「大山生煎店」(自由が丘)

          

 自由が丘の人気店、焼き小龍包の「大山生煎店(タイザンシェンチェンテン)」です。上海の人気店で修業した店主がオープンした本格的な中国版ファーストフードです。いつも行列で避けてきましたが今日は10人くらいだったので並びました。6個600円です。15分くらいで注文に辿り着き、更に5分、焼き上がりを待ちます。
 
 熱々のスープを閉じ込めた小龍包は初めてではありませんが、店頭で立って食べる感覚が(席もあり座って食べましたが)雑然とした中国街角風でいいです。

 ただ、味には一抹の不安が・・・餃子のような輸入中華は日本人向けにアレンジされた方が美味しく感じることが多いです。先に食べ終わったおばさんが「まずい、もういいわ」と言い残して出ていきました。

 日本人と中国人風の若者が黙々と生地を捏ねて、小龍包を作り、特注らしき鉄鍋で焼き上げていきます。レシピは教わったのかもしれませんが、捏ね、焼きは結構難しい筈なのでどうなんだろうなあと思いながら眺めていました。



          


 袋を少し破いてスープをすすると・・・うまい!真冬だからだと思います、やけどに注意したいくらい熱いと読みましたが、それほどではありません。旨味がいい感じです。スープを飲んだ後の生地と餡、生地は想像どおり厚めで少しかため。餡はなんでしょうか、羊の肉が入っているような。穴を開けて、スープを飲んで、生地と肉ボールを食べる。この流れで楽しむスナックでしょうか。
 中華料理の逸品でも期待したら全く違います。あくまでマクドナルドや吉野家のレベルで気軽に食べて、おいしいおいしいと空腹を満たす食べ物。そういう意味では20分も待って食べるものではないかなあ(それでも短い方でしょうが)。鉄鍋が2つあればもう少しうまく回りますが、今のキャパではお客さんが多すぎです。しばらく様子見でしょうか。




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中山美穂「COLLECTIONⅢ」

            

 サラリーマンなので付き合いで2次会に行って、状況次第で仕方なくカラオケを歌ったりもするのですが(2次会に行くことは激減していますが)、歌の上手い女性スタッフがいて、何かリクエストありますかと訊かれると、気分次第ですが同年代に近い方だと中山美穂の「ローザ」をリクエストします。バブルを思い出すドンドンドンのリズムな曲です。

 WANDSなど当時の人気作家の作品だと思いますが、中山美穂が歌う「ローザ」、「世界中の誰よりきっと」、「幸せになるために」は大大大好きです。とても幸せな気分になれます。この3曲が入っている「COLLECTIONⅢ」です。たまに、ずっとずっと聴いています。




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年賀はがき お年玉抽選 1等!

          


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 自慢話で恐縮ですが、年賀はがきのお年玉景品抽選で1等が当たりました。未使用の年賀はがきの中に当たりがありました。100万本に1本、3,835本だそうです。ラッキー。本当は宛先の誰かへの幸運だったのに自分達でもらっちゃってスイマセン。

 定価13~20万円くらいの5点の中から1点を選べます。電動自転車、PC+デジカメ、オフィスグッズはもう要りません。液晶テレビも2~3年内の買い替え検討中ですが買うなら量販店でしょうか。残る「JTB 選べる海外旅行・国内旅行」か、家族と相談します。

 こういうところでツキを使わない方がいいというご意見もありますが、当たらない人生より、当たる人生の方が楽しいです。素直に喜んで活用し、あとは真面目に働きます。


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「ソウル・キッチン」

                 

 「週刊文春」の映画欄で良さそうな紹介がされていたドイツ映画です。「ソウル・キッチン」という食堂で繰り広げられる人間劇、コメディ。新聞や雑誌でこの手のちょっとした佳作風作品を知ってじゃあ観てみようかなと思っても、上映が東京単独だったりして断念ということが地方居住時にはありましたが、さすがに首都圏でそれはありません。

 この作品も渋谷スペイン坂の「シネマライズ」単独上映です。2日目なので普通なら見送りなのですが、ここも事前にネット予約できるので便利です。

 このエリアに来るのは本当に久しぶりです。10年以上前、初代のHMV渋谷店があった頃、CD購入後、「チャーリーハウス」という中華麺屋が大好きでよく寄りました。ただ、店舗はかなり入れ替わっていると思いますがぱっと見の景観はそんなに変わっていないかな。

