「恐るべきさぬきうどん&怒涛の徳島ラーメン」


 今年は「&怒涛の徳島ラーメン」という形で出ました「恐るべきさぬきうどん」ガイド雑誌です。確かに「マップル」だろうと何だろうと最近のさぬきうどん特集で推薦してあるうどん屋はほとんど同じでもうネタ切れ、最新号を購入する意味はあまりありません。そこで半分は隣県徳島のラーメンとして新機軸の打ち出しです。

 徳島ラーメンの内容も興味深かったです。随分前に徳島ラーメンを3軒食べ歩いたことがありますが、甘辛いコクのスープに生卵が載っているのですき焼きのようなラーメンという印象でした。特に再訪したいとは思っていなかったのですが、すき焼き風だけでない様々なタイプの現地での人気店が紹介されていて行ってみたくなりました。
 ラーメンは店舗の作りが家族向けになっていないのと夜だけ営業の店も多く、行ける店は限られると思いますがテーブル席のある広そうな昼から営業の店に何軒か行ってみようと思います。

 前半のさぬきうどんは視点を若干変えてもいつもの店が紹介されている訳ですが、初めて知る店も数店ありました。

 早速、初めて知った店の中から「てっちゃん」、「和香松」に行ってみることにしました。そして余裕があれば徳島に足を伸ばそうくらいの気持ちで1ヵ月ぶりの瀬戸大橋越えです。


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「てっちゃん」(坂出市)


 今年始めての香川入り、さぬきうどんの食べ初めです。

 坂出北インターを降りて東へ、「彦江」の近くを通り過ぎて更に進んでから小路に入ります。一般店なので道沿いにあるのかと思いきや、狭い道、田んぼの中を進んでいきます。「白川」へのルートに雰囲気が似ています。本当にこの道?と思っていると店が現れます。雨の中ですが駐車場には結構な数の車が停まっていました。

 店内には様々な種類のうどんの写真が貼ってあります。普通のぶっかけから、肉うどん、カレーうどん、豚汁うどん、中華風あんかけうどん、キムチ風うどん等々。通常であればシンプルなぶっかけなどを食べるのですが、ここはバリエーションの店のようなので、恐るべき最新号や全店制覇で写真が載っていたゴマだれうどんと肉味噌温玉うどんを注文しました。

 私は肉味噌です。よおく混ぜて口にすると、肉味噌がスパイシーでうんまい。冷にしてもらった麺もむっちりむにゅうと伸びてうまいです。これは好みのタイプ。
 妻のゴマだれも何か隠し味のある複雑な味わいでおいしかったです。どっちも旨かったですがどちらか選ぶなら私も妻も肉味噌温玉です。これは病みつきになるおいしさ。肉味噌丼がメニューにあるのも納得です。

 ここは大衆セルフの王道を行くような多種類の天ぷら、から揚げ、おでん、ご飯類に加えて、厚焼き玉子なども売られています。注文時の私の前の人がお土産用にうどん玉、天ぷらに厚焼き玉子を3切れも買っていたので、我々も帰り際に天ぷら、鶏唐揚、厚焼き玉子を持ち帰りにしました。家で食べた厚焼き玉子は最高!ホームページにも当店一押しとありました。

 この手のメニューがいくつもある店は肝心のうどんがイマイチで多種多様であることを売りにしていることがありますが、ここはうどんも美味しい、バリエーションも旨いという客には堪らない店のようです。うどんだけでない幅広い料理の技術に裏打ちされた様々なメニューなんでしょう。「ラぅ鈍」というラーメンメニューも多くあり気になりました。近くにあれば毎日通っていろいろ食べてみたいです。

 今年の1杯目、いろんな意味でこの店気に入りました。幸先良しです。


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「リンガーハット」(イオン綾川店)


 次に「和香松(わかまつ)」という店に向かいました。ちゃんぽんうどんが名物とのこと、今日はバリエーションの日です。店に入ると結構広いのですがお客さんがいません。ちょっと不安になりましたが雨のせいでしょうか。メニューを見ると食堂兼夜は飲み屋としても使われていそうです。注文したちゃんぽんうどん、普通においしかったです。さぬきうどんにちゃんぽんの具を絡めるいいアイデア。ただ、麺が柔らかめでコシの強い麺の方が合うかなあ、これなら普通のちゃんぽんの方がいいかなあという印象でした。

 風邪気味で体調が万全でなかったこともありここで結構満腹になり、雨も降っていたので徳山ラーメンは日を改めることにしました。そこで子供達を遊ばせるためにイオン綾川に向かいました。

