「青べか物語」(山本周五郎)

                 


 久しぶりになりますが、最近よかったものです。

 もういい歳でしみじみとしたものに共感を覚える段階にきたのか、2か月くらい前から日本語による日本風のものが胸に沁みるようになりました。きっかけは映画の「共喰い」と池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」だったと思います。


【映画】

 「共喰い」
 「風立ちぬ」
 「そして父になる」
 「おしん」

※新高島の109シネマズで日本映画を観た帰りに白楽で下車し「じょんならん」でうどんを食べる土曜日はちょっとした至福の時間帯です。日本映画には、人気女優かアイドルをメインに据えて腰の引けた演技の印象しかなかったのですが、「共喰い」で目が覚めました。日本にもいい女優、男優、映画監督がいるんですね。


【小説】

 「鬼平犯科帳」(池波正太郎)
 「青べか物語」(山本周五郎)

※鬼平犯科帳はまだ5巻目、あと19巻も残っています。幸せ。山本周五郎はこの歳でようやく間に合いました。あやうく読まずに死ぬところでした。あぶないあぶない。


【テレビ・DVD】

 「孤独のグルメ」

※嵌りました。シーズン1と2をDVDで、3をテレビで観ました。普段テレビを見ないので、全ての回を見たテレビ番組なんて最後が何だったか思い出せません。観た人には分かるこれは凄い番組です。


【クラシック音楽】

 「ケンプ/ベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会東京ライブ(1961)」

※モノ録音の9枚組なので購入を迷ったのですが、さすがNHKの放送用録音、なんの不満もないクリアなサウンド、絶品の演奏です。


【演歌】

 「新宿の女」(藤圭子)
 「女のブルース」(藤圭子)

※ジャズの名盤に痺れるくらいの衝撃。驚きました。ちょうど沢木耕太郎の「流星ひとつ」も出版され、今、読みたい本を4~5冊並べて、どれを先にするか久しぶりのウハウハ状態です。


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