エア・サプライ「ロスト・イン・ラブ」


 近くの音楽ショップの在庫処分コーナーでエア・サプライの「ロスト・イン・ラブ」を見つけました。以前も書いたことがありますが、これは私が生まれて初めて買ったLPです。「ロスト・イン・ラブ」、「オール・アウト・オブ・ラブ」、「エブリ・ウーマン・イン・ザ・ワールド」など爽やかなミディアムテンポの佳曲が多く含まれていて愛聴しましたが、その後はあまり聴かなくなり、長い間、初めて買ったLPがポリスの「白いレガッタ」だったらどんなにカッコよかっただろうと「ロスト・イン・ラブ」を敵視するようになったものでした。

 CD時代になってからエア・サプライはベストで買い直したので、このディスクを長らく見なかったのですが、ショップから不要宣告を受けて、30%ディスカウントで処分されようとしているのを見ると買ってやろうかという気が湧いてきました。定価でも1850円なので1200円ちょっとと安い、しかも2006年リマスターとあったのも好印象でした。

 「ロスト・イン・ラブ」以外にこのコーナーに多く置かれていたのは、リック・スプリングフィールドとストレイ・キャッツの各アルバムでした。どちらも大好きなのですがリックはベストを持っていること、ストレイ・キャッツは1枚ならベストだなと考えたので他の購買者に譲ることにしました。

 久しぶりのペパーミントサウンドいいです。改めてディスクをみるとこのジャケットの写真もシンプルに洒落ていていいですね(確か爽やか系ジャケットは日本だけでオリジナルはメンバー全員の野暮な写真だったはずです)。1980年というと当時13、14才。中学生の自分なんてもう忘れかけていますが、この音楽を聴いていた自分は思い出せます。懐かしいです。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ラスベガス旅行記


 5年前、結婚した年の年末年始に初めてラスベガスに旅行した際の記録です。衝撃的ともいえる面白さがあったので、記念に詳細メモを書いたものです。
 当時はまだブログというものがなく公開する手段がなかったのですが、今となってはアウトプットした用紙しか残っていないので記録用にブログの中で公開するものです。

 この旅行も含め、結局、ラスベガスには計5回行ったので、現時点ではラスベガスの楽しさをもっと幅広く深く知っているつもりですが、当時のメモをそのまま再現しました。幼稚な表現も多く恥ずかしい限りですが、その興奮もリアルなのでその時のメモのままです。

(使用している写真はこの記録とは必ずしも関係ありません。)


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ラスベガス旅行記(2002年12月26日)


 ロサンゼルスに7時30分に到着。アメリカ・ウエスト航空の乗り継ぎ便でマッカラン空港に到着したのは11時前だ。マッカラン空港からツアーの説明会のあるアラジンへ。最終日の集合時間やオプショナルツアーなどの説明があり、おまけのベラッジオのトランプなどをもらう。ラスベガスにおいては空港とホテルがあまりに近距離(見える)なので、この説明会・待機時間はかなりかったるい。海外旅行初心者以外は、可能であればホテルまでの送迎をキャンセルして、直行するほうがよいと思う。
 説明会終了後、ホテルへの送迎の再集合時間まで1時間半くらいあったので、カジノを初体験(私はレイクタホでやったことがあるので2回目)。ビデオポーカーを見て回ったが、目当てのJB9/6機は見当たらない。25¢機でちょこっとやってみるが、当たっても3カードどまりですぐになくなってしまう。小銭を稼ぐのも簡単じゃないなぁ。80ドルくらい使い、集合場所に戻った。
 戻り際、思いがけずアラジン・シアターのチケットオフィスに出くわしたので12/29(最終日)の「ブルース・ブラザーズ」のコンサートチケットをゲット。夜のショーとしてリストアップしていたものの上位候補だったのでうれしい。ダン・エイクロイドとジム・ベルーシ(ジョンの弟)が出る本物(?)のブルース・ブラザーズのショーだ。