 キッズコーナーで遊んだりブラブラした後、フードコートでアイスクリームを食べたのですが、私はリンガーハットを見つけて、ちゃんぽんを食べ直したくなりました。リンガーハットは好きで神奈川にいた頃はたまに通っていたのですが岡山では見かけません(調べてみると岡山に店舗はありませんでした)。懐かしい長崎ちゃんぽんです。

 野菜がシャキシャキしていて中太麺もいい感じです。いろんな野菜や肉の旨みがもう少しスープに溶け込んでいると最高なのですが白濁スープもうまいです。

 リンガーハットはもともと長崎の地域店が全国チェーンになったもので、地元長崎でも人気のある店の筈です。
 長崎ならちゃんぽん発祥の店である「四海楼」や爆心地公園の脇にある「宝来軒別館」などのちゃんぽんが好きです。ちゃんぽん以外でもレタスチャーハンや一般的な揚げ麺ではなくちゃんぽん麺を使う皿うどんなどがいいですね。
 こういう名店の中にあってもリンガーハットは善戦している方で本場のうまいちゃんぽんに近い1皿を提供してくれています。先日テレビでデフレ経済の中で苦戦している様子が紹介されていましたが、これからも国産野菜たっぷりのおいしいちゃんぽん作りに頑張ってほしいものです。それから可能であれば岡山にも出店してほしいです。


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「うぶこっこ家」(倉敷市)


 卵かけご飯というと家庭で普通に食べるものですが、専門店あるいは主力メニューとして提供する食堂が増えてきました。
 全国的に有名(?)になったのは、いくつかの雑誌で(見ていないけどおそらくテレビでも)紹介された兵庫県豊岡市の「但熊」だろうと思います。兵庫県の北部の方で決して交通の便はよくない田舎の店に行列が出来るんだそうです。卵かけごはん定食350円。
 岡山県では久米郡三咲町の「食堂かめっち」です。「但熊」の真似をしたんだと思いますがこちらも大人気とのことです。黄福定食300円。

 倉敷市の南西部に玉島という地区があり、そこに養鶏場の「のだ初」が経営する「うぶこっこ家」という卵専門店があります。汎用から高級まで各種卵の他に鶏肉やシュークリーム、プリンなどが売られていて近くを通る際にまとめ買いしています。

 今日は付設の食堂で「ぶったまごはん」(300円)を食べました。お腹も空いていたので普通に美味しかったです。おそらく販売されている卵の中で一番高い1個50円の玉が出されているのだと思いますが、期待していた黄色が濃くて大きい黄身の卵ではなく普通に見えたのは若干残念でしたがおいしい卵だったと思います。

 ここで売られている朝採れ卵は一般品で白20円、赤25円です。これに3~4種類の高級種があります。始めはせっかくなので高級種を中心に買っていたのですが、汎用品でも十分に見た目のよい大きい黄身であることもあり、最近は一般品を買うことが多くなっています。ただ、季節や親鳥の年齢で変わるんでしょうか、一見普通に見える卵もたまに含まれています。

 正直その日に採れた卵とそうでない卵の違いははっきりと分からないのですが、瀬戸内農場で朝採れた卵を運んでいますと書いてあると新鮮でおいしく感じます。そういう気分も一緒に味わっています。
 ぶったごはんの卵は1個で追加は別料金、但熊や食堂かめっちは卵採り放題、おかわり自由なのでそういう大盤振る舞いのワクワク感には欠けるのですが、いい卵を扱っている信頼感、安心感があるので十分に満足できます。


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「ローリングストーン日本版」(2010年2月号)


 ミューズとグリーンデイのCDを買いにタワーレコードに寄りました。まずはいつものようにクラシックコーナーに行くのですがやはり新譜がありません。昔は音楽ショップに立ち入ると欲しいものばかりで出費が嵩むので行くことを自省していたのですがあの頃が懐かしいです。

 ミューズの「ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ」とグリーンデイの「アメリカン・イディオット」を購入しました。
 ミューズは「ザ・レジスタンス」の方が良かったかな、いろんな要素を組み合わせていますがまだ他のアーティストの影響が強い、開き直る手前の印象がありました。グリーンデイの音楽はどの時代のものだろうと変わらないです。弾むようなロック、畳み掛けるビートは堪らないです。

