「御蔵島産本黄楊 月山作 錦旗 柾目 彫埋」

          

 将棋の名人戦は羽生名人の4連勝で終わりました。横歩取り8五飛シリーズでしたが三浦八段は相性が悪かったようです。最近のタイトル戦では3連敗後の4連勝も結構あるからか、最後は容赦なしでした。
 羽生名人の相変わらずの強さも光りましたが、久保2冠や若手(豊島5段はもちろんですが、NHK杯で見た澤田4段や大石4段も鮮烈です)の台頭も激しく、これから3~4年は混戦だと思います。

 以前からいいモノが欲しいなあと思っていた将棋駒ですがようやくこれはと想像できるモノに巡り合えました。名古屋にある三輪碁盤店のHPで見つけた駒です。山形県天童市の「月山」という製作者の買値11万円(定価15万円)の駒です。

 プロのタイトル戦で使用する駒は、文字を盛り上げていてもっと高級ですが(30~50万円?)、材質としてはプロ並ということで思い切りました。

 手にすると陶器のような滑らかさがあり盤に打ち付けるとカチッといい音がします。軽く虎縞模様があるのもいい感じです。さすが値段だけあります。気に入りました。後は、腕だけです。


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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22」

          

 テレビシリーズ「エヴァンゲリオン」の新劇場版リメーク4部作の第2作「破」です。

 第1作「序」は劇場で観たのですが、「破」が劇場で公開されていた時期はエヴァモードではなかったのでパス、今回のDVD発売期に合わせてまた気分が盛り上がってきました。

 「序」はテレビ版の映像リメーク、再編集程度で驚きはなかったのですが、「破」は本格的な再構築で映像も実写のようなリアルなシーンもあり、シチュエーションの変更、新キャラ登場とワクワクの展開です。ただ、初めて登場するシーン、人物も違和感なくエヴァになっています。話題の新しいエヴァ搭乗者「真希波・マリ・イラストリアス」は早くもいい味だしています。多くの人がファンになったんではないでしょうか。一緒に観ていた4歳の娘が5号機の眼鏡の人がいいと言っていました。
 使途の映像も全面リニューアルで怪しさ倍増、今回はどれも美しいと思いました。

 いろいろとテレビ版と変更はあるのですが大事な大枠は変わらず、散りばめられた変化球がエヴァファンには堪らなくゾクゾクして面白いです。
 音楽の使い方も下手をすれば安っぽくなるところ、抜群のバランスで切なく効果的です。

 感想を正直に白状するとこの「破」は傑作です。素晴らしい映像、ストーリー、印象的な台詞の数々。もう4回観ましたが観る度にこれまで何気なく見過ごしたシーンに深い意味があることに気付きます。テレビ版で最後まとめを放棄したモヤモヤを少しずつ解消してくれるのでしょうか。
 後は、第3作「Q」と第4作(まとめ)でこれまでの数々の謎を本当に解決してくれるのか、それとも謎は謎で解決しない方法でまとめるのか。テレビ版があまりにも中途半端だったので私は解決を希望します。

 それにしても碇シンジ、レイ、アスカ、渚カヲル、マリとエヴァ搭乗者はキャラが立っていてインパクトが強いです。第4作までにこの5人+αが一体どうなるのか。楽しみです。


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「クリスチャン・ツィメルマン ショパン・リサイタル」(倉敷市民会館)

          

クリスチャン・ツィメルマンのショパンリサイタルに行ってきました。ショパンはあまり聴かないのですが、ツィメルマンを直接聴ける滅多にない機会であるのと8,000円という料金が手頃に感じられたからです。調べたところ、同じプログラムで東京のサントリーホールだと16,000円です。地方の料金が少し安いことはあると思うのですが半額は差が大きいです。ここまで下げないと満席にならないのでしょうか。

 申し込んだのは発売後、結構経ってからですが、倉敷市民会館がそんなに広くないので1階席後部とはいえ21列目とまずまずの席です。ツィメルマンは私にとっては昔も今も世界最高のブラームスのピアノ協奏曲弾き、ショパンのピアノ協奏曲もよかったです。期待して会場に向かいました。

 曲目は次の5曲です。

・ノクターン第5番 嬰ヘ長調
・ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調
・スケルツォ第2番 変ロ短調
  (休憩)
・ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調
・舟歌 嬰ヘ長調

 ノクターンからです。繊細で優しい音楽が紡ぎだされますが・・・音が少し小さいです、というかホールの音響があまりよくないです。壇上から音が伝わってくるという感じで、両耳の脇でジャーンと鳴り響く理想の音響ではありません。
 勿論、ツィメルマンのタッチ、音楽は十分聴こえるのですが、まずは美音、強音に酔いしれる、頭の中を音楽で満たすという自然な感激、興奮までには至らないです。
 クラシックのコンサートは本当に久しぶりなので期待が大きすぎたのかもしれませんが、環境面では不十分でした。

 それでも現在世界最高のピアニストの一人です。ショパンの世界を堪能できました。ディスクのピアノ協奏曲が非常に濃厚な味付けをしていたのでどう演奏するか楽しみにしていたのですが意外とノーブル、シンフォニックで端正な演奏でした。緩奏部は特にスローテンポでツィメルマンらしいスケールの大きさを感じました。

 予定されていた演奏が終わり、アンコールなしで終演です。アンコールなしはネットで読んで知っていたのですが、このプログラムでアンコールなしでは心からの満足感は得られません。ピアノソナタ2番・3番がメインなのでしょうがそれでは弱いです。これに誰もが知っている名曲、有名曲を1~2曲含めて、3~5曲のアンコールがあってこそようやくショパンを満喫できるのだと思います。ショパン・リサイタルではむしろアンコールこそが演奏者らしさがでるメインになるのでは…先日、NHKで観たバレンボイムのショパンコンサートはそうでした。
 8000円で文句はいえませんが観客へのサービスが少しは欲しいです。


