
かわいいカバーのイラストだったから手にとって読み始めた。エッセイ集で薄くて軽い本なので電車の中で読むのにちょうどいい。家では今高橋源一郎のとても重い本『DJヒロヒト』を読んでいる。こちらは持ち運び不可能なので、今日はお留守番。久しぶりに映画を見るために梅田に向かってのだが、電車が延着して30分も車内で待たされた。予定していた映画はもう始まっていて仕方なく次の回まで2時間待つことになった。テアトル梅田のロビーは広くてのんびりできるからいい。
読書とこのブログを書いて過ごすことにする。それから途中で少し早いお昼ご飯も食べる予定。時間つぶしに(貴重な時間を潰してはいけませんね)このエッセイはちょうどいい。ぼんやりしながら休日の朝(ほぼ毎日が休日だが)を楽しむ。
たわいない話が綴られる。なんとなく,何も考えずに読み進める。イラスト同様かわいいエッセイである。毒にも薬にもならない。読んだからといって何の足しにもならないけど、これを何か足しにする必要もない。
『夜のマンション』で描かれる孤独。仕事をやめて専業作家になった工藤玲音が、ベランダ(3階)から、向こうに見えるマンションの屋上の小さな小屋に想いを馳せる。自宅のマンション最上階(12階)に行き、例のマンションを探すが、反対側で見れなかった。そんな話。続く『夕陽を見せる』もいい。休日のドライブ。同居人のミドリ(男)とふたりで。道の駅の展望温泉から夕陽を見る。(もちろん裸で、ね。混浴じゃないから別々に、ね)
気がつくともう半分以上読んでいた。映画までまだ、40分。そろそろお昼にしましょうか。