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ラスベガス旅行記2004年5月(ロサンゼルス ミニ旅行編)


 昔のラスベガス旅行記第3弾。これで最後です。もう5年間、ラスベガスに行っていないんですね。当時は休みを取り易い環境にありその面ではとても幸せな2年間でした。ラスベガスは、その後ホテルや商業施設が更に建て替えされて発展している一方で最近は経済悪化でMGMミラージュ社ですら倒産の危機と報道されています。記念に持ち帰った写真のカジノチップが300ドル分あるのですがまた使用することはあるのでしょうか。


●旅行日程

5/30(日) AA170  成田16:30→ロサンゼルス10:15
        AA1186  ロサンゼルス19:30→ラスベガス20:40
6/4(金)  AA1041  ラスベガス8:20→ロサンゼルス9:23
        AA169  ロサンゼルス12:35→成田16:10 +1

●準備編

 当初は、両親との海外旅行として企画したラスベガス旅行だったが、両親が行けなくなったので、それならとオーストラリアに変更することも考えたが、全てキャンセルするのが面倒なのと、もう一度本場(?)でクラップスをプレイしたい気持ちがあったこともあり、結局はそのままラスベガスに行くことにした。

 飛行機は、いつもの「アルキカタ・ドット・コム」で予約。アメリカ系・大韓航空の中で最も安いアメリカン航空とした。アメリカン航空はいつもは高いが、4月5日から成田-ロサンゼルス便が就航するのでキャンペーン中だったのかもしれない。照会時に、LAXの入国審査の混雑は気になったが、両親にはサンノゼ経由よりロサンゼルス経由のほうが聞こえはいいだろうくらいの気持ちで、ロス経由希望と備考欄に書いて送信したところ、照会結果はLAX10:15着、ラスベガスへの乗継便15:00発のスケジュールとなっていた。驚いて問い合わせたところ、LAX経由だと乗継便がとても少ないらしい。それなら、サンノゼ経由に変更しようかと思ったが、両親がアメリカ本土初めてなので、ロサンゼルス観光をしたらどうかとの話しになり、結局、LAX発19:30の便に変更してもらい(15:00の次はこの便、しかもストップオーバー扱い)、ロサンゼルスに半日滞在することにした。
 基本料金6万円、現地週末発5千円アップ、ストップオーバー5千円アップで計7万円。その他空港使用料等込みで8.1万円/人。ただ、その後、発表になったアメリカン航空の正規ディスカウント料金でもこの時期はプラス1万円程度と安価だったので、マイルを貯めるのであれば正規ディスカウントでもよかったかもしれない。また、予約時に座席も指定できる正規購入は魅力的である(ただ、発表が4月に入ってからなので、その他の予約を考えるとちょっと遅いか・・・)。

 ホテルは、両親には立地がよく眺めのいいホテルということで、パリスのプレミアビュールームを予約していたが行けなくなったのでキャンセルし、エクスカリバーを取り直した。コンプを意識すると以前宿泊しているバリーズと同一ホテル扱いのパリスのほうがよさそうだったが、中期的な展望を持てなくて、どうしても先立つ値段の安さを優先してしまう。また、エクスカリバーのカジノの客層(他のストリップホテルと比べると…)の雰囲気が私にはとても合うことと、妻お気に入りの5セントスロットマシン(ヒットするとサーファーとかクレオパトラとかが出てくるマシンらしい)も複数あることも選択の決め手となった。
 日曜日~木曜日の5泊で120/70/70/70/70ドル、計436ドル(税込み)。パリスの計850ドルと比較すると約1/2の節約コースとなった。

 その他、「デスバレー日帰りツアー」と「オー」を予約。両親キャンセルにより、「グランドキャニオン&モニュメントバレー日帰りツアー」と今回一番の楽しみだった両親とのゴルフ(「ベアーズ・ベスト」)はキャンセルした。ゴルフは6月1日からオフシーズン(猛暑)料金でかなり安くなるのでちょうどよい日程と思ったのだが残念。

●往路

 16:30発。約9時間30分の飛行時間。初めて乗るアメリカン航空、ボーイング777。席の配置は2-5-2で、これは大韓航空のロサンゼルス便も同じだが、アメリカン航空の席は、前の席との間隔が若干広く、前席パーソナルスクリーンである。席も端の2席にしてもらったので助かった。我々の望むシート環境としてはこれ以上望むことはない。 食事の面では他の航空会社と同じで特に感想はなし。ただ、ここはアルコール類は1本あたり5ドルだった。最近のエコノミーは有料になったのだろうか。
 映画は日本映画「G@ME」1本を含め5~6本あったが、到着後を考えて寝たかったのであまり観なかった。

 10:00頃、ロサンゼルス着。アメリカン航空専用のターミナル4での入国審査は、トムブラッドレーより早く25分程度。しかし、ここは行列を作って税関で再度チェックを受けるので更に20分程度かかる。11:00頃に晴れて入国となった。

●ロサンゼルス ミニ観光

  両親の引率を想定した計画では、ハリウッド~ロデオドライブ~サンタモニカのメジャーコースを予定していたが、変更。ダウンタウンにあるステイプルズセンターでのAFL観戦~ハリウッドパークでの競馬のコースとした。

 LAXのホームページでロッカーがあることを確認していたのだが、表示が見つからないので係員に聞いてみると、9.11以降なくなったとのこと。これは予定外で困ってしまった。ただ、もう仕方ないので荷物を持っていくことにした。我々の荷物はかなり少ないほうなのだが、それでも重い荷物を持っていくのは気が重い。11:30頃、タクシーでダウンタウンに向けて出発した。

★AFL観戦(ステイプルズセンター)
 何かスポーツを観戦したいと思って探したが、ドジャースの試合は夜、レイカーズのプレイオフは翌日、NHLも試合はない。そこで、ステイプルズセンターでやっていたAFL(アリーナフットボール)の試合を観戦することにした。地元「ロサンゼルス・アベンジャーズ」対「オーランド・プレデターズ」。
 AFLに関心があった訳ではないが、入場料も10ドルからと安かったので、雰囲気
を味わうことにした。アリーナフットボールは、NFLの縮小版で、フィールドが狭いのでどこからでもタッチダウンパスが投げられるのが見もの(?)らしい。

 試合は13:00からで、2番目に安い14ドルのチケットを購入。試合内容は・・・まあまあ面白かったが、寝不足と時差ボケで試合には集中できなかった。さすがにプロスポーツなので、マーチングバンド、チアガール、派手な選手紹介、ガンガンのロックミュージックと盛り上げるためのいろんな策には魅せられたが、眠気には勝てず・・・第1クォーター終了後、会場を後にした。

★ハリウッドパーク競馬場
 ハリウッドパーク競馬場は、西海岸最大の競馬場で、同じロサンゼルスにあるサンタアニタ競馬場(シービスケットの銅像がある)が中山なら、ハリウッドパークは東京(府中)と例えられる重要な競馬場らしい。
 こんな競馬場がLAXから車で10分の場所にあるとは知らなかった。しかも、調べてみると競馬場内に「ハリウッドパーク・カジノ」があり、結構の賑わいとのこと。

 14:00頃、タクシーにてハリウッドパーク内のカジノに到着。カジノビルの中にあるコンシェルジェで荷物を預けてから(1ドル)、競馬場に入場した。
 競馬場の入場料は10ドルで、その際にプログラムがもらえるのだが、このプログラムには馬の基本情報、過去1年間の成績、競馬場専属予想屋2人の推薦馬4~5馬などそこそこの情報が載っている。

 馬場は、時計と逆周りの最後は左奥から直線、ゴールに向かってくるコース。芝が内周りコース、ダートが外周りコースになっていて、アメリカでは日本と逆でダートがメインのようだ。
 競馬場の作り、雰囲気は日本と似ているが、どこか開放的で明るく、観客席も段差があって見やすい。

 日本との一番の違いはパドックで、ここのパドックは日本同様に柵で楕円形に囲ってはあるのだが、内には木が4~5本植えてあり、その木陰や端のほうでは次走に関係ない馬が先にいて涼んだり(?)、水を浴びたりしている。パドックというよりいろんな事に利用する調教場のような雰囲気。
 馬が入ってくるのだが、10頭走るとして、日本のように巡回するのは4~5馬くらいで、他の馬はどこにいるのかと捜すと、木陰まで行ってそこで止まっていたり、隣接する厩舎のようなところにいたりとバラバラ。最終的には7~8頭は確認できるのだが、全ては分からない。だいたい目星を付けて、馬券を購入していると、最後にその脇をジョッキーが乗った馬が本馬場へ向かって歩いていくのだが、そこではちゃんと10馬いるといった具合。

 馬券は、日本同様にマークシートに記入して購入する方法もあるが、パネルにタッチして購入する方法が簡単で分かりやすい。違うのは、直接現金で買うのではなく、まずバウチャー(お金を貯める紙)に任意の金額をチャージしてから、そのバウチャーを使って馬券を購入することだ。
 また、日本の競馬は、1-2位を当てる馬券がメインだと思うが、アメリカでは単勝(WINという)に賭けることが多いと読んだので、我々もアメリカ流に単勝で買ってみた。

 まずは第4レース。芝1100メートルの10頭立て。私が3馬、妻が2馬、10ドルずつ購入するが、惜しくも2着どまり。続いて第5レース。ダート1200メートルの10頭立て。今回は5ドルに下げて、私3馬、妻3馬を購入するが、さっぱりからまずに完敗。やっぱり当たらないなあ、もう1レースだけ体験して終わることにする。
 第6レースは、長距離の芝2400メートルの8頭立て。最後だから1回だけでも当てたいなあと思うが、しょぼく当てても仕方ないと、倍率の高い馬を中心に私3馬、妻3馬、5ドルずつ購入する。
 スタート。しばらく混戦。買った馬も始めは善戦するが、距離が長いのでジリジリと後退、ああダメだなあと思っていたところ、最後の最後に私が買った葦毛の1番「REMONTE」号が差してきて、クビ差の勝利。掲示板で確認すると30倍になっている。やった、海外初勝利。払い戻しすると、最終オッズはもう少し高くなっていたようで163ドルになった。
 これでトータルプラスである。気をよくして、もう1レースだけやっていくことにする。第7レースは、ダート1300メートルの11頭立て。最後にもう一度当てて終わろうとパドックでよく見てみるが、この雑然としたパドックの状態では要するに馬がどうなのか全く分からない。今回も結局、倍率の高い馬を中心に私3馬(10ドル)、妻3馬(5ドル)を購入する。
 スタート。結構ばらけて先頭争い。日本同様に電光掲示板に映像が出て先頭1-4馬が表示されるのだが、コーナー途中で妻の買った4番「IN HIGH FORM」号が先頭に立った。倍率40倍の一番人気薄の馬だ。行け、よしよしいいぞ。そのまま3馬身近く差をつけて直線に入る。妻が「絶対に抜かされる」と叫び、私も多分そうなるだろうと観念するが・・・意外と差が縮まらない。行け行け、残れ残れ、そのままそのまま・・・4馬身近く差をつけて逃げ切ってしまった。やった。周りが呆然とシラケている中で我々だけが喜んでいた。払い戻し額は今回も表示よりも倍率が高くなっていて213ドル。
窓口の女性がワオと言ってくれた。
 結局、4レースやって、差引221ドルの勝ちとなった。偶然以外の何ものでもないが、勝った賭け事は何といっても気分がいい。

 なお、ハリウッドパーク・カジノであるが、詳細はよく分からないが、「カリフォルニアゲームズ」という名称で括られているポーカー、バカラ、パイガオポーカー、カリビアンスタッドポーカー、ノーバスト・ブラックジャックなどのテーブルゲームがあるようだ。ラスベガスよりももっとだだっ広いスペースの中でいろいろなゲームがされていた。
 我々は、この後本場で出来るんだからということでプレイはしなかった。

 16:50頃、LAXに無事帰還。
 乗り継ぎ時間があったので思いついたロサンゼルス旅行だが、寝不足と時差ボケを甘く見ていたようだ。両親同行だったら大変なことになっていたと反省。やはり初日は静かにホテルを目指すほうがよさそうだ。それでも、ハリウッドパークでの海外競馬は初挑戦初勝利でとてもよい思い出となった。

 19:30、予定どおりLAS行きの乗り継ぎ便発。ラスベガスへは夕闇の中の到着となった。


 
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ラスベガス旅行記2004年5月(観光・スパ・ショー編)


●ホテル(エクスカリバー)

★到着
 予約の段階で、通常部屋+10ドル/日のストリップビュールームにしていたので(ささやかな贅沢)、特に部屋のリクエストはしなかった。
 部屋は26階で、窓からはMGMグランド、トロピカーナ、マッカラン空港が見える。
以前、MGMグランドに泊まったときも「フル・マッカラン空港ビュー」の部屋だったが、飛行機の離発着の眺めは結構楽しく、中途半端なストリップサイドの景色より私は好きである。広さ、内装は他のストリップホテルと同様で快適な部屋。しかし、よく見るとスイッチがチャチかったり、うがい用のコップが使い捨てのものであったりと若干安っぽい。
それから、カーテンはどのホテルのも分厚くて昼の12時だろうと部屋の中は真っ暗になるが、ここのカーテンは少し薄くて短いのか朝になると部屋の中が少し明るくなる。
バスタブはなくシャワーブースだけだが、これは我々の希望通りなので何ら問題はない。