 雑誌コーナーで「ローリングストーン日本版」が目に留まりました。決定!2000年代ベストアルバム50とあります。この手のベスト10とかベスト100とかはチェックせずにはいられません、マニュアル世代です。
 数年前にローリングストーンの日本版が発刊されたことは知っていて創刊号、第2号は立ち読みしたと思うのですが、その後は忘れていました。久しぶりです。

 1980年代の音楽は全て(?)知っています。1990年代は半分程度、2000年代はほとんど分からなくなりました。ミディアムテンポのブラックミュージック全盛で、加えて何と称するのかシンセサイザーを排した荒々しいギター音を前面に押し出したロックが売れているのでしょうか。

 それでも昔のロックスターもまだ活躍しているので、「2000年代を代表するアーティスト8組」のうち、ブルース・スプリングスティーン、レディオヘッド、ビヨンセ、U2は分かりました。それでもこの10年を代表する4組を知らないというのはもう浦島太郎です。悪あがきでその内の1組である「ザ・ホワイト・ストライプス」のアルバムを2枚買いました。ブルースをベースにした原始的なロックなんだそうです。悪くないですが好みのタイプかというと微妙かもしれません。U2やレディオヘッドと並び称されるロックなのかどうかピンときません。

 そしてベストアルバム50です。1位はレディオヘッド「キッドA」です。成る程、私も愛聴盤です。しかし、2位以下が…聴いたことがないどころかアーティスト/バンド名も知りません。ボブ・ディラン、スプリングスティ-ン、U2くらいしか分かりません。結局、50枚中聴いていたのは7枚だけ、こんなものです。

 それでも久しぶりのロック情報に触れて楽しめました。私はアメリカのロック、映画中心で構いませんが、日本で売るために日本のロックや映画俳優にも焦点を当てているようです。こういうごった煮の雑誌は面白いですが読者層を絞るのが難しいです。

 記事の中に2006年に全米のタワーレコードが不況で閉店になったとありました(日本は確か日本法人の社長が個人で株を買ったかで続けているはず)。私も音楽=音楽ショップで、タワーレコードやHMVの存在は欠かせません。何とか頑張ってほしいものです。


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「華光軒」(岡山市)


 地元の山陽テレビのローカル番組に「VOICE21」というグルメ番組がありたまに観ています。紹介されるのは岡山県と香川県の店で香川県の方が美味しそうなのは仕方ないところですが、「ウマイ路地裏の隠れた名店」という特集の時に知った中華料理屋の辛い麺がとても旨そうで行ってみようと思っていました。

 岡山駅前のビックカメラとドレミの街というビルの間にある小路にある小さな中華料理屋です。本当に狭い路地にある小さな店で店構えはテレビで観て知っていたので多分ここだろうと思うのですが「華光軒」とどこにも記されていないので確信が持てません。
 暖簾の間から壁に貼られたメニューを覗き、そこに目当ての「じゃじゃめん」があったので扉を開けました。
 店はカウンター5席、4席のテーブル2台と狭いです。妻と子供とは別行動にして一人で入店して正解でした。

 カウンターに座り「じゃじゃめんの2辛」を注文しました。標準の1辛から3辛までが無料と読んでいたので真ん中です。すると年配の店主が「以前食べたことありますか」と聞き返してきて「初めてです」と答えると「結構辛いので後で確認しましょうね」とのことでした。

 店内は満席で「じゃじゃめん」、「わんたんめん」、「やきめし」が注文されていました。私と同じように初めてじゃじゃめんを食べる客が他に2人いて、3人揃って辛さを調整した餡かけを小皿に貰いどうですかとテイスティングがありました。「ある程度辛い方が美味しいですが2.5辛からぐっと辛くなります。口の中に残る辛味はどんな感じですか」と説明、確認があります。結局、私を含め3人とも標準の1辛にしました。こんな丁寧な確認は初めてです。

 盛岡のじゃじゃ麺を食べたことはありますが、標準的なじゃじゃ麺がどういうものなのか私には分かりません。この店では、茹でた麺ともやしを椀に入れその上にきゅうりを並べます。それに炒めた肉にラーメンのベースとなるスープを入れてから四川豆板醤で辛味を調整、最後に片栗粉でとろみを付けた餡を上からかけます。

 よくかき混ぜてから食べるとイメージどおりピリッと辛くてとても美味しいです。麺は細麺で好みの中麺・中太麺とは違いますが、この一皿の主役は餡です。
 ただ、決してこの店でしか作れない特別な技術、隠し味がある訳ではなさそうです(おそらく)。辛味調味料も見間違えでなければ市販されているyouki(ユウキ食品)の四川豆板醤でした。これなら家庭でも作れるんじゃないのかと思いましたが、そう簡単に真似できないので多くの客が何度も食べに行くのでしょう。
 とても満足できました。次回は1.5辛にでも挑戦してみようかな。テレビでも紹介されていたわんたんめんも美味しそうでした。

