「北京飯店」(横浜中華街)

          


 横浜駅方面で娘の行事があり、ついでで家族で久しぶりの中華街です。


 目指すは「北京飯店」。以前、「おとなの週末」という雑誌で「中華街究極の13杯」という特集があり、その中でもNO.1とされていた「ピリ辛ナスそば」(1290円)をいつか食べようと思っていました。


 店の名物となっている小龍包や牛肉のカレー炒めなどと一緒にいただきました。それ程辛くはなく、具、スープに麺がバランスよく絡みます。そこそこ美味しいと思うのですが、これが中華街NO.1と言われるとちょっと微妙です。


 最近の中華街は食べ放題か肉まんばかりと言われています。魅力的な一品を食べさせる店は結構あると思うのですが、複数皿を注文して全般的に満足できる店はかなり絞られるように思います。といっても中華街を語れるほどには食べていません。


 この周辺で中華料理なら、中華街ではなく、みなとみらいのランドマークタワー68階にある「皇苑」のレディースランチが絶対ですと以前なら答えていたのですが、こちらもこの6~7年行っていないので自信はありません。



          




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「岩戸」(銀座)

          


 多くの方がブログで紹介していますが、私も「岩戸」が大好きです。絶対にランチにあってほしい店です。絞り込んだメニュー構成でリーズナブルな値段と質を維持しているのだと思います。効率のよい回転のため、テーブルへの着席などは店のスタッフに従う決まりなので複数人数での食事では窮屈なシーンもあるかもしれませんが、シングルイーターには問題ありません。


 一番人気は「まぐろ重」、二番は「しらすご飯」か「豚汁定食」、ちょっと差が開いて四番は「穴子天ぷら定食」など、6~7種のほぼ固定のメニューからの選択です。夏の冷汁定食も名物です。


 私は「穴子天ぷら定食」か「豚汁定食」で迷います。穴子天ぷらはサクサクほくほくで堪らない。それが大ぶりで1.5切れ。高級店に行く気を削ぐうまさ。そういう意味では自分にとって最高の天ぷら屋です。


 対抗の豚汁。この店以外で食べたことのないデカいカットの大根、サトイモなどの具でぎっしり。豚汁というより大根を食べる感覚。豚汁を注文するときはガッツリいただくそれなりの覚悟が必要です。夜はふぐなどを提供する日本料理屋なので味付けは丁寧です。これに一番人気のまぐろ漬けが中鉢で付くという太っ腹。


 主菜、副菜以外の小鉢もしっかり作ってあって見た目も美しい。


 いつの日か銀座を離れる日が来ると思いますが、「岩戸」と東銀座/築地にある「魚竹」で何度も食べた昼の定食はいつまでも忘れることはないと思います。



          




 最近は、以前と比べると豚汁の大根のカットが小さめになっているようです。ただ、味は変わらず、量もほぼ同じだと思います。

          




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「HUB」

          


 最近は以前ほど寄らなくなったアイリッシュ・パブの「HUB」です。それでもたまにギネスやハブエールが飲みたくなります。


 そしてつまみのバッファローチキン。おそらく西洋酢ビネガーのきいた酸っぱ辛い味で止まりません。2人前、20本以上を一気喰い。具がしっとりの海鮮春巻きも欠かせません。ちょっと変わった味のマヨネーズディップもいい。


 HUBには妻も娘もお気に入りのメニューがたくさんあります。



          




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「JIN」(センター北)

          


 西炯子原作の映画「娚の一生」が公開されたのでさっそく観に行きました。ネットで座席指定できるので最近は初日の初回でも行けます。センター北のイオンシネマです。


 豊川悦司が渋く熱演、田舎の家屋、風景もよくて最後まで魅せましたが、事務所から大事に扱われている若手女優を起用した映画の限界で、情愛シーンの描写で腰が引けていて、全体的にさっぱりしています。原作を知っていると少し物足りないです。


 鑑賞後は「JIN」で青森煮干しラーメンをいただきました。和のテイストなんだけど濃厚で美味しかったです。銀座の「共楽」の味に似ています。というか、共楽のスープはどうしたらあんなにコクのある味になるのか不思議だったのですが、おそらく煮干しなんですね。
 店の構造が変でなんか落ち着かないのですが、いろいろとメニューがありどれもイケそうでした。