★プール
 プールに入るのは昨年7月のバリーズ以来。前回の7月は暑すぎて早朝にプールを体験した程度だったが、今回は、ほどほどの暑さだったので気持ちよくプールを楽しめた。
 ここのプールは、バリーズの四角いプールと比較すると、楕円のラインも使った見た目はリゾート風でなかなかいい。一番長いところで30メートルくらいあり泳ぐのにも利用できる。ただ、午前中はホテルの陰になって日が当たらないので、日に当たることを目的とする人は(おそらく)午後にしたほうがよいだろう。
 また、よく眺めたわけではないが、奥は子供用プールになっていてウォータースライダーも付いているが、深さは大人の腰近くはあったようだ。プールがあるので、夏のラスベガスは楽しみが増えて快適である。

●観光(ツアー)

★「デスバレー日帰りツアー」
 前回、ヨセミテ公園に行って、もう観るポイントはないなあと思っていたが、「デスバレー」がザイオン同様にお勧めとの情報を読み、日帰りツアーに参加した。
 8:00ホテル発。いつものとおりミニバンだと思っていたら意外にも25人乗りのミニバスである。しかも満席。新婚さんが4組といっていたのでパックツアーの一部を請け負ったグループと同席となったのかもしれない。
 高速を降りた後は、3回しか曲がらないといっていたが、真っ直ぐな道をひたすら進む。出発から2時間半くらいでデスバレー公園に到着。
 一番始めの観光ポイントは、「ゼブリスキーポイント」。デスバレーでは、スターウォーズシリーズなど多くの映画の撮影が行われたらしいが、確かに、このゼブリスキーポイントでは、「SF映画の主人公が不時着した白い惑星」といった風景が広がる。別世界にいるような雰囲気である。
 それから、真っ白な塩の大砂漠といった風景の「バッドウォーター」に行く。ここもこれまで見たことのない非日常的な景色。
 3ヶ所目は、当初予定の「アーティスツ・パレット」がミニバスだと道が狭くて入れないというので、別の岩場みたいなポイントに変更となった。これは残念というか、旅行会社は人数が多くて儲かっているのに、その分、参加者が割を食うというのはどうかなあと少し不満が残った。
 昼食後、最後に午前中に行ったポイントをピークの上から眺望する「ダンテスビュー」へ行く。素晴らしい眺めでPCの壁紙用の写真をたくさん撮影した。
 デスバレーの説明に何もない砂漠というようなことが書いてあるが、何もないことはない。素晴らしい景観を多く持つ本当に印象的な観光ポイントで大満足であった。
 なお、デスバレーは猛暑で有名だそうだが、今回は暑かったが我慢できる程度で(35~40度くらい?)、ラスベガスのアスファルトの上のほうが暑かった。
 17:00頃、ホテル帰着。

★「バレーオブファイアー半日ツアー」
 私は、岩の風景はもういいよという感じだったが、妻が「今度こそ最後なんでしょ、有名なところなら行っておきたい」というので午前中のツアーに参加した。
 バレーオブファイアーは車で1時間の場所にあるので、通常はレンタカーに乗って自力で行くのであろうが(ツアーも少ない)、我々は運転中に眠くならないように規則正しく生活してお酒を控える自信がないので、旅行会社の助けを借りることにした。
 このツアーの客は我々だけ。ガイドさんも過去10年間に3回しか引率したことがないと言っていた。

 ここは、真っ赤な色をした砂岩がいたるところに飛び出した砂漠で、奇妙な岩のポイントを巡る。岩はそれほど大きくないので登っていくこともできる。エレファントロック、ホワイトドーム、アーチなどそれぞれの岩もいいが、全体の景観がとてもすばらしい。例えるなら、熊本の草千里の西部劇版といった風景で、本当にドライブ向きである。実際にシーニック・ドライブなどという道もあって自分で運転したくなってしまった。あまり期待していなかったがとてもよかった。妻などは「これまでで一番よくなかった?」などと言っていた。

 ラスベガス周辺にはグランドキャニオン、モニュメントバレーをはじめとした世界有数の巨大観光スポットが複数あるので、それらと比較するとバレーオブファイアーなどはお勧め度は落ちてしまうのだろうが、見どころ満載の楽しい観光スポットだ。
ラスベガスには通常の基準からは抜群におもしろい観光地、大自然がまだまだあるのかもしれない。次回はフーバーダムか!?

●スパ

 MGMグランドの「ゼン・ストーン・マッサージ」とマンダレイベイの「マンゴー・パパイヤ・シュガー・グロウ」というトリートメントがお勧めのようだったので、この2つにしようかと思ったが、何かと便利な宿泊ホテルのスパも捨てがたかったので、初級編をエクスカリバーのスパとし、上級編をマンダレイベイのスパにした。

★「ロイヤル・トリートメント・スパ」(エクスカリバー)
 最近オープンした新しいスパ。プールの敷地内にある。どのコースにするか迷ったが、ツボを押してくれるのがいいだろうと予約の受付で「リフレクソロジー」をお願いすると手と足だけでボディはないけどいいかと聞かれる。そう言われるとボディもあるほうがいいような気がしてきて、ボディもあるマッサージは何になるかと聞くと「ディープ・ティッシュゥ」だろうというのでそれでお願いした。50分100ドル。午前中に行って、希望どおり当日の19:00が空いていたので私と妻の分を予約した。時間の30分前にSPAに来るように言われる。

 受付でルームチャージの手続きを済ませ、チップはどうやって渡せばいいかと聞くと、もしいただけるのであればこの袋に入れて直接本人に渡すか受付にお預けくださいと黄色いぽち袋が入っている束を示してくれる。ここのスパは、メンズ用の部屋とレディース用の部屋とは完全に分かれている(と言うのも以前体験したサイパンのスパはマッサージ前にリラックスする施設は男女共用だったため)。
 メンズ用の受付で書類を渡すと、ロッカーの鍵とサンダルを渡され、施設の説明をしてくれる。最後に5分前にこの部屋で待っているようにといわれ、フリータイム。
 ロッカーにバスローブがあるので真っ裸になってこれを着てジャグジールームに行く。誰もいないので、小プール風の泡風呂に入る。大浴場に入るのは本当にリラックスできて最高である。施設も新しいしこれは極楽だ。それから、サウナに入る。サウナは日本に比べると温度は低く設定されているので、ちょっと雰囲気は違うがこれも気持ちいい。サイパンのスパはマッサージ前の施設がとても利用できるような雰囲気になかったが、ここは施設を使えてリラックスでき、もうこれだけでも来てよかったという気になる。

 時間になって、待機部屋でレイカーズのプレイオフの試合をスパのスタッフ2人と見ていると、そのスタッフの一人が私の名を呼ぶのでちょっと驚いてしまった。この時点でマンダレイベイの予約も完了していて、マンダレイベイでは男性客は男性によるマッサージになるがいいかと確認を受けていたのだが、こちらでは何にも言われていなかったのでてっきり女性によるマッサージだと思っていたからだ。
 よろしくと30代?の白人男性に握手を求められて少しまごつきながら個室に入る。彼から、私はこれからちょっとの時間外すのでその間に、バスローブを脱いでこのシーツにうつ伏せになって、下半身にはバスタオルをかけておいてくれと言われる。
 「ディープ・ティッシュゥ」マッサージは、指圧が指先でオイルなしでやるのに対して、肘や腕を使ってオイルを塗りながらやるマッサージ。
 始めはオイルの感触が少し気持ち悪いが、慣れると気持ちよくなる。背中を中心に、顔以外の全身を掌、腕、肘を使ってマッサージしてくれる。途中で仰向けになり同様のマッサージが続き、時々ウトウトしていると50分が過ぎる。
 気持ちよかったが、正直言うと私には物足りなかった。好きなのは足裏、顔、頭の指圧風のマッサージなのでそもそもの手法が違っていたこともあったが、マッサージする男性も熟練というレベルではなかったようだ。それでも、トータルでは事前の施設利用がとても快適だったこともあり満足度は大きかった。チップは20ドル渡した。
 一方の妻は同じコースだったが、とてもよかったとのこと。聞いてみると、息を吸ったり吐いたり呼吸をさせながらマッサージしたり、丁寧に肩のマッサージをしてくれたりと私とはちょっとやり方が違っていたようだ。きめ細かなサービスができる熟練者が担当していたのだろう。施設利用の面では、ジャグジーは水着を着た中年女性が先に入っていたので、入らずにシャワーだけ利用したとのことだった。

★「スパ・マンダレイ」(マンダレイベイ)
 カジノフロアの一階下のプールに隣接しているスパ。私は比較してみようと「ディープ・ティッシュゥ」マッサージ、50分120ドルを予約。妻はトリートメントの「マンゴー・パパイヤ・シュガー・グロウ」、50分125ドルを予約した。

 30分前に到着し、支払い手続きを済ます。ここはクレジットカード払いでレシートを打ち出して持ち込むので、チップは最後に記入できる。なお、宿泊ホテルでないスパでのマッサージの利用は、てっきりスパ利用料(30ドル)+マッサージ料金だと思っていたのだが、スパ利用料はいらないようだ。これは予想外で助かった。

 メンズスパの受付で同じような手続きを済ます。このスパには受付脇のスペースに、ミネラルウォーター、各種ジュース、スターバックスのコーヒー2種、紅茶のティーバック、食べ物として果物(立派過ぎて誰も手をつけない?)、パウンドケーキ、ナッツ盛り合わせが置いてある。エクスカリバーは給水機だけだったのでえらい違いである。
 一番の違いは、ジャグジーの豪華さで、ローマ風高級銭湯(?)の趣である。ジェットバスとなっている浴槽が4つ、冷水が貯められている浴槽が1つと5つに区切られていて、その周りに寝転がるチェアが6つくらい置いてある。私はチェアでゆっくりしなかったが、いろんな雑誌も置いてあるので長居している人もいるようだ。
 白人、イタリア系、ギリシャ系(?)のでっぷり太っていかにも大金持ちそうな客も結構いてジロっと睨まれたりするので始めはビビってしまうがそれも始めだけである。
 2~3人浴槽に入っているが、水着を着ている人もいるし、ここに裸で入っていいのかなあと躊躇したが、まあいいやと思い、裸になってジェットバスに浸かった。後でだんだん分かってきたのだが、スパだけの利用者は水着を着ているが、マッサージを受ける人は裸のようである。隣接しているサウナも利用して大いにリラックスすることができた。

 待機部屋(飲み物、食事があるスペース)で待っていると、次々と担当者がやってくる。この時は3人が同時にサービスを受けていた。因みに、妻の女性スパでは6人くらいが同時だったそうだ(エクスカリバーは男性1人、女性1人)。

 私の担当者は、40代の落ち着きのある白人男性、一応初めてだというと、ディープ・ティッシュゥと指圧の違いを説明してくれた。
 個室に移動し、同様の指示があり裸になってシートにうつ伏せになりマッサージが始まる。背中のマッサージから始まるが、背骨、あばら骨、筋肉のつくりをよく承知しているような丁寧で、かつものすごく強いマッサージである。始めから、これはエクスカリバーと比べて全く技術、知識が違うことが分かる。このスパのコースには「SHIATSU」などもあるので、多くの手法を身に付けているのだろう。ツボがよく分かっている。ただ、圧しはかなり強いのだが好みなのでそのままやってもらった。
 圧しだけでなく、整体のようなサービスも受けて全身のマッサージを終わる。ふう、よかった。とても満足度の高いマッサージである。可能であれば他のマッサージも受けてみたい。レシートのチップ欄に25ドルと記入し、握手して個室から出る。力を入れたサービスを受けたので、結構、体中に疲れが溜まったような感じがあったので、しばらくシャワーは浴びないようにと言われたような気もしたが、ジェットバスで疲れをほぐしてから、スパを出た。
 ところが・・・その後、何か体が重いというか疲れが取れないなあと思っていると、その日の夜中、目が覚めて、背中、足の筋などに痛み、コリ、熱があり、ちょっと眠れなくなってしまった。やっと状況が分かったが、要するに、マッサージの圧しが強すぎて、どこか分からないが痛めてしまったのである。翌日(最終日)の夜にクラップスをして立っていると腰が辛くなって屈伸をしたりした。これは後に残るかもしれないなあと心配したが、大事には至らず、帰国したら直ったのでほっとした。
 これについては、担当者から強すぎたらそう言ってくれと言われていたので、我慢した私に非がある。考えてみたら、私の倍以上の厚さがある白人に対してもあの強さでやる筈である。ヤワな日本人の限界を超えた圧しだったのかもしれない。このようなことがあっても、このスパ、マッサージの印象を悪くするものではない。
 この施設、マッサージの技術とエクスカリバーとで差が20ドルしかないということは信じられない。1.5~2倍近い差があって妥当である。このスパは本当に素晴らしいと思う。

