これは1昨年劇場公開されていた作品だ。なんとたった1時間17分の映画だ。ミニシアターでひっそりと公開されていたけど、けっこうお客を集めてそれなりのロングランだったようだ。地味な佳作という感じだろうか。
そしてなんと僕にとっては(実は1967年の『濡れた逢びき』以来54年ぶりの映画主演作らしいので)『月曜日のユカ』以来の加賀まりこが主演映画で、だから気になっていたので見に行こうとは思っていたのだが . . . 本文を読む
先日初めて久田恵の小説『ここが終の住処かもね』を読んでなかなか面白かったので、ではついでに彼女の前作も読んでみようかと思い借りてきた。特段すごく面白いというわけではないのだけれども、興味深い題材をわかりやすく適切に描いてくれていたから、もう一冊と思ったのだ。彼女はもともとはエッセイストなのだが、小説家としてはこれがデビュー作となる。自分の体験を題材にして小説化したのだろう。
主人公は59歳の主婦 . . . 本文を読む