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大阪城

          


 司馬遼太郎の「城塞」を読んでいます。豊臣対徳川の最後の闘い、大阪冬の陣と夏の陣の歴史小説、まだ中巻で真田幸村が登場したところですが、この小説の主役はおそらく大阪城、更には堀なんだと思います。


 外堀のスケールを実感したくて大阪城を見学しました。


 外堀から天守閣は意外と近く見えましたが、回り込んで近づこうとすると容易ではありません。内堀も大きく深くて天守閣は遠いです(冬の陣で攻防線となったのは現在の外堀ではなく、更に街の外側に掘られた堀や川でした)。



          


 再建された天守閣は、下がグリーンの徳川様式で上が漆黒の豊臣様式と中途半端です。豊臣様式の黒い城なら日本でも珍しくもっと人気がでるのにと思います。



          


 今年は慶長20年(1615年)の夏の陣から400年の節目にあたるようです。




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「くれおーる」(京橋本店)

          


 大阪のたこ焼きの美味さを知った店、京橋の「くれおーる」再訪です。10年近く前、何かの用事があり、京橋駅近くのホテルに泊まり、その際、街をぶらぶら歩いてたまたま出会ったたこ焼き屋です。支店には何度か行っているのですが、本店は初回以来です。


 とにかく生地がクリーミーでうまい。熱々トロトロ。中がトロトロの代償として形が維持できずに箸で持ち上げるのが難しいフニャフニャなのですが、そっちを優先する仕上げ方があること、そっちの方がいいことを知りました。これにソース、マヨネーズ、かつお節、これだなと感激ものでした。


 地図を見ても分かりにくい場所で自信がなかったのですが、大阪環状線の京橋駅の北出口を出て、ごちゃごちゃした商店街を少し進むとありました。12個600円。半分しょうゆ、半分ソースにしてもらいました。やっぱりうまい。出汁の効いたクリーミーな生地。熱々で舌が少しヤケドしてしまうのもお約束。くれおーる、最高です。



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「ヒロちゃん」(玉造)

          


 大阪でもう一度食べたいと思ってきたヒロちゃんです。大阪環状線の中の玉造という駅の近くにあります。


 8個240円という安さ。スナック感覚で食べる普通のたこ焼きです。安いよなあ美味いよなあとしみじみ味わいました。



          




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「クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス」

             


 マイルス・デイビスを聴いた後は、勢いで他のジャズアルバムを聴きたくなります。まずはビル・エヴァンス。そしてチャット・ベイカー、ハービー・ハンコック、ウィントン・マルサリスなどなど。


 そして、クリフォード・ブラウンです。定番でこれまで何十回どころかおそらく何百回と聴いているウィズ・ストリングスを流すともう止まりません。痺れるホーンの響き。酔えるダンスミュージック。今回もエンドレスで聴き続けました。


 ジャズだけでなく、全てのディスクの中でもっとも回数多く聴いている、中毒性のある音楽です。早逝した天才トランぺッターが24歳のときに録音した聖なる古典です。




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西炯子「カツカレーの日」(月刊フラワーズ)

               


 男性読者もキュン死させる西炯子の「娚の一生」、「姉の結婚」に続く月刊フラワーズもの新連載「カツカレーの日」です。単行本の第1巻を読めるのはずっと先なので待つしかないのですがとりあえず初めだけ読んでおこうと、月刊フラワーズの1月号を購入したのですが、2月号、3月号と続けて購入してしまいました。内容の面白さもさることながら、500ページ近い分厚い漫画雑誌にもかかわらず570円と安いこともあります。このまま定期購読していくかもしれません。


 主人公は、35歳、アラフォーときて、今回は28歳と少し若くなりました。仮想設定街も鹿児島、長崎の九州シリーズから東京(阿佐ヶ谷)へ。まだ3回なのでこれからですが、お相手は「娚の一生」のような中年男性のようです。そして、ムフフものの仕掛けがあって、近いうちのどこかで出会いそうです。来月号が待ち遠しいです。


          