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「麺豪 山下」(丸亀市)

          

 京浜地区へ引越しすることになりました。岡山生活は2年ちょっとで終わり、横浜での生活に戻ることになりました。初めは頭の中をうまく整理できませんでしたが、時間が経つと横浜での生活がまた楽しみになってきました。

 こちらでの生活はまだ1ヵ月以上あるのですが、土日の予定が結構詰まっていて、もしかしたら最後かもしれないと急遽、香川入りです。麺通団のガイド本で知った店から何店かリストアップしました。

 まずは「麺豪 山下」です。かけ専門店と読んだのですが、メニューには醤油やぶっかけなどもありました。ただ、休日はかけと醤油(?)だけとのことです。

 見た目からして麺の太さにバラつきがあります。勿論手切りが下手なのではなくあえてやっているのでしょうか。ねじれた麺の表面はちゅるちゅるしているのですが、噛み締めるとごわっとしていて美味しいです。太いところはまだ十分茹で揚がっていないのか少し固めで食感の違いがあるのも面白いです。
 かけ出汁はイリコ風味抑え目でさっぱり、これも美味しかったです。

 10時頃の到着時はまだ店は空いていましたが、食べ始めた後にお客さんが続けて入ってきました。15人近く並んでいたのですが、我々が店を出る頃もまだ並んでいました。客が来てから茹で始めるのもよいことかもしれませんがセルフにしてはオペレーションが悪いような気がしました。





          

 もう買わなくてもいいのに、やっぱり買ってしまった麺通団最新ガイド本。行ったことのない店がまだ沢山あります。


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「山下うどん」(善通寺市)

          

 2店目は、ビニールハウスの中にある「岸井うどん」の予定でした。しかし、開店間もない時間にも関わらずビニールハウスの外にまで行列が伸びていて気が萎えました。そんなに時間はかからなかったかもしれませんが他の選択肢がある中では行列に並んでまで食べる気力はありません。回避を決めました。

 変更先は、近くの「山下うどん」です。腰の強さで有名、以前何度か食べていてお気に入りなのですが最近の店の混雑では小さい子供は難しく避けてきました。それが最近、移転して店内も広くなったと読んでいたので、頭に閃きました。

 久しぶりの冷たいぶっかです。ごわごわとしていて不器用なんだけどシュッとした麺。美味しいです。以前の食感のほうがもっと腰が強かったような気もするのですが、これはこれで美味しかったです。


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「明水亭」(丸亀市)

          

 「明水亭」は随分前から一度行こうと思いながら後回しにしてきました。いい店とはいえ変り種が売りと読んでいてあまり乗り気にならなかったからです。今回、行っておいてよかったです。うどんを題材に洋風、和風のアレンジを加えている本格派です。うどんの麺以外の食材が加わることでうどんの良さが再認識されます。

 店内は落ち着きのある造り、雰囲気で年配の夫婦や若いカップルが多めでゆったりとした食事の時間を楽しんでいるようです。
 我々のようなチビがガヤガヤ騒ぐのは迷惑だったでしょうが、店内も広くちょうど家族向けに適した小上がりが端にあるので何とか大丈夫でした。
 オーソドックスなうどんメニューもありますが、折角なので週替わりか月替わりか分かりませんがオリジナルメニューの中から選びました。

 写真の「鴨塩焼き土佐醤油うどん」(1380円)です。他店の水準からはかなり高めですが食材に拘ったらこうなりますということなんでしょう。
 塩と黒こしょうの効いた鴨肉がしみじみ旨いです。旨い。これと弾力のある本格的な讃岐の麺が合います。いい感じです。





          

 こちらは「えびと地穴子天ぷらサラダうどん」(1180円)です。コチジャンを使ったタレを絡めて食べるとピリ辛でこちらもうんまいです。うどんベースのちょっと変わった食べ物に変身しています。
 これなら色々なオリジナルメニューを試してみたくなります。





          

 食後は、コーヒーとデザートを頂きました。水出しコーヒーとキャラメル味のアイスクリームです。家族でトータル4000円と讃岐うどん屋としては最高金額の支出となりましたが落ち着いて食事をする場合にはありだと思います。



 さて、岡山に来てこれまで一体何回瀬戸大橋を渡って香川県で讃岐うどんを食べたのでしょうか。おそらく20回以上、以前広島にいた時の8~9回と合わせると30回を超えています。ここまで回数が増えたのはもちろん高速1000円があったからでそういう意味ではタイミングが良かったです。ドライブ感覚で出かけて、讃岐うどんを3~4杯食べてさっと帰ってくる休日午前中なんて最高です。
 これからも讃岐うどんファンであることに変わりはありませんが、ここまで気軽に行ける環境を経験すると、おそらく遠方からわざわざ讃岐うどんを食べに行くということは将来無いだろうことは分かっていました。そこで納得いくまで讃岐うどんを食べ続けてきました。
 十分満足できました。今後、10回、20回行ってもまだまだ食べる店があることも分かっていますが、とりあえずの満腹感はあります。本当に楽しかったです。

 6月に小旅行をして淡路島から四国に入るのでまだ機会はあるのですが、このようなドライブ・朝食・昼食を兼ねた香川入りは最後になるかもしれません(と書きつつ、あともう1回くらい行けるかなあなどと考えているのですが・・・)。


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