 「シネマライズ」で映画を観るのはおそらく「踊るマハラジャ」以来だと思います。当時の大ヒット作品、凄い人だった記憶です。相変わらずマイナーな佳作の発掘をしているようです。中に入ると情報発信基地でありたい文化の雰囲気が残ります(とはいえ、相応の利益も必要なんでしょう、「EXILE PRIDE」という映画の予告編はそこだけ浮いていました)。

 さて、「ソウル・キッチン」です。倉庫跡を活用したようなオープンスペースのカジュアルなレストラン「ソウル・キッチン」。箱はいいのですが料理の質がイマイチで経営危機に。そこから、変人だけど腕のいいシェフを連れてきたり、DJ、ライブ演奏などが人気になり活況を呈すように。ただ、いろいろと問題も発生、ロケーションの良さに目を付けた不動産屋に乗っ取られそうになり・・・。

 面白いです。ギャグも前半抑え目ですが、活劇+喜劇。ロック、ソウル、テクノなどの音楽が効果的に使われるのも含めて、「ブルース・ブラザーズ」を思い出しました。いくつかの恋、ハラハラな展開もあり最後まで魅せます。

 コメディですがストーリーに飛躍はなく、しっかりと纏められています。ギリシャ系、トルコ系、白人と多様な人種、登場人物が絡んで言われないとドイツ映画とは分かりません。出演者が魅力的です。




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「第60期王将戦七番勝負第2局」(静岡県掛川市「二の丸茶室」)

          

 新年最初のタイトル戦、王将戦の第2局です。久保王将による先手中飛車で2日目が進んでいます。駒がぶつかり合い、せめぎ合い、まだ互角のようですが、どちらかに緩手、疑問手が一手出ればそれで決まりそうです。

 他のタイトル戦は平日が多いのですが、今年の王将戦は第1・2・4局が休日を絡めていて有難いです。休日にゆっくりネット観戦できるうれしさ、楽しさ。一般的に日程が平日である理由はおそらく会場の「旅館」都合だと思います。前日から貸切になるのでしょうか。稼ぎ時の土日祝日は避けたいし、逆に空いている平日は是非使ってもらいたい。
 今回の休日絡みの対局も会場が大塚美術館、お城の茶室、寺と宿泊施設ではないからでしょう。対局者からすると移動なくゆっくり指せる旅館の方がよいのかもしれませんが、ファンのためには是非、せめて2日目は土曜日にしてもらいたいです。

 最近は棋譜の他にブログがあり、対局の様子、会場の紹介、昼に何を食べたか、10時、15時のおやつは何かなどが映像で紹介されていて面白いです。おいしそうな餡かけチャーハン、うな重、果物の盛り合わせ、チーズケーキなどがアップされています。
 また、今回のサイトにはファンが書き込むツイッターがあり、眺めていたら、「本日午後8時~9時30分、BS2で『死闘 渡辺明対羽生善治 ~ドキュメント竜王戦~』があります。お忘れなく!」という書き込みがありました。何!さっそく録画予約です。有難い、感謝感謝! ツイッター、昨日映画で観たFaceboookなどのツールにはまだほとんど関わっていませんが、貴重な情報交換もありそうです。

 今年のタイトル戦のネット発信も進化があるのでしょうか。無料なので無理は言えませんがいろいろと工夫を凝らしてもらいたいです。

 17:00現在、昼過ぎの豊島六段が互角かちょっと指せるかの声から、久保王将十分、優勢というコメントに変わりつつあります。
 昨年のタイトル戦の多くは2~3年前のような終盤どっちがいいのか優劣不明という大混戦が減り、ちょっと差が出来るとそのまま押し切り、秒読みに入らずにその前に投了という戦いが増えたように感じていました。これは、現代将棋が高度に戦略、戦術、読みが進化しているからなのかどうか分かりませんが、検討陣がどっちがいいのか全く分かりませんと嘆くような手に汗握る対局を沢山観戦したいです。



 と最近熱戦ないよねぇーと書いた後、19時過ぎから二転三転四転の大接戦となりました。ワォーという展開。いやぁ凄い。まだ地力の差があるのかなあと思っていましたが、やります豊島六段。

 好きな棋士はいろいろいてその対局で応援する方を変えるのですが、片方が穴熊に潜ったら、その時は相手応援です。何とかこじ開けて撃破してほしい。今回は豊島六段がやってくれました。19時54分、172手まで。あどけない顔付の若武者が久保二冠を撃破しました。ワオやりました!