 ツアー会社の係の人による送迎。アラジンから宿泊するモンテカルロなど道を挟んで斜め前くらいの距離だと思っていたが、ストリップ(大通り)がものすごく混んでいてかなり時間がかかる。こんなんじゃ、ダウンタウンまでタクシーなんてとんでもないぞ、どうしようか今晩・・・。
 2時頃にチェックイン。23階、ストリップ側でエレベーターからもすぐのなかなかいい部屋だ。そして、荷物を整理して、いざカジノへ出陣だ。

 ということで、まずはモンテカルロのカジノでビデオポーカー25¢機をやるが・・・うーん、出ない。アラジンと同じだなぁ。出そうな気配すらない。1ペア、2ペア、たまーに3カードが出るけどたかがしれてる、すぐにコインは無くなる。こんなことだったかなー、カジノって。以前の経験から、イメージでは小銭だけどたまに大きく出てジャラジャラ溜まるくらいのつもりだったんだけど・・・。マシーンで小遣い稼いで、それを原資にテーブルへというのはとんでもない幻想だったなぁ、これは・・・。
 早くも少々ヤケ気味でふらっと近くのスロットマシンコーナーへ。1ドルかぁ、でも、いいや、ちょっとやってみよう。こ、これが・・・今回、最後までお付き合いすることになる「ホイール・オブ・フォーチュン」(運命の輪、以下「WOF」)だった。

 20ドル札を入れて、何度かやっていると、ちょこちょこ当たりだした。そして、たまに真ん中のボタンが光ったりしている・・・何度目だろうか、それを押すと上のホイールが回っていることに気づいたのは。あれ!?なんだこれ。あぁ、当たった数字がボーナスで出るんだ。おっ!?表示は「150」、ということは150ドル、1万8千円だ。やっほー。やったぞ。おーい。「おーい、○○○(妻の名前)」、「おーい、○○○」。10メートル先でビデオポーカーをしている妻を呼ぶがマシンの音がうるさくて気づいてくれない。初めてのカジノなので警戒してちょっとでも機械を離れると誰かに盗られてしまうんじゃないかという防衛意識が働く。何度か呼んでいるとやっとこちらに気づいて来てくれる。「ジャーン、150ドルだよ、どうだ」「えー、すごい」「3つ目にスピンというのが止まると、上の輪が回って出た目がもらえるんだよ」。
 で、彼女も隣の台で始める。私のほうは最高260までいくが、だんだん少なくなってくる。ふむふむ、これか、止め時が難しいというのは。確かにそうだ、ドカンと1発くればそこで止めるんだけど、小さいのが多いからなぁ。長くやっているとジリ貧だ。妻のほうも一時100を超えるがだんだん減ってくる。「あーあ、もうだめ」。・・・と、それは彼女の台に突然やってきた。
 残り12で、スピン。ホイールが回って・・・カチカチカチカチカチ・・・「1000」。は?え?、や、やった。1,000ドルだ。わお、やったぜ。キャッシュアウトボタンを押すと、警報のような音が鳴り、係員がやってくる。「コングラチュレーション!」周りを行きかう人も祝福の声をかけてくれる。これか、何度か本で読んだ光景は。やった、やった。
 そして、カジノの係員が手を出せというので、子供のおねだりのように手の平を上にして待っていると、100ドル紙幣を10枚、手の平に載せてくれる。やった、やった。で・・・でも、当てたのは妻なのに自分が受け取ってしまった(ゴメン)。
 このくらいの当たりのこともいわゆる「ジャックポット(大当たり)」と呼ぶとこの時に知った。ジャックポットというのは何百万円、何億円の大当たりのことを指すのかと思っていたのだが。小さめだが、やった、ジャックポットだ。

 カジノデビュー1時間でWOFに巡り会い、魅せられた我々は、ストリップ沿いの主要ホテルを観光を兼ねてWOFをしながら渡り歩くことにした。当初計画していたダウンタウンへの電飾ショー見学やストラトスフィアからの夜景見学はストリップの渋滞もあり迷っていたが、このジャックポットで中止を決定。観光はいい、ゲームだ!恐る恐る始めたスロットマシンだったが、頭の血が一気に沸騰してしまったのだ。

