大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
休日はソファの上でリラックス!
山田鐘人/アベツカサ『葬送のフリーレン』
生涯ナンバーワンかもしれないマンガにめぐり逢えました。葬送のフリーレン、凄いです。ファンタジーの飛躍。超弩級。
これまでのマンガの好みでは、『ハチミツとクローバー』、『深夜食堂』、『鬼滅の刃』がレベチでした。
これらの傑作と比較してもフリーレンは質の高さ、面白さ、充実度が違います。13巻に突入しているのにワンパターン繰返し、繋ぎでの退屈さ、弛緩が全くありません。情緒、深みのある壮大なスケールのストーリー。
紙とデジタル両方全て購入したのではハチクロと角田光代訳源氏に次いで3作目です。
この作品に巡り逢えた幸せと生きている間に完結するんだろうかの不安と。いずれにしてもフリーレンを読んでいる時間は至福です。次巻を待ちます。
再読を始めて、第1話、第2話、泣けます。
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ドキュメント72時間「フランス・パリ 街角のマンガ喫茶で」
NHKのドキュメント72時間の「フランス・パリ街角のマンガ喫茶で」すごく面白かったです。
そこで紹介されていた「神々の山嶺」と「葬送のフリーレン」を試してみたのですがすごくいい。久しぶりの個人的な漫画のヒット。神々は孤独のグルメの谷口ジローなのでおそらくいいのは想像つきました。フリーレンはこの手のオタク風作画(?)は初めてなので恐る恐るでしたが、驚きの深み、情緒です。番組でのあのお母さんと子供達の感想を信じてよかった。
どちらも残り巻を一気買いしました。
漫画は最近、基本kindleなのですが、デジタルだと家族と共有出来ないので(家族会員にならないと)、子供も読むかもと思うモノは紙にしています。
神々はkindleで、フリーレンは紙です。紙で買っていた「キングダム」も5巻からようやく面白くなってきました。
暫くはこの3作を楽しめそうです。
なお、取材班調査のパリ100人の日本の人気漫画ベスト5は、ワンピース、ナルト、ドラゴンボール、鬼滅の刃、進撃の巨人でした。
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石塚真一「ブルージャイアント」
ジャズ漫画のブルージャイアント、日本編10巻、ヨーロッパ編11巻、そして継続中のアメリカ編8巻と29巻一気です。当たり前ですが漫画なので一切音なしですがこのライブ感、音圧は凄いです。
これまではどちらかというとアマチュアとの対決だったのが、少しずつ本場ニューヨークに近づいています。さぁどうなるか。完結まではあと5年くらいかかるでしょうか。
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安倍夜郎『たそがれ優作』
大好きな羽海野チカの将棋漫画「3月のライオン」ですが最近数巻はノレなくなってきました。自分にはちょっと少女漫画すぎます。
また、山本文緒で知った「さよならカラスまたきてね」も久しぶりの快作かとワクワクしましたが、2巻に入るとマンネリというか引き伸ばしというか飽きてしまいました。漫画の2巻目の壁は厚く高く、3巻目を読みたくなる漫画はなかなかありません。
そんな中、とにかく面白い鉄板の「深夜食堂」も最新刊27巻はアレ?という印象でヤバいんじゃないかと心配していましたが、新しいシリーズっぽい「たそがれ優作」が滅茶苦茶に面白いです。4ページのショートショート。作者の引き出しは無尽蔵です。2巻以降も、もちろん深夜食堂も期待したいです。
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「深夜食堂」(25巻)
バラバラとはこれまで何度も読み返してはいましたが改めて1巻から最新の25巻まで全巻を通して読み直しました。
2006年からの16年、351夜凄すぎます。全くマンネリ感なし、ずっと面白いです。
これまで漫画の最高峰(一番好きなの)は羽海野チカのハチミツとクローバーかなと思っていましたが、深夜食堂がベストであることをしみじみと実感しました。
