「武蔵家」(日吉)




 2006年から日吉に住んでようやく初めての武蔵家です。
 日吉で行列店といえばここなのですがあまり家系が好きではなかったのでこれまでパスしてきました。
 11時に店の前を通ると6人しか並んでなかったので思わず入ってしまいました。

 マイルドでとんがっていないスープ、味わい深い。全体的にバランスいいラーメンで美味しかった。何度も食べたくなる味かもしれません。食べておいてよかったです。


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「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング」




 007とミッションインポッシブルは劇場で観ることに決めているはずが、MIは最近2作はパスしていました。でも最後の作品となれば観ない訳にはいきません。その前編、2時間40分です。

 007とMIはストーリーがよく分からなくなりますがいつものことで気にしません。後半に備えて仮眠の時間です。そして、ひたすらアクションシーンに酔いしれます。

 前半は冗長で、女優陣ももう少し個性が欲しい気はしました。ただ、後半のオリエンタル急行のシーンはド迫力アクションの連続で身を乗り出して興奮。スタントを使わないトム・クルーズは本当に凄い。昨年のトップガンの新作はくだらなくてズッコケましたが、トム・クルーズ復活です。

 ラストになるパート2は来年の6月以降のようで今から楽しみです。

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桐野夏生『だから荒野』




 46歳の専業主婦が自分勝手で思いやりのない夫と二人の息子に愛想を尽かして家出する。何となくストーリーが読めるようでパスしてきましたが結構面白かったです。初期の頃の毒は薄れて、別の女性作家の作品と言われても分からないかもしれませんが、人間描写、世間の冷たさがリアルで、色々読む中で主題にノレない作品もありますが、三分の一まで楽しめると後は一気です。

 確か作者もファンと公言していたアメリカのアン・タイラーを想起させる日常からのちょっとした逸脱と冒険。モヤモヤした違和感や理不尽が積もり積もって限界を超える。目の前のうんざりが混沌とする中で家族が抱える本題へと迫真する展開も桐野夏生らしいです。

 自分勝手で無神経な自分に自戒を込めて。茹るような暑さの中での通勤には時間を忘れさせてくれる夢中になれる小説が必要です。その点でも快心作です。


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「カシミールカレー」(デリー /セブンイレブン)




 昨年に引き続きセブンイレブンのカレーの祭典からデリーのカシミールカレーです。六本木の支店が閉店してからご無沙汰していますが、辛さ、味はほとんど同じで満足できます。他では味わえない突き抜ける辛さ、美味い。

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「丸豊」(築地)




 なぜかいつもの折り重なった行列がありませんでした。今年の1月以来、7ヵ月振りの丸豊です。

 辛口、たぬき、あとは適当です。

 家族で適当に食べるのですが娘がたぬきの美味さに気付いたのでだいたい残っていません(インスタントの日清の天ぷらそばのスープの味がします)。

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桐野夏生『抱く女』




 気軽に手にした一冊。1972年、吉祥寺、ジャズ喫茶、学生運動、女と男、ウーマンリブ、閉塞感、内ゲバ、家族、母親。
 桐野夏生が得意にしている時代小説です。それほど思い入れもなく淡々と読み進めます。面白いアクセントになっているのが当時(今も同じだけど)、頻繁にかけられていたジャズレコードの名盤たち。村上春樹でないのにここまで音楽が脇役で登場する小説も珍しい。実際は色々とあるんでしょうが私は初めて。アート・ペッパー、マイルス、チャーリー・パーカー、ソニー・ロリンズ、コルトレーン、アニタ・オデイなど。選曲は本格的です。物語の中の音楽を自分の部屋でもかけながら読んでいました。
 時代を写した気合の入った作品を作ろうとはしていないと思います。あの時代を生きた普通の人達のほろ苦くも爽やかな青春小説になっていると思います。個人的には父親の諦めと母親の決意が心に沁みました。
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