 妻のトリートメント「マンゴー・パパイヤ・シュガー・グロウ」であるが、マンゴーとパパイヤの香りがついた氷砂糖を細かくしたしたようなもので、背中から身体全体をスクラブされる。このザラザラとした感触がとても気持ちいい。部屋中が甘い香りに包まれるのでうっとりしてしまうそうである。
 一旦、シャワーで残った砂糖を洗い流した後に、オイルを丹念に体中に塗ってもらい終了。つるつるになったおかげで足のサイズも少し小さくなったような気がしたそうである。
願わくばお肌のツルツル感がもう少し持続してくれればよかったらしいが、ここラスベガスでは強烈な日光かクーラーの強烈な冷風を浴びるので、1~2時間すると元に戻ってしまったと言っていた。
 いずれにしても、初めてのトリートメントの体験だったが、マッサージとは違う満足感を得られたようである。

●ショー

 旅行の日程を決めるに当たっては、オーとミスティアの両方を観れるスケジュールにしたのだが、ミスティアのまとまった休演日に変更があり、ミスティアは観れなくなってしまった。我々としてはオーよりもミスティアをもう一度観たかったのであるが・・・残念。

★「ラ・フェム」(MGMグランド)
 ミスティアの替わりに何かショーを観たいけど主要なショーはだいたい観たし・・・探したところ、MGMグランドの「ラ・フェム」がパリのクレイジーホースのコピーだというので、それならトップレスショーでも面白いかもしれないと観ることにした。

 予約はしなかったので当日、窓口で購入。均一料金だがステージに近いほうからセクション1~3に分かれており、センターサイドのセクション3で観た。以前、パリで観た「クレイジーホース」は立ち見席だったが、ここは、1テーブルに4~6席、それが30テーブルくらいある。
 ショーは、女性のトップレスショーというより、きらめく光のショーで、ほとんど
いやらしさはない。女性のラインの美しさ、光のうつくしさ、音楽に合わせた艶かしくコミカルなショーが続きとても楽しめた。メインのショーと繋ぎのショーが交互にあり、繋ぎのショーがちょっと似通っているので、私は後半何度か寝てしまったが、妻はラスベガスではじめて一度も寝なかったショーとなったようだ。
 ここはミニシアターで、スケールの大きいジュビリーとは比較しにくいが、我々はこちらの方が面白かった。

★「オー」(ベラージオ)
 3ヵ月前の予約開始日からベラージオのサイトで席をチェック。事前のシミュレーションで、「102、104の前から4列目までの端席」→「104の後ろから3列目までの端席」→「202、204、(203)の後ろから2列目まで」→「LOGGIA」の順番で席が売り出されるプログラムと把握。頻繁にチェックして、予約開始から2日目くらいに目当ての「104の後ろから3列目の端席」(L18-21)をゲットした。
 気合を入れてせっかく手に入れたチケットだったが、両親キャンセルで私はどちらでもよかったが、妻がもう一度観たいというのでキャンセルはしなかった。ベラージオの窓口でチケットの受け取り。余った2枚は、聞いてみるとキャンセルOKとのことだったので払い戻しをしてもらった。

 前回は、キャンセル待ちをしたので、開始5分後くらいの入場だった。今回は、約10分前からのピエロも含めて初めて全てを観ることができた。今回も大いに楽しめたが、正直言って前回初めて観たときほどの感動はなかった。一度観ているのでそんなのは承知の上での観劇だったが、水関係、空間のド迫力の舞台装置の驚きがないと、演技そのものは大したレベルでないように思える。ピエロが笑えないのも苦痛である。やっぱり人間の躍動美のミスティアがよかったなあと思った次第である。
 オーがあまり面白くなかったなどと言うと、何を偉そうにと言われそうだが、妻も、前回は本当に感動したけど、今回は演技はそこまでしかしないの?と思えるシーンが結構あったと言っていた。


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ラスベガス旅行記2004年5月(食事・カジノ編)


●食事
 ラスベガスでは、ジャンクフードイーターとなり(栄養補給はMGDビールで!?)食事はお腹がすいたら適当に済ます程度の我々だが、今回は少し水準を上げてレストランでの食事を楽しむことにした。

★「トーフ ハット」(チャイナタウン近く)
  最近、多くのサイトで紹介されている「TOFU HUT」。チゲ豆腐鍋(スンドゥブ)が有名というのでチャイナタウン散策のついでに食べにいった。マンダレイベイからタクシーに乗って5分くらい(チップ除きで11ドル)。チャイナタウンの道路を挟んで前にある。サムゲタン、焼肉など本格的な韓国料理もあるようだが、メニューの先頭に載っているのが、約10種類のチゲ。どれも8~9ドルくらい。
 私は「ポーク」のスパイシー、妻は「クラム(あさり)」の辛さ普通を注文した。ビールを飲みながら待っていると、まず韓国料理特有の小皿がでてくる。白菜のキムチ、きゅうりのキムチ、チャプチェ、何かの白和え、サラダ。そして、ご飯とぐつぐつ煮立ったチゲが出てくる。
 とても美味しい。適度な辛さと熱さが食欲をそそる。中身は日本で食べるものと大きな違いはないが、豆腐を含めて具材が細かくカットされているので食べやすい。
 ラスベガスではホテル以外の場所で食べるのは初めてとなるが、窓からストリップとは違う日常的な普通の風景(チャイナタウンではあるが)を眺めて食べていると結構リラックスできる。まさに食堂である。小皿もおいしく、安いし、また来たいと思わせる。
 一点あれっ?と思ったことは、事前の情報、また、メニューの写真を見てもご飯は石焼の器で出るようになっていて、実際、韓国系のお客さんにはそれが出されているのだが、我々には韓国式の金属製の小ボウルで出てきたことだ(中はおそらく同じ石焼ご飯)。これは、我々の推測だが、日本人客は少食で石焼の器で出しても残す人が多いから日本人と分かると小さい器にしているのではないだろうか。チゲは一見小さく見えるが結構食べごたえがあり、更に小皿を食べるとお腹一杯になってしまう。実際に我々はその小ボウルでも食べきれなかった(従って、我々は文句なしである)。

 因みに、チャイナタウンは、文字通り中国系による中国系のための食材、商品のショップ、スーパーマーケット、レストランの集まりで、ここ固有の何かがあるわけではない。チャイナタウン内、周辺にはいろいろと美味しい店があるようなので、その食事をメイン、ついでにチャイナタウン見学なら一度くらいいいかもしれないが、その逆だとわざわざ来るまでのことはないような感じがした。我々は、自分達用のお土産として「龍井茶(ロンジン茶)」を買った。

★「ステーキハウス・アット・キャメロ」(エクスカリバー)
  ラスベガス5回目にして初めてのステーキである。
 量が多いと聞くので、どのくらいの大きさなのかホームページ内のメニューで事前に調査しておいた。一番小さいサイズの9オンスで255g、12オンスだと340gくらい。日本のスーパー、ステーキ屋では1枚160g~200gくらいのようだった。我々は最小の9オンスで十分ではないかとイメージしていた。

 夜9:00頃の入店で、半分くらいの入り。シーザーズサラダとオニオンスープ、そしてステーキは、量が1人あたり8オンスくらいで、値段は一番高い「シャトーブリアン・フォー・トゥー」という2人前のヒレステーキ、65ドルを注文した。
 サラダとスープは、てっきり2人分の分量だと思っていたが、意外にも日本での小ぶりな1人前、味も繊細で結構美味しくいただけた。
 シャトーブリアンはブロックの肉なので、テーブルサイドで切り分けて、ローストビーフのように(ローストビーフそのもの?)一人4枚ずつサーブしてくれる。
 ジューシーでやわらかく美味しかったが、感動するほどではない。日本人好みの油分の多いサーロインステーキも食べ比べてみたかった。

★「ノブ」(ハードロック)
 「百味」にも惹かれたが、一度どこかで「NOBU」を体験したいと思っていたので、ハードロックホテル店のすしバーを利用した。

 ハードロックホテルに17:00頃到着。18:00から開店なので、とりあえず店の場所を確認すると、入口に張り紙があって、上半身裸、水着などでの入店はご遠慮くださいとあり、最下段に男性は襟のあるシャツでお願いしますとある。私はTシャツだったので、えっと思い、スタッフが中にいたので、この格好で大丈夫か?と聞くとOKと言われたのでほっとする。

 すしバーの客は我々が最初で、カウンターの一番奥の席に案内される。まず、スタッフから説明があり、スシを頼むのならカウンターにいる職人に直接、それ以外のメニューは我々スタッフに注文してくださいと言われる。
 まず飲み物はと聞かれ、MGDと言うと、キリン、アサヒ、サッポロしかありませんと言われるので、キリンを注文する。飲み物が出されるが、この和風でシックな内装にスタッフの腕の刺青がアンマッチで、さすがハードロックである。
 一番奥の席なので目の前にいたのはスシバーのトップだと思うが(タカさん)、「日本語大丈夫ですか」と聞くと「日本語しか分かりません」と言われる(実際はスタッフと英語でコミュニケーションしていた)。ラスベガス7年、ノブは5年とのことだった。
 まず、トロ、イカ、甘エビ(頭のから揚げ付き)、アナゴを注文。おいしい。日本で食べる最上のネタではないが、日本で食べてもおいしいレベル。
 次と思ってメニューを見ていると、「何かつまみを作りましょうか?」とタカさんが言うので、「刺身ですか?」と聞くと「いや、ノブのスペシャルのようなものです」とのことなのでお願いした。
 一品目は、サケの切身を軽く炙ったものをガーリック、オリーブオイルなどで味付けしたもの。おいしかったので、もう一品お願いすると、ホタテを薄くスライスしたものに梅とコリアンダーをのせて味付けしたもの。これもおいしい。
 実は私は、サケもホタテもあまり好んで食べたいネタではないのだが、これはおいしかった。料理部門とすしバーの調理は別なのだろうが、ノブ風料理の片鱗を垣間見たつまみだった。
 最後に、タコ、アワビ、カリフォルニアロールの手巻きを注文。日本酒(鬼ごろし)と一緒にいただくスシはとてもおいしかった。

 ネタは、世界中から持ってくるらしいが、日本からのものが多く、ウニ、アワビはカリフォルニアからと言っていた。シャリはカリフォルニア米。
 すしバーは予約を取らないので並んだら入店できる。テーブル席も1/4くらいの入りだったので聞いたら、ウィークエンドは空いていることもあるが週末は予約で一杯との事だった。日本人客はそんなに多くなく、GW、お盆休み前後、年末年始以外はあまり見ないと言っていた(我々もはじめ「現地に住んでいる方ですか?」と聞かれた)。

 スシの料金は、だいたい7~9ドル(2カン)、トロとアワビだけm/p(時価という意味だと思う)となっていた。トータルで147ドル、チップ込みで170ドル。
結構高いが、やはりスシを食べる、日本語でコミュニケーションできる安心感は抜群である。もちろん、これまでラスベガスで食べた中で最もおいしい食事となった。

★「ホフブロイハウス」(ハードロック近く)
 ここは、食事処兼観光名所だろうか。ドイツ・ミュンヘンの文化遺産的ビアホールのレプリカというので、軽く一杯飲みに行った。
 14:00頃だったが、半分くらいの入りで、片付けた後なのかもしれないが清涼飲料水だけを飲んでいる人、食事だけの人もいるようだった。我々も料理を2品頼むと、係りの女性が行ってしまいそうになったので、呼び止めてビールを注文した。
 私は黒ビールDunkel(デュンケル)の0.5Lを、妻はオリジナルの0.5Lを注文した。本場で飲んだことがないので比較しようがないが、Dunkelはイメージとは違いコクも少なく飲みやすい味。さらりと飲める。オリジナルは、ピリリと痺れてコクのあるビールだった。この店の味だと我々はオリジナルのほうがおいしく感じた。
 つまみとして頼んだソーセージはとてもおいしく、付け合せのお菓子のプレッツェルを大きくしたような塩味のパンもなかなかいけた。しかし、名物と書かれていたポークローストは、ちょっとくさみがあって我々の口には合わなかった。
 今回は昼だったのでお上品な雰囲気の客が多かったが、夜になるとバンドが演奏したり、ハードロックからイカれた客が合流したりと雰囲気が一変するのだろうか。

★「GRAND WOK」(MGMグランド)
 皆さんお勧めのアジア(和食、中華、その他)料理店。ラ・フェムの後、閉店時間前に入る。すしバーがあり、その奥で豪快に中華料理を調理しているのでライブクッキングのような美味しい料理が出できそうな雰囲気がある。
 メニューを読んでも料理をイメージできないものも結構あったので、定番系で適当に野菜炒め、麺、炒飯を注文した。「中国青菜炒め」は、青菜の部分もあるが、メインが茎でこれを食べるのかという料理。茹でて青々としていてアスパラガスならいくらでも食べられそうだが、茎だとこんなには要らない。マヨネーズがほしくなった。
 「旦旦(ダンダン)麺」は、甘辛い麺で、この甘さと辛さの按配は日本の中華料理屋でもなかなか成功している店は少ないのだが、この店のも不味くはなかったが、高水準という訳でもなかった。しかも、汁が少ないのでちょっと食べにくかった。
 「揚州炒飯」は、あんかけ炒飯だと思っていたが、出てきたのは普通の五目炒飯だった。炒飯としてはおいしかったが、もう少し変わったものが良かったかなあと思った。