本屋の漫画コーナーで一番嬉しいこと、最新刊26巻の登場を待ち望んでいます。
26巻出ていました。駅ビルの天一書房が撤退して丸善がオープンするまでの間の発刊だったので気付きませんでした。これで365夜。
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久住昌之/谷口ジロー『孤独のグルメ2』
部屋の掃除をすると奥の方から漫画が出てきて、「深夜食堂」、「鬼滅の刃」を1巻から読み直しています。
孤独のグルメも楽しんで2巻に入ったところ、あれ!?これ初めてだ。読むための折り目も付いていない新刊本でした。2015年に続編が発売されてすぐ買ったはずなので7年以上眠らせていました。その時、何かを優先してそのまま忘れてしまったようです。
大いに楽しめました。あまりドラマが起こらない日常感がいいです。18年ぶりなのにスタンス、作画ともに変わらない。ただテレビドラマのヒットの影響か、1巻に比べるとかなり当たりの店が多いです。そこまで美食ではないけど、まずまずじゃないかと自分を納得させる展開もらしくて好きです。
鳥取市役所、東大の食堂が特に面白い。久しぶりに慶応大学の食堂に行ってみたくなりましたが(コロナ以降はもう立ち入れないかも)、実際行っても結局食べないのですが。
大手町のガード下ラーメン屋だけ行ったことありました。
日本には面白くておいしい食堂が沢山あって幸せです。五郎さん、久住さんのようにもっと新しい店を開拓、勝負したいけど、ハズレも多くてどうしても馴染みの店の繰り返しになってしまいます。
(過去の記録からどうも一度読んでいたみたいですが全く記憶なしだったのでそのままにします。)
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丸岡九蔵『陋巷酒家(うらまちさかば)』
すごく読みたい本がありamazonで買おうとしたところ、kindleの読み放題に登録されていて・・・試しに始めてしまいました。
しかし、その本を読み終えた後は次がない。新しい本、特に文学の新刊本は皆無に近いのでこれじゃあダメです。1ヵ月の無料の後、1ヵ月だけ1000円払って解約です。ただ、この短期間の読み放題で知った「うらまちさかば」が滅茶苦茶楽しい。他愛ない立ち飲み居酒屋でのショート漫画集なのですが、多彩なキャラクターの常連客たちの酔いどれ小話に癒されます。時代背景だけは地球で起きた最終戦争後の少し遠い未来なんだけど、地下街のディープな酒屋の雰囲気だけは昭和というのが可笑しい。最新の6巻からは読み放題でなく有料ですがこれからも「深夜食堂」同様に定期購読確定です。
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西炯子「初恋の世界」(月刊フラワーズ)
西炯子の新連載。おもしろい。私はアラフォー女子ではありませんが、自分も一緒になって噛みしめるセリフがいくつかあって、読むのに時間がかかりました。舞台は今は東京ですが、鹿児島になりそうです。今後の展開に期待大です。
久しぶりのフラワーズ。来月号には海街diaryの新作が載ります。
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西炯子「カツカレーの日 2」
西炯子の「カツカレーの日」の第2巻で最終巻。おそらく不人気で打ち切りになった作品の不本意な結末を読むのはどうかとも思ったのですが、好きな作家の最新作なので一応です。
意外と捻った展開にアレアレと引き込まれ、最後は幸せな気分で読み終えました。少々過激な自暴自棄な振る舞いと本物の愛を追求する真面目な自分との間の葛藤は西炯子らしいお約束です。
楽しめました。急転直下の無理なまとめかと想像していたのですが、これは始めから短編の予定、もともとこういうストーリーだったのではと思わせます。
第1巻は、現代のネット世界から見ればちょっと首を傾げたくなる設定や、娚の一生、姉の結婚の後継作品としての期待の大きさからどうなんだろうという心配はありましたが、終わってみれば、これはこれでよくまとまった佳作です。
