空間オーディオ/Dolby Atmos ハイレゾロスレス




 今更何をと言われそうですが、AppleミュージックをBluetoothで飛ばしてオーディオで鳴らす音楽が驚異的なサウンドにリニューアルされていて驚きました。どういう技術の進化があったのか分かりませんが凄いです。まだまだカバーされているアルバムは限られますが、これまで購入したCDはほぼ不要になるレベル。嬉しいやら悲しいやらですが、クラシックもジャズももう以前には戻れない。新時代の到来。この音はリアルで圧倒的、感激です。

(何度も聴き比べるとそこまでCDと違いがあるか自信がなくなってきました。CDの方が断然音がいいディスクも沢山あります。)


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「スモーキン・アット・ザ・ハーフ・ノート」




 最近はトランペット、テナーサックスといったジャズの主役よりも、ピアノ、ベース、ドラムスといったリズムセクションを楽しむようになりました。1950年代の黄金時代ではマイルズ・デイビスと共に演奏していたレッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズなどです。

 その中でも特に夢中になっているのが、ピアニストのウィントン・ケリー。音は控えめなのですが、粋にスイングします。音楽に乗れる、酔えます。
 数少ないリーダー作もいいですが、1959年から1961年頃のマイルズとの共演盤、1960年代のウェス・モンゴメリーとのライブなど最高です。
 持っていなかったモンゴメリーとのニューヨークのハーフ・ノートでのライブ盤を購入しました。これまで聴いてきたジャズ・ギターはなんだったのかという位にこれぞジャズというスイング、愉悦があります。魅力的な快作。

 ジャズには脇役、サポートメンバーの音楽に耳をすます楽しみがあります。少しずつですが、更にジャズの深みにハマっていきます。





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「ソニー・ロリンズ VOL.1」




 昨年11月から結構本格的にジャズを聴いてきて、自分が一番好きなのはソニー・ロリンズであることに今更ながら気付きました。といっても1956年の「サキソフォン・コロッサス」から1962年の「橋」までの6枚を聴いただけです。ただ、文句の付けようのない完璧なアルバムばかりで迫力ある艶やかな低音の響きに聴き惚れます。

 これまで、マイルズ・デイビスとクリフォード・ブラウンを全てのアルバムを全面的に好きで夢中になりましたが、ソニー・ロリンズが3人目のヒーロー、聖人になりました。



 


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「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」





 年が明けてもジャズです。

 ヘレン・メリルは以前から聴いていますが他のアルバムと一緒の企画盤で発売も古いやつだったので正規バージョンを買い直しました。ボーナストラック無しの7曲、33分が潔い(本来の当たり前の形ですが)。ジャケットもこれでなければ。レコードにはボーナストラックが1曲入っているようです。珍しく価値逆転です。

 ジョージ・ベンソンはソウルかと思っていたのですが、タワーレコードのジャズコーナーに置いてありました。大好きなアルバムです。

 どちらもクインシー・ジョーンズのアレンジ、プロデュースです。クインシー・ジョーンズが関わらなければ全く別モノだったかも知れず、まさに天才の仕事です。



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上原ひろみ「アナザー・マインド」






 今年最後のジャズは上原ひろみです。2003年のデビュー作。日本人では大西順子を好んでいますがディスクで聴くのは二人目になります。

 刺激的なオリジナル曲。疾走感、シャープさにしっとり感もあります。
 70年代のエレクトリックマイルズとその派生は大好きだったこともあるのですが、ロックに近づいた音楽を個人的にはジャズには求めません。
 上原ひろみのジャズもその傾向はあるのですが、ロックとは違う荒々しさ、惹きつける力があります。

 第2作のブレイン、第3作のスパイラルを聴くと、ジャズというよりインストゥルメント多めに聴こえます。オリジナルに拘るとこうなるのかなぁという印象ですが引き出しは多そうです。まずは2003年から2005年までをじっくり聴いてみようと思います。


 今年はジャズを本格的に好きになった幸せな年になりました。感謝。来年の抱負はジャズを実演で聴いてみることです。海外の有名人をブルーノートでとはいいません。どこかのライブバーでピアノ、ベース、ドラム、ホーンを色々と聴きたいです。楽しみが増えました。