 いずれにしても、我々は時間がなくて焦っていたのか、残念ながら、うまく注文できなかったようだ。

★「ヌードルズ」(ベラージオ)
 我々には珍しく2度目の店。ここは前回も思ったのだが、とてもサービスがよくて気持ちがいい。スタッフは全員中国系であるが洗練されていて、とてもオープンである。
 それと、ここの味付けは、日本で食べる中華料理の味付けと、全くと言っていいほど同じで口に合う(逆に普通すぎて拍子抜けするところもある)。
 今回は、「えびの揚げ餃子」、「あわびと鴨肉のお粥」、「牛肉入り焼きビーフン」を注文した。どれもおいしかったが、お粥は前回もそうだったが、薄味というより味なしで具材の微妙な味、風味だけ。これはこれで胃にやさしいのだが今回は少し塩を振りかけて食べた。牛肉入りビーフンは、想像していたものとちょっと違い、牛肉は細切りでなく、ステーキ肉のぶつ切りで、麺はきしめん風の平麺。ビーフンということは米の麺だと思うが、普段食べる小麦の麺との違いはよく分からなかった。しかし、これはこれで豪快でとてもおいしかった。

★「コールド・ストーン・クリーマリー」(エクスカリバー)
 今回は珍しくしっかり1日2食いただいたので、ほとんど軽食を食べることはなかったが、この店だけは前回もおいしかったので再訪した。前回は冬にも関わらず行列があったが今回は昼前でまだ人が少ないのか、他に客はいなかった。
 前回は自己流でミックスして失敗したので、今回は店の定番の中から、私は「ロッキー・ロード・トリップ」というチョコレートアイスに、マシュマロのダブルにナッツをミックスしたもの、妻は「バナナ・スプリット・ディシジョン」というバナナアイスに、イチゴとナッツをミックスしたものを注文した。
 ここのアイスは伸びるアイスと具材の食感が楽しい。どちらもおいしかったが、スナック系ばかりだと少しくどいので、何か果物系をミックスしたほうがおいしいようだ。

●カジノ

 肝心のカジノであるが、ほとんどエクスカリバーでBJ、クラップス、スロットマシン(少し)などをプレイして、ズルズルと負けただけなので詳細をご報告するまでもない。
 そこで、特記事項、参考情報、印象残った出来事について箇条書きしたい。

★初日は、景気付けにBJで300ドルだして25ドルプレイで始めた。まあまあ調子よく、イーブンから若干プラスくらいで推移するので、たまに50ドルに上げてプレイ。それでも調子がいいので100ドルに上げたのだが、すると、ディーラーが「チェックプレイ!」と声を張り上げて、ピット内のネクタイ組に注意を促し、ずっとではないが監視を受けながらのプレイになる。これまでディーラーと和やかにプレイしていたつもりが、私が何か悪いことをしているような雰囲気になってしまい気まずい。ベット額を下げたが、しばらくしてまた100ドルにすると、同じように「チェックプレイ!」とまた声が入る。うーん、これはやりづらい。この後は50ドル以下でプレイした。暫くプレイして最終的には100ドルくらいの負けで席を立ったが、この監視には参った。カウンティング防止もあろうが、それより客の儲けすぎに目を光らせているようである。
 因みに、エクスカリバーのBJテーブルの8割以上はミニマム5~10ドルのシングルデック、残りがミニマム25ドルの6デック。時間帯によっては5ドルの6デックもあったようだが。

★今回勝てたBJは一度だけで、とても不思議な時間帯だった。それは、シングルデックのテーブルで、黒人の女性ディーラーが5回中4回以上バストしてくれるのだ。そのディーラーは黒人客と冗談を言い合って爆笑しながらディールしているのだが、あれっ、やたらとバストするなあと気づいた後は、親のアップカードが10でこちらが13-16でも全てステイしたが、親がことごとくバストしてくれる。ベットを30ドルくらいに上げて連戦連勝となるが、ディーラーは話しに夢中で一向に関心なしといった感じである。隣りの人は負けたのに配当を貰っていた。このプレイヤーにとって夢のような時間帯が20~30分続いただろうか。それでも-150ドルから+300ドルくらいの改善にすぎなかったが(気が弱いので)、通常のディーラーの強さからすると信じられないことである。その後、このディーラーを探したが、もう見ることはなかった。
一方で、負けたBJは数知れず。単純である。25ドルベットして、座ってから8回続けて負けると、まだ手持ちがあっても耐えられずに、立ちながら「サンキュー」と言うのがやっとである。

★クラップスでは、今回は、パスライン-ポイントが立って-オッズ、そして引き続きカムという正攻法中心でいった。こちらの方が、前回までのプレイスベットよりも効率がよくノッている時間帯の入りも多い。今回はチップに余裕のある時にはハードウエイ(ゾロ目)にトライして当たることもあれば外れることも多々あった。しかし、どんな賭け方をしようと、ツイているかツイていないか、それが全てで控除率などあまり関係ない。7以外の数字が続いてくれるか、早々と7が出てしまうか。今回は、セブンアウトの連発にやられてしまった。ツカない時はシューターからシューターへと7の悪夢が連鎖して、テーブルの上にため息、ため息。それでも3勝6敗くらいだったのでBJに比べると私は相性がいいようだ。今回は自分のシューターが調子よかったのが不幸中の幸いである。自分流の投げ方もやっと確立(?)することができた。特に大騒ぎする若者グループがいるゲームでシューターを続けるのは楽しく誇らしい。盛り上がった場では、1投おきに6~7人とハイタッチ、グータッチをしなければならないので大変だが、しばらく続いてセブンアウトとなっても、拍手してくれ、大して儲かってないのに立ち去るときにさっきはありがとうと握手を求められると何か感動してしまう。

★性懲りもなく、今回もレットイットライドを何度かプレイしたが、やはりツーペアどまりである。このゲームは、多くの人がフルハウス、4カード、ストレートフラッシュあたりを夢見てプレイしているのだろうが、その手前のスリーカード、フラッシュ程度の現実的な手すら全くこない。このゲームはディーラーが特殊なシャッフルをするので不利なのは承知しているのだが、それを乗り越えての好運を求めるが・・・とても遠い。

★スロットマシンは、最近出ないので控えることにした。それでも少しだけプレイ。エクスカリバーではWOFの1ドル台を10~20ドルで何度かプレイ。SPINは10回以上きたが25か30止まりである。とても渋いので最後のほうは、10ドル入れて、SPIN、30が出たらそれでキャッシュアウトしたりしていた。
 その他ではMGMグランドのWOF5ドル台には2度お賽銭を上げに行ったがヒットしなかった。今回、一番当たったのはTIにあった「スイングタイム」という機種で、何度かボーナスゲームを引き、80ドルくらいでキャッシュアウトした。1,000ドル連発、500以上でないとキャッシュアウトできないよなど遠い昔である・・・。

★今回は、我々のようなローローラーでどのくらいコンプが得られるのか、少し意識してプレイしてみた。ところで、テーブルゲームでは100ドルバイインして始めることが多いが、その100ドルでカードを出すかどうかが躊躇するところで、出せば10ドルフラットでも少しは評価してくれるとサイトで読むのだが、実際に100ドルでカードを出す人は少なく、実際どうなのかなあというのが長らくの疑問であった(今もよく分からない)。ただ、エクスカリバーでは100ドルでもカードを出す人が多いのを前回、チェックしていて、それが今回、エクスカリバーを選んだ理由の一つでもあった。このホテルなら堂々と100ドルとカードを出せる(笑)。エクスカリバーで評価の対象になるのは、BJだと10ドルベットからで、妻がカードを出して5ドルでプレイしているとそれでは評価できないと言われた。これがレットイットライドであれば5ドルでもOK(それだけこのゲームは勝てないということか)。クラップスは流れが悪いとすぐ移動することもあるので自分からはカードを出さなかったのだが、しばらくプレイしているとディーラーからカードはないかと聞いてくることがあり3~4回出した。確かではないが、200ドル以上のチップを持ち込んで10ドルプレイしていると声がかかるようだ。その他、スロットマシンもたまにプレイ。妻のスロットマシンは5セント台が多かったのでそれほど関係なかったかもしれない。
今回トータルでどのくらいプレイしたのかよく分からないが、観光などで外に出ていることも多く、夜中も早々に引き上げたのでコンプを得るには少なかったと思う。BJでは25ドルでプレイした時間帯もあるが、大半は10ドルベットくらい。その結果、今回得たコンプダラーは160ドルである。前回使用せずに残っていた分が70ドルあったのでトータルで230ドル。スパ2人分とカフェでの食事30ドルがコンプされた。その他、キャッシュバック18ドル。
 もちろん無いよりはとてもうれしいが、この程度のコンプダラーでエクスカリバーに拘ってプレイする必要はなかったなあというのが正直な感想である。今回、エクスカリバーばかりでプレイしていて飽きてしまった(笑)。系列ホテルのテーブルゲームでどう評価されるのかよく分からなかったので今回は止めておいた。
 次回があるのであれば、コンプは全て忘れて、従来どおりいろんなホテルで自由気ままにプレイするのが我々には合っていると思う。

★私の景気の悪いカジノ話しが続いたので、口直しに今回遭遇した他人様の大勝ち・大当たりシーンを二つ。
 一つめは、観光か何かからエクスカリバーに戻りカジノエリアに足を踏み入れたところ、目の前にいた中南米系の中年男性が雄叫びを上げてうずくまり、そして奥さんと抱き合って喜んでいる。何かと思って前のルーレット台を覗くと、100ドル札の束を「黒」と「13-24」に賭けていて、出た目が「黒13」。失礼ながら格好からして金持ちのプレイというより、有り金全部を一発勝負したような雰囲気だった。勝ちは5,000ドル。「黒」に3,000ドル、「13-24」に1,000ドル賭けたようだ。いやーすごい。おそらく、玉を投げ入れた後にベットしたのだと思うが、アジア系の若い女性ディーラーがしまったという思いを押し殺して賭け金のチェック、配当をしていた。
 ただ、その勝者のおじさんがディーラーに配当チップの貰い方のような指示をしたら、ピットのネクタイ組2人から、それはダメだ、こちらの払い方がある、それから2度とそのような 賭け方はするな、それがここのルールだみたいな事をわあわあとまくし立てられて、おじさんはシュンとなっていた。でもカジノって客が大勝して本心気に入らなくても、表面上はおめでとうと言うところなんじゃないのだろうか。最近のカジノの勝っちゃだめという雰囲気は本当に嫌である。
 それにしても5ドルチップの1枚賭けばかりのエクスカリバーなだけに、この勝負はすごかった。

★二つめは、オーを観るためにベラージオに移動して、オーシアターに向かっている途中、スロットマシンエリアから、すごい歓声が聞こえたので、何かと近づくと、あるスロットマシンで緑色の楕円形が3つ揃っている。わお、3ベットなので、最高額の20,000ドルだ。トリプルダイアモンドか10TIMESのような機種の5ドル台。いつからプレイしていたのか分からないが残り9クレジットでのヒットだったようだ。当てたのは、中年の白人男性で、5メートルくらいを行ったり来たりしながら興奮して何かを喚いていた。税引きでも14,000ドルか、すごい。

★今回の為替レートは、エクスカリバーでは0.0087(114.9円)、ベラージオでは0.008838(113.1円)。期間中のレートは111円くらいだったと思うが、やはりベラージオのレートがよかったようである。

★妻は、5セントスロットマシンの「クレオパトラ」や「ユニコーン」を楽しんだようだ。しかし、ボーナスゲームに入っても渋くて、前回のように勝つことはほとんどなく、ジリ貧で 結局無くなってしまうことが多かったようだ。そこで1セントスロットに活路を見出して、結構、おもしろい機種もあったようである。
 楽しかったけど、ちょっと渋かった今回のエクスカリバーのスロットマシンだった。

★結果は、初日-450ドル、2日目-150ドル、3日目+200ドル、4日目-400ドル、5日目-800ドルで計-1,600ドル。妻は計-350ドル。

★最終日の深夜1:30頃、ONEクラブでキャッシュバックとコンプラダーを精算した後、私はクラップスを約1時間半プレイして全てのプレイを終了したのだが、その際、ディーラーからカードはあるかと聞かれたのでもう関係ないけどと思いつつ出した。それを帰国後、あれで幾らくらい付いたのかホームページで確認すると74ドルもコンプダラーが残っていた。こんなに付くのかなあと思って、念の為、妻のカードをチェックするとこちらは50ドル。妻も1セントか5セントスロットなのでこんなに付く筈はない。これは次回への誘い水とするための前出し(後付け)コンプダラーなのだろうか。

●復路

 LAXからの成田便も端の2席にしてもらったのでよかった。映画5~6本のなかに、「解夏」、「半落ち」があったので楽しんだ。このクラスの日本映画はわざわざ劇場で観ることは残念ながらないが、こういう時間つぶしで観るには最高におもしろい。特に「解夏」は感動して3回も観てしまった。15:15頃、成田着。

 5回目の訪問で、これまで遊んでいない分野をシラミ潰しに体験した旅行となったが、今回も楽しい時間を過ごすことができた。毎回、「もう当分ないだろうなあ」と思うのだが、さて、どうなるだろうか。またいつの日か、さらに賑わいの増したラスベガスに戻ってきたい。


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ラスベガス~ホノルル旅行記2003年12月 (ラスベガス編)