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「臼屋食堂」(大倉山)

          

 映画の後に、いつか一度と思っていた大倉山の「臼屋食堂」に行きました。13時過ぎだったのでもうお客さんは少ないです。入口はいってすぐのスペースにテーブル5~6、どこに座ろうかと見回すと左の奥に広い座敷スペースが。地方の食堂風、東京では珍しい開放感です。夜は食堂というより居酒屋でしょうか。すごくいい店の雰囲気があります。



          

 ランチのメニューの中から「サバ塩焼き定食」(600円)にしました。ご飯は大盛無料だそうです。めずらしく頭から尻尾まである半身で出てきました。見た目味気ないですが、脂が乗ってものすごく美味しい。冬のサバは最高です。旨みのある脂でご飯も進みます。

 これはいい食堂です。今後も昼に夜に利用したいです。




〔2011年1月22日〕

          

 今日は築地にある「天麩羅なかがわ」へ。4700円の梅定食をいただこうと向かいました。11:30の開店時に入場するも予約で一杯。いつも一杯という訳ではないのですがと恐縮されていました。
 それでは築地の別の店をと周回しましたが結局、食べたいものがないので戻りました。妻から頼まれたコーヒー豆を白楽の「TERA COFFEE」で買った後、大人気と読むつけ麺の「仁鍛」に行ってみました。5人くらいなら並ぶけど無理だろうなあと商店街から道に入ると、12~13人程度です。意外と少なかったけどやっぱりパスです。

 結局、昨日に続いて、大倉山の「臼屋食堂」です。ロースカツ定食(700円)にしました。ロース肉のうまみがぎゅっと凝縮していて旨かった。専門店ではないのでどうかと半分不安でしたが問題なし。普段はご飯大盛りも要らないのですがおかずが美味しいと合わせてペロッといただけます。
 この大広間で落ち着けるのもいいです。スタッフの応対も自然でいい感じ。穴場なのか皆知っているのか分かりませんがこういう食堂がある街は幸せです。



          




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「ソーシャル・ネットワーク」

               


 ソーシャルネットワークサービスの「Facebook」を立ち上げたマーク・ザッカーバーグの成功物語。

 Facebookの原型を発案したグループを出し抜き、共同創業者を騙して追い出し、もう一人の協力者も罠に陥れる。ネットワークのオタクなのか、したたかな経営者なのか。映画では比較的好意的に描いていますがそれぞれの行為は相当ひどいです。

 Facebookの爆発的な広がりと怒り狂った関係者との訴訟シーンで構成されています。面白いですが、だから何なんだろうという後味はありました。実話ベースなので映画的、劇的なオチはありません。別に教訓、メッセージが欲しい訳ではないのですが、もう少し何か、何でしょうか・・・欠けているような。おそらく製作者も映画として成り立つのか疑心暗鬼で進めて作り上げたのではないでしょうか。
 とケチを付けても観る価値はあると思います。あっという間の2時間ちょっと、いろいろと勉強になります。SNSはもちろんのこと、オマケとして、音楽関係で目にしていてこれまで何なのか分からなかったナップスターがどういうものなのか少し理解できました。

 アカデミー前哨戦のゴールデングローブ賞で作品賞他を獲得したそうです。




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さとなお「極楽おいしい二泊三日」

               

 「東京百年レストラン」を読んだ後、そういえばと手に取りそのまま止まらなくなりました。さとなおさんの「極楽おいしい二泊三日」です。この本は去年の6月出版なので、岡山にいた時に一度読んでいるのですが、おそらく転勤が決まってバタバタで気持ちここにあらずで目を通したんだと思います。

 じっくり読むと本当に面白いです。もともとは「クレア・トラベル」という季刊雑誌に連載されていて、2~3号持っていました。特に「伊勢志摩」の号は旅行前にタイミングが合い、ここで知った「一升びん」、「豚捨」、「ちとせ」、「ふくすけ」、浦村牡蠣でおいしい食事をいただきました。残念ながら有力候補の「レストラン宮本」のカレーや「ヨット」での海産物はタイミングが合いませんでしたがものすごく充実した満足の旅になりました。