 マンダレイベイ、ルクソール、エクスカリバー、トロピカーナ。マンダレイベイではラスベガス名物のバフェ(バイキング)を体験。まあまあだな。種類も多いし豪華だけど、どれも似たような料理にも思える。そんなに食欲のない我々は食べ放題でも一皿で十分だ。結局、今回のバフェはここのみ。評判がいいので行くことにしていたパリス、ベラッジオ、リオのバフェもパスした。
 エクスカリバーのカジノでは250ドルキャッシュアウトしたが、その他は大きな動きはなかった。そして、運命(?)のMGMグランドへ・・・。

 結論から言うと、MGMグランドのWOF5ドル機で、トータル「3,000ドル」が出たのだ。時間は20分くらい、3台続けて出た。1,250ドル、1,000ドル、750ドル。1ドル機が見つからないので(とはいえ25¢機ではもう満足できない体になっていた)、仕方なく恐る恐る座った5ドルのWOFだったが、これが吉と出た。更にいうと、翌日から最終日まで、このスロットマシンで毎日(!!)出たのだ。「さすがに今日は出ないだろう」が幸運にも毎日裏切られた。結局、4日間にMGMグランドのWOFで頂いたお金はなんと「5,650ドル」、投入金を除いても5,000ドルは儲かった!

 でも、この5ドル機。我々の内規とした上限60ドルを投入して、押せるのは「たったの6回」だ・・・たったの6回(2ベットしないと「SPIN」がきてもホイールを回せないので、マックスベットする。つまり事実上の10ドル機。1押し1200円)。当たらなければ20秒くらいで終わる。実はエクスカリバーで妻に隠れてトライしていたのだが、80ドル(1万円)が瞬時に消えてその早さにぞっとしていたのだ。
 深呼吸して息を整え、祈るような気持ちでボタンを押す。ダメもとだが・・・頼む、お願い・・・外れが続くが、「ピン」と音がして「SPIN」が3つ目のペイラインに止まる。やった!ドックンドックンと心臓の鼓動を感じる。5ドル機で「SPIN」が出る興奮は他では味わえない。1ドル機ではホイールの当たり金は20ドル、30ドルが多いが、5ドル機では悪くても100ドルが約束されているし、250ドル、500ドル、600ドルなども結構来る、そして最高の1195ドルも(1200ドルを超えると課税されるのでこれを上限にしてある)。勝利が半ば約束されている至福の回転だ。

 MGMグランドでの我々の複数回の絶叫は省略したい。ただ、5分の間に2度ハンドペイのために来た係員は本当かどうか分からないが、「またアンタ達かい、こんなの初めてだよ」と笑っていた。

 その後、NYNY、アラジン、パリス、バリーズ、ベラッジオ、フラミンゴ、ベネチアン、トレジャーアイランド、ミラージュと転戦するも・・・めぼしい当たりはほとんどなく、結構なお金を浪費して夜中の1時半頃1日目終了。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ラスベガス旅行記(2002年12月27日)


 妻に起こされると昼の1時15分、いやー、よく寝た。飛行機の疲れと初日から飛ばしすぎたからだろう。でも、初日の勝ちで余裕があり、しまったという感じはしない。
 で、まずはMGMの例のスロットマシンにお賽銭をあげに行くが、1分で終わりのつもりが、意外と出て250ドル。

 今日はルーレットに挑戦することにする。昨日周った中で、夕暮れの雰囲気が気に入ったパリスで遊ぶことにした。暫く覗いてみる。ミニマムベット10ドルか。40ドルを渡してチップをもらいスタート。出目の表示板を参考にやっていくが、不思議なことに繰り返しくる数字があり、それを中心にかけていると少しずつ増えてくる。多くのプレイヤーが大量のチップを滅茶苦茶にかけている状況だと混乱に乗じて勝てるような気がする。その後、何度かプレイしたがプレイヤーが少ないとディーラーに軽くかわされてしまう。議論あるようだが、私の感想はディーラーは間違いなく狙った数字を出せると思う。残りが200ドルまで増えたところでトイレ休憩で席を立つ。
 すっきりして帰り際、WOFコーナーをのぞくと・・・なんと、黒服からハンドペイを受けている妻の姿が!「えー、また出たの?」「やったよ!」すげー、オーマイガ-。モンテカルロ、MGMに続いて3回目のWOF「1,000ドル」だ。どうなってんの、これホントにつきすぎだよ。妻が隣でプレイしていた現地在住の日本人女性に聞いたところ、3年いるがまだ一度も1000ドルが出たことはない、3回目なんて信じられないと言っていたらしい。