 昔のラスベガス旅行記の第2弾。とある海外旅行のホームページに投稿したものを転載します。初めてのラスベガス旅行のちょうど1年後にあたる4回目のラスベガス。初めてプレイしたクラップス(写真)と帰りに寄ったハワイとが印象に残っています。


●旅行日程

12/24(水) 成田→サンフランシスコ
         サンフランシスコ→ラスベガス
12/28(日) ラスベガス→ロサンゼルス
         ロサンゼルス→ホノルル
12/30(火) ホノルル→成田


I.準備編

 今年の年末年始も休みが長そうなので9月初めに旅行を計画。この1年は3回続けて、ラスベガスに行っているので、初めはそろそろこれまで行ったことのない別の所・・・シドニー、ハワイなどをガイド本、サイトなどで研究、かなり魅かれたが、もう一度、カジノで思う存分遊びたいという思いが強くなってきて、またまたラスベガスに。これにハワイを組み込むことで妻の了解も得られた。

 計画段階では、ラスベガス3泊→ホノルル4泊をイメージしたが、最近利用している格安航空券サイト(アルキカタ・ドット・コム)で予約すると、UAの周遊航空券のロサンゼルス→ホノルル便が品薄、ホノルル→成田便(年明け便)が全く取れなくて、結局、ラスベガス4泊→ホノルル2泊の日程に。ラスベガスは4回連続で4泊滞在となった。初めてのハワイが2泊というのはどうしようもなく早足となるが、かといってUAの正規ディスカウント料金でも高すぎる我が家には仕方のない選択となった。空港使用料なども含めると一人11.5万円。
 ホテルは、ラスベガスはルクソール、ホノルルはアウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチをオンライン予約。ラスベガスではこれまでモンテカルロ、MGM、バリーズと泊まってきたが、ルクソールは、前回の旅行で比較的当たりが多くて印象のよかったホテル。69/109/119/119ドル、トータル453ドル(9%税込み)というレートで予約。クリスマスのレートは比較的安い。3ヶ月以上前でこのレートなので、近づけばかなり跳ね上がると思っていたが、ほとんど変わらず、逆に2週間前にはトータルで65ドル安いレートになり唖然。チェックイン時に、レート変更の交渉はできるかなと考えていたところ、結局、直前はトータルで同じ料金となった。
 アウトリガーグループのホテルは、この時期にネットで予約できた唯一のワイキキビーチのホテルだった。滞在期間が短いので今回は部屋から海が見えるワイキキビーチにこだわる。奮発してオーシャンフロントの部屋で2泊740ドル(11.41%税込み)。かなり高かったが、他のワイキキビーチのホテルはだいたいクリスマス前までの料金設定しかなく予約ができなかった。年末年始の料金は一体いくらくらいなのだろうか。
 その他では、ラスベガスでの「ヨセミテ公園日帰りツアー」と「ズーマニティ」を、ハワイでの「ホエール・ウォッチング・ツアー」を予約する。

 出発前に心配なことが一つ。ハワイへの移動日のラスベガスからロサンゼルス行きの便の出発がUAの時間変更で50分近く遅くなり、LAXでの乗継時間が46分になってしまった。LAXの乗継推奨時間は1時間10分以上とのことなので、これはかなり厳しそう。ただ、調べてみてもこの便がUAの朝一番の便で、サウスウエスト航空で朝一番の便を別に取っても30分早くなる程度。間に合わなくても当日の移動は保障するということなので仕方なく諦める。半分乗り継げない、ただでさえ短いハワイ滞在が更に短くなることを覚悟での出発となった。今回のハワイは海を見るだけかも。

Ⅱ.ラスベガス編

●往路
 成田19:05発、サンフランシスコまで8時間。到着後の万全を期そうと、初めて、睡眠改善薬「ドリエル」(エスエス製薬/医者の処方が必要ない一般の睡眠薬)を飲んでみた。我々は通常から寝つきが良いほうなので瞬時に爆睡かと思ったが・・・意外とやさしい効き具合で、眠れたが、断続的で、どのくらい薬が効いたのかはよく分からなかった。 予定どおり11:00頃にサンフランシスコ着。ラスベガス便13:15発だったが、2便前から遅れているようで、1時間遅れの14:15発の15:40頃着となった。

●ホテル(ルクソール)
 部屋は、ピラミッド(本館)にするかタワー(新館)にするか迷ったが、アメニティが充実しているというタワーのイーストをリクエストした。12階で一応ストリップ側ではあるが、対面がトロピカーナとサンレモなのであまり華やかな眺めではない。
 部屋の大きさ、雰囲気はモンテカルロ、MGM、バリーズと基本的に同じで充分に広くて快適。ただ、バスまわりではここはバスタブとシャワーブースが分かれている。結局はシャワーブースしか使わなかったが、これは本当によかった。バスタブでシャワーすると足が滑るので使いにくい。今後選択できるのであればシャワーブースに限ると思った。
 これにセイフティボックスがあれば完璧だが、ラスベガスではパスポートも常に携帯するのでないのも許容範囲。とてもいい部屋だと思う。

 今回はクリスマスということで、どのホテルもクリスマス用の装飾をしていたが、そもそもの電飾・装飾が派手なのでそれほど目立たない。いろいろ見た中で一番良かったのはシーザーズパレスがストリップ沿いに立てている20メートル近くのクリスツリーで、電飾が美しく変化していた。

●ツアー(ヨセミテ日帰りツアー)
 以前から行きたかった「ヨセミテ国立公園」。通常、サンフランシスコからのツアーで行くが、このツアーのためにサンフランシスコに2泊もするのはもったいないと、少々時間はかかるがラスベガスからの日帰りツアーに参加した。
 8:15ホテルピックアップ。9:30北ラスベガス空港小型機発。11:00カリフォルニア州のマーセド空港着。全く揺れずに快適。ミニバンに乗り換えてヨセミテに向けて出発。日本人ガイド1名と名古屋からの日本人家族3名と同行。
 ヨセミテまでの道路は、左に全米最大のアーモンド畑とピスタチオ畑、右にレタス畑、雄大な牧草地で牛がゆったりと草を食べている景色などを見ながら進む。この眺めがとても楽しい。
 この道路沿いの風景やヨセミテ公園は、グランドキャニオン、モニュメントバレー、ザイオンなどのアリゾナ州、ユタ州の荒涼とした巨岩のある景色と比較すると、カリフォルニア州らしいというか緑豊かな景色であるところが大きな違いである。
 前日、ラスベガスではめずらしく雨が降ったが、ヨセミテは雪となったらしく、途中から雪化粧された景観に変わる。有名なトンネルビューを眺めた後は、それぞれのポイントに近づく。ハーフドーム、エルキャピタン、ブライダルベール滝、ヨセミテ滝など。世界中のVIPが宿泊したというアワニーホテルで休憩。とても雰囲気のあるホテルで、ここでゆっくり時間を過ごせたらいいなと思う。
 ヨセミテの最適シーズンは夏期らしいが、降雪のヨセミテも神秘的な雰囲気でよかった。時間的にも思ったより余裕のあるツアーで日帰りで満喫とまではいかないが渓谷美を十分に堪能できた。絶景のグレイジャーポイントやジャイアントセコイアの林立している地域に行くのは、サンフランシスコからのツアーでも日帰りでは無理とのこと。いつの日かチャンスがあればゆっくりとレンタカーを使ってまわってみたい。夜9:30前ホテル帰着。

●ショー

★「ブルーマングループ」
 以前から行きたいと思っていたショー。予約しなくても席は取れると聞いていたので、ラスベガス到着日に翌日のショーの予約をしたところ、真ん中のブロックの一番後ろの席となった。ショーの内容は、とてもバカバカしい内容で楽しめた。ただ、毎度のことなのだが2日目の夜のショーは(いつも、2日目と4日目の夜にショーを、3日目に観光ツアーを予定)、眠くて眠くて・・・1/3以上(半分以上?)寝ていたかもしれない。 ラストはあっと驚くシーンが待っているとは知っていたが、一番後ろの席だったので・・・本当に驚いた。

★「ズーマニティ」
 シルク・ド・ソレイユの新しいショー。「ミスティア」、「オー」と大感激したので絶対に観ようと3カ月近く前の予約開始日にネット予約したところ、右前方の最前列が取れた。このショーもミスティア同様に開始30分ほど前から道化が2~3名会場に入り、笑わせてくれる。
 内容は、年齢、性別、人種等を超えた様々なタイプの愛、セックスのパフォーマンスで、かなり際どい下ネタトークで笑わせたり、シルクらしい元オリンピック選手(?)を起用したうっとりするようなシーンもあったりと盛りだくさん。賛否両論あるようだが、刺激的なので最後まで魅せる。勿論観る価値はあると思う。
 リードする道化がオカマちゃんなので日本のオカマショー、六本木金魚などを観ているような雰囲気がある。大都市風の猥雑な雰囲気のショーなので、ニューヨークニューヨークにはとても合うと思う。
 ただ、我々前方席の観客は、出演者にかなり絡まれる(笑いの対象になる)ので、こういう絡みが嫌いな方は、3列目以降の席にしたほうがよい。我々は、開演前の道化に1回、ショー中に2回絡まれた(ちょっと多すぎ)。

★「新海賊船ショー(TI)」
 リニューアルされた海賊船ショー。30分。昔のショー同様、ものすごい人だかり。宿泊者用のVIPゾーンや5ドル払って1ドリンク付で観れるゾーンなどがある。内容は、片方の船に乗っている女性ダンサーによるロックショーという感じ。とても面白いが、言葉が聞き取れないのでしばらくすると飽きてくる。もういいかなあと思っていると、大爆発や花火などがあり、結局は最後まで魅せた。

●食事
 我々夫婦は、ラスベガスでは特に少食となり(朝からビールを飲みすぎ?)、1日1~2食、しかもバフェでも重いので軽食中心となる。今回も1日1食+部屋でのポテトチップス程度だった。

★「ファットバーガー」
 モンテカルロのストリップはさんで対面にあるハンバーガー店。2度目。おいしかったが、量が多くて最後は気分が悪くなってしまった。

★「コウルドストーン・クリーマリィ」
 全米で行列のできるアイスクリーム屋がラスベガス初出店ということで試しに行ってみた。エクスカリバーの2階フードコート。基本のアイスクリームに混ぜる具をチョイスしてそれを叩いてミックスしてくれる。バニラアイスにスニッカーズチョコとM&Mチョコをチョイスする。おいしかったが、とにかく甘かった(具のチョイスが悪かった?)。スモールで十分2人分あった。

★「フルトン・フィッシュ・フライ」
 ニューヨークニューヨークのフードコーナーにある注文があってから作り始める
揚げ物中心のお店。前回おいしかったので今回も再訪。今回は、フィッシュ&チップスにシュリンプにチキンのコンボとクラムチャウダーを注文した。10分近く待つがアツアツでおいしい。特にチキンがおいしかった。

●SPA
 妻がルクソールの「OASIS SPA」でSPAを初体験。リバー・ストーン・マッサージというコース。70分で140ドル。石を使っての全身マッサージ。シャワーを浴びて順番を待っていると、担当エステティシャンにより個室に案内される。全身裸でベッドに寝かされ、好きなオイル(ラベンダーorマンゴー)を選び、オイルを体に塗りながら温めた石を使ってのマッサージをうける。
 妻はほとんど英語が喋れないが、ボディランゲージでなんとかなったとのこと。料金は事前にルームチャージにしたので、チップは終了後エステティシャンから渡された袋に現金を入れた。とても気持ちよく、最高の気分だったとのこと。

●カジノ
 カジノではどういう展開が待っているか分からないので予定も変更になることが多いが、今回は、スロットマシーンでは好きな「ホイールオブフォーチュン(WOF)」、「モンテカルロ」に加えて、最近知った「ピンボール」というマシーンを新たにやってみたいと考えていた。どれもボーナスゲームに入るとドカンと増えるけど、それがないとさっぱりで面白くない怖いスロットだ。
 また、テーブルゲームでは、「ブラックジャック」、「レットイットライド」に加えて、「クラップス」にチャレンジしたいと思っていたが、あの立ち入りがたい雰囲気から今回もやらないだろうなと考えていた。

★〔初日〕
 新しい海賊船ショーを観るためにTIに移動。17:00頃からスタート。ショーまでの時間をまずはスロットに挑戦。WOF1ドル台では小当たりはあったが結局100ドルが消える。
 その後、ぶらぶらしていたら早速、今回の課題スロットマシーンの「ピンボール」に遭遇。1ドル台でマックスベット3ドル。これかと思い100ドル投入するが、一度もボーナスゲームに入らずに終了。うまくいかないなと思うが、隣の台で再挑戦。すると、小当たりが続き、そしてボーナスゲームのピンボールも出だした。「ピンボール」がくると、ボーナスゲームに入り、上の盤のピンボール盤で玉を5回はじく。5~1000のポケットに入るが、平均して、5回で100ドルくらいになる。最高250もあった。WOFではSPINがきても20、30が多いが、これはほとんど100ドル以上がくるので結構大きい。最高、930ドルまでいくが、結局、800ドルでキャッシュアウト。初っ端にプラスとなるのは本当に久しぶり。しかし、メガバックスその他で浪費してしまい、+300ドルくらいでTIを後にする。前回もTIは結構いい反応があった。旧ミラージュ系ホテルのカジノとは相性がよくないがTIだけはいつもいいような気がする。