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サラ・ヴォーン「アット・ミスターケリーズ」




 11月中旬から始まった個人的なジャズのムーブメント。幸せな2ヵ月となりました。

 今年最後の区切りの1枚、サラ・ヴォーンの1957年、シカゴでのライブです。

 このディスクにはオリジナル9曲に加えて後半にボーナストラックが11曲入っています。これまでだとアーティストの意向と違う余計なお節介はやめろと怒っていたところですが、レコードの片面限界は25分(製造面での推奨は15分)、40分くらいが上限だとすると本当はもう少し多くの演奏を入れたかったのではなどと想像するようになりました。

 ボーナストラックの1曲目はパイドパイパーズが歌ったドリームズでこれは絶対に聴きたい。その後もまるでライブの後半のように歌は続き自然と盛り上がっていきます。

 エンブレスミーを歌い始めると客からイエーの歓声が入り、サラがつられて笑う、微笑ましいシーンです。

 ラストの5曲、ラッキーインラブ、ダンシングインザダーク、プアバタフライ、サムタイムズアイムハッピー、アイカバーザウォーターフロント。前奏での即興歌、観客との掛け合いも含めて最高です。痺れる。クリフォード・ブラウンのウィズストリングスを聴いているように痺れます。当日の観客と一緒に私も拍手したい。こんなにボーナストラックが嬉しいディスクを聴いたことはありません。全体として20曲のライブとして楽しめる演奏です。

 やはりスタジオ録音での別テイクのボーナストラックは基本的に不要ですが、これからは少し寛容にボーナストラックとも付き合えればと思いだしました。

 ジャケット写真もいいです。



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ビル・エヴァンズ「ワルツ・フォー・デビイ(完全版)」




 スピーカーをB&Wに代えてから日課がワルツ・フォー・デビイの完全版のどこかを聴くことになりました。
 この完全版は名盤の誉高い「ワルツ・フォー・デビイ」と「サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」を産んだ1961年6月25日のライブをほぼそのまままとめた企画盤です。アフタヌーンの2セットとイブニングの3セットが3枚のCDに収められています。

 マイルズ・デイビスが好きな方はお分かりのようにこの手の人気のライブ盤の完全版は冗長なことが多く、いい演奏がぎゅっと詰まったオリジナルをやっぱり聴く、完全版は何処かに片付けてしまうことばかりですが、これだけは違います。

 全ての演奏が絶品で間延びするところなんてありません。
 しかも、このアルバムはSHM-CDという高音質ディスクであるだけでなく、リマスターの関係なのかよく分からないのですが、オリジナルはピアノの音が前に出るのに比較して、スコット・ラファロのベースの音がかなり前に、ピアノより少し前に出てきて、ピアノと溶け合うように響きます。ベースソロの振動に痺れます。

 CD1枚目、アフタヌーンセット1の1曲目「グロリアズ・ステップ」の1分7秒のところでキュッと音が3秒ほど消えます。これは店の停電の影響だそうです(録音機材の電気が落ちた)。冒頭にこういうキズがあるので、このアルバムが大いに推奨されることはないのかもしれませんが、このグロリアズ・ステップの中盤から後半にかけてのスコット・ラファロのベースの響きは陶酔の世界の始まりです。そして不思議の国のアリス、マイフーリッシュハート、オールオブユーと続きます。
 今の私にはマイフーリッシュハートは1曲目ではなく3曲目です(おそらくオリジナルの2枚はもう聴かないと思います)。

 イブニングセットも絶好調。どの曲もお約束のように長いベースソロが入り、まるでスコット・ラファロがリーダーのようです。
 ラファロはこの11日後に交通事故で25歳の若さで急逝します。
 
 仕事が終わって帰宅して風呂上がりにビールを飲みながら、ビル・エヴァンスのピアノから始まって、後半のスコット・ラファロのベースに酔いしれる。

 この2ヵ月間に収集した多くのジャズの名盤を少しずつ聴き直して楽しんでいるのですが、棚を眺めてもまずはこの完全版を手に取ってしまいます。




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カーティス・メイフィールド「カーティス/ライブ!」




 ソウル、ファンクの熱気溢れる1971年のライブ。「ピープル・ゲット・レディ」の作者ということで関心を持ったものですが痺れました。




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ジョシュア・レッドマン他「ラウンドアゲイン」













 ジャズのまとめ買い中毒もそろそろ最後になりそうな感じですが、1924年から2019年までに録音された名演の数々です。



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「ベニー・グッドマン物語」









 ジャズのタワーレコード通いももう最後だなぁと考えながら宮下公園脇を数日前に歩いていたのに、今日も渋谷駅のB7出口を上がっています。

 ベニー・グッドマンは揺れ揺れ、カウント・ベイシーは熱狂、ジョン・コルトレーンは演奏は勿論、ジャケットも痺れます。
 ソニー・ロリンズは迷いのない潔さ、テナーサックスの極地です。
 ホレス・シルヴァーはファンキーな陶酔感。