帯の裏には、『西炯子の新連載 「初恋の世界」 娚の一生、姉の結婚に続く、アラフォー恋愛ストーリー フラワーズ3月号 1月28日頃発売よりスタート!!』とありました。こちらが本当の後継作品ですよというような宣伝です。それでは、期待します。
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安倍夜郎「深夜食堂」(1~15)
定期的に読み返している安倍夜郎の「深夜食堂」です。
年末年始の休みは短いし、特に行くところはないし、テレビも紅白だけはこの数年録画してまで何度か見ているのですが、箱根駅伝に興味がなくなったので、結構することがなく時間を持て余します。
そこで映画などにも行ったのですが、深夜食堂をじっくり読める(味わえる)のがうれしい。
ハチミツとクローバー、3月のライオン、西炯子の作品などはどこかのタイミングで処分することになると思いますが、この深夜食堂だけは電子書籍ではなく、このサイズで読みたい。最後まで手元に残す漫画だと思います。
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東村アキコ「東京タラレバ娘 4」
漫画はいろいろと目を通してきて、本当はもっと多くの新刊を待ちたいところですが、最近は4人の作者に落ち着いています。
安倍夜郎 深夜食堂は鉄板の面白さ。
羽海野チカ 3月のライオンの新刊が待ち遠しいです。
西炯子 残念ながら最新作カツカレーの日は早々に打ち切りになりました。
東村アキコ ギャグもの、シリアスものどれも絶品。ヒモザイルという作品が休載に追い込まれて話題になりました。読んでいないので分かりませんが、この東京タラレバ娘で女子をメッタ斬りにした勢いで、男共をブッタ斬ったのではないかと想像します。読みたかった。これからも気にせずにブイブイ言わせてもらいたいです。
この東京タラレバ娘も4巻目に突入です。第3巻で、あれもう落ち着くのかな、終わるのかなとも感じましたが、再び盛り返してきました。長期連載になることを期待しています。
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久住昌之/谷口ジロー「孤独のグルメ2」
名作「孤独のグルメ」、テレビドラマの大ヒットで子供が親を超えた勢いですが、20年ぶりのまさかの続編登場です。独特のスタイル、空気感そのままの13話。誰もが繰り返してきた一人で食べること、その自由で豊かな時間の断片がこの漫画に描かれています。
日曜日発売なんて本当にあるんだろうかと思っていたのですがちゃんと積まれていました。いろいろと食べたくなる本です。
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羽海野チカ「3月のライオン 11」
昨日、新聞に全面広告を打った「3月のライオン」の最新11巻です。
将棋のドラマと川本家とのドラマとが交錯するのですが、本巻は、川本家との物語中心です。これはこれで羽海野ファンとしては楽しめるのですが、将棋好きとしては少し寂しい展開でした。
ポスターにあるように「駒音が、心に響く物語。」、将棋ドラマをもう少し多めに読みたいです。ただ、人間ドラマとしては前巻後半からずっと重要なシーンの連続で早くも佳境を迎えています。
明日は「孤独のグルメ2」、30日に「深夜食堂15」と期待作の発売が続きます。漫画のシルバーウィークです。
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西炯子「カツカレーの日」(月刊フラワーズ)
男性読者もキュン死させる西炯子の「娚の一生」、「姉の結婚」に続く月刊フラワーズもの新連載「カツカレーの日」です。単行本の第1巻を読めるのはずっと先なので待つしかないのですがとりあえず初めだけ読んでおこうと、月刊フラワーズの1月号を購入したのですが、2月号、3月号と続けて購入してしまいました。内容の面白さもさることながら、500ページ近い分厚い漫画雑誌にもかかわらず570円と安いこともあります。このまま定期購読していくかもしれません。