 フラミンゴに移動。前回の最終日にWOF5ドル台で1150ドルが出た相性のいいホテルだ。前回とは配置が変更になっているが、WOF5ドル台が2台健在。早速、運試しと片方の台に20ドル札を入れるが受け付けない。そこで、もう一方に60ドルを投入。5ドル台だが、マックスベットは2ベットなので実質10ドル台、6回しか回せない。祈るような気持ちで始めると数回後に「SPIN」、やったと思い、SPINを回すが・・・200ドル。うーん。5ドル台では500ドル以上がくることが多いが・・・仕方ない。ダメかなあと思い、続けていると、また、「SPIN」。今度こそと回すと・・・・きた!1150ドル。わお、やった!
 実は前回も2台のうちの片方の台に札を入れたところ受け付けなかったので、もう一方の台に移ってのヒットだった。これはツキを感じる。これでかなりのプラスとなり、最高の気分。第1回目以来の1000ドルを超すプラス状態になった。しかし、その後は、いくつかのスロットマシーンに挑戦するが反応なし。
 その後、モンテカルロに移動し、今回課題のスロットマシン「モンテカルロ」の5ドル台と1ドル台にトライするが、全く反応なし。かなりの浪費をしてしまった。モンテカルロ(ホテル)は初めてラスベガスに来た昨年末に、カジノデビュー30分でWOF1ドル台でSPINが来て1000ドルが(妻に)出た幸運なホテル。ただ、その後は全く当たりがなくなり、出入りを避けるようになった(その他、我々がスロットマシーンのプレイを避けるのはニューヨークニューヨークとパリス)。今回は同じ年末なのでもしかしてとの思いからプレイしたが・・・やっぱり止めておけばよかった。

 ルクソールに戻り、WOF、モンテカルロを試すが、これまた全く反応なし、レットイットライドも最高ツーペア止まりで自然と無くなり、かなりの無駄遣い。
 深夜、出会った日本人ハイローラー氏に、テーブルゲームエリア中央のハイローラー用の部屋に案内してもらう。休憩スペース、レストルームなどがありサンドイッチなどの軽食が通常は置いてあるとの事。ハイローラー氏は毎月来ているとのことでテーブルではミニバカラしかプレイしないとのことだった。中国人カジノホストを紹介すると言われたが、仮に次回が実現してもルクソールに泊まることは多分ないと思ったのでお断りした。

 妻の初日の戦績は、TIのヒットすると上の3匹の猿の人形が回るスロットマシーン25セント台で+200ドル、その他のスロットマシーンでトントンと上々のスタートとなった。夜中の3時頃、部屋に戻り、寝る。

 私の戦績 +900ドル
 妻の戦績 +200ドル

★〔2日目〕
 朝10:00起床。妻の準備が出来る前に一人でルクソールのカジノを歩いているとクラップス台に。白人5~6人、東洋系1人がミニマム10ドルのテーブルでプレイしていた。白人だけじゃなくて、東洋系もやっているんだと勇気づけられ、しばらく見学した後、思い切ってデビューしてみることに。
 100ドルバイインして、始めは、パスラインに10ドル、ポイントが立った後に、オッズ賭け20ドル。だんだん慣れてくると、他の人を真似て6、8にプレイスベットしてみる。小当たりもあり、シューターも経験していると1時間がたち、妻が降りてくる。もうしばらくプレイして100ドルがなくなったところで止めるが、結構ルールも分かり、楽しめた。
 マンダレイベイに移動して、レットイットライド。ここは2回目の旅行時に初めてフルハウスを出したカジノ。しかし、ツーペアどまりでほとんど当たりはなくあっという間に300ドル費やして終了。そろそろドルもなくなってきたので両替しようと、マンダレイベイでレートを訊いてみると114.5円くらい。為替レートが107.5円程度のはずなのでかなり高い。やはりレートのいいベラージオかと面倒くさいが移動する。

 ベラージオのレートは108.5円。2000ドルを購入。ベラージオにスロットマシーンの「ピンボール」5ドル台があったので、勝負と思い、3~4台に400ドル近くをつぎ込むが全くヒットなく終了。残念ながら今回夢見ていた「ピンボール」5ドル台での大勝とはならなかった。「ピンボール」はどうやら旧ミラージュ系ホテルに置いてあるマシーンのようだ。帰路につくと雨。かなり大粒だったので仕方なくタクシー乗場で40分近く待つことになった。

 ルクソールに戻ってWOF5ドル台その他に挑戦するが、反応なくかなりの無駄遣いをしてしまった。この頃から、今回はなんかダメだなあという感じがしてくる。

 気分転換でエクスカリバーに移動し、クラップスで遊ぶことにする。エクスカリバーはルクソールよりも安くミニマム5ドルのテーブルが中心。このクラップスではかなり楽しめた。ユル・ブリンナー似の中年男性が延々と投げ続けて、いつの間にか、プレイスベットも4,5,6,8,9,10全てに賭けている状態になり、チップが増えていく。隣の人と大リーガーのようなグーのタッチをしたり、「キーポンゴーイン」、「カモン、シューター」と叫んだり、シューターが投げ続けると「ハードエイト、自分とシューターに10ドルずつ」といって賭ける人がいたりと場も盛り上がり、本当に興奮してしまった。何が楽しいかというと、自分がつかないこういう状態の時に、他人のツキに便乗できることだ。15回近く投げる好運なシューターがいるとプレイヤー全員がホクホクになる。逆につかない流れになると、ポイントが立って、一式(オッズ、6、8とか)賭けた後にすぐセブンアウトというのが3回続くなんてこともある。すると一気に人がいなくなる。因みに、プレイしているのは白人ばかりとのイメージがあったが、実際は、東洋系、黒人など様々な人達がプレイしていて、慣れてくると参加しにくい雰囲気など全くない。最後は原点に戻ったが、3時間近く遊べた。

 この日の妻は、これまでの25セントスロット中心から5セントで複数ラインにベットするスロットへとプレイの中心を変えたようだ。こちらのほうが小さくても当たりの回数が断然多くストレスが溜まらないとのこと。中でも「ユニコーン」が現れる5セントスロットがお気に入りで、一度、7400クレジット、370ドルなどの当たりも出したが最終的にはマイナスとなった。

 夜中の3時頃、部屋に戻り、寝る。

 私の戦績 -1800ドル(トータル-900ドル)
 妻の戦績 - 100ドル(トータル+100ドル)

★〔3日目〕
 ヨセミテから帰ってきて夜の10:00前からのプレイとなったが、再びエクスカリバーでクラップスを4時間近く楽しんだ。100ドルバイインして始め、最高350ドル近くまでいくが、最後は原点に戻る。しかし、100ドルで4時間も興奮できるので本当に楽しい。この楽しさを早く知っていたら、これまでのラスベガス旅行もどれだけ楽しかったことか! 夜中にエクスカリバーのモンテカルロ1ドル台、MGMの5ドル台などでまたまた無駄遣いをしてしまった。

 夜中の3時頃、部屋に戻り、寝る。

 私の戦績 -500ドル(トータル-1400ドル)
 妻の戦績 -100ドル(トータル±0)

★〔最終日〕
 最終日は毎度、徹夜の日。まず、MGM5ドル台に最後の挑戦にいく。SPINが2度出るが両方とも125ドル。うーん、今回はダメだ。もうこのまま終わりだろうと少し力が抜ける。フラミンゴの5ドル台に再挑戦するが・・・こちらも不発でいよいよ終了。後はテーブルゲームで楽しむことにする。フラミンゴでのレットイットライドもツーペアどまり。今回は、結局、一度もスリーカード以上が出なかった。ニューヨークニューヨークでブラックジャック。初めてのシングルデック。200ドル負ける。その後、クラップスで+300ドルとなり少し生き返る。連続して投げてくれた東洋系の若い女性に感謝。

 エクスカリバーに戻り最後のプレイ。ドリンクは、いつもはビールだけだが、最後なので隣の人の真似をしてバーボンのオンザロックを飲みだしたところ、かなり酔いがまわってくる。2時間ほどクラップスを楽しむ。最後の最後は、妻と一緒にブラックジャック。自分のカードが配られる際に「カモン、ファイブ」とか、ディーラーのカードに対して「テン、テン」などとわめいていると周りもノッてきてすごく楽しい場になる。ぶすっとしていたディーラーも一緒にノッてくれて楽しい。こういう楽しいゲームがしたいなあと最後の最後に思う。次回があれば楽しいブラックジャックとクラップスを中心にプレイしたい。

 私の戦績 -800ドル(最終結果-2200ドル)
 妻の戦績 -100ドル(最終結果- 100ドル)

 大きく負け越したが、大半はスロットマシーン5ドル台/1ドル台で夢を見た結果なので仕方がない。数回回して出なければ深追いしないできっぱりと諦めていればもう少しマシだったろうが負けるときはこんな感じだろう。
大井競馬場なら1日5,000円で楽しめるのにラスベガスだとこんなに金額が大きくなってしまう。

 ONEカード(マンダレイグループ)で27ドルのキャッシュバックを受けた。しかし、事前にポイントをチェックしてもらった際には、確かコンプダラー(グループ内の宿泊費、食事代などに使える)だとキャッシュバックの3倍くらいの金額だったので、これは失敗だった。最終日の夕方にカードを失くしてしまい再発行してもらった際、溜まっているポイントのキャッシュバックの金額を言われて、どうせ今日精算するのだから今貰ってしまおうと早とちりしてしまった。その他、MGM-ミラージュカードで32ドルのキャッシュバックを受けた。

 4:15に終了。チェックアウトを済ませ5:00前にホテルを後にする。空港に向かうタクシーの運転手に「いい匂いがするね、バーボン飲んだかい?」と訊かれる。


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ラスベガス~ホノルル旅行記2003年12月 (ホノルル編)


Ⅲ.ホノルル編

●移動
 7:10ラスベガス→8:09ロサンゼルス
 8:55ロサンゼルス→12:32ホノルル

 頭はぼーっとしているが、心配していた移動の始まり。チェックインカウンターで乗継時間が短いのでドアの近くにしてほしいと言うと、「そうなのよねえ」と状況が分かっている様子なので少し安心する。更に搭乗口で待っていると呼び出されて、席を16番から10番へと前方に変更してくれる。飛行機も時間どおりに出発。一安心すると、すぐに爆睡・・・次に目が覚めると着陸前の滑走路の上。
 8:09には飛行機を出て、ターミナル6からターミナル7への空港内の移動開始。一旦外に出るといろいろチェックがあって面倒だなあと思っていたが、国内線の移動なのでターミナル間の専用通路を早歩きで横移動・・・すると8:15には搭乗口に到着。よかった。心配は杞憂に終わる。無事に着いてみると、無駄な待ち時間のない効率のいい移動となった。ロサンゼルスからホノルルまでは5時間30分の飛行時間。

 ホノルル空港からタクシーでホテルに移動。ラスベガスでは縁のなかった胴体の長いリムジンのタクシー。ハワイではこのタイプのタクシーが結構走っているようだ。ワイキキビーチのホテルまで運賃25ドル+チップ5ドル=30ドル。

●ホテル
 チェックインすると、宿泊するオーシャンタワー(2階~9階)の2階部屋の鍵を渡される。なんだ一番下かあ・・・と少し悲しくなるが、これが逆に良くて、オーシャンフロントの部屋のベランダから20~30メートル先が波打ち際で、海がすぐそこに見える。始めはビーチからこちらが丸見えじゃないかと思うが(部屋の中はマジックミラーなので見えない)、慣れてしまうと、目の前のビーチに寝転がる人達と同じ気分で海を感じることが出来て最高だった。通常は上層階のほうがいい部屋なのだろうが、我々はこの部屋をとても気に入った。

 特に、2日目の早朝から午前中、ベランダに座り海を眺めて波の音を聞いていると、ラスベガスのカジノでの敗北感(?)も徐々に薄れ、癒される感じであった。ラスベガスは何といっても夜だが、ハワイは朝がいいなあと思った。しかし、この部屋のバスまわりは本当に狭く、日本の安いビジネスホテル並(誇張なし)。ラスベガスのバスまわりに慣れた後だとかなりキツイ。ただ、ここもバスタブではなくシャワーブースなのはせめてもの救いだった。その他では、細かいことだが、コーヒーの無料ドリップパックが置いてあるのがうれしい。他の高級ホテルでは当たり前なのかもしれないが、我々には初めてのサービスで毎朝(といっても2日だが)、おいしいコーヒーをいただけた。
 テレビではNHKのニュースも視られる。有馬記念ではシンボリクリスエスが圧勝したようだ。タップダンスシチーはどうなったんだろうか。

●観光(ダイヤモンドヘッド)
 ホテル到着後、しばらくしてダイヤモンドヘッド観光に。その前にハナウマ湾の見学も予定していたが、あくせく動き回るのがもう嫌になって今回はキャンセルすることにした。ホノルルビーチを散歩、ハレクラニやロイヤルハワイアンなど有名ホテルのロビー見学(妻は、私が高いホテルを予約したと言っていたのでこのような「CREA」に出てくるような雰囲気のホテルをイメージしていたようだが・・・アウトリガーはちょっとムード不足)をした後にタクシーに乗り移動。
 登山だとは知っていたが、意外と急な登りに結構ばてる。それでも、頂上からの景色は皆さんが書いているように本当にすばらしかった。