 その晩は徹夜のプレイとなった。もう寝ているどころではなかった。結局、この日を終えての残金は3,000ドル。5,000ドル以上キャッシュアウトしているのに使っている額も大きいなぁ。どこで使ったんだろう。勝つときはよく覚えているけど、負けたときはあまり記憶がない。明日はグランドキャニオン&モニュメントバレーツアーで、残すカジノの日程も1.5日。この頃だろうか、最終的にいくらかのプラスで終われそうだという気になったのは。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ラスベガス旅行記(2002年12月28日)


 朝からグランドキャニオン&モニュメントバレーツアー。徹夜明けのツアーだったが、興奮が持続しているせいか意外と眠くない(幾度かバスの中でウトウトした程度)。簡単にご報告すると、セスナ機がやたらと怖かったこと、グランドキャニオンは飛行機からの雄大な景色の延長で特に何の感動もない。一方で、モニュメントバレーは最高!「ジョン・フォード・ポイント」からの眺めなど西部劇で有名な指の形をした岩だけでなく、奇岩が至る所にあり、これまで目にしたことのない風景だ。断然、モニュメントバレーをお勧めしたい。
 そして、帰りのセスナから見たラスベガスの夜景。これは素晴らしかった。ストラトスフィアからの夜景見学をキャンセルしていたので、いいオマケ付きのツアーとなった。

 夜7時前にホテルに帰着。時間が惜しいと体制を整えて早速カジノへ。今日も始めはMGMの例のコーナーへ。さすがに今日は出ないだろうと思ったのだが・・・前記のとおり、いつもの台で私も妻も800ドル、合わせて1,600ドル。ホント、どーなってんのかね。チェンジでメダルを換金していると、列に並んでいる後ろの人達から、「何だあれは、5ドルメダルだよ、1600だ、すげー」というようなヒソヒソ話しが聞こえてきて気分がいい。

 MGMで少しルーレットをしてから、10時からモンテカルロで有名なマジックショー「ランス・バートン」。ガイド本、サイトでも評判だが、私は楽しめなかった。正直言って、内容があまりにも古い。このレベルのマジックを、白い礼服を着て、光を落としたスポットライトの中で、自分専用劇場という条件であれば、いくらハトを出しても、車が消えても驚けない。しかし、妻はランスの笑い声が気に入ったらしく大変楽しめたそうだ。
 その後、NYNYなどでルーレット、スロットマシンをプレイ。あまり出ずに終わる。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ラスベガス旅行記(2002年12月29日)


 ラスベガス最終日。まだやっていないことをやる日だ。リオで「マスカレード・ショー・イン・ザ・スカイ」を観ることにする。その前に、MGMのWOFへ。今日も800ドル。毎朝お小遣いをくれる母親か。
 MGMからモノレールに乗ってバリーズへ、そこから歩いてハラーズ。ここからリオ行きのシャトルバスが出ている。「マスカレード・ショー・イン・ザ・スカイ」は空中リオのカーニバルのようで最高。タダなのにディズニーランドなんかよりよっぽど高レベル。ラスベガスの無料ショーの中ではベラッジオの噴水ショーと双璧だと思う。ショーの最後に投げられるネックレスも一つゲットできた。カジノのほうは特に何もなく終了。

 その後は最後だから高級感のあるベラッジオ、シーザーズパレスなどで遊ぶ。夜はアラジンシアターで「ブルースブラザーズ」のショーを観る。ダン・エイクロイド、ジム・ベルーシは最高のエンターテイナー。客席に乗り込んだジム・ベルーシにお客さんもノリノリで合わせるところはさすが陽気なアメリカ人。途中で少し間延びしたが、さすが本物。雰囲気もよかった。
 その後、モンテカルロに戻り、少しカジノで遊んで終了。もう十分。やることはやった。想像以上の儲けも得たし、これでラスベガス旅行は終了。