主人公は、35歳、アラフォーときて、今回は28歳と少し若くなりました。仮想設定街も鹿児島、長崎の九州シリーズから東京(阿佐ヶ谷)へ。まだ3回なのでこれからですが、お相手は「娚の一生」のような中年男性のようです。そして、ムフフものの仕掛けがあって、近いうちのどこかで出会いそうです。来月号が待ち遠しいです。
ところで、この月刊フラワーズにはその他気になる連載もあります。まず小玉ユキの「月影ベイベ」。なかなか切ないです。既に4巻まで出ているようですが、いきなり佳境から読み始めることになりました。前作の「坂道のアポロン」も途中まで読んでいたはずですが、全巻読んでいない理由を思い出せません。
また3月号には不定期連載の吉田秋生の「海街ダイアリー」の最新作が載っていました。「海街ダイアリー」は何といっても第1巻の第1話(「蝉時雨のやむ頃」)が素晴らしく感動的なのですが、その後はしばらく停滞気味だったので、4巻くらいまで購入した後、一旦、売ってしまいました。ところが最近になってまた面白くなってきて、再度6巻まで揃え直していたところです。
映画化されて6月に公開されます。当然、第1話中心の内容だと思うので鉄板のストーリー、是枝監督とくれば楽しみではあるのですが、長女役の綾瀬はるか、次女役の長澤まさみが、漫画でのイメージと異なるだけにどう仕上がっているのか興味深いところです。というより話題優先のミスキャストだろうと思っているので、それを是枝監督が裏切ってくれるかどうか…。四姉妹の配役の悩ましさという点では現代の細雪でしょうか。
今週末に公開の「娚の一生」と合わせて(こちらも映像化は難しそうなだけに余計に楽しみなのですが…)、久しぶりに必ず観るつもりの日本映画が続けて公開となります。
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羽海野チカ「3月のライオン 10」
待ちに待った羽海野チカ「3月のライオン」第10巻です。作者の病気、入院で連載が中断されていたそうで、前巻が昨年の9月刊行だったので1年2ヵ月ぶりとなります。先日、「おさらい読本」に続き、1~9巻を再読したので準備万端です。
冒頭に高校生になりショートカットで大人っぽくなったひなちゃんが登場します。思い出したのが、前作「ハチミツとクローバー」(全10巻)で主人公はぐちゃんの描き方が突然大人風に変わり(第7巻)、その他諸々も含めてラストに向けてぐっと盛り上がり始めます。あれ?もしかして何か始まりのサインかとはっとしました(ただ、後で読み返して思い出したのですが、ひなちゃんが髪を切ったのは前巻でした)。
区切りの第10巻、そろそろこれまでに伏線配置されてきた登場人物が絡み合い、経過が少しずつ煮詰り、謎が解き明かされ始め、細い流れが大きな川に合流していくのかと思いきや、まだまだいろんな過去、人間関係が新たに提示されました。この物語はどこまで大きくなるのか、どこに向かうのかまだ不明です。
というより、桐山零と川本家以外については、断片のまま進んでいくのかもしれません。まだまだ先がありそうなのですが、一方ですでに佳境に入っているのかもしれません(序盤のつもりが既に終盤の入り口で、まさに現代の将棋らしい?)。最終的な全体像のなかで、今、どこなのかが分からない、そんな印象を持ちながら「前進の第10巻」(帯)を読み終えました。
ただ、作者のみぞ知るこれからの本筋、ラストのイメージがなければ描けない非常に重要なシーンが最後にありました。おまけ漫画で分かるように体調面でまだ辛いようですが、それにも拘わらず、ピシッと踏み込んだ、作者渾身の1枚です。
ライオンのように闘うのは、A級順位戦最終戦を目指す桐山零、三月町に住む川本一家、それに作者の羽海野チカです。
お楽しみはまだまだ続きそうですが、どこまでいくか。予想で25巻くらいまでではないでしょうか。ただ、2007年の開始からここまで7年間要しているので、残り15巻、これまでのペースだとあと10年はかかります。まず、自分は生きているだろうかと考えてしまいました。
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