●食事

★「オーシャンテラス」
 シェラトンホテル1階にあるバフェ。料理もおいしく、プール側の席で雰囲気はよかった。ただ、期待していたハワイアンショーがなかったのは残念。係員は「雨が降りそうなので、やらないかもしれない」と口を濁していたが、行列が出来ててんてこ舞いの様子だったので、この様な稼ぎ時には長居されるショーははじめからやらないのではないか、という気もした。電話で予約した時には「今日も明日もソールドアウト」と言われたが(シェラトンの宿泊者ではないから?)、現地に行くと余裕で予約できた。

★「北京」
 ロイヤルハワイアンSC3階の中華料理店。この店は本当においしかった。1週間ぶりに食べ慣れているモノを口にしたこともあるだろうが最高。ザーサイ、鶏肉の塩と唐辛子の炒め物、五目おこげ、ジャージャー麺で約80ドル。日本にある中華料理屋よりも本格派。次回があれば、もっと高い食材の料理も食べてみたい。
 ここは、夜の8時前に店に行ったところ、満席で、店員に聞くと多分1時間待ちとのことだった。諦めて帰りかけたが、やっぱり予約してまた戻ってこようとマネージャーらしき人に予約を頼むと8:20と言われる。諦めなくてよかった。

●ツアー(ホエール・ウォッチング・ツアー)
 ダウンタウン近くの港から出発するクルーザーでの鯨見学ツアー。鯨見学ツアーには、いつか参加したいと思っていたが、日本の各地にあるツアーは6時間とか8時間とか長時間のものが多く敬遠していた。このツアーは乗船時間が2時間半と短く遭遇確率も高いというので参加した。結果は、残念ながら我々の船はザトウクジラに遭遇しなかった。コースは、遠洋に出るのではなくダイヤモンドヘッドの沖とその次の岬の沖を往復して探すもの。沖からのワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッド見学はそれなりに楽しい観光になったが、やはり残念。イルカを見られたのがせめてもの救い。翌日の無料乗船券を配っていたが、我々は出発の日なので諦める。

●買い物
 服、ブランド物に全く関心のない妻だが、ガイド本に絶対に外せないと書いてあったので、一応、「アラモアナ・ショッピングセンター」に行く(ホエール・ウォッチング・ツアーの帰りに近くで降ろしてもらう)。紅茶、帽子、小物などのお土産を購入。その他では、カラカウア通り、「シェラトン・モアナ・サーフライダー」隣りの「サンド・ピープル」という小物ショップを妻は気に入ったようでいろんなモノを買い込んでいた。

●復路
 ホノルル空港のUAのチェックインカウンターは長い行列。スーツケースを開けて調べているのでこれは時間がかかるなあと並んでいると、係員から「手荷物だけの人はいないか?」との声がかかる。我々はバッグを機内に持ち込むので、長い列をスルーしてチェックインできた。9:45ホノルル発。意外と長く8時間30分の飛行時間。
 我々には久しぶりの前席スクリーンなのでうれしい。「パイレーツ・オブ・カリビアン」、「チャーリーズエンジェル2」、「ターミネーター3」、「シービスケット」などを観て過ごす。これだけヒット作の多いラインナップも初めて。31日(水)の13:45頃成田着。

 今回の旅行は、カジノ、ホエールウォッチングといろいろとツカないこともあったが、
全体的には本当に楽しい旅行になった。ラスベガスではいつもどおり盛り沢山のレジャーを満喫できたし、初めてのハワイもたったの2泊だったが結構楽しめた。またいつの日か、このようなカジノとリゾートを組み合わせた旅行に行けたらと思う。



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ラスベガス旅行記


 5年前、結婚した年の年末年始に初めてラスベガスに旅行した際の記録です。衝撃的ともいえる面白さがあったので、記念に詳細メモを書いたものです。
 当時はまだブログというものがなく公開する手段がなかったのですが、今となってはアウトプットした用紙しか残っていないので記録用にブログの中で公開するものです。

 この旅行も含め、結局、ラスベガスには計5回行ったので、現時点ではラスベガスの楽しさをもっと幅広く深く知っているつもりですが、当時のメモをそのまま再現しました。幼稚な表現も多く恥ずかしい限りですが、その興奮もリアルなのでその時のメモのままです。

(使用している写真はこの記録とは必ずしも関係ありません。)


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ラスベガス旅行記(2002年12月26日)


 ロサンゼルスに7時30分に到着。アメリカ・ウエスト航空の乗り継ぎ便でマッカラン空港に到着したのは11時前だ。マッカラン空港からツアーの説明会のあるアラジンへ。最終日の集合時間やオプショナルツアーなどの説明があり、おまけのベラッジオのトランプなどをもらう。ラスベガスにおいては空港とホテルがあまりに近距離(見える)なので、この説明会・待機時間はかなりかったるい。海外旅行初心者以外は、可能であればホテルまでの送迎をキャンセルして、直行するほうがよいと思う。
 説明会終了後、ホテルへの送迎の再集合時間まで1時間半くらいあったので、カジノを初体験(私はレイクタホでやったことがあるので2回目)。ビデオポーカーを見て回ったが、目当てのJB9/6機は見当たらない。25¢機でちょこっとやってみるが、当たっても3カードどまりですぐになくなってしまう。小銭を稼ぐのも簡単じゃないなぁ。80ドルくらい使い、集合場所に戻った。
 戻り際、思いがけずアラジン・シアターのチケットオフィスに出くわしたので12/29(最終日)の「ブルース・ブラザーズ」のコンサートチケットをゲット。夜のショーとしてリストアップしていたものの上位候補だったのでうれしい。ダン・エイクロイドとジム・ベルーシ(ジョンの弟)が出る本物(?)のブルース・ブラザーズのショーだ。

 ツアー会社の係の人による送迎。アラジンから宿泊するモンテカルロなど道を挟んで斜め前くらいの距離だと思っていたが、ストリップ(大通り)がものすごく混んでいてかなり時間がかかる。こんなんじゃ、ダウンタウンまでタクシーなんてとんでもないぞ、どうしようか今晩・・・。
 2時頃にチェックイン。23階、ストリップ側でエレベーターからもすぐのなかなかいい部屋だ。そして、荷物を整理して、いざカジノへ出陣だ。

 ということで、まずはモンテカルロのカジノでビデオポーカー25¢機をやるが・・・うーん、出ない。アラジンと同じだなぁ。出そうな気配すらない。1ペア、2ペア、たまーに3カードが出るけどたかがしれてる、すぐにコインは無くなる。こんなことだったかなー、カジノって。以前の経験から、イメージでは小銭だけどたまに大きく出てジャラジャラ溜まるくらいのつもりだったんだけど・・・。マシーンで小遣い稼いで、それを原資にテーブルへというのはとんでもない幻想だったなぁ、これは・・・。
 早くも少々ヤケ気味でふらっと近くのスロットマシンコーナーへ。1ドルかぁ、でも、いいや、ちょっとやってみよう。こ、これが・・・今回、最後までお付き合いすることになる「ホイール・オブ・フォーチュン」(運命の輪、以下「WOF」)だった。

 20ドル札を入れて、何度かやっていると、ちょこちょこ当たりだした。そして、たまに真ん中のボタンが光ったりしている・・・何度目だろうか、それを押すと上のホイールが回っていることに気づいたのは。あれ!?なんだこれ。あぁ、当たった数字がボーナスで出るんだ。おっ!?表示は「150」、ということは150ドル、1万8千円だ。やっほー。やったぞ。おーい。「おーい、○○○(妻の名前)」、「おーい、○○○」。10メートル先でビデオポーカーをしている妻を呼ぶがマシンの音がうるさくて気づいてくれない。初めてのカジノなので警戒してちょっとでも機械を離れると誰かに盗られてしまうんじゃないかという防衛意識が働く。何度か呼んでいるとやっとこちらに気づいて来てくれる。「ジャーン、150ドルだよ、どうだ」「えー、すごい」「3つ目にスピンというのが止まると、上の輪が回って出た目がもらえるんだよ」。
 で、彼女も隣の台で始める。私のほうは最高260までいくが、だんだん少なくなってくる。ふむふむ、これか、止め時が難しいというのは。確かにそうだ、ドカンと1発くればそこで止めるんだけど、小さいのが多いからなぁ。長くやっているとジリ貧だ。妻のほうも一時100を超えるがだんだん減ってくる。「あーあ、もうだめ」。・・・と、それは彼女の台に突然やってきた。
 残り12で、スピン。ホイールが回って・・・カチカチカチカチカチ・・・「1000」。は?え?、や、やった。1,000ドルだ。わお、やったぜ。キャッシュアウトボタンを押すと、警報のような音が鳴り、係員がやってくる。「コングラチュレーション!」周りを行きかう人も祝福の声をかけてくれる。これか、何度か本で読んだ光景は。やった、やった。
 そして、カジノの係員が手を出せというので、子供のおねだりのように手の平を上にして待っていると、100ドル紙幣を10枚、手の平に載せてくれる。やった、やった。で・・・でも、当てたのは妻なのに自分が受け取ってしまった(ゴメン)。
 このくらいの当たりのこともいわゆる「ジャックポット(大当たり)」と呼ぶとこの時に知った。ジャックポットというのは何百万円、何億円の大当たりのことを指すのかと思っていたのだが。小さめだが、やった、ジャックポットだ。

 カジノデビュー1時間でWOFに巡り会い、魅せられた我々は、ストリップ沿いの主要ホテルを観光を兼ねてWOFをしながら渡り歩くことにした。当初計画していたダウンタウンへの電飾ショー見学やストラトスフィアからの夜景見学はストリップの渋滞もあり迷っていたが、このジャックポットで中止を決定。観光はいい、ゲームだ!恐る恐る始めたスロットマシンだったが、頭の血が一気に沸騰してしまったのだ。

 マンダレイベイ、ルクソール、エクスカリバー、トロピカーナ。マンダレイベイではラスベガス名物のバフェ(バイキング)を体験。まあまあだな。種類も多いし豪華だけど、どれも似たような料理にも思える。そんなに食欲のない我々は食べ放題でも一皿で十分だ。結局、今回のバフェはここのみ。評判がいいので行くことにしていたパリス、ベラッジオ、リオのバフェもパスした。
 エクスカリバーのカジノでは250ドルキャッシュアウトしたが、その他は大きな動きはなかった。そして、運命(?)のMGMグランドへ・・・。

 結論から言うと、MGMグランドのWOF5ドル機で、トータル「3,000ドル」が出たのだ。時間は20分くらい、3台続けて出た。1,250ドル、1,000ドル、750ドル。1ドル機が見つからないので(とはいえ25¢機ではもう満足できない体になっていた)、仕方なく恐る恐る座った5ドルのWOFだったが、これが吉と出た。更にいうと、翌日から最終日まで、このスロットマシンで毎日(!!)出たのだ。「さすがに今日は出ないだろう」が幸運にも毎日裏切られた。結局、4日間にMGMグランドのWOFで頂いたお金はなんと「5,650ドル」、投入金を除いても5,000ドルは儲かった!

 でも、この5ドル機。我々の内規とした上限60ドルを投入して、押せるのは「たったの6回」だ・・・たったの6回(2ベットしないと「SPIN」がきてもホイールを回せないので、マックスベットする。つまり事実上の10ドル機。1押し1200円)。当たらなければ20秒くらいで終わる。実はエクスカリバーで妻に隠れてトライしていたのだが、80ドル(1万円)が瞬時に消えてその早さにぞっとしていたのだ。
 深呼吸して息を整え、祈るような気持ちでボタンを押す。ダメもとだが・・・頼む、お願い・・・外れが続くが、「ピン」と音がして「SPIN」が3つ目のペイラインに止まる。やった!ドックンドックンと心臓の鼓動を感じる。5ドル機で「SPIN」が出る興奮は他では味わえない。1ドル機ではホイールの当たり金は20ドル、30ドルが多いが、5ドル機では悪くても100ドルが約束されているし、250ドル、500ドル、600ドルなども結構来る、そして最高の1195ドルも(1200ドルを超えると課税されるのでこれを上限にしてある)。勝利が半ば約束されている至福の回転だ。

 MGMグランドでの我々の複数回の絶叫は省略したい。ただ、5分の間に2度ハンドペイのために来た係員は本当かどうか分からないが、「またアンタ達かい、こんなの初めてだよ」と笑っていた。

 その後、NYNY、アラジン、パリス、バリーズ、ベラッジオ、フラミンゴ、ベネチアン、トレジャーアイランド、ミラージュと転戦するも・・・めぼしい当たりはほとんどなく、結構なお金を浪費して夜中の1時半頃1日目終了。


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ラスベガス旅行記(2002年12月27日)


 妻に起こされると昼の1時15分、いやー、よく寝た。飛行機の疲れと初日から飛ばしすぎたからだろう。でも、初日の勝ちで余裕があり、しまったという感じはしない。
 で、まずはMGMの例のスロットマシンにお賽銭をあげに行くが、1分で終わりのつもりが、意外と出て250ドル。