 「800万円です。おつりの200万円です。」と久しぶりの食堂ギャグを聞かせていただきました。とても温厚でやさしそうな店主です。


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「中島ブロイラー」(久米郡久米南町)


 「中島ブロイラー」というテイクアウトの焼き鳥屋が人気でとてもおいしいと知人から教わりドライブがてら出向きました。
 場所は岡山市に隣接する久米郡久米南町です。岡山市街から北に伸びる国道53号を40km近くひたすら北上すると国道沿いにあります。

 山間部の田舎なのでてっきり広い店舗かと思っていたら、意外とこじんまりとした店です。厨房に隣接しているわけではなく、仮店舗で臨時に売っていますという雰囲気です。
 クリスマスシーズンには予約が必要という1羽丸焼きも並べられていますが、パックに詰められたミンチボール、鶏スライス、から揚げ、もも焼き、手羽先、串をまとめ買いしました。串は冷凍しておき後で食べてもおいしいと聞いていたので袋に入ったものを2束購入です。これだけ買っても3千円ちょっとと安いです。
 店員さんも控えめに淡々と応対していて好感が持てました。

 車の中でツマミ食いしました。味付けも塩、コショウあるいは醤油と控えめシンプルなので鶏肉らしくていい味わい、食感です。何か際立った味がする訳ではないのですが店のロケーション、雰囲気もよくほっとする幸せな味がします。

 本物かどうか分かりませんが「地鶏、地鶏」と誇張する店が多い中で「ブロイラー」と名乗っているのも潔く気持ちいいです(店名が「地鶏の中島」だったら絶対に行かなかったと思います)。

 お好みですが私は態々行く価値ありだと思います。気に入りました。


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ミューズ「ザ・レジスタンス」


 ビートルズのBOXを購入した際に貰った特典コイン(15枚)の使用期限が今月11日までなのでタワーレコードに出向きました。10枚あれば3ヵ月間のダブルポイントカードと交換できます。今のところCD・DVDを購入する予定もないし別にいいかなあと思ったのですが、こういう時に限ってまとめ買いが発生するかもしれないので、娘の気分転換も兼ねて街に出掛けました。

 特に購入したいディスクはなかったので店内を見回したところ、書籍コーナーにロック雑誌の新年号が並べられていて3冊共に特集が2009年ベストアルバム発表でした。洋楽ロックのベスト1は3冊ともに違っていて、しかもこちらの雑誌のベスト1が別の雑誌のトップ10にも入っていないという具合に割れていて面白かったです。
 ざっと立ち読みして1誌のナンバー1のグリーン・デイの「21世紀のブレイクダウン」と1誌のナンバー1であるミューズの「ザ・レジスタンス」を購入することにしました。最近のロックはよく分からなくて試聴で気に入っても何度も愛聴することは少ないので思い付きでの購入は控えているのですが、新年だし外れてもご祝儀です。

 早速聴きましたが、いやあ2枚ともスケールの大きい凄いアルバムです。親しみやすいメロディ、ギターリフ、アップテンポの分厚いドラミング、グルーブ感にこれは最近の常套手段なんでしょうかどこかで聴いたサウンド、引用がリピートされます。
 不知なのですがおそらく人気のプロデューサー、ミキサーを起用した作品なんだと思います。絶対に売れるという手堅いサウンドです。これまでの作品を聴いていないので(グリーン・デイは10年振り)キャリアの中でのこのアルバムの出来はよく分からないのですが好みのタイプです。これまでの代表作も聴いてみたくなりました。早速、ダブルポイントカードが役に立ちそうです。

 グリーン・デイは「二ムロッド」以来ですが相変わらずのたたみ掛けるようなガンガンロックが更にスケール大きくなっています。今のロック界を代表するバンドなんでしょうか。凄いです。

 ミューズは5作目らしいのですが初めて知り初めて聴きました。1曲目からはエレクトリックとロック融合のダンサブルな音楽かと思いきや、ショパンの引用、シャンソン、日本の演歌歌謡曲かと思うようなメロディがあったりと不思議な世界です。通常は多様さ、知性よりもシンプルなロック、ポップの方を好みますが、これは何なんだろうでも面白い。ワザとらしさ、クサさは感じません。多様なんだけどやっぱりロックなサウンドの大きさに浸れます。気に入りました。