 私も旅行の時にはおいしい店を行程に入れるように、あるいは観光よりもおいしい店が目的という旅をしてきたつもりなので、全く違和感なく熟読できました。二泊三日の旅行の昼晩朝昼晩朝昼の7食をどう構成するか。ただ、実際には7回全てをという訳にもなかなかいきません。食事付の宿を外せばいいのですが、せっかくの旅行、2泊あればどちらかは温泉、畳部屋でほぉーとゆっくり疲れを癒したい。ホテルの食事でも朝のバイキングは比較的満足できるので中途半端に朝ご飯に出掛けるより、バイキングで好きなモノを自由に食べたい気もする。

 札幌、秋田、仙台、軽井沢、名古屋、伊勢志摩、大阪、金沢、広島、高知、福岡、長崎、那覇、そして京都、東京です。

 この中で店の選択は違ったり被ったりもしますが、自分なりに地元の料理・文化を味わったとたぶん言えるのは、伊勢志摩の他、大阪、京都、広島、高知、那覇くらいです。行っていない街はありませんが食べていない街が多すぎます。地元の福岡を実は全然知らないのも痛い(学生時代は東京、その後の帰省時も自宅周辺滞在が多いのでほとんど飲み食いしていない)。まだまだ頑張ってお金を稼いで、頭を下げて休みを貰って、行く場所が沢山あります。とはいえ、まだ子供が小さいので食事目的の旅には行きにくいなあという状況です。それでも全く無理という混乱から少しずつ可能性の光が見えて来たかも。それとも、おいしい店を巡って満足を得るよりも、不自由でも子供が小さくて可愛い時間の方がよっぽどいいのかもしれません。

 まだまだ多くの街を特集してほしいです。あとがきにニューヨーク、香港、ソウルも入れる予定だったが売れたら第2弾でとのこと。なんとかそうなって欲しいと願っています。


 ところで、東京二泊三日の欄でも紹介された「カンテサンス」はミシュラン三ツ星の前から凄いということがいろんな所に書かれて絶賛されています。岸田シェフはフランスの「アストランス」のスーシェフを務めたと読んでいました。

 「ミシュランガイド 世界の三ツ星レストラン」という世界中の三ツ星店を紹介した雑誌風の本の中に「アストランス」があり、そこはフロア担当のオーナーが客を見て、嗜好とアレルギーの有無を確認してコースを作る、完全おまかせで何が出てくるのかは教えてもらえないとありました。そういうドキドキするような店でトップの次に上り詰めた人ならすごい料理なんだろうなあと想像します。

 そして、岸田シェフの略歴をHPで見ると志摩観光ホテルの「ラ・メール」から修業を始めたとありました。伊勢志摩を旅行した際に行こうと考えていた「レストラン宮本」は「ラ・メール」の名物カレーと同じ味で安く食べられると本書に書いてあって選んだものです。

 結局、そのカレーももちろんカンテサンスの食事も食べたことはなく、フランスのアストランスに訪問することはありませんが、小さなテーブルで大きな感動感激が繰り広げられていることを知るとワクワクします。食に関する旅が頭の中で広がると面白いなあと自己満足に浸れます。


 本書にあるとおり食べることは旅であり、その他いろいろ楽しいです。



            




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伊藤章良「東京百年レストラン」

             

 さとなおcomで紹介してあった伊藤章良著「東京百年レストラン」、久しぶりにじっくり文章を読んだグルメ本です。通常、この手のグルメ本は、2~3店の自分が訪れるかもしれない優良店を探すために目を通すのですが、ここでは著者の食べること、飲食店にはどうあってほしいかについての拘りを共感を持って味わい、楽しむことが出来ました。

 紹介されている店は、鮨、フレンチ、イタリアン、日本料理、天ぷら、お好み焼き、居酒屋、バーなど38店。東京のおしゃれスポットや東京下町などおそらく行くことはないだろう店ばかりです。食べることには引き続き関心は持っていますが、時間を長く取られる店、誰かと一緒でないと楽しめないジャンルはちょっと対象外という状態です。それでも会社の付き合いで一般店にも行くので全くその手の店に行かないわけではありませんし、B級グルメ店であっても高級レストラン、居心地のいい居酒屋などと通ずる点もあるということでしょうか。

 楽しく読んだグルメ本は複数ありますが、こういう著者の「拘り」に惹かれたグルメ本としては、15年近く前でしょうか、「ぴあ」に連載されて本になった田中康夫「いまどき真っ当な料理店」以来かもしれません。田中康夫については好き嫌いはあるかもしれませんが、この連載は好きでした。真っ当な店の姿勢、サービスとは何か、あまり大っぴらに言えなかった事を代弁してくれたような爽快感がありました。