 今日はルーレットに挑戦することにする。昨日周った中で、夕暮れの雰囲気が気に入ったパリスで遊ぶことにした。暫く覗いてみる。ミニマムベット10ドルか。40ドルを渡してチップをもらいスタート。出目の表示板を参考にやっていくが、不思議なことに繰り返しくる数字があり、それを中心にかけていると少しずつ増えてくる。多くのプレイヤーが大量のチップを滅茶苦茶にかけている状況だと混乱に乗じて勝てるような気がする。その後、何度かプレイしたがプレイヤーが少ないとディーラーに軽くかわされてしまう。議論あるようだが、私の感想はディーラーは間違いなく狙った数字を出せると思う。残りが200ドルまで増えたところでトイレ休憩で席を立つ。
 すっきりして帰り際、WOFコーナーをのぞくと・・・なんと、黒服からハンドペイを受けている妻の姿が!「えー、また出たの?」「やったよ!」すげー、オーマイガ-。モンテカルロ、MGMに続いて3回目のWOF「1,000ドル」だ。どうなってんの、これホントにつきすぎだよ。妻が隣でプレイしていた現地在住の日本人女性に聞いたところ、3年いるがまだ一度も1000ドルが出たことはない、3回目なんて信じられないと言っていたらしい。

 その晩は徹夜のプレイとなった。もう寝ているどころではなかった。結局、この日を終えての残金は3,000ドル。5,000ドル以上キャッシュアウトしているのに使っている額も大きいなぁ。どこで使ったんだろう。勝つときはよく覚えているけど、負けたときはあまり記憶がない。明日はグランドキャニオン&モニュメントバレーツアーで、残すカジノの日程も1.5日。この頃だろうか、最終的にいくらかのプラスで終われそうだという気になったのは。


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ラスベガス旅行記(2002年12月28日)


 朝からグランドキャニオン&モニュメントバレーツアー。徹夜明けのツアーだったが、興奮が持続しているせいか意外と眠くない(幾度かバスの中でウトウトした程度)。簡単にご報告すると、セスナ機がやたらと怖かったこと、グランドキャニオンは飛行機からの雄大な景色の延長で特に何の感動もない。一方で、モニュメントバレーは最高!「ジョン・フォード・ポイント」からの眺めなど西部劇で有名な指の形をした岩だけでなく、奇岩が至る所にあり、これまで目にしたことのない風景だ。断然、モニュメントバレーをお勧めしたい。
 そして、帰りのセスナから見たラスベガスの夜景。これは素晴らしかった。ストラトスフィアからの夜景見学をキャンセルしていたので、いいオマケ付きのツアーとなった。

 夜7時前にホテルに帰着。時間が惜しいと体制を整えて早速カジノへ。今日も始めはMGMの例のコーナーへ。さすがに今日は出ないだろうと思ったのだが・・・前記のとおり、いつもの台で私も妻も800ドル、合わせて1,600ドル。ホント、どーなってんのかね。チェンジでメダルを換金していると、列に並んでいる後ろの人達から、「何だあれは、5ドルメダルだよ、1600だ、すげー」というようなヒソヒソ話しが聞こえてきて気分がいい。

 MGMで少しルーレットをしてから、10時からモンテカルロで有名なマジックショー「ランス・バートン」。ガイド本、サイトでも評判だが、私は楽しめなかった。正直言って、内容があまりにも古い。このレベルのマジックを、白い礼服を着て、光を落としたスポットライトの中で、自分専用劇場という条件であれば、いくらハトを出しても、車が消えても驚けない。しかし、妻はランスの笑い声が気に入ったらしく大変楽しめたそうだ。
 その後、NYNYなどでルーレット、スロットマシンをプレイ。あまり出ずに終わる。


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ラスベガス旅行記(2002年12月29日)


 ラスベガス最終日。まだやっていないことをやる日だ。リオで「マスカレード・ショー・イン・ザ・スカイ」を観ることにする。その前に、MGMのWOFへ。今日も800ドル。毎朝お小遣いをくれる母親か。
 MGMからモノレールに乗ってバリーズへ、そこから歩いてハラーズ。ここからリオ行きのシャトルバスが出ている。「マスカレード・ショー・イン・ザ・スカイ」は空中リオのカーニバルのようで最高。タダなのにディズニーランドなんかよりよっぽど高レベル。ラスベガスの無料ショーの中ではベラッジオの噴水ショーと双璧だと思う。ショーの最後に投げられるネックレスも一つゲットできた。カジノのほうは特に何もなく終了。

 その後は最後だから高級感のあるベラッジオ、シーザーズパレスなどで遊ぶ。夜はアラジンシアターで「ブルースブラザーズ」のショーを観る。ダン・エイクロイド、ジム・ベルーシは最高のエンターテイナー。客席に乗り込んだジム・ベルーシにお客さんもノリノリで合わせるところはさすが陽気なアメリカ人。途中で少し間延びしたが、さすが本物。雰囲気もよかった。
 その後、モンテカルロに戻り、少しカジノで遊んで終了。もう十分。やることはやった。想像以上の儲けも得たし、これでラスベガス旅行は終了。

 それにしても儲かったカジノでのゲームは楽しい。楽しすぎる。クリスマスホリデイ~年末の混雑する時期だから多分出ないと覚悟していたのに感謝感激。ラスベガス初体験での巨大なビギナーズラック。血が沸き立つ興奮。本当に眠れない、眠らない街、ラスベガス。徹夜したのはいつ以来だろう。そのくらい楽しい。
 トータルでのキャッシュアウトは9,000ドルくらいか。しょっちゅうトイレで今いくら持っているのか数えていた。最終的には手許に2,500ドル残ったので、食事代、ショー代などに使った300ドルを含めると2,800ドルくらい勝ったことになる。でも逆算すると6,200ドルも使ったと思うとぞっとする。スロットクラブカードを使っていたらかなりのポイントが溜まったと思うが、今回は足で稼ぐをテーマに渡り歩いたので仕方ない。MGM-ミラージュグループと相性がよいことが分かったので次回はカードを作ろう。

 結局、出発前にさんざんルールを勉強して、ベーシック・ステラトジーを暗記したブラックジャックは一度もやらなかった。ツクかツカナイかでドキドキするスロットマシンとルーレットに興奮してしまい、やりたいとは全く思わなかった。今回はこれでいいや、後悔はない。


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ラスベガス旅行記(2002年12月30日)


 早朝、ラスベガスからロサンジェルスのアナハイムに移動。2日間、ディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオなどで遊んだ。

 ディズニーのカリフォルニアアドベンチャーでは、ハングライダー映像系の「ソアリン・オーバー・カリフォルニア」が最高だった。年末で混んでいるかと心配していたが、結局、並んだのはこのアトラクションだけ(60分程度)。2回も乗ってしまった。その他では、3D映像系の「イッツ・タフ・トゥー・ビー・ア・バグ」、逆バンジー系の「フリブーマー」などが楽しかった。一応、ジェットコースターを除く一通りのアトラクションに乗った。初めて観た夜のエレクトリックパレードもきれいだった。


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ラスベガス旅行記(2002年12月31日)


 ユニバーサルスタジオへの移動は路線バスと地下鉄(約2時間半)を予定していたが、お金に余裕ができたのでアナハイムから豪華にタクシー移動。80ドルにチップ15ドルで95ドルかかったが、40分程度で着いた。大阪にはないアトラクション「スタジオツアーズ」、「スパイダーズマンロック」、「ハンナプトラ2」、「スペシャルエフェクト」をまず体験。その後で大阪でも感激した「バックトゥーザフューチャーライド」、「ウォーターワールド」を再び楽しんだ。ウォーターワールドは大阪では強風により最後の飛行機着水がカットされたので、やっと本来のショーを観ることができた。大満足。ディズニーも楽しいが、やっぱり我々は大人も楽しめるユニバーサルスタジオ派だ。ここでも、ブルースブラザーズのショーをやっていたが、我々は本物を観たぜと優越感に浸った。
 帰りにナッツベリーファームに寄り、園の発端となったレストランでチキンを食べる。ケンタッキーとあまり違いが分からないが美味しい。12ドルくらいで大きなチキンとクッキーとサラダとパイが山盛り。とても食べきれなかった。

 ディズニーランドは、アトラクションとしては、東京のランドとシーを足した内容なので乗り物には乗らずに園内散策。クリスマスのイルミネーションがそのまま残っていて、それはそれは綺麗だった。特にファンタジーランドの装飾はもうこの世のものとは思えない・・・おとぎの国の美しさ、見とれてしまった。東京でもこのくらい飾り付けるのだろうか、そうなら行く価値あるのだが。

 新年のカウントダウンはお城の前で。花火を背景にミッキーがお城からカウントダウン。ものすごい人手だったが念願の海外でのカウントダウンに感激。


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ラスベガス旅行記(2003年1月1日)


 そして、2003年1月1日にアメリカを離れ、1月2日に日本に帰国した。


 そして・・・その10日後には、2回目のラスベガス行き(3月)の予約を完了していたのであった。



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 長くなってしまいましたが以上です。随分前のことになりつつありますが、今でも読み返すとあの時の興奮が蘇ってきます。

 ただ、2回目以降のラスベガスのスロットマシンはもう我々に微笑んではくれず・・・毎回、負け続き。4回目、5回目ではもうスロットマシンはほとんどせずに専らテーブルでのブラックジャックやクラップスです。以前のラスベガスは小銭で遊ぶ人にはそこそこ儲けさして再訪を促す、そして大きく金を費やすようになるとガッポリやられるという構図だった筈ですが、最近は新しいホテル投資に金が要るのか、小銭組もかなり回収されるようになり、ラスベガスで勝った(プラスになった)という人にはほとんど出会わなくなりました。我々もたまたま1回目だけ勝てましたが、その後はただただ回収されるだけという状況です。

 ただ、ラスベガスはカジノだけでなく、観光、有料ショー、無料ショー、夏のプール、食事、スパなどなど桁外れのエンターテーメントに溢れ本当にハマります。我々は満腹感が少しあるのと子供が小さくて当面予定はありませんが、経験がないのであれば是非是非一度とお勧めしたいです。それでも、あまりリターンは期待できませんがやはり中心はカジノにすべきです。カジノ抜きのラスベガスではその魅力の半分も味わうことは出来ません。そのためにはお金を溜めて、負けても楽しかったと割り切れるくらいの余裕が、財力が・・・欲しいものです、我々も。


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スカイダイビング@ラスベガス


 ラスベガス大全によると7月19日にラスベガスで最高気温47℃、デスバレーで54℃の過去最高気温タイが記録されたそうです。
 確かにラスベガスの夏の暑さは半端ではありません。私も7月中旬に行ったことがありますが、空港を出ると熱風が押し寄せて喉がカラカラになります。ラスベガスでは各ホテルを転々としてカジノを楽しむのですが外があまりにも暑いので、大通りを横切る程度であれば歩けますがそれ以上の距離となるとタクシーを利用します。
 それでもカラッとした暑さで、プールや冷房は完備されていますし、短パン、Tシャツでカクテルガールにビールを運んでもらいブラックジャックをプレイするのは快感、快適です。

 ラスベガスは本当に好きでこれまでに5回行きました。趣向を凝らした巨大ホテルの数々、スロットマシン、テーブルゲーム、ショー、観光、スパ。日本では体験できないド迫力のレジャー、エンターテーンメントに溢れていますが、その中でも強烈なインパクトがあったのがスカイダイビングです。

 我々夫婦は高いところがダメで、ジェットコースターもディズニーランドレベルが限界ですが、とにかく面白い、生涯の思い出になるという宣伝文句に惹かれて挑戦することにしました。
 内容は、セスナ機で上空4,000メートル地点まで行き、インストラクターと一緒に飛び降ります。30秒~40秒を高速で落ちたところで、パラシュートが開き、空中遊泳を5分間楽しむ。スカイダイビングは、高速で落下するのを楽しむものなんだそうです。

 当日は空港まで行き、基本動作を簡単に教わり、事故があっても訴えませんという誓約書にサインしてからいよいよセスナ機に乗り込みます。
 高度をどんどん上げ4,000メートル地点に到着、脇の扉が開けられます。心臓がドキドキして破裂しそうになります。当日は6人がダイブしましたが、順番にどんどん落ちていきます。よくテレビで見るバンジージャンプで飛び降りるのを躊躇するシーンをイメージしていたのですが、そうではなく、どんどん飛び降りていきます。
 私の順番が来て、扉のところに行きます。目の前は外の空間です。後ろに付いているインストラクターから「アーユーレディ、OK?」と声がかかり、仕方なく頷くと空中へダイブです。
 1回転すると、すぐに高速落下の姿勢(写真=私ではありません)になります。真下の砂漠と一本道に車が走っているのが見えます。「おぉーーー」。もう最高です。そんなに風の抵抗は強くなく眼下の様子をゆっくりと楽しめます。忘れられない絶景、感動の体験です。
 しばらくするとインストラクターからパラシュートを開くと指示があり、フワフワの空中散歩が始まります。右旋回、左旋回などを楽しんでいると目標地点に降りて終了です。

 たった5~6分の体験ですが、今でも高速落下中に見えた砂漠と道路の風景を鮮明に覚えています。この一回限りでいいかなあと思いますが、宣伝文句どおり生涯忘れられない思い出になりました。
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