を読む