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「吉野家」


 流れで「吉野家」でも今年の牛丼初めをしてきました。

 最近の吉野家のチェーン店の中にはカウンターだけでなく、家族向けのテーブル席を複数配置した店もあるので家族で行きやすくなりました。

 今日は大盛(480円)にショウガ、七味唐辛子です。普通においしく頂けました。娘が牛鮭定食を注文したので鮭を少し貰って食べたのですが、こちらは薄いピンク色で栄養分・旨みは全て卵に取られましたという感じのさっぱりとした鮭でした。若い頃は本当に旨くておいしく食べたのですが、こちらは口が肥えてもうダメですね。一方で牛丼は、どれだけ高級な牛肉のすき焼きや焼肉を食べ重ねても無性に食べたくなる味です。

 一番おいしく感じるのは、夜の懇親会の後、立食などで十分に食べられなくて酔っているけど小腹が空いている時、吉野家の牛丼はどんな料理よりも美味しく感じます。今年もお世話になると思います。


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プレートル/ウィーンフィル「ニュー・イヤー・コンサート2010」


 ジョルジュ・プレートル指揮ウィーンフィルのニューイヤーコンサートをテレビで観ました。元旦はチャンネル権、番組裏録画の関係で視聴できなかったので2日の再放送を録画して観ました。

 まず映像がくっきりしていて本当に美しいです。同じデジタル放送でも何か違うのでしょうか。楽友協会の天上画が何度か映されましたが、システィーナ礼拝堂やパリ・オペラ座のように絵が描かれていることを初めて知りました。ホール全体が芸術品なんですね、素晴らしいです。

 演奏は意外やスローテンポです。入りと最後は速いのですが全体としてはゆったりしています。冒頭の「こうもり序曲」からためるところはたっぷりためてウィーンフィルがお手のモノのワルツを奏でていきます。ハイテンポでもきっちり優雅さを表現できるのですがスローテンポなら表情付けも万全です。
 初めて聴くワルツ、ポルカもありましたが、最後はどの曲でも変わらぬ演奏、ウィーンフィルの音は美しいなあという印象です。

 プレートルはもう85歳なので常に激しいボディアクションという訳にはいきませんが、まだまだ若く、手の振りも速いです。終演部の追い込みなどメリハリが効いていました。ポルカなどのハイテンポの音楽でプレートルらしさがよく出たような感想ですがスローテンポのワルツもよかったです。
 フランス人でニューイヤーコンサートを振ったのはプレートルが初めてなんだそうですが、パリの粋とウィーンの粋とが融合したしっくりくるワルツ集でした。楽しかったです。

 番組構成で良かったのは第1部と第2部との間の休憩時間に練習風景や舞台裏を紹介する番組(現地では毎回これなんでしょうか)を流したことです。例年のNHKスタジオでの評論家と音楽ファンが登場しての感想・座談会よりずっといいです。

 ウィーンフィルのメンバーは随分入れ替わっているようでコンサートマスターも初めて見る人でした。全体的に若返っていて、知っているのはフルートのシュルツだけ。映像ではベテランのシュルツを何度もアップにしていました。
 女性奏者はバイオリンに2名、ビオラに2名いたように見えました。アジア系奏者はいなかったようです。

 どういうメンバーにせよウィーンらしい音楽をいつまでも残してほしいものです。


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「スラムドッグ$ミリオネア」


 どうしても観たい映画があるとDVDを買ってしまいます。TSUTAYAのカードも持っているのですが、2時間近い時間を一気に使うタイミングが難しくてレンタルは避けがちになってしまいます。
 DVDを買うと妻は勿体ないことをしないでと怒るのですが滅多に買う訳ではないからと言い訳しています。

 2008年のアカデミー賞8部門の他、世界中の賞を総なめにした「スラムドッグ$ミリオネア」をようやく観ました。いやあ面白かった。あっという間の2時間、見終わった後は幸せな気分に浸れました。

 ムンバイで電話オペレーターのアシスタントをしている貧民街出のジャマールが人気テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出場。決して簡単ではない問題に正解を重ねますが、これは彼の子供時代からの厳しい人生の折々のシーンで得た知識があったから。問題と彼の人生とがオーバーラップしてついに・・・。これは金、運、才能、運命のうち果たして何なのか、答えは?・・・ファイナルアンサー?