 ところで、この月刊フラワーズにはその他気になる連載もあります。まず小玉ユキの「月影ベイベ」。なかなか切ないです。既に4巻まで出ているようですが、いきなり佳境から読み始めることになりました。前作の「坂道のアポロン」も途中まで読んでいたはずですが、全巻読んでいない理由を思い出せません。


 また3月号には不定期連載の吉田秋生の「海街ダイアリー」の最新作が載っていました。「海街ダイアリー」は何といっても第1巻の第1話(「蝉時雨のやむ頃」)が素晴らしく感動的なのですが、その後はしばらく停滞気味だったので、4巻くらいまで購入した後、一旦、売ってしまいました。ところが最近になってまた面白くなってきて、再度6巻まで揃え直していたところです。


 映画化されて6月に公開されます。当然、第1話中心の内容だと思うので鉄板のストーリー、是枝監督とくれば楽しみではあるのですが、長女役の綾瀬はるか、次女役の長澤まさみが、漫画でのイメージと異なるだけにどう仕上がっているのか興味深いところです。というより話題優先のミスキャストだろうと思っているので、それを是枝監督が裏切ってくれるかどうか…。四姉妹の配役の悩ましさという点では現代の細雪でしょうか。


 今週末に公開の「娚の一生」と合わせて(こちらも映像化は難しそうなだけに余計に楽しみなのですが…)、久しぶりに必ず観るつもりの日本映画が続けて公開となります。




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「オーバカナル」(銀座店)

          


 もう20年近く前、20代後半の夏休みに初めてヨーロッパに旅して、1週間、パリに滞在しました。美しい街並みにうっとりといったところでしたが、観光にあたりフランス語の壁はなかなか厚いものがありました。特に食堂で何をどう注文するか。


 結論は、発音しやすい料理を注文するしかない。それがほとんどなくて消去法、オムレツは「オムレ」、スープは「スープ」。これしかありません。それぞれ味付けは、プレーンとか本日のでよいのですが、その発音も難しいので、ハム入りオムレツ「オムレ・ジャンボン」、オニオン・スープ「スープ・ロニオン」、これでいくことにしました。


 事前に作戦を立てても、実際にはうまくいかないものですが、これがドンピシャに当たりました。雰囲気のよさそうなそこそこ混雑している、ブラッサリーというのでしょうか、カフェだけど食事もできるような開放的な店があればそこに入り、「オムレジャンボン エ スープロニオン エ ヴァンブラン スィルブップレ」(ハム入りオムレツとオニオンスープと白ワインをください)です。
 いやぁおいしかった。大袈裟ですが痺れるようにうまいコンビでした。朝昼兼用と夕食と1日2回を何日か繰り返したのですが、こんなに幸福感溢れる連日の食事は滅多に体験できるものではありません。街の景色、美術館巡りも最高でしたが、食堂でのオムレツとオニオンスープ、忘れられません(あと、老舗ケーキ店ストレールのタルトもうまかった。5ピースくらいを2回食べたような…)。


 因みに、2度目のパリは新婚旅行で、この時は事前にガイド本など(地球の歩き方?)でいろいろと調べて、妻と食事に出向いたのですが、がっかりの連続でした。日本語メニューがあったり最悪だった。次回があるのであれば、初心に戻って、良さそうな雰囲気の店にふらっと入ってみたいものです。


 前置きが長くなりましたが、オーバカナルです。それこそ20年近く前から洒落た本格派のパリ風カフェ、ブラッサリーとして有名で、原宿やサントリーホール横の店にいつか行こうと思いながら、その機会を逸してきました。


 とあるサイトで当店のオニオンスープの紹介記事を見て改めて調べたところ、そのものズバリ、「オムレ・ジャンボン」や「スープ・ロニオン」のメニューがありました。


 「ハム入りオムレツ」(750円)と「オニオングラタンスープ」(1290円)を注文しました。シンプルでおいしい。パリで食べたものは(美味しかった印象だけで)もう記憶にはないので比べられないのですが、パリ風な香りがします。


 フランスパン(有料でバターも付けられるようです)とミネラルウォーターも併せて提供されるので食事の恰好がつきます。


 念願のオーバカナルでの食事、20年前のパリの食堂での食事の再現となりました。



          