 いい店、いい店主、いいスタッフ、いい料理の紹介については、是非著書をご覧いただければと思いますが、最近はそうなんだとしみじみ実感したこと、それがいい!とひどく賛同したことを一点ずつ。

 しみじみ実感したことは、最近のお客さんが、あまりお酒を飲まなくなっているという記述です。会社の若手との交流の中で10年以上前から下の年代が飲まないことに気付いてはいましたが(自分からは飲まない、宴席以外では飲まない、アルコールなしで真夜中までバカ騒ぎできる)、飲食店の経営にもその影響が大きくなっていることに驚きました。
 ビール、日本酒、ワインを飲むか飲まないかは個人の嗜好の問題ですが飲むことを前提にいろいろと値段、品揃えを設定している店がスタイルの変更を余儀なくされる。既存の客が従来どおり楽しめなくなると深刻です。

 もう一点、その方がいいよとひどく賛同したことは、(これは著者がそう言っているのではなく、そういう店が何店かあることの紹介なのですが)居酒屋、日本料理店で刺身を出さない店があるということです。そう、肴の刺身は要りません。刺身が嫌いなんではありません。むしろ大好きです。これまで各種宴席の冒頭で刺身の盛り合わせをそれこそ何百回と食べてきましたが、満足できる質のものはホンの数えるほどで、このレベルなら出さなきゃいいのにとずぅーと思っていました。ただ、多くの方は刺身がないと始まらないと習慣付いているのか、ちょっとした内輪の飲み会でもまずビールと刺身の盛り合わせと宣言されます。そうなると従わざるを得ませんでした(皆さんが要ると言っているのに不要と抗議するのも野暮ですし、手を付けないとまだ酔う前で必ず指摘されてしまいます)。
 それが、この本では、そもそも刺身はないが焼き物や煮物でうまい日本料理、肴を食べさせる店があると紹介されていました。美味い刺身を出す店もありますが、生涯総宴会の疲れで完全に飽きてしまったのと、赤身を中心に質の低いものが多い。
 同じ店でも最後に出される鮨としてなら美味しいのですが刺身としては何故か質が低いと感じてしまいます。個人的な感想、賛同ですが、もう少しそういう店が広がってくれればいいのにと思いました。

 最後は愚痴のようになってしましましたが、伊藤章良「東京百年レストラン」、とてもよい本です。





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ビースティ・ボーイズ「ライセンス・トゥ・イル」

            

 新しいオーディオになっていろいろと聴いています。

 旧セットでよく聞こえなかった、少し粒が荒く聞こえた音が新しいアンプ・スピーカーではよく響くのかと思っていたら違いました。そのままです。そこではなくて、旧セットでも凄くよく聴こえたディスク・録音が艶やかにゾクゾクと響きます。そういうことなんだなぁと理解です。



 
          

 週末に待ち時間があり、横浜ビブレのHMVに向かったのですが地下改修中でした。引き返してモアーズ6階のタワーレコードです。暇潰しだったので基本購入なしのつもりでしたが、クラシックコーナーに寄ると、何と!私の生涯ナンバー1のカラヤン/ウィーンフィル「ワーグナー・ライブ・イン・ザルツブルク」が籠に並べられていました。虎の子の一枚に少しキズがありアマゾンでもう一枚注文していたのですが、生産中止のようで我慢していました。
 タワーレコードの特別プレスのようなことが書いてありました。近い将来のSACD化待望ですが、とりあえずここは一枚購入です。




          

 これで購入欲(?)に火がついてしまい、ついでに何かという気分になりました。

 まずは、このアルバムまでは大好きだったマイケルの大傑作。2001年のリマスター盤。4曲目スリラーでの効果音はゾクゾクものです。




          

 ピンク・フロイドは何といってもザ・ウォールですがSACD化されていないので、狂気です。もとのディスクも驚異的なサウンドだったのでSACDでもそれ程の違いはないような。




 ビースティ・ボーイズのライセンス・トゥ・イルは時代を代表するアルバムです。大好きな一枚。期待したほどリマスターの効果を感じられませんでしたが、一度プレイすると何度も何度も聴いてしまいます。







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「黒川」(築地)

        