 それにしても儲かったカジノでのゲームは楽しい。楽しすぎる。クリスマスホリデイ~年末の混雑する時期だから多分出ないと覚悟していたのに感謝感激。ラスベガス初体験での巨大なビギナーズラック。血が沸き立つ興奮。本当に眠れない、眠らない街、ラスベガス。徹夜したのはいつ以来だろう。そのくらい楽しい。
 トータルでのキャッシュアウトは9,000ドルくらいか。しょっちゅうトイレで今いくら持っているのか数えていた。最終的には手許に2,500ドル残ったので、食事代、ショー代などに使った300ドルを含めると2,800ドルくらい勝ったことになる。でも逆算すると6,200ドルも使ったと思うとぞっとする。スロットクラブカードを使っていたらかなりのポイントが溜まったと思うが、今回は足で稼ぐをテーマに渡り歩いたので仕方ない。MGM-ミラージュグループと相性がよいことが分かったので次回はカードを作ろう。

 結局、出発前にさんざんルールを勉強して、ベーシック・ステラトジーを暗記したブラックジャックは一度もやらなかった。ツクかツカナイかでドキドキするスロットマシンとルーレットに興奮してしまい、やりたいとは全く思わなかった。今回はこれでいいや、後悔はない。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ラスベガス旅行記(2002年12月30日)


 早朝、ラスベガスからロサンジェルスのアナハイムに移動。2日間、ディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオなどで遊んだ。

 ディズニーのカリフォルニアアドベンチャーでは、ハングライダー映像系の「ソアリン・オーバー・カリフォルニア」が最高だった。年末で混んでいるかと心配していたが、結局、並んだのはこのアトラクションだけ(60分程度)。2回も乗ってしまった。その他では、3D映像系の「イッツ・タフ・トゥー・ビー・ア・バグ」、逆バンジー系の「フリブーマー」などが楽しかった。一応、ジェットコースターを除く一通りのアトラクションに乗った。初めて観た夜のエレクトリックパレードもきれいだった。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ラスベガス旅行記(2002年12月31日)


 ユニバーサルスタジオへの移動は路線バスと地下鉄(約2時間半)を予定していたが、お金に余裕ができたのでアナハイムから豪華にタクシー移動。80ドルにチップ15ドルで95ドルかかったが、40分程度で着いた。大阪にはないアトラクション「スタジオツアーズ」、「スパイダーズマンロック」、「ハンナプトラ2」、「スペシャルエフェクト」をまず体験。その後で大阪でも感激した「バックトゥーザフューチャーライド」、「ウォーターワールド」を再び楽しんだ。ウォーターワールドは大阪では強風により最後の飛行機着水がカットされたので、やっと本来のショーを観ることができた。大満足。ディズニーも楽しいが、やっぱり我々は大人も楽しめるユニバーサルスタジオ派だ。ここでも、ブルースブラザーズのショーをやっていたが、我々は本物を観たぜと優越感に浸った。
 帰りにナッツベリーファームに寄り、園の発端となったレストランでチキンを食べる。ケンタッキーとあまり違いが分からないが美味しい。12ドルくらいで大きなチキンとクッキーとサラダとパイが山盛り。とても食べきれなかった。

 ディズニーランドは、アトラクションとしては、東京のランドとシーを足した内容なので乗り物には乗らずに園内散策。クリスマスのイルミネーションがそのまま残っていて、それはそれは綺麗だった。特にファンタジーランドの装飾はもうこの世のものとは思えない・・・おとぎの国の美しさ、見とれてしまった。東京でもこのくらい飾り付けるのだろうか、そうなら行く価値あるのだが。

 新年のカウントダウンはお城の前で。花火を背景にミッキーがお城からカウントダウン。ものすごい人手だったが念願の海外でのカウントダウンに感激。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ラスベガス旅行記(2003年1月1日)


 そして、2003年1月1日にアメリカを離れ、1月2日に日本に帰国した。


 そして・・・その10日後には、2回目のラスベガス行き(3月)の予約を完了していたのであった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 長くなってしまいましたが以上です。随分前のことになりつつありますが、今でも読み返すとあの時の興奮が蘇ってきます。