 人生の出来事が何かの役に立つのかどうかは人それぞれ、役に立たないことの方が多いのでしょうが、この映画では奇跡的に絡み合っていきます。映画らしいマジックが場面場面で起こり観客の期待する方向へとワクワクしながら進んで行きます。

 大好きなノンフィクションに「パリは燃えているか?」の著者であるドミニク・ラピエールの「歓喜の街カルカッタ」があります。
 カルカッタの貧民街で暮らす庶民の現実と力強い生き様を描いたもので、生活のためにゴミの山を漁る子供達、病気で死に行く人々、娘の嫁入り道具を買うために臓器や死後の骨まで借金のかたにいれるような生活が紹介されます(学校の理科室などに飾られていた人間の骨格のほとんどはインド人のものなんだそうです)。厳しい厳しい現実が語られるのですが、それでも明るく力強く前向きな人達の姿勢がとても爽やかな印象を残して人間っていいなあ、凄いなあと思わせます。スラム街に入っていくフランス人の神父やアメリカ人の医師、死を待つ人々の家を運営するマザー・テレサなども登場する感動的な巨編です。これだけの本が廃版なのは残念です。復刊を期待したいです。

 この映画の前半を観ながら「歓喜の街カルカッタ」を思い出しました。電話オペレーターやシステム開発の世界の中心地になり劇的に変化しているインドですが今もスラム街には貧しくも元気に生きる子供達がいます。一方で悲劇的な物乞いビジネスがまだあったりと辛い現実もあります。
 カルカッタやムンバイのスラム街に住む人々の明るく前向きな姿勢からは生きる元気をもらえます。

 この映画の面白さは「クイズ$ミリオネア」という番組の面白さでもあります。私も以前みのさんがやっていた番組は大好きで欠かさず見ていました。
 結婚当初、神奈川に住んでいた頃に妻がフジテレビの友の会(?)に加入していて結構、テレビ観戦が当たりました。妻は友人らと「笑っていいとも」などに行っていましたが、「クイズ$ミリオネア」は私が同行させてもらいました。収録に結構時間がかかりそれを後で編集するのかと思っていたら、ほぼぶっつけ本番で1時間番組(放送はCM除きで45分くらいか)が1時間ちょっとで収録されていました。2本分をお台場フジテレビの中のスタジオで見たのが思い出に残っています(若い女性が前の方に座り我々は上の方の席で足だけが放送されました)。
 我々夫婦のような地方出身者にはテレビ局でのテレビ収録観戦というのは都会ならではの刺激的な遊びになりました。確か無料登録で結構当たる筈なので興味のある方にはお奨めします。

 司会のファイナルアンサー?という問いかけに人生の回想から戻り回答するジャマール。ハラハラドキドキしながら1000万ルピー、2000万ルピーへの挑戦になだれ込みます。

 我々を幸せな気分にしてくれる仕掛けが最後にもう一つ。クレジットが流れ出すと出演者が「踊るマハラジャ」のように全員で踊り出します。インド映画のお約束なのかもしれませんがこの群舞は楽しく思わず笑ってしまいます。制作・監督などスタッフはイギリス人のイギリス映画ですがインド舞台なのでインド映画に敬意を表したのでしょうか。踊らなくてもNGシーン集やスタッフの出演なんかでもいいのですが、こういう楽しいオマケがあるとサービス精神旺盛で映画って本当にいいなという気分で映画館を後にできます(DVD観賞だとちょっと違いますが)。

 DVD購入に文句を言っていた妻も見終わった後、もう一度見たいと言っていました。


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「カニクリームコロッケカレー(スープ追加)/CoCo壱番屋」


 初詣もまだなのに「CoCo壱番屋」でカレー初めをしてきました。注文は、迷わずカニクリームコロッケカレー(630円)の2辛(+40円)、スープ追加(無料)です。追加スープでこの量になります。これだけの量があると思いっ切りじゃぶじゃぶできる。うまかったです。
 別にトッピングはコロッケでなくともよいのですがトロトロほくほくで私には丁度良いおいしいアクセントになります。追加スープが無料なのが何か申し訳なくてトッピングでベーコン(150円)も注文してしまいました。今年も食べたくなったら通おうと思います。


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お雑煮


 あけましておめでとうございます。

 今年も2年前のブログに残したマイレシピに従って福岡風のお雑煮を作りました。あごは五島列島産、昆布は利尻産、もちは広島の実家から送ってもらい、里芋、人参などは地元農産物の直売所で購入しました。その他はスーパーなどで手に入れたものです。

 またまた自画自賛ですがとても美味しくできました。


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