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「マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」

              


 たまに無性にマイルス・デイビスが聴きたくなります。そうなると持っているCD全て(60セットくらい)とまではいきませんが、代表的なアルバム40枚以上を通しで流し続けます。


 1952年のブルー・ノート・コンプリートから、1991年のドゥー・バップまで。50年代のジャズらしいマイルス、60年代の成熟期、70年代のエレクトリック、80年代の晩年期と様々な音楽。ジャズを超越したマイルス・デイビスという音楽ジャンルです。


 時代とともに音楽は変わり続けましたが、痺れるようなホーン、クールなサウンドは全時代を通して変わりはありません。アルバムに優劣はなく、あとはその時の好みなのですが、今回は、久しぶりに70年前後のエレクトリック・マイルスが少しうるさく聴こえました。以前は最も好きな時代だったのですが、たまたま今はそうだということです。また次回は変わっていると思います。


 折角なので、今のナンバー1。「カインド・オブ・ブルー」、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」、「プラグド・ニッケル」、「ジャック・ジョンソン」、「アガルタ」、「ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン」などもやはり何度聴いてもよいのですが、ホーンそのものの響きの美しさ、ミルト・ジャクソンのバイブとの連携、心惹かれるメロディなど魅力溢れる「マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」、主に1954年の録音です。




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「ふじみや」(栄)

          


 名古屋ではうまい名古屋コーチンを食べたいと思っていました。いずれも栄にある「千亀」、「ふじみや」、「Hioki」をリストアップしていて、17時ちょっと前。千亀に行ったところ、予約で一杯。Hiokiは18時からなので、ふじみやに行くと、19時までなら大丈夫とのことでした。


 まず、お目当ての刺身。色鮮やかで新鮮さが一目で分かります。プリプリしていて美味いです。焼き鳥もどの部位もイケます。黒板に書かれている焼き物、炒め物も外れがありません。


 カウンターの中の厨房で調理する雰囲気もよく気持ちよく飲み食いできます。次から次へとお客さんが扉を開けていましたが、予約で一杯と断られて退散していました。



          


 お酒も豊富に揃っているのですが、「茜霧島」という霧島酒造が昨年限定発売した焼酎があったのでいただきました。フルーティで飲みやすいのですが、芋焼酎のねっとりとした甘さもしっかりあって中々の美味しさでした。


 最高の名古屋コーチンに薫り高い芋焼酎で最高の宴となりました。




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「住よし」(名古屋駅新幹線ホーム)

          


 名古屋駅新幹線ホームのきしめんが美味いとか、広島駅の新幹線ホームのうどんが美味いとかいう話しが、時たま懇親会などで話題になります。


 名古屋で用事があり、新幹線ホームできしめんを食べてみることにしました。


 上りホームと下りホームとそれぞれの4号車付近と14号車付近に計4店あり、どこも同じという話しも聞いたのですが、ネットで調べたところ、下りホーム(大阪方面、16・17番線)の4号車付近にある「住よし」という店が一番うまいとのことだったのでここ狙いです。


 大阪方面から名古屋駅で下車し、たまたま4号車だったのですが、そのホームには「住よし」があります。あれ、上りホームも「住よし」じゃないかと分かったのですが、同行者との待ち合わせが下りホームの店だったので移動です。


 いろいろとトッピングもあったのですが、まずはストレートで350円です。平ったい麺に少し厚めのかつお節が振り掛けてあります。麺はいい感じの柔らかさ、そしてかつお節としょうゆベースのスープが絡みます。うまい。うどん系の一杯に求める十分の旨みがあります。これは満足できます。
 かき揚げトッピングが人気などと読んでいましたが、かつお節が最高のアクセントで、下手に他の具を載せない方がよいように思いました。これはイケる一杯です。


 で、名古屋で用事を済ませ、「ふじみや」で飲んでから、帰路についたのですが、新幹線の席が14号車近くだったので、反対側のきしめん屋でも食べてみました。


 「グル麺」という店名なのですが、使用されているどんぶりには「住よし」の名前が・・・同じきしめんです。本日2杯目の美味しいきしめんをいただきました。




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