 築地通いも「黒川」に行かなければ終われません。9時開店なので、いつもよりゆっくりめで出発です。8時半前に到着したのでまずは買い物。今日は、中栄のカレー(1300円)、藤田のまぐろ(1000円)、新海商事の卵(330円)、スズヨとと一の能登天然塩(300円)、からいもの屋のカレー粉(500円)です。




          

 9時過ぎに入ると常連らしきお客さんがカウンターに一人。私もカウンターかと思いきやテーブルをすすめられます。カウンター3~4席、テーブル(4席)×2つと狭く、しかも、テーブルの片一方は仕込みに使っています。いいのかなと心配しましたが従います。

 メニューの一番始めにある野菜の天ぷらコース(2000円)を注文しました。

 店主はカウンターに座っているお客さんと威勢よく話しをしています。天ぷら店の揚げ手は寡黙なイメージがありましたが、少し雰囲気が違います。まさに築地場外でお客さんとやりあっている売り子のような感じです。いつもと違いますが面白い、いい感じです。




          

 メニューをよく見ていなかったのですが、野菜のコースといっても、エビ、キスの後が野菜中心くらいに思っていましたが、文字通り野菜ばかりです。

 3皿と最後に丼。1皿目は海苔で巻いた何でしょうか。すいません、日本人なのに分かりません。さくっと美味しいです。からっと揚がっています。

 2皿目は銀杏と山芋。

 3皿目はレンコンと玉ねぎとおそらく山芋をおろしたもの。

 野菜ばかり、いいですね。魚も美味いですが、野菜を天ぷらにするとなんて美味しいんだと近藤や家庭で開眼しました。




          
 
 この時間帯は客が少ないのもあるでしょうが、ささっと続けて出てきます。そして次は食事ですと言われます。

 出てきたかき揚げ丼。エビなどの食材がプリップリですが、痺れたのはこのご飯の少なさです。食べ手のことを十分に考えたうえでの控えめ。これだけでもこの店がいいことが分かります。うまい、主役は天ぷら、適量。


 非常にシンプルですが、とても痺れました。2000円の最高の食事。お腹を空かして夜も来てみたいです。久しぶりにいい和食、本格的な天ぷらをいただきました。




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「伝説のすた丼屋」(横浜日ノ出町店)

          

 ようやく行ってきました「伝説のすた丼屋」。国立を本店に中央線沿線では有名な店ということです。クセになる味とテレビで紹介されていました。

 「特製にんにく醤油の秘伝タレを豚バラ肉に絡め、強力な火力で一瞬にて仕上げる「すた丼」は、北イタリア産ブランド豚と相性抜群!よりジューシーで、さらに柔らかく、脂身まで美味しく仕上がったすた丼」とHPにあります。

 すた丼580円ですが、+130円の肉増しを注文しました。厨房でフライパンをカンカン鳴らしながら炒めている音が聞こえてきます。このライブ感がいいです。別椀の生卵を肉の上に掛けて、さあ、いただきます。

 にんにくの香りがぷーんとします。ホエー豚というブランド豚の肉だそうですが、薄切りの質のいい豚しゃぶしゃぶの肉という感じです。これに独特の味付けのタレが相俟って、これは美味いです。値段設定も違いますが、牛丼屋の牛丼、豚丼とは次元が違います。高級というか、極めたB級というところでしょうか。

 味がいいので肉増しでもぺろりと食べられました。ただ、ご飯は多いかも。ご飯量を少なくして安くなる設定はなさそうなので、値段同じでご飯半分でしょうか。

 人気も納得の味です。HPに1/21に川崎店オープンの告知がありました。




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ノラ・ジョーンズ「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」

            

 注文していたSACDが届きました。ポリス、ノラ・ジョーンズ、コルボ。SACDで聴いてみましたが正直、違いがよく分かりません(少なくともポリスはSACDどころかリマスターすらまともに行っていません)。
 その他も音がいいのがオーディオのせいなのか、SACDだからなのか、それともその前提のリマスターのせいなのか。持っているディスクの状態を正確に把握していないので比較がしにくいです。2度目だと音のキレやふくよかな感じが違うことに気付くのですが、始めはほとんど分かりません。

 それよりも、セッティングが少し馴染んできたのか、低音が低い位置から聞こえるなあと実感したり、スピーカーのカバーを外した方が音がいいなあとか、ロック、ジャズ、クラシックそれぞれの適当な音量レベルを確認したりとか、オーディオの把握の方に関心が行きがちです。