 ただ、2回目以降のラスベガスのスロットマシンはもう我々に微笑んではくれず・・・毎回、負け続き。4回目、5回目ではもうスロットマシンはほとんどせずに専らテーブルでのブラックジャックやクラップスです。以前のラスベガスは小銭で遊ぶ人にはそこそこ儲けさして再訪を促す、そして大きく金を費やすようになるとガッポリやられるという構図だった筈ですが、最近は新しいホテル投資に金が要るのか、小銭組もかなり回収されるようになり、ラスベガスで勝った(プラスになった)という人にはほとんど出会わなくなりました。我々もたまたま1回目だけ勝てましたが、その後はただただ回収されるだけという状況です。

 ただ、ラスベガスはカジノだけでなく、観光、有料ショー、無料ショー、夏のプール、食事、スパなどなど桁外れのエンターテーメントに溢れ本当にハマります。我々は満腹感が少しあるのと子供が小さくて当面予定はありませんが、経験がないのであれば是非是非一度とお勧めしたいです。それでも、あまりリターンは期待できませんがやはり中心はカジノにすべきです。カジノ抜きのラスベガスではその魅力の半分も味わうことは出来ません。そのためにはお金を溜めて、負けても楽しかったと割り切れるくらいの余裕が、財力が・・・欲しいものです、我々も。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

安倍夜郎「深夜食堂」


 漫画の続きです。

 昨年読んで気に入った漫画の第2巻と新規作を数冊読みました。うーん、一部は微妙な読後感です。「デトロイト・メタル・シティ」も面白さは同じなのですがもう笑えないというか、読み進む喜びを感じないというか、どうしても次巻を読みたいという気にさせないような印象を持ちました。

 「バガボンド」は圧倒的に面白いです。最新の27巻まで行くかもしれません。「岳」もいいですね。実際に高度な登山を体験している作者だけが書きえる迫真性があります。「神の雫」もワインの深遠な世界への作者の傾倒が垣間見えて単なる劇画を超えたリアリティがあります。
 結局、現在の漫画も原作次第という面があるのでしょうか。分業するケースがあるにしても、骨太の原作に魅力的な作画も必要となるとこれは大変な力量が求められる世界です。

 今回、新規に読んだ2作品にしみじみとした感動を覚えました。1作目は、吉田秋生「蝉時雨のやむ頃」です。これは女性コミックなのですが、2007年のナンバー1と評されていたので購入しました。鎌倉に住む3姉妹、家族を捨てて別の女に走った父の訃報が舞い込み、山形での葬式に一応参加する…というところから物語は始まります。しっとり系の人間模様/ラブコメなのですが、登場人物の描き方がうまいのと舞台となっている鎌倉が作品全体に柔らかい印象、落ち着きを感じさせて引き込まれます。
 私は鎌倉には最近行っていなくてあまりイメージが沸かないのですが、この漫画を読むと住みたい町ナンバー1というのが分かる気がします。しかも、古いけど広い日本風住宅、多くの人の理想を具現化しているのかもしれません。
 読み終わってすぐに第2巻を買おうと本屋に行きましたが、まだ第1巻しか出ていませんでした。続きが楽しみです。

 もう1作、安倍夜郎「深夜食堂」です。「営業時間は深夜0時から朝の7時頃まで。メニューは豚汁定食にビール、酒、焼酎…それだけ。あとは勝手に注文してくれりゃあ、できるもんなら作るよ。」という帯と、表紙のタコの形の赤いウィンナー、これを新刊コーナーで見て、これは間違いないだろうと思いました。
 期待どおりです。赤いウィンナー、きのうのカレー、猫まんまなど注文される食べ物にまつわる優しいタッチのストーリー、絵に癒され、楽しめます。食堂のおやじと客との交流、懐かしい食べ物、この設定だけでは数話しかもたないと思いますが、様々な人間模様がキレイごとなくきっちりと描かれています。一風変わった注文にも納得させられる。ホンワカしているんですが、単なる癒し系作品ではありません。食べるって人生のドラマの重要な一部なんだなあと改めて実感しました。
 こちらも第2巻はこれから、初夏発売予定なんだそうです。楽しみです。

 その他、賭け将棋とアキバ系をミックスした不思議な迫力のある柴田ヨクサル「ハチワンダイバー」も面白かったです。これも最新刊まで一気の予感です。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

