「クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス」(1955年)

          

 たまに思い出すのですが小さい頃、住んでいた福岡の町内ではバザーと呼ばれる地域のお祭りのようなものがありました。出店と即席舞台での音楽で、出演バンドは自作のオリジナル曲も演奏するのですが後半は踊りのBGMとなるムーディな音楽を演奏しました。すると老若男女のカップルがさっと前に出て踊りだします。周りはやんややんや囃しましたが踊れる人が幸せな雰囲気がありました。日本人も踊るんだと少しドキドキしながら眺めていたことを覚えています。

 クリフォード・ブラウンのウィズ・ストリングスを聴くとバザーのことを思い出します。25歳で事故死した天才トランぺッターの酔いしれる12曲。痺れるようなホーンの響きに聴き惚れていると幸せな二人が体を寄せ合って踊っている風景が浮かびます。こういうちょっとしたロマンチックな地域行事が今もあればいいのになと思います。


1. Yesterdays
2. Laura
3. What’s New
4. Blue Moon
5. Can’t Help Lovin’ Dat Man
6. Embraceable You
7. Willow Weep for Me
8. Memories of You
9. Smoke Gets in Your Eyes
10. Portrait of Jenny
11. Where or When
12. Stardust


(このディスクは2005年12月23日にも取り上げていました。)




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「綱島公園」(綱島)

          

 子供と綱島公園に遊びに行きました。初めてのつもりだったのですが、到着すると以前花見で来ていたことを思い出しました。広場、遊具にログハウスと充実していて楽しめました。

 イチョウの木がもう黄色く色付いていてとても綺麗でした。




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カラヤン/ウィーンフィル「ブルックナー交響曲第9番」(1976年)

          

 最近のニュースで驚いたことに香川の「彦江製麺所」の閉店があります。10月一杯で廃業するそうです。広島、岡山在住時に何度も巡ったさぬきうどん店、製麺所。その中でも「彦江製麺所」はおそらく最も多く行った(それでも5~6回くらい)大好き、個人的ナンバー1の製麺所です。今だから白状しますが、車を店の駐車場ではなく、国道沿い信号脇のパチンコ店に駐車して、信号渡って小さな神社の奥から小道に入ります。普通の家屋の間の小道を進むと誰もが「こんなところにうどん屋があるの?」と不安そうな顔をします。半信半疑で庭の脇を進み、何の表示もないプレハブの戸を開けると・・・おじさん、おばさんが黙々と作業する製麺所が。この神社の脇から入っていくルートがよかった。親や知人など一番大事なお客さんにさぬきうどんの面白さ・美味しさを紹介するのに最適、成功確実。雰囲気、うどん、待ち時間なし全てで最高の鉄板店でした。140円の幸せ。田んぼの中の「がもう」、山の中に入っていく「山内」、渓流脇の米の表示の「谷川米穀店」など有名・人気おもしろロケーション店の中でも味はピカイチなのに空いているという無二の店でした。残念です。向こうにいたら最後にもう一度ですがそれも叶いません。

 もう一点、驚いたことは来日するウィーンフィルの指揮者が予定のサロネンがキャンセルとなり代役としてフランツ・ウェルザー=メストとプレートルに変更になったことです。これにはビックリです。通常、この手の変更は代役の格が落ちて申し訳ないので払い戻し受付ということだと思うのですが、中堅から今最も旬な巨匠(手前か)に格が上がるなんて。おそらくチケット購入者のほとんどはサロネン目当てというよりウィーンフィル目当てなのでウハウハでしょう(マーラー9番の英雄への変更は微妙でしょうか)。俊英サロネンも興味沸きますが何といっても今年と来年のニューイヤーコンサート指揮者です。

 そこで、何となく公演案内のホームページを見てチケット情報に進んでみると、まだ残券がありました。11/9のメストの日、S席に僅か、A席に僅か。元がブルックナー6番とマイナーな曲の日だったからでしょうか。トリスタンとイゾルデの前奏曲と愛の死にブルックナーの9番。A席で3万円か・・・。うーん。迷って、1日待ってみて、よく考えて、申し込んでしまいました。ボーナス月のお小遣いは少し高くなる契約なのでそれを見込んでの思い切りです。生のオーケストラなんて、おそらくミラノスカラ座来日公演、ムーティとの「リゴレット」、「運命の力」以来です(調べたら2000年でした)。サントリーホールは記憶が定かでないですがドホナーニとクリーヴランド管の来日公演、ベートーヴェンの5番、6番(1995年頃?)以来、いやぁ久しぶり。重要舞台での実態はウィーンフィルというウィーン国立歌劇場の公演(アバドとのボリス・ゴドゥノフ)を聴いたことはあるのですがウィーンフィルとしてはこれが初めてになります。値段感覚を打ち破る料金ですが、一生に一度くらいはと自分を納得させました。

 当日がとても楽しみですが一点不安なのはトリスタン20分、ブルックナー60分だと思うのですが本当にこれだけで終わりなのかどうかです。コンサートの時間がヨーロッパでも短くなっていることを昔読んだのですが、これはいくらなんでも短すぎるような。20分聴いて休憩時間に入ったら笑えます。それとも最近は休憩なしで通しでやっちゃうんでしょうか。ブル9の後のアンコール曲も難しいです(よく分かりませんが普通やらないのでは)。どうなるんでしょうか。最悪80分で終わりでもウィーンフィルなら満足できる予感はありますが・・・。いずれにしても久しぶりの生の響きを堪能したいです(生といえば岡山でのツィマーマンがありましたが忘れていました)。



 と前置きが長くなりましたが、ブルックナーの交響曲第9番を聴くことになったので持っているディスクを引っ張り出して聴き比べてみることにしました。気分はブルックナーモードではなかったのですが魅力的な旋律が続くので比較的簡単に切り替わります。

・1944年  フルトヴェングラー/ベルリンフィル(第3楽章 25分)
・1959年  ワルター/コロンビア響(23分)
・1961年  シューリヒト/ウィーンフィル(20分)
・1973年  クレンペラー/ニューフィルハーモニア管(27分)
・1974年  チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送響(23分)
・1976年  カラヤン/ウィーンフィル(24分)
・1988年  ドホナーニ/クリーヴランド管(25分)
・1990年  バーンスタイン/ウィーンフィル(26分)
・1995年  チェリビダッケ/ミュンヘンフィル(30分)
・1998年  ヴァント/ベルリンフィル(25分) 

 どれも素晴らしいです。この中から一枚を選ぶならカラヤンとウィーンフィルのライブです。ウィーンフィル創立150周年の記念盤として発売された1976年ザルツブルグ音楽祭での演奏です。ザルツブルグの大ホールでの演奏は広い会場を意識してか、かなり強めにバァーンとサウンドが出てくるのですが決して音が乱れることなく分厚くてスケールの大きい演奏です。神々しいと評されますが本当に人間の感情を超越した音楽です。耽美的でどこまでも広がる。何か突き抜けています。本当に美しい。



          

 それともう一枚、チェリビダッケの晩年のライブです。異様な遅さでこの曲の全てを表現し尽くします。特に第3楽章は高い頂から天国へと浮揚、昇天するような超絶の世界です。オーソドックスな表現ではありませんがこの演奏でこの曲の凄さ、深さを理解することが出来ました。



          

 更にもう一枚。ブルックナー指揮者というイメージはありませんがワルター盤もいいです。構築がしっかりしていて自然。大きく呼吸していて確信のある進行に納得です。1959年ですが録音は滅茶苦茶いいです。最近気になるティンパニの響きもベストに近い。万人向けの推薦盤ならこれかもしれません。




 加えて更に・・・クレンペラー、ドホナーニ、バーンスタイン・・・第3楽章は絶品です。




 メストとウィーンフィルはどう響かせるか、11月9日が待ち遠しいです。




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「メゾンカイザー」(田園調布)

          

 妻の友人がお土産に買ってきてくれていただいた「メゾンカイザー」のキャラメルパイです。メゾンカイザーという店は知らなかったのですが本店がパリにあるとても有名なパン、菓子屋のようです。そごう横浜店の地下で行列が出来るパン屋はこれかと思い当りました。ただ、そごうの店はショーケースに入っているパンを選ぶ方式で数が少なく、目当てのキャラメルパイがなかったのでパスしていました。

 先日、田園調布に店があるのを知ったので日を改めて買いに来ようと思っていました。そこで改めてホームページを見てみたのですが店舗一覧に田園調布の表記がありません。おかしいなあと思って調べるとここはフランチャイズ店で同じパン屋のサンジェルマンが経営しているようです。

 台風が来る前に週末のパンの買い出しです。店は非常に広くて種類も豊富。お目当てのキャラメルパイ、レモンパイの他、当店人気1~5位なども試しに買ってみました。

 キャラメルパイは一見普通のパンのようですが非常に濃厚なキャラメル風味のヌガーが中に入っていてカリカリサクッとおいしいです。甘さが強いので細切りにして一片ずつ食べるくらいで丁度いいです。260円と少し高いのですがちょびっとずつ食べるのでコストパフォーマンス(?)はよいです。





          

 その他のパンもどれも美味です。バゲット、クロワッサンなど本格派がいいです。どれもよかったですが、写真のエクメックカカオなどが気に入りました。




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「元山亭」(日吉)

          

 中央通り沿いに最近できたラーメン店です。私は知らなかったのですが本厚木にある「本丸亭」という有名店で修業した店主が開店したそうです。そのせいか行列が続いています。ようやく食べることができました。スタッフがテキパキと気持ちよく動いていておいしそうな雰囲気があります。

 基本の「塩ラーメン」です。スープを一口すすると鶏ガラの優しくクリアな味わいが広がります。「塩」というより基本の中華スープに近い。好みのタイプです。これはおいしい。ネットで見た写真が美味しそうでなく気になっていたのですが実物も美味しそうに見えませんでしたが・・・美味しいです。
 麺は平べったくてかなり薄いです。ちゅるちゅるとした食感。他にあまりないタイプです。中太麺が好みなので若干物足りなく感じますが、スープとの絡みもいいです。全般的にしみじみと味わえるラーメンです。インパクトは強くないですが何度でも食べたくなるクセになるラーメンでしょうか。





          

 こちらは「チャーシュー丼」。チャーシューとネギが相性よく交わって美味でした。


 混雑が落ち着けば、さっぱりしたラーメンを食べたいときはここです。日吉のラーメン屋の個人的好みでは「日吉大勝軒」>「どん」>「元山亭」でしょうか(客数では3店ある家系とあびすけも人気です)。大勝軒は場所がよくないのかいつ見ても混んでなさそうで少し心配です。




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「2010年 慶應連合三田会」(日吉)

          

 慶応出身ではないのですが日吉に住んでいると日吉キャンパスの恩恵を受けられるので慶応ファンになります。まず、日吉キャンパスは一般市民も校内に入れます。これは地域向けのサービスなのかと思っていたら大学で事務のアルバイトをした経験のある妻の知人情報では、校内の道が公道なので人の出入りを妨げることができないからと聞きました。いずれにしても広大な公園ともいえるキャンパスを通過、散歩できるのは有難いです。

 その他、10月10日前後に飛び地になっている理工学部の矢上キャンパスで矢上祭という学園祭が開催されるのですが、そのフィナーレにグラウンドで花火が打ち上げられます。スポンサーを募っての10分程度の小規模なものですが目の前で上がるので臨場感があります。秋の花火も最高です。

 また、11月下旬は銀杏並木が黄色く色づいて本当にきれいです。落葉した後も黄色い絨毯になるのですがここで子供を遊ばせるのが恒例行事になっています。

 先週末、OBのホームカミングデーである「慶應連合三田会」が開催されていました。出店などが並ぶのは知っていてそれだけでは出向かないのですがグラウンドに巨大な滑り台が設置されているのが見えました。早速、家に帰り、子供を連れて出掛けました。普段は立ち入れないグラウンドが開放されていて、連合会に一緒に連れてきた子供向けのイベントが行われていました。





          

 滑り台、ドラえもんショーなど楽しめました。貰ったプログラムにも記載されていなかったので、PRしているわけではない内輪のサービスのようです。
 小さい子供のいる我が家には見逃せないイベントで、本来の対象ではないのに利用させてもらいました。花火、グラウンド、銀杏並木と秋の楽しみが続きます。



 低迷が続いていたラグビーもようやく復調傾向です。今年はタイガージャージを応援しようと思います。





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「中勢以」(田園調布)

          

 雑誌で肉特集があるとたまに紹介される「中勢以(なかせい)」です。ドライエイジングといって寝かせて熟成させた肉を提供する肉屋です。冷蔵庫に陳列してまるで宝石のような取扱い。この肉は旨いだろうなあと想像しましたが場所も田園調布ですし、自分には縁のない店だと思っていました。

 ところが、オーボンヴュータンの場所を確認した時に環八を挟んで1kmしか離れていないことを知りました。ついでに行くなら今回、100g2600円の肉といっても我が家の1日分は200g、5,000円くらいなら出せない金額ではない。妻に恐る恐る相談したところ、土日焼き肉ならOK(焼き肉は準備が楽なので)と了解を得られました。

 オーボンビュータンから環八を歩いて10分くらいです。玉川田園調布の交差点から入ってすぐのビルの1階です。肉屋とは思えない外観です。



          

 店主の加藤さんが気持ちよく迎えてくれます。冷蔵庫の輝く肉を眺めて自分の番を待ちます。店一番のお奨め部位と書いてあるラムシンは100g2,950円とありました。

「焼き肉用ならどれがいいですか」「どれも大丈夫ですがいくつか種類を混ぜた方がよいですね」「それじゃあお奨めで400g」「幾らくらいにしますか」「お任せします」「赤肉と霜降りとお好みありますか」「ここは赤肉がお奨めなんですよね」「そうですが霜降りもいいですよ」「それじゃあ混ぜて」「ラムシン、イチボ、ヒレです。ラムシンとイチボは15週間、ヒレは5週間熟成させたものです。すごくいい牛が買えたんで・・・」

 肉の塊を冷蔵庫から出して、端の白カビをカットし、好みの大きさにカット、肉片もこまめに端の脂を除いてくれるので単価は高いですが余計なモノはない正味の量り売りです。

 部位によって単価が違うのかと思っていましたが、この3種類は同じ単価のようで2,950円です。計11,820円。高いといえば高いですが同じ肉を出している都内レストランも多いようなのでそこで食べるのに比べると比較リーズナブルです。

 店はこういう高い肉だけでなく1000円、500円などの表示もあり(開店直後でまだ値札が全て並べられていなかったのでどれが手頃なのかはよく分かりませんでした)、高いものを買わなければならないような雰囲気がある訳ではありません。途中で来店した常連風の男性はバラ(切れ端肉?)の並500gと注文していました。

 ところで、買い物後、田園調布の住宅街を初めて歩いて駅に向かったのですが、閑静な閑静な高級住宅街でした。普通、高級住宅街といっても昔からの居住者のそれほど高そうでない家もあったりするのですが、ここはどれも高そうです。しかも多くは塀に囲われている訳ではなく、高級住宅が露出しているので見ていても楽しい。ここは観光で来ても楽しそうです。
 西側は駅のすぐ傍まで住宅です。駅前にパン屋のメゾン・カイザーがあり、先日、お土産で貰って美味しかったキャラメルパイなどを買おうかとも考えたのですが、あまりにも高いものを買った後なので止めておきました。230円とかなのですが高級品を3店続けて買うと感覚がおかしくなりそうです。



          

 夕食で有難くいただきました。店でカットしてもらった肉を更に切り分けての食事です。見た目は脂のサシが入っていないようですが十分に脂が乗った旨い肉です。第一印象淡白なストレートな旨みがあります。おそらく厚みのある食べ方の方がよいと思います。肉らしい肉のおいしさを感じることができます。比較ですがヒレが美味しかったです。

 先日、そごう横浜の催し会場で買ったとんとろハムですが、生食すると脂が多すぎてちょっとベタっとしたのですが、焼くとちょうどよくパリッとして脂の甘みもバランスよくて最高でした。

 熟成肉ととんとろハムの焼肉、週末の家族との夕食は「小確幸」(村上春樹がエッセイで使う「小さいことだけど確かな幸せ」)です。





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「オーボンヴュータン」(尾山台)

          

 そごう横浜店で「お取り寄せグルメ選手権」という催し物があり、そこで「ドミニクドゥーセ」のカヌレと「千葉 サンライズファーム」のとんとろハムを買いました。どちらも美味しかったのですが、カヌレは初めて口にして感激でした。フランス・ボルドー地方の焼き菓子で一時期日本でも流行りましたが未経験でした。
 周りの黒い部分がかりっとしていて、中の柔らかいスポンジとの食感の違いが楽しい。ラム酒がきいていて甘さ控えめ、大人のお菓子でしょうか。
 カヌレについてネットで検索したところ、尾山台の「オーボンヴュータン」のカヌレが最高という記述をいくつか読みました。ケーキは独身の頃に嵌って有名店を食べ歩きました。よく買ったのは代官山にあった「ピエールドール」で果物のタルト、エヴェレストというケーキ、生チョコレートなどどれも痺れるような繊細な甘味がありました。どこかに移転してしまって本当に残念でした。その当時、ケーキ界の最高峰と評されていたのが「オーボンヴュータン」です。私は何故か縁がなくて今回ようやく訪問することになりました。

 尾山台駅を降りて、商店街を環八方面へ。環八と交わるちょっと前にあります。店内は生ケーキ、パン、焼き菓子、チョコレート、ゼリー、飴、アイスクリームと甘いもののオンパレード。ここまでバラエティ豊富に取り揃えている店は初めてです。しかもどれも滅茶苦茶に旨そうです。これは堪らない。

 お目当てのカヌレは一番奥のパンコーナーにあり、数十個山積みされていました。他のケーキ・焼き菓子類の中でも群を抜いて多く置いてあります。人気商品なのでしょう。

 家に帰り食べてみると、周りのカリッと中のしっとりの違いがはっきりしていています。特に中のパン生地の風味がいいです。ドミニクはもっちり、オーボンはしっとり。私はこっちの方が好みです。これは美味しい。小さいですが210円で大きな満足を得られます。





          

 お客さんの多くは美味しそうな生ケーキを買っていましたが、ぐっと堪えて、タルト、焼き菓子類を今回は買ってみました。どれも美味しいです。今更ですが、「オーボンヴュータン」はもの凄く質の高い洋菓子店です。





          

 こちらが「ドミニクドゥーセ」のカヌレです。オーボンには劣るとはいえ、本場のフランス・パリで皇帝のカヌレと称される人気品だそうです。個人の好みの違いで水準に違いはありません。





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「白鳥」(日吉)

          

 このオムライス専門店は以前から存在は知っていたのですがいつか食べてみよう程度でした。

 それが先日、朝日新聞の夕刊(地方版)に、また今週発売の「散歩の達人」という雑誌の東横線(神奈川)特集でも紹介されていたので寄ってみることにしました。慶応大学生の青春の味なんだそうです。

 小奇麗な時代遅れの喫茶店風の店内です。常連らしい年配者と学生で半々くらい。注文したのはハヤシのルーが上にかかっている「オムハヤ」(700円)です。奇を衒わない普通のオムライスで美味しかったです。カレーのルーをかけるオムカレーもあり美味しそうでした。次回、食べてみようと思います。

 学生時代に食べた味は忘れられないですね。お金がない中の一皿は尚更です。もう店はないかもしれませんが、よく食べたあのカレー、あの牛丼、あの固焼きそば・・・食べてみたいなあとたまに思い出します。




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「支那そばや」(新横浜ラーメン博物館)

          

 競馬はたまにですがGⅠレースの時に散歩がてらに馬券を買いに行きます。これまでは渋谷か桜木町だったのですが新横浜にもJRAがあることに気付きました。しかもラーメン博物館の隣り、家から近いしこれは便利です。今日は秋のGⅠ第2週、秋華賞です。といっても、出走する馬はほとんど知りません。スポーツ新聞を買っての即席ファンです。

 ラ博へ行くのは平日夕方か休日の早い時間で、一部の新規店(最近は「頑者」)だけ行列でほとんどの店はガラガラの印象でしたが、今日12時半頃に到着すると大混雑、ほとんどの店が30分以上待ちの表示をしていました。休日昼食時間帯にお祭り、マリノス、GⅠが重なったからでしょうか。
 「支那そばや」か唯一未食の「大砲ラーメン」かのイメージだったのですが、大砲が30分待ちだったので支那そばやにしました。

 久しぶりに「醤油らぁ麺」に煮玉子トッピング。正統派のラーメンでおいしかったです。随分前に初めて食べた時は麺、スープ共に非常にキレがあってこんなに旨いラーメンがあるのかと感激したものです。佐野実に私語禁止と睨まれても食べたいのが理解できました。最近はそこまでの驚きはなくなっていますが(味の水準が落ちたのか、私の味覚が減退しているのかは分かりません)、下手に新規店を開拓するよりは電車に乗って移動して少々高くても(900円)支那そばやの方が確実◎です。

 ラ博は新横浜のイベントがない日でも休日の12時過ぎは避けた方がよさそうです。




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カラヤン/ベルリンフィル「R・シュトラウス 交響詩《ツァラトゥストラ》他」

               

 カラヤンの1977年東京ライブを夢中になって聴いています。ティンパニのテーリヒェンとフォーグラーについてネットで検索すると1970年代の演奏の中でティンパニの凄い音が聴ける2枚を紹介しているページがありました。
 一枚は1971年録音のチャイコフスキー交響曲第5番、もともと行進曲風で盛り上がる曲でカラヤンも得意にしていますが、確かに畳み掛けるようなティンパニの連打がダダダダダダダダダンと鳴り響きます。バンバンドンドン凄いです。

 そして1973年のツァラトゥストラです。2001年宇宙の旅で有名になった冒頭のダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン、ダン。非常に張りのある固めの音を連打します。素晴らしいティンパニの音響に聴き惚れます。ただ、この演奏の魅力はティンパニだけではありません。
 序奏以降の光り輝くサウンド、溢れ出る、湧き出る、零れ落ちる弦楽の音の洪水です。ベルリンフィルらしい迫力ある強音だけでなく、弱音の絹のような滑らかさもウィーンばり、一点の弛緩もない完璧な演奏で感激しました。カラヤンがR・シュトラウスの管弦楽を得意にしているのは知っていましたが、あまりR・シュトラウスは好みではなくて避けてきましたがこれは驚きました。カラヤンも凄いですがベルリンフィルの表現力も今更ですが桁違いです。



 この推薦盤以外でそうだと思い出したのがブラームスのピアノ協奏曲第1番です。冒頭に劇的なティンパニの連打がありました。そこで持っているCDの中から同曲の演奏を引っ張り出してみました。引越後、バラバラと並べているだけで整理していないので全てかどうか分かりませんが10枚ありました。


・1953年 ベーム/バックハウス/ウィーンフィル (第1楽章の時間 19分)
・1957年 コンヴィチュニー/ケンプ/シュターツカペレ・ドレスデン (21分)
・1962年 バーンスタイン/グールド/ニューヨークフィル (25分)
・1972年 ヨッフム/ギレリス/ベルリンフィル (24分)
・1976年 メータ/ルービンシュタイン/イスラエルフィル (22分)
・1983年 バーンスタイン/ツィマーマン/ウィーンフィル (24分)
・1986年 アバド/ブレンデル/ベルリンフィル (22分)
・1997年 ラトル/アンスネス/バーミンガム市響 (22分)
・1999年 アーノンクール/ブッフビンダー/コンセルトヘボウ (24分)
・2003年 ラトル/ツィマーマン/ベルリンフィル (23分)


 どのディスクも冒頭部分だけを聴くつもりでしたがピアノが始まると止められません。瑞々しくて素晴らしい音楽、どれも名演です。
 我が家のオーディオではティンパニ奏者の技術的な相違を聴き取ることは難しいです。それでもデジタルレコーディングの表示がある1983年のバーンスタイン盤からは立体感が違ってきます。まさに雷音です。音だけでは最新のラトル盤が非常にクリアでとてもよく聞こえます。
 この曲は冒頭のティンパニも迫力ありますが、それ以降も魅惑的なオケとピアノの掛け合いが続きます。とても楽しい聴き比べになったのでもう一度聴いてみました。どれも聴かせますが強いて良いと思えるディスクを選ぶとすれば、ピアノ冒頭のスローな出だしにハッとして、全般的にロマンチックな表情付けのテクニックが一枚上と思わせるルービンシュタイン盤、それとラトルの意向なのか中盤のアタックを激しく鳴らして20代前半の若いブラームスを表現するツィマーマン新盤も録音のよさも相俟ってバランスいいです。どちらかなら新しい録音の方です。

               



               


 その他、印象に残っているのはアバド盤です。オーディオの時代の変わり目にあたりレコードで聴いて、その後、CDを買い直した録音が4~5枚あるのですが、これはそのうちの1枚です。非常に貧弱なレコード再生装置だったのですが、それでもCDで聴き直した時にサウンドの広がりが全然違うことに驚いたことを覚えています。あんなにタテヨコ壮大に聴こえた冒頭の弦がCDでは(まさに)コンパクトに狭くまとまっていました。だからといってレコードに拘ることはありませんでしたが、たまにレコードのことを思い出すときにベーム/ウィーンフィルのブルックナー4番とともに頭に浮かべる1枚です。

               






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東京ディズニーシー

          

 5~6年ぶりでしょうか、久しぶりのシーです。あまり面白くない印象がありましたが楽しめました。大人向き、子供向きバラエティ豊富なラインナップ。9時に入園、あっという間に夕方の5時、6時です。

 しかし・・・真ん中に海があるので移動が周回続きでシンドイです。それじゃあエリアごとに遊べばよいのかもしれませんが、主たるショーがメインゲート近くの会場なので子供向けのマーメイドラグーン、アラビアンコーストと行ったり来たりで疲れます。