 そろそろ購入は最後にしようと自制していますが、どれも絶対に聴いておいて良かったアルバムばかりで歓喜と困惑です。



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「トミー・ドーシー」





 ずっとジャズを聴いていて、何度かタワーレコード、ディスクユニオンでCDを漁って、部屋の棚のジャズ部分が溢れたので聴かなくなったマイルズ・デイビスのエレクトリック時代を屋根裏に持っていったりなどして整理しています。

 今更ですが自分が好きなのはハードバップなんだと分かりました。1954年頃から1958年頃までがメインで1970年頃までが多い。色々と再聴したり、新たに知ったアート・ファーマーやフレディ・ハバードに聴き惚れたりです。

 そして1935年です。ビリー・ホリデイはもともと聴いていましたが改めてハマりました。
 スイングジャズはグレン・ミラーだけだったのが、トミー・ドーシーを知りました。うっとりする旋律、ホーンの響き、甘い歌声、堪りません。
 スイングだけだったらここまでハマりませんが、超スローなメロウな音楽(NHKのサラメシの最後にかかる音楽🎵パイドパイパーズのドリーム風)もふんだんで、耳の幸福、幸せな時間です。

(アマゾンでこんなの初めてですが2枚ともにケースの表面にヒビがありました。誰も買わなくて長らく保管されていたからでしょうか。ただ余りにも音楽が甘くて気になりません。)



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「代官山 蔦屋書店」












 「マンガでわかるジャズ」シリーズの最後として、監修の及川亮子氏がジャズコンシェルジュを務める代官山にある蔦屋書店です。

 代官山はもう30年近く前か、ピエール・ドオルというスイーツの店があり、そこの生チョコレートが大好きで結構買いに行っていましたが、何処かに移転してしまいました。
 その他、とんかつのぽん太支店、スイーツのイル・プルーに行ったことはありますが最後がいつかよく覚えていません。

 外観は有名なので知っていましたがようやく来れました。いろんなタイプのカフェ併設本屋スペースがあり(有料席も多そう)、東京でも屈指のオシャレ感に少しクラクラします。

 ただ、お目当ての音楽コーナーは縮小されていてレコードが装飾のように置かれているだけでした。マンガでわかるジャズは5年前の本なので、本に書いてある蔦屋書店の部分(レンタルは日本最大級、販売は提案スタイル)はすっかり変わってしまったようです。

 ジャズのディスクをちょっと探してみようという気分だったところ、中途半端になったので渋谷に移動してタワーレコードでチェックしてみることにしました。

 タワーレコードのジャズコーナーは7階の一角とはいえ思ったよりも充実していて、結構収穫ありました。いずれも「マンガでわかるジャズ」の推薦盤からです。アマゾンでも取り扱っていないディスクもありホクホクです。

 アート・ブレイキー名義の「バードランドの夜」ではクリフォード・ブラウンが熱く吹きまくります。アート・ブレイキーのドンドコもいい。ジャズ史上最高の一枚はこれではないかと感激です。そしてポール・チェンバースの「ベース・オン・トップ」での超低音の響き。
 モダンジャズではイスラエル系が面白いです。国際政治では色々ありますが音楽として新しくて興味深い。その他も全て高水準の名演ばかりです。


 この1週間で結局27枚、新規購入しました。しかもどれも超ド級の名演奏ばかり。新しい世界が開けたことに感謝感激です。



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村上春樹/和田誠『ポートレイト・イン・ジャズ』










 「ポートレイト・イン・ジャズ」からアニタ・オデイの「アット・ミスター・ケリーズ」です。
 その他の5枚は「マンガでわかるジャズ」の推薦盤からの追加、おそらくこれで最後です。