福岡風お雑煮


 あけましておめでとうございます。

 お雑煮を作りました。私は福岡県の出身で結婚後、妻に正月には福岡風のお雑煮を作って欲しいとお願いして私の実家にも聞いてもらったりしたのですが何か少し違うような仕上がりでした。今年はネットなどでの情報も合せて私が作ってみました。結局、12月31日、1月1日、1月3日と3回作り、結構、近いところまで出来上がりました。私的作り方の備忘録です。


○材料

焼きあご…福岡の雑煮に欠かせないとされるトビウオを焼いた九州北部でよく使われる材料です(といっても私の実家では使っていないと思います)。焼きあご出汁の粉末はこれまで使ったことありましたが、今回、初めて現物を築地の「伊勢啓」で買いました。一番いいモノで100g(12~13匹)で650円くらいです。思ったより大きく、1匹13~15cmあります。
昆布…これも築地の久住商店で買った利尻昆布。妻は変わらないといいますが、拘りたい私は築地で北海道産の高いものを買ってしまいます。
どんこ…生しいたけでもよいのでしょうが、出汁を取るのも兼ねるのでこちらなのでしょうか。
かしわ…スーパーで売っている雑煮用のもも肉。福岡では鶏肉、ブリ、両方と分かれるようですが私の実家では鶏肉でした。ブリは正月には欠かせませんが、刺身で食べます。
にんじん、里芋、焼きどうふ
ほうれん草…福岡ではかつお菜を使い、小松菜で代用したりするそうですが、冷蔵庫にあったほうれん草を使いました。始めは青菜はなくてもよいかと思いましたが、バランス的にあったほうがいいです。
かまぼこ…この時期だけに買う1000円するかまぼこは確かに美味しいですね。煮込むと味が染み込んで加工品を越えた味わいがあります。
もち…妻の実家から送ってもらった丸もちです。
水、塩、薄口しょうゆ

○作り方

1.前日から水2ℓに布巾で表面を拭いた昆布10cm×10cmと2つに折った焼きあご6本を漬ける。
(基本の出汁の材料はネットや本に書いてるものより分量多めです。試作の結果、濃い旨みを出すために多めにしているものです。どんこも一緒に漬けるとしている作り方もあり試してみましたが色、味の関係で別のほうがよいと思いました。)
2.別のボウルに水適量にどんこ3枚を前日から漬ける。
3.当日、1.を火にかけ、沸騰したら昆布を出し、2~3分したら火を止めて、濾す。この結果、出汁は1500ccくらいになる。
4.水を沸騰させてほうれん草をさっと湯通しする。
5.にんじんと里芋の皮を剥いて適当な大きさに切り、沸騰させた水で柔らかくなるまで15分程度茹でる。
6.他の材料を適当な大きさに切る。
7.1.の基本の出汁に2.のどんこを戻した汁を100cc、これに食材(戻したしいたけ含む)を入れて中火で煮込む。実家では、食材と出汁は別に作っていましたが、これは手抜きしています。
8.味付け。塩小一、薄口しょうゆ小一。この適量が難しいが、入れすぎると折角の出汁が意味なくなるので必要最低限。始めは物足りないくらいに感じるが、2杯目からは十分な旨みが感じられる。
9.もちを1分程度レンジし、柔らかくなったものをグリルで焼いて焦げ目を付ける。
10.お椀に盛り付けて、餅を乗せて馴染ませて、出来上がり。実家で食べていたものはもっと汁が澄んでいたのですが、里芋を煮込んでいるので写真は少しにごっています。

 それでも、結構、おいしく出来上がりました。


〔2011年1月作品〕

 食材と出汁を別々に作って最後に合わせるとスープが澄んできれいです。

          

 一部修正です。基本の出汁は濾すと1500ccではなく1800cc程度になります。300cc程度を食材を煮込むスープに使用、どんこの戻し汁を混ぜてから味付けなのですが、塩小1、薄口しょうゆ小1では若干薄味過ぎます。ただし、これをそれぞれ小1.5とすると味が濃すぎるので、小1+αくらいでしょうか。お好みです。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )