大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
休日はソファの上でリラックス!
「大作」(蒲田)
蒲田の大作です。6月以来。猛暑の時期は移動が困難で久しぶりになりました。
香川の池上製麺所で修行した大将が開店した白楽のじょんならんで修行された方が本物の讃岐うどんを引き継いだ店です。調べると池上製麺所で食べたのは2009年9月でした。
冷たいスープのうどんを食べたいので注文は天ぷらうどん1000円です。
私にはミシュラン☆の高水準。香川の80円、100円、120円のうどんに慣れると以前は東京のうどんはかなり高く感じたものですが、このインフレの時代、このセットでの1000円は異常に安く感じます。
ぬるぬる、ちゅるちゅるの麺でここまで旨かったかと感激です。
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「山下本気うどん」(お台場)
ひょんな事から夏休みに家族で北京旅行に行くことになりました。ただ、政治的な駆け引きの関係でビザが必要なので東京ビッグサイトに申請に行ったのですが想定外の提出物の用意に1時間、受理後の待ちが4時間とホトホトまいりました。
この辛抱も有効はこの短い観光旅行だけ、大手代理店のパック旅行が全て中断されているのも分かります。ただ、だからこそ旅行者が少なくて航空券、ホテルが安く、我々が行ってみようと考えたわけで良いのか悪いのかやらです。
解放されてすっかり暗くなった人工シティを歩きながら、疲れたからすぐに帰ろうか、当初予定どおりお台場のたこ焼きミュージアムで大好きなやまちゃんを楽しむか迷いましたが、滅多に来ないエリアなのでゴーです。
ところが、たどり着くとラストオーダーが早めの19時30分でアウト。今日はとことんついていません。
そこで見つけた山下うどんです。香川の有名な山下との関係は分かりませんがそこそこ美味しかったです。
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「宮武讃岐うどん」(ららぽーと豊洲)
今日は、ららぽーと豊洲に入っているキッザニア東京に家族で出掛けました。子供向けの職業体験とエンターテインメントを融合した施設ということで、私はほとんど知識はなかったのですが、多くの友達家族が行っているらしく、子供達はとても楽しみにしていました。
ちょうど午後の部の開始の午後4時に到着したのですが、それなりの混雑で人気の店舗はもう予約できない状況でした。初めは、何でこんな施設で並ばなければいけないんだと意気消沈といった感じでしたが、結構考えられた職業体験の内容にだんだん興味が湧いてきました。私は息子と回ったのですが、RF1(サラダづくり)、消防署、ソフトクリームづくり、ヤマト運輸(宅急便)、総合警備保障と5つ体験できました。
内容もいいのですが、大人を夢中にさせる最大の理由は、子供が着る有名企業のユニフォームのコスプレです。なんともいえない可愛さがあって、(これは私だけではないと思いますが)撮影が止まりません。
そんな中、食事は一時退場して宮武で食べようと決めていました。香川県にある讃岐うどんの有名店。一度理由不明で突然閉店したのですが、香川県内で復活し、東京などにも支店を出したので、経営の主体があの麺を踏むオッチャンからどこかの企業に変わったんだろうなと思っていました。それでも、機会があれば一度食べてみたい。
ららぽーと豊洲に支店があるのですが、事前にネットで調べるとなんだかんだで評価が低い。これはダメなんだろうと覚悟のうえです。平日だからでしょうか、閑散とした1Fフードコートの中で、ここだけは結構並んでいます。
宮武は、ひやひや、ひやあつなど香川独特の呼称の元祖らしいですが、ここではその表記はありません。冷かけの大を注文しました。それにちくわ天とかしわ天です。香川県の宮武には1度か2度行ったと思うのですが、うどんよりもちくわ天が激ウマでさぬきを代表する天ぷらが旨い店の印象です。
提供するスタッフは外国の方ですが、見た目は、本場さぬきうどんです。混じり気ないスープの味を確認したかったので、ネギ、天かす、しょうがなどのトッピングはパスしました。
イリコ出汁のスープです。いやあ、久しぶり、胃腸に沁みます。麺は剛麺風ですが、いい食感です。宮武が剛麺系だったかもはや覚えていないのですが、これは讃岐うどんです。最後に香川県で食べたのは5年以上前なので、遠い記憶の味との比較なのですが、悪くないうどんだと思います。私はもっとむにゅうと柔らかい麺の方が好きなのですが、これもありです。
このうどんがあまり評価されていないのはどうしてでしょうか。
ちくわ天は最高のものではないですが期待の水準のものです。香川では2つ目を取ることがあればゲソ天かタマゴ天でしたが、今回は気分でかしわ天にしてしまいました。肉汁がじゅわっと溢れて、すごくイケました。
博多/九州系の柔いうどんはたまに食べる機会があるのですが、本場讃岐うどんは久しぶりです。やっぱりいいなあと満足できました。
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「麺豪 山下」(丸亀市)
京浜地区へ引越しすることになりました。岡山生活は2年ちょっとで終わり、横浜での生活に戻ることになりました。初めは頭の中をうまく整理できませんでしたが、時間が経つと横浜での生活がまた楽しみになってきました。
こちらでの生活はまだ1ヵ月以上あるのですが、土日の予定が結構詰まっていて、もしかしたら最後かもしれないと急遽、香川入りです。麺通団のガイド本で知った店から何店かリストアップしました。
まずは「麺豪 山下」です。かけ専門店と読んだのですが、メニューには醤油やぶっかけなどもありました。ただ、休日はかけと醤油(?)だけとのことです。
見た目からして麺の太さにバラつきがあります。勿論手切りが下手なのではなくあえてやっているのでしょうか。ねじれた麺の表面はちゅるちゅるしているのですが、噛み締めるとごわっとしていて美味しいです。太いところはまだ十分茹で揚がっていないのか少し固めで食感の違いがあるのも面白いです。
かけ出汁はイリコ風味抑え目でさっぱり、これも美味しかったです。
10時頃の到着時はまだ店は空いていましたが、食べ始めた後にお客さんが続けて入ってきました。15人近く並んでいたのですが、我々が店を出る頃もまだ並んでいました。客が来てから茹で始めるのもよいことかもしれませんがセルフにしてはオペレーションが悪いような気がしました。
もう買わなくてもいいのに、やっぱり買ってしまった麺通団最新ガイド本。行ったことのない店がまだ沢山あります。
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「山下うどん」(善通寺市)
2店目は、ビニールハウスの中にある「岸井うどん」の予定でした。しかし、開店間もない時間にも関わらずビニールハウスの外にまで行列が伸びていて気が萎えました。そんなに時間はかからなかったかもしれませんが他の選択肢がある中では行列に並んでまで食べる気力はありません。回避を決めました。
変更先は、近くの「山下うどん」です。腰の強さで有名、以前何度か食べていてお気に入りなのですが最近の店の混雑では小さい子供は難しく避けてきました。それが最近、移転して店内も広くなったと読んでいたので、頭に閃きました。
久しぶりの冷たいぶっかです。ごわごわとしていて不器用なんだけどシュッとした麺。美味しいです。以前の食感のほうがもっと腰が強かったような気もするのですが、これはこれで美味しかったです。
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「明水亭」(丸亀市)
「明水亭」は随分前から一度行こうと思いながら後回しにしてきました。いい店とはいえ変り種が売りと読んでいてあまり乗り気にならなかったからです。今回、行っておいてよかったです。うどんを題材に洋風、和風のアレンジを加えている本格派です。うどんの麺以外の食材が加わることでうどんの良さが再認識されます。
店内は落ち着きのある造り、雰囲気で年配の夫婦や若いカップルが多めでゆったりとした食事の時間を楽しんでいるようです。
我々のようなチビがガヤガヤ騒ぐのは迷惑だったでしょうが、店内も広くちょうど家族向けに適した小上がりが端にあるので何とか大丈夫でした。
オーソドックスなうどんメニューもありますが、折角なので週替わりか月替わりか分かりませんがオリジナルメニューの中から選びました。
写真の「鴨塩焼き土佐醤油うどん」(1380円)です。他店の水準からはかなり高めですが食材に拘ったらこうなりますということなんでしょう。
塩と黒こしょうの効いた鴨肉がしみじみ旨いです。旨い。これと弾力のある本格的な讃岐の麺が合います。いい感じです。
こちらは「えびと地穴子天ぷらサラダうどん」(1180円)です。コチジャンを使ったタレを絡めて食べるとピリ辛でこちらもうんまいです。うどんベースのちょっと変わった食べ物に変身しています。
これなら色々なオリジナルメニューを試してみたくなります。
食後は、コーヒーとデザートを頂きました。水出しコーヒーとキャラメル味のアイスクリームです。家族でトータル4000円と讃岐うどん屋としては最高金額の支出となりましたが落ち着いて食事をする場合にはありだと思います。
さて、岡山に来てこれまで一体何回瀬戸大橋を渡って香川県で讃岐うどんを食べたのでしょうか。おそらく20回以上、以前広島にいた時の8~9回と合わせると30回を超えています。ここまで回数が増えたのはもちろん高速1000円があったからでそういう意味ではタイミングが良かったです。ドライブ感覚で出かけて、讃岐うどんを3~4杯食べてさっと帰ってくる休日午前中なんて最高です。
これからも讃岐うどんファンであることに変わりはありませんが、ここまで気軽に行ける環境を経験すると、おそらく遠方からわざわざ讃岐うどんを食べに行くということは将来無いだろうことは分かっていました。そこで納得いくまで讃岐うどんを食べ続けてきました。
十分満足できました。今後、10回、20回行ってもまだまだ食べる店があることも分かっていますが、とりあえずの満腹感はあります。本当に楽しかったです。
6月に小旅行をして淡路島から四国に入るのでまだ機会はあるのですが、このようなドライブ・朝食・昼食を兼ねた香川入りは最後になるかもしれません(と書きつつ、あともう1回くらい行けるかなあなどと考えているのですが・・・)。
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「オハラうどん」(善通寺市)
6月から瀬戸大橋の高速料金が往復6千円になりそうです。そうなると旅行ならまだしもチョットうどんを食べにという訳にはいかなくなります。
行きたいのなら今のうちにと妻から言われて総集編第一陣の旅です。とりあえず3軒、最終目的地を高松空港隣接の「さぬきこどもの国」としたので善通寺以東で考えました。日曜日休業の店も外して、「オハラうどん」、「よしや」、「白川」、「一福」、「しんせい」、「もり家」などから選択、最後は気分次第です。
とりあえず第一目的地は「オハラうどん」です。質の割にはあまり紹介されていないのでチビ同行でも気楽に食べられます。広い広い駐車場も空いていてここはストレスレスです。
到着してぶっかけを注文すると「10分くらい待ってな」と大将に言われます。開店直後なので天ぷらもまだ揚がっていなくて少し心配しましたが少しずつ揚げられていきます。
チュルチュルのしなやかな麺です。食感よし、喉ごしよし、上質麺です。旨いですね。本当に美味しいと思います。
天ぷらも半熟たまご、ちくわと揚がっていくので都度皿に載せて家族のもとに届けると競うように箸が伸びます。揚げたての半熟卵天、ちくわ天、美味すぎです。天ぷらを食べないと4~5店回りも可能ですが、それだと意味がないです。ちくわ天のない讃岐うどんなんて・・・少なくとも家族は一緒に来てくれません。
ここのちくわ天はちくわが軟らかくて優しい味わい。いくつかの店でこの溶けるような軟らかいちくわが出されますが特別な材料を使っているんでしょうか。美味しかったです。
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「一福」(高松市)
2店目は「しんせい」にも惹かれました。最近、やっぱり天ぷらだよなという思いが強くなっていて、「しんせい」のいいだこの天ぷらの美味しさを再食したい、そして暖かくなってきたしあの屋外のテラスで食べたら気持ちいいのでは・・・それでも以前、一番好きな麺かもしれないと思った「一福」の再食にしました。一番好きな麺なのかどうか再確認です。
冷たいかけ、ぶっかけを注文しました。中村で修行したあの気持ちいい大将が女性スタッフをうまく捌いています。茹で上げ、水締め作業にスタッフへの指示、気配りをスピィーディに行っています。「〇〇さん、出来ないなら出来ないと言ってな」。旨そうな雰囲気に溢れています。最近うまい店との紹介が続いているので地元客1/3、食べ歩き2/3くらいでしょうか。
冷たいかけを食べたのですが・・・あれ、少し硬いかな。冷水で締め過ぎた時に感じるような。それとこんなに細麺だったかなあ。以前も細いとは思いましたが、それよりも麺の弾力の印象が強くて気になりませんでした。ここまで細いと逆に処理が難しいのかなぁ。
美味しいのですが、むにゅーと伸びる弾力があまり感じられませんでした。これだと最も好きな麺の一つとは言い難いです。食べる毎に印象が違うのも讃岐うどん食べ歩きの楽しみの一つです。若干違和感を感じましたがこれはこれで美味しく楽しいです。
ちくわ天はからっと揚げられたもの。中村系のふくよかなちくわ天は最高です。
ところで、高松西ICを降りて、「一福」に向かう途中で「手打ち宮武うどん」の大きな看板と開店花輪と多くの車が止まっている店を見かけました。これは何だろうと帰宅後にネットで調べたところ、宮武で修行した弟子が4月中旬にオープンさせた店のようです。後継店なのか暖簾分けなのかよく分かりませんが話題店とのことでした。
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「むぎ屋」(高松市)
3店目は「もり家」にしました。やっぱり天ぷらです。ところがちょうど昼の12時すぎに到着したところ、店の前にパッと見て40~50人近い行列。すぐに回避を決めました。これでは1時間以上の待ちです。サービスのよい美味しいいい店だと思いますが1時間以上待つ店ではありません。「もり家」は前回もそうでしたがどうしてここまで人気があるのでしょうか。どこかでテレビ露出がありましたか。
高松空港近くでうどん店密集地ではなく次候補に困るところですが・・・実はそうではなく、すぐに決めました。それは移動中の道路脇で見た駐車場混雑うどん店です。「むぎ屋」という聞いたこともない店ですが、昼食時とはいえ、駐車場が満杯のうどん店に外れなしです。
ようやく駐車場所を見つけました。古い食堂風のうどん店です。10分近く待ってから席に座れました。完全な地元顧客の店です。競馬新聞を広げてビールを飲みながら長居している客。多くの客がおでんコーナーで豆腐や卵を取っています。普段はおでんは取らないのですが、隣の家族が豆腐に辛子をかけて、その皿を店のスタッフに渡して青ネギをたっぷり載せてもらっていました。それが何とも美味そうで真似をしようとしたのですがタイミングが悪く(勇気もなくて)青ネギトッピングは断念しました。それでもおでんはおいしかったです(家族がバクバク食べたので写真はありません)。
そしてぶっかけうどんです。表面はつるっとしていますが、歯ですっと噛み通せる麺です。もちろん軟らかいだけの麺ではありません。自然で優しい麺といえばいいのでしょうか。地元の方に愛されるのも分かります。
こういう食堂いいですね。天ぷら、おでんを前菜にうどんで仕上げです。近くにあれば通いたいです。食べ歩きの観光客は行かないこういう地元密着型の優良店が香川県にはごまんとあるんでしょうね。総集編の旅のつもりがよいうどん店はエンドレスであることを認識することになりました。
食後は高松空港脇の「さぬきこどもの国」で子供サービスです。ここは無料の公園としても国内有数の充実度を誇りますが、ド迫力の飛行機の離発着を眺められるオマケ付です。家族サービスには最高です。
今回の旅の収支。瀬戸大橋往復2,000円。高松道650円。うどん屋(数十円の違いはありますが)850円×3店=2,550円。さぬきこどもの国の有料自転車300円。計5,500円(+ガソリン代)です。瀬戸大橋はせめて全国同様の片道2千円上限になることを期待しています。
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「しんせい」(高松市)
寒い時期になると「しっぽくうどん」をメニューに加えるうどん屋がいくつかあります。まだ食べたことがなかったので、その中から「しんせい」に行ってきました。
高松中央ICからナビに従って近づき、最後に最短路を通るとかなり道が狭いです(ヒヤヒヤ…)。北方面から周り込む方が良さそうです。
広い店内にお客さんは4~5組、それ程混んではいないのですが注文後、札を受け取って出来上がりを待ちました。たまたまかもしれませんが、オペレーションが少し混乱しているようでした。
「しっぽくうどん」に加えて初めてなので一応冷たい「ぶっかけ」、それに名物という「いいだこの天ぷら」を2つ注文しました。
まず「いいだこの天ぷら」が揚がりました。イメージよりも結構大きいです。口にすると柔らかくて美味しい。からっと揚げたて味わいがあって旨いです。珍しいだけかと思っていたら本当にうまい。これは外せません。
次に「ぶっかけ」です。つるっと滑らか、もっちりしていてコシもある。これぞ讃岐の理想的な麺、これもいけます。意外や意外の本格派です。「しっぽくうどん」や「たこの天ぷら」が名物として紹介されているのでてっきり麺は普通だと思っていました。
そして「しっぽくうどん」。イモ、大根、豆腐、人参に油揚げと具に味が沁みていてこちらも旨いです。自家製という唐辛子を絡めるとピリッといいアクセントになります。うどんの麺は温かいのでどうのこうのは無いのですが一杯として旨いです。寒い時期にこれはいいです。
この店は伏兵でした。まずは冷たい麺をお奨めしますが珍しいので写真は「しっぽくうどん」にしておきました。屋外には「しんせいの森」と看板を立てた広い食事スペースがあります。これからの暖かい季節には外が気持ちいいかもしれません。
この後、お気に入りの「山田家本店」に行って食べたのですが、あれ?こんな普通の麺だったっけという予想外の驚きがありました。一般店としてはトップクラスと思っていたのですが好みはどんどん変わっているのかもしれません。
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「恐るべきさぬきうどん&怒涛の徳島ラーメン」
今年は「&怒涛の徳島ラーメン」という形で出ました「恐るべきさぬきうどん」ガイド雑誌です。確かに「マップル」だろうと何だろうと最近のさぬきうどん特集で推薦してあるうどん屋はほとんど同じでもうネタ切れ、最新号を購入する意味はあまりありません。そこで半分は隣県徳島のラーメンとして新機軸の打ち出しです。
徳島ラーメンの内容も興味深かったです。随分前に徳島ラーメンを3軒食べ歩いたことがありますが、甘辛いコクのスープに生卵が載っているのですき焼きのようなラーメンという印象でした。特に再訪したいとは思っていなかったのですが、すき焼き風だけでない様々なタイプの現地での人気店が紹介されていて行ってみたくなりました。
ラーメンは店舗の作りが家族向けになっていないのと夜だけ営業の店も多く、行ける店は限られると思いますがテーブル席のある広そうな昼から営業の店に何軒か行ってみようと思います。
前半のさぬきうどんは視点を若干変えてもいつもの店が紹介されている訳ですが、初めて知る店も数店ありました。
早速、初めて知った店の中から「てっちゃん」、「和香松」に行ってみることにしました。そして余裕があれば徳島に足を伸ばそうくらいの気持ちで1ヵ月ぶりの瀬戸大橋越えです。
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「てっちゃん」(坂出市)
今年始めての香川入り、さぬきうどんの食べ初めです。
坂出北インターを降りて東へ、「彦江」の近くを通り過ぎて更に進んでから小路に入ります。一般店なので道沿いにあるのかと思いきや、狭い道、田んぼの中を進んでいきます。「白川」へのルートに雰囲気が似ています。本当にこの道?と思っていると店が現れます。雨の中ですが駐車場には結構な数の車が停まっていました。
店内には様々な種類のうどんの写真が貼ってあります。普通のぶっかけから、肉うどん、カレーうどん、豚汁うどん、中華風あんかけうどん、キムチ風うどん等々。通常であればシンプルなぶっかけなどを食べるのですが、ここはバリエーションの店のようなので、恐るべき最新号や全店制覇で写真が載っていたゴマだれうどんと肉味噌温玉うどんを注文しました。
私は肉味噌です。よおく混ぜて口にすると、肉味噌がスパイシーでうんまい。冷にしてもらった麺もむっちりむにゅうと伸びてうまいです。これは好みのタイプ。
妻のゴマだれも何か隠し味のある複雑な味わいでおいしかったです。どっちも旨かったですがどちらか選ぶなら私も妻も肉味噌温玉です。これは病みつきになるおいしさ。肉味噌丼がメニューにあるのも納得です。
ここは大衆セルフの王道を行くような多種類の天ぷら、から揚げ、おでん、ご飯類に加えて、厚焼き玉子なども売られています。注文時の私の前の人がお土産用にうどん玉、天ぷらに厚焼き玉子を3切れも買っていたので、我々も帰り際に天ぷら、鶏唐揚、厚焼き玉子を持ち帰りにしました。家で食べた厚焼き玉子は最高!ホームページにも当店一押しとありました。
この手のメニューがいくつもある店は肝心のうどんがイマイチで多種多様であることを売りにしていることがありますが、ここはうどんも美味しい、バリエーションも旨いという客には堪らない店のようです。うどんだけでない幅広い料理の技術に裏打ちされた様々なメニューなんでしょう。「ラぅ鈍」というラーメンメニューも多くあり気になりました。近くにあれば毎日通っていろいろ食べてみたいです。
今年の1杯目、いろんな意味でこの店気に入りました。幸先良しです。
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2009讃岐うどん回想
今年は高速道路1000円もあり讃岐うどんを食べに何度も香川県に行くことができました。気軽に讃岐うどん屋巡りを出来るというおいしい休日続きで幸せな1年だったと言えます。「さぬきうどん全店制覇攻略本2009年度版」にはお世話になりました。
この1年間を振り返って特に印象に残った店を整理しました。それぞれの店は味で評価しているつもりですが、混雑度や行き易さやサブメニューの充実度など個人的な好き嫌いも影響しているので、当たり前ですがあくまで私にとっての特に好きな店リストです。
☆再訪やっぱり旨かった店
・彦江製麺所
・山田家本店
・山越
・竹清
・山下(善通寺)
もう長い長い行列はウンザリですし、新興店の高レベルを知ると長時間行列はそもそも無駄です。ただ、山越は回転が早いので休日でも日を選べば許容範囲、竹清の雰囲気、天ぷらの旨さは残してほしいのでまだ諦め店ではないです。再訪したい店の中では谷川米穀店が未訪です。岡山にいる間に一度はと思っています。
☆最高に旨かった店(2009トップ5)
・須崎食料品店
・うどん一福
・上戸
・もり家
・おはらうどん
今年の驚きは「全店制覇」にも載っていない店が結構あることを知ったことでした。その中でも「須崎食料品店」の店構え、これぞ製麺所の片手間というシステム、小麦粉の香りをふわっと感じる食感など美味しく面白かったです。惜しむべくは狭く家族でゆっくり食べられる雰囲気ではないので再訪しにくいところでしょうか(今回も車に家族を残して私一人で入店、食べました)。それといわゆるS級店以外でも極上のうどんが食べられることを知って選択肢が広がりました。待つのは嫌なので旨いうどんを並ばずにサクサク食べたいです。
☆次に旨かった店(2009トップ10)
・白川
・よしや
・安並
・SIRAKAWA
・わら家
トップ5の店との差はほとんどありませんが、一応区分けした程度です。ここに載せていない店も含めて、ブログにアップした店に外れはないです。周っても周っても美味いうどん店ばかりなのでキリがないです。知人に聞かれると話すのですが、香川県ではうどん店のレベルが高いので美味くないとやっていけない、おそらくどの店も相応の水準にあるし、駐車場に2~3台以上停まっていたら間違いない、満車に近ければ知らない店でも絶対に食べるべきです。来年もまた瀬戸大橋を渡りそうです。
☆忘れられないサイドメニューなど
・麺通堂の卵 釜玉の黄身が濃くて旨みがあっていい卵でした。別物の釜玉になります。
・もり家の天ぷら 天ぷらは作り置きよりも揚げたての方が美味しいという当たり前のことを認識しました。私も妻も娘もチクワ天が大好きなので注文があってから揚げてくれる店のポイントは高いです。作り置きでも十分に美味しいのですが揚げたてのサクサク感は堪りません。
・もり家の接客 待たされましたがこの店の心配りの行き届いた接客を受けると待ったことなんて忘れてしまいます。一般店だから出来ることですが大混雑でテンテコ舞いの中でも客本位の姿勢は素晴らしいです。麺通団やガイド本に名店と評価・宣伝されていないのにあれだけ人が並ぶのはリピーターが多いからだと思います。
・斉賀製麺所の肉 肉ぶっかけは結構食べました。肉質では塩がま屋が本格的だったかなあと思いますが、斉賀がうまいと思った初めての香川県の肉うどんだったので印象に残っています。
・白川のダシ 白川で胃に優しく染み渡るダシの旨さを知った気がします。それまでは生じょうゆかぶっかけばかりでしたが、その後は所謂ひやひやが多くなりました。
・一福の店内レイアウト 家族4人でこれまではベビーカーも一緒だったので広い店がいいです。それに厨房が見渡せる作りは開放的で何をしているのか分かるので面白いです。基本的に讃岐うどん屋はどこもオープンなのですが、その中でも総合的には一福の店内構成に好感を持ったのを覚えています。感覚的な好みですが味も良かったので高感度は増幅します。
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「うどんバカ一代」(高松市)
前回の瀬戸大橋越えが10月25日だったので約2ヵ月振りの香川入りです。家族の都合で年内はもう機会がないので今年最後の讃岐うどんになります。
今年最後の4軒をどこにするか迷いましたが、未訪問店の中から「うどんバカ一代」、「わら家」、「安並」、「清水屋」を選びました。リストアップした「さか枝」、「大円」、「かすが町市場」、「明水亭」などは来年回しです。
まず高松市街郊外の「うどんバカ一代」です。「さとなおcom」で10年振りの讃岐うどん巡りのメモがあり、食べた7軒の中で特に「うどんバカ一代」と「一福」に感激したとありました。「一福」は経験あるので「バカ一代」です。
最近は坂出以西が多く久しぶりの高松市近郊です。しかも市街地に近いので駐車場を心配しましたが朝8時半過ぎと早かったので店裏にある駐車場(5台分)も空いていました。私は冷たいぶっかけ、妻はこの店の人気メニューという釜バターにしました。
ぶっかけの麺はがちっとした噛み応えのあるコシの強い麺です。久しぶりにキターという印象です。どちらかというとしなやかな柔らかめの麺好みの私には、これ以上コシが強いと硬すぎると感じるのですが絶妙な強さがあります。
讃岐うどんのコシの強さの好みは人それぞれで、ある人には最高の麺もある人には少し硬く感じることもあります。その店のコシの強さが自分好みかどうかは他人の文章を読んでもよく分かりません。食べてみるしかありません。この店の麺は店名どおりなのか気合の入った剛麺です。
釜バターは、釜揚げ麺に黒コショウ、バターに卵を乗せて混ぜ合わせて食べるものです。香りはまさにカルボナーラ、食べてみてもカルボナーラです。妻もカルボナーラそのものと笑っていましたが美味しいと気に入ったようです。生クリームが無くてもカルボナーラになるんだ、今度家でやってみようと言っていました。
全体の味はよいのですが、麺がふにゃっとなっていてこの店の剛麺の特徴が消えています。釜揚げなので仕方ないのでしょうがもう少しコシを残した方がよいような気がしました。
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「わら家」(高松市)
2店目は「わら家」です。四国村という観光施設に隣接していて観光客を団体で受け入れる超大型の釜揚げうどん専門店ですが、地元のうどん好きからも高い評価を受けている店みたいです。西の「長田in香の香」に対して東の「わら家」と称されています。
開店直後で広い店内には先客1組でした。食券を買ってテーブルで待ちます。まずダシが大きな徳利に入れて熱々で出てきます。蓋を開けるとイリコの匂いが香り立つので一口飲んでみるとダシが胃の中に染み渡ります。これは旨い。名物という千切りの青葱も出てくるので猪口に入れて食べる準備完了です。
釜揚げ麺はシュンとしたストレート麺です。これといった強い特徴はないのですが、濃いめのダシ、アクセントの青葱と一体となってツルツル食べられます。ダシに一度浸けた麺を取り分けて子供達が食べていたのですが、これじゃあ足りないと思い、ダシをトクトクと継ぎ足してやりました。
この店はダシと青葱が主役かもしれません。私は気に入りました。記憶が定かでないのですが、「長田in香の香」のダシはここまで印象に残らなかったので、私は「わら家」の方に軍配を上げたいです。
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