 SACDとCDとがあまり変わらないことは少し残念な一方で、少しホッとしています。明らかに違うとこれまでの2000枚、3000枚はどうなるのか。後は、いずれにしてもこのサウンドでこれから10年以上も聴き続ける訳ですから、早く馴染んで少しでもいいように調整することでしょうか。

 これからの新譜は価格次第ですが概ねSACDで買うんでしょうが、過去の録音であればCDでもよいのかもしれません。もう少し聴いて、勉強しないとまだよく分かりません。



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「八千代」(築地場内)

          

 年末年始に手元に残していたdancyuのバックナンバーを眺めていたところ、ラーメン特集号に家ラーメンの紹介があり、そうだ鳥藤で丸鶏を買えばスープを手作りできるぞという気分で盛り上がりました。そこそこ高い地鶏(2000~4000円)で作るイメージだったのですが、現地でモノを確認している中でまずは店のお奨めの普通の丸鶏(800円くらい)で作ってみることにしました。結果としては決して悪くはないけれどこれはイケルというレベルでもなく課題を残しました。

 という訳でいろいろと食材も買ったのですが、折角なので朝食です。食堂のほうの鳥藤での親子丼にも惹かれましたが、久しぶりの「八千代」です。もの凄い行列の「寿司大」の隣りです。以前、穴子丼を食べて以来かと思っていましたが勘違いでした(穴子丼は同じ並びの「天房」)。八千代は大きな車海老のフライなどで有名な店です。
 本格派の揚げ物ではなく、B級人気メニューの「チャーシューエッグ定食」(1200円)+「100円でご飯にカレー」を注文しました。ただ、新年会の食べ過ぎ飲み過ぎで胃腸の調子がよくなく、食べ始めて、万全でないことを気付き・・・ペロリという感じではなかったのですが、さすが人気のメニューと思いました。味噌汁が旨かった。トンカツ風にカラシが添えられていて、濃厚なチャーシューにカラシを付けて食べるのはいいなと思いました。
 本格派メニューの値段の高さ(車海老フライ定食=3800円)に引っ張られてか、B級の割には1200円と高めですが、アイデアメニューです。こういうセットは誰もが興味を持ちます。次回は体調を整えてのぞみたいと思いました。




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「LUXMAN D06」

            

 新しいオーディオでいろいろと聴いています。ロック、ジャズは明らかです。一方でクラシックはなかなか難しくてもの凄い音が出るディスク・録音とそうでないものとがあり、このセットの特徴をつかむのにもう少し時間がかかりそうです。

 CDプレイヤーはスーパーオーディオ対応「LUXMAN D06」になったので、一度SACDを買って聴いてみなきゃなと思っていたところ、CD棚を調べたらビル・エヴァンスの名盤「ポートレイト・イン・ジャズ」がなんとSACDでした。しかも普通のCDも持っていました。確か聴きたくなって仕方ないけど見つからなくてもう一枚購入したような。よし!とこの2枚を聴き比べることにしました。

 まず、CDの1曲目「カム・レイン・オア・カム・シャイン」、2曲目「オータム・リーブス」を聴きます。スコット・ラファロがベースを担当した一連のシリーズは1959年~1961年という時代にも関わらず驚異的なサウンドであることは好きな人には改めて言うまでもありません。ピアノ、ベース、ドラムの目の前での掛け合いに聞き惚れます。素晴らしい。

 そして、SACDに替えます。ドキドキでプレイボタンを押すと・・・第一印象はあまり変わらないような・・・暫く聴くと・・・ベースがビンビンと響くかなあ・・・やはり違うと思います。ただ、それは決定的な違いではなくて5~10%くらい(?)の残響、リアル感でしょうか。明らかな違いは私の耳、このオーディオセットでは聴き取れません。

 比較的古い録音のリマスターなので違いが出難いのかもしれません。ただ、どちらも痺れるくらいに音がいいということなので文句がある訳ではありません。


 SACDのディスクを紹介している「SACDラボ」というサイトがあり、ざぁーと推薦盤をチェックしました。その中からもとの録音も大好きな次の3枚をアマゾンで注文しました。これらも聴いてみてSACDの価値を評価してみようと思います。

・ポリス「エヴリ・ブレス・ユー・テイク」(ベスト)
・ノラ・ジョーンズ「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」
・コルボ指揮「フォーレ レクイエム」(東京ライブ)



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