 また、せっかくの平日なのに子供連れだとFPを使うことが全くありません。大人向けの絶叫系が多くて子供向けが少ない。

 そういう訳で人気薄なのか空いているのが魅力という変なパークです(といってもあくまでランドとの比較で大変混雑しています)。これを挽回すべくショーは充実していて楽しいです。シーズン特別のミステリアスマスカレード(写真)とビッグバンドビートだけで元は取れた印象で大満足。ショーだけではランドよりも楽しい。ショーを観ているだけで夕方になります。しかも、子供向けのメリーゴーランド、ティーカップ、小型ジェットコースターなどが10~15分待ち、これは魅力です。40分以上待って乗るものではないので今度にしようねと子供をなだめてパスするランドですが、ここでは2度でも3度でも楽しめます。
 また、海の周りは落ち着いた雰囲気で乗り物に乗らない大人も楽しめる。


          



 ランドとシー、小さい子供を抱える親としてどっちが幸せなのか・・・大人はショーが楽しい、小さい子供は乗り物、子供にはシーかもしれないですね。クリスマスになればまた行くと思いますがどちらにするか考えます。



          





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「どん」(日吉)

          

 日吉にある二郎インスパイア系のラーメン店。夏はつけ麺を食べていましたが、涼しくなり最近は普通のラーメンを食べています。人気の二郎ですが私はラーメンとうどんの中間のような変な味の麺がダメで行かないのですが、インスパイア系は麺が同じ太麺ですが普通のラーメン風なことも多く試しています。ここは好きな方です。

 各種マシマシなど個人の好みにカスタマイズできる二郎系ですが私は「麺柔らかめ、ニンニク入れて」です。他の人の注文を聞いていると「野菜多め、麺固め、ニンニク入れて+α」が多いようです。
 今回は味噌スープにしてみました。醤油とんこつも出来ますと張り紙があり、あまりバリエーションがあると心配になるのですが、味噌味は通常スープの延長でこれもおいしかったです。
 ただ、麺柔らかめと注文しても残念ながらまだ固いことが2回に一度はあって安定しないのは残念です。

 前回は隣りに若い女性が一人で来店、座って、野菜多め、ニンニクなしと注文していました。こういうラーメン屋に女性も来るんだと少し驚きました。好きな人は嵌るワイルドで楽しいラーメンです。



〔2010.11.2追記〕

          

 野菜多めだとこうなります。美味しかったですが多めでなくてよいと思いました。





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「ピッツァ サルヴァトーレ クオモ」(綱島店)

          

 デリバリーのピザは昔ほど美味しく感じなくなって妻から休日の昼に提案されてもあまり乗り気にならなかったのですが、このピザは美味しかったです。妻のママ友達間でも評判という「サルヴァトーレ クオモ」。ピザの世界コンテストで連続入賞しているという宣伝がどれだけ価値のあるものかは分かりませんが、確かに本場もの(食べたことはありませんが)に近い印象です。

 膨らんでいる周囲の生地がもっちりしていて焦げが香ばしい。ソースもチーズが効いていてストレートな美味しさ。料理にトマトを中途半端に挟む、加える食べ方は好きではないのですがここではトマトがおいしい、びっくりです。
 今も人気があるんでしょうか、一時期大好きだった中目黒にある「サヴォイ」で食べたマルガリータとマリナーラに近い味わいです。それが窯から出たばかりでなく、デリバリーなのにそこそこの味を保っています。これは美味しい。当分はピザを注文するならここしかありません。




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安倍夜郎「深夜食堂 第6集」

               

 今、新刊を一番楽しみにしているのは「深夜食堂」です。といっても半年に一度なのでほとんどの時期は忘れているのですが発行が近づくとまだかまだかとイライラします。

 そして手に取り読む新作はどれも鉄板、間違いなく面白いです。出来不出来は若干あると思うのですが、再読するときに作品を選択するかというとそれはありません。一冊すべてをもう一度楽しむ。ワンパターンといえばワンパターンなのですが、読者の期待に確実に答えてくれる、そんな安心して読めるホンワカとした空間、ストーリーです。

 生姜焼き、ガリガリ君、新米、ゲソ揚げ、焼きおにぎり・・・どれもどれもイメージが膨らみ、過去の記憶が蘇ってきて・・・食べたくなります。




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