大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
休日はソファの上でリラックス!
クレンペラー指揮「1968年ウィーン芸術週間ライブBOX」
楽しみにしていたクレンペラーとウィーンフィルの1968年ウィーン芸術週間のライブBOX。ロンドンのテロの影響で発売が延期されていましたがようやく入荷したので早速購入しました。
おまけの1958年のライブ盤(ブラームス「ドイツレクイエム」)も含めて、CD8枚、全15曲を一気に聴きました。
既出のベートーヴェン第5番がすごかったのでかなり期待してしまいましたが、全般的には若干期待外れで、どうしてこれまで発売されなかったのか成る程と理解できる内容のものでした。このBOXは8枚組1万2千円程度です。暫くしたら分売されるらしいので、ベートーヴェンをまだ聴かれていない方には是非聴いていただきたいです。
◎史上最高レベルの演奏
・ベートーヴェン 序曲『コリオラン』
・ベートーヴェン 交響曲第4番
・ベートーヴェン 交響曲第5番
○クレンペラーらしいスケールの大きい極上の演奏
・シューベルト 交響曲第8番『未完成』
・ワーグナー 『トリスタンとイゾルデ』第1幕前奏曲
・ワーグナー 『マイスタージンガー』第1幕前奏曲
・ブラームス ドイツ・レクィエム
△極上レベルではない(好みではない)と思えた演奏
・モーツァルト セレナード第12番『ナハトムジーク』
・モーツァルト 交響曲第41番 『ジュピター』
・ラモー ガヴォットと6つの変奏
・ブルックナー 交響曲第5番
・マーラー 交響曲第9番
・バッハ ブランデンブルク協奏曲第1番
・R・シュトラウス 交響詩『ドン・ファン』
・ワーグナー ジークフリート牧歌
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アバド指揮/ルツェルン祝祭管弦楽団「マーラー交響曲第5番」
大好きな曲なんだけど何枚聴いても決定盤に巡り合えない。その結果、もう数えていないけどおそらく10枚以上あるいは15枚以上のCDを持っている、そんな曲がいくつかあります。
その中でも双璧(というのも変ですが)は、マーラーの交響曲第5番とブラームスの交響曲第2番です。大好きな曲、どの演奏を聴いてもいい演奏、でもどこか物足りないというかどの演奏も同じに聴こえます。個性的な演奏を受け付けない、合わない音楽なのでしょうか。
「復活」、「海」と発売されたアバドとルツェルン祝祭管のコンビでマーラーの第5番のDVDが発売されました。2~3日買うかどうか迷いました。どういう演奏なのか想像できたからです。アバドのマーラー5番はベルリンフィルなどで聴いていますが、正直言ってあまり印象に残らない演奏でした。それがオーケストラが変わっただけで違うかなあと疑問があったからです。おそらくCDだったら買わなかったと思います。ただ、これはDVDだったので、視覚が加わることで何か新しい発見があるのではないかと思い手に取りました。
正直な感想を言うと、第1・3・5楽章は想像以上に普通の演奏でした。一方で第2楽章、第4楽章での最弱音の繊細な表現は絶妙です。え?こんな音楽だったっけと響く箇所があります。これを見る聴くだけでもこのDVDは価値があると思います。
以前、雪国に赴任したことがあり、日本酒を飲み、窓の外に雪が降るのを見ながら、第4楽章、アダージェットをよく聴いていたことを思い出しました。
では、総合的にはどうか。複雑な楽想を圧倒的な音楽として