・エラ&ルイ「ポーギーとベス」
・ソニー・ロリンズ「ニュークス・タイム」
・オスカー・ピーターソン・トリオ「ナイト・トレイン」
・キース・ジャレット「ザ・ケルン・コンサート」
・アート・ファーマー「モダン・アート」

 どれも素晴らしい。それにしても1950年代の充実です。音楽ショップのジャズコーナーに行っても70年前の演奏ばっかりも仕方ないです。
 村上春樹が書いているように、タイムマシンがあるならこの時代のライブハウスに行ってみたい。

 この6枚にもボーナストラックはなし。本来、当たり前とはいえ嬉しいです。




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山本加奈子/及川亮子『マンガでわかるジャズ』










 「マンガでわかるジャズ」の推薦盤でリストアップしたけど新宿ディスクユニオンには無かったCD6枚について気長に探そうと一旦考えたのですがやっぱりすぐに聴きたくなりました。
 渋谷のタワーレコードかなぁと想像を巡らしたのですが、この10年近くのクラシックコーナーでの在庫無しの残念を考えると、ジャズコーナーにわざわざ出掛けてもほとんど見つからないんじゃないかと。

 実店舗再評価の流れではありましたが、渋谷行きは回避してアマゾンです。6点とも在庫があり、翌日届くとのことでした。時代の流れとはいえ何とも言葉がありません。

・エラ・フィッツジェラルド「ソングス・イン・ア・メロウ・ムード」
・チェット・ベイカー「シーワズ・トゥーグットトゥーミー」
・スタン・ゲッツ「スウィート・レイン」
・ダイアナ・クラール「ライブ・アット・パリ」
・フレッド・ハーシュ・トリオ「サンデイ・ナイト・アット・ザ・ヴァンガード」
・ウィントン・ケリー「ケリー・アット・ミッドナイト」

 予想どおり期待を裏切りません。どれも素晴らしい。リラックスして聴き惚れる演奏です。

 「マンガでわかるジャズ」はもう神ガイドです。私は知りませんでしたがもともと評価の高い書籍なのかもしれません。そうでないと出版から5年経っているムック本が本屋の目立つ所に数冊積まれているなんてことはありません。もっと早く知りたかったですが、それでも今出会えたことに感謝です。

 なお、新たに聴いた6枚は全て、またこの4日間に聴いた12枚のうち9枚はボーナストラック無しのディスクでした。長年にわたりずっと願っているボーナストラックを一切入れないでくれ、特にジャズ、が多くで叶っていて嬉しかったです。

 本当にジャズが好きになりそうです。



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「ディスクユニオン新宿ジャズ館」








 「マンガでわかるジャズ」での推薦盤の信頼度が俄然アップしたので改めて良さそうなディスクをリストアップしてディスクユニオン再訪です。

 結局、9枚のうち3枚しかありませんでした。ウェイン・ショーターの「ナイト・ドリーマー」(1100円)、ケニー・ドーハムの「クワイエット・ケニー」(680円)、ウィントン・ケリーの「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」(680円)です。昨日はたまたま見つかりましたが、普通の確率はこんなものかもしれません。

 今回見つからなかったディスクは今更新品はないので気長に探します。


 昨日も今日もせっかくの新宿なので、天ぷらのつな八、ラーメンの桂花、カレーのモンスナックなど行こうか迷いましたが、結局止めておきました。どうしてか分かりませんが店の前にいても躊躇してしまいます。伊勢丹で家族に惣菜を買ってまっすぐ帰宅です。


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 この3枚も素晴らしいです。有名なディスクは一通り聴いて愛好家のつもりでも本当はマイルズ・デイビス、クリフォード・ブラウン、ワルツフォーデビー以外はのめり込めなかった。
 昨日今日聴いた6枚は音楽に自然と乗れて酔えました。こんなにいい演奏をまとめて聴けるなんて驚きです。
 趣味の音楽鑑賞の中で、ジャズの優先順位はクラシック、ロック・ポップの後の3番目だったので使えるお金が限られていて余計にガイド頼りでした。これまで普通のリスナー向けの質のよいガイドに出会えずに迷子になっていたのかもしれません。

 「マンガでわかるジャズ」はいいです。著者はジャズ専門ではない編集者のようなので、監修の及川亮子氏の見立ての良さでしょうか。



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