これはきつい映画だ。2時間、こんな地獄のような日々と付き合わされるのかと思うと、見る前から暗い気分になる。しかし、見始めた以上途中で降りることはしたくない。というか、それなら最初から「見るな、」と言いたいところだけど、なんとなく、この優しいチラシのデザインに誘われて、もしかしたらこれは凄くいい映画かも、と、思い、ついつい見てしまった。でも、最後まできつかった。これは修行か、と思うほどに。何度となく . . . 本文を読む
ひとりの女の子の生きる日々を静かにみつめていくだけの映画。最初、見ながら、「これは岩井俊二の『四月物語』じゃないか」、と思った。だけど、あの映画のそっけなさ、作為性はここにはない。いや、これはこれでこんなにも作為的な映画なのだ。なのに、なぜかそれでも自然体に見える。それってなんだ?
3年間ずっと恋人の死をひきずって生きてきたまだ20代後半になったばかりの女性。映画はそんな彼女の春から夏にかけての . . . 本文を読む
ずっとインタビューのみで111分。当時の記録や生前の発言も挟まれるけど、基本は彼の周囲にいた人たちによる証言。こんなにもそっけない映画なのにそれがここまで心に響く。作り手の作為は一切感じられない。マックイーンという男の生きざまを受け止めるだけ。
40歳で死んだカリスマ・ファッションデザイナーのドキュメンタリー。彼のクレイジーな生きざまに圧倒される。僕は無知なのでこんな人がいたことすら知らなかった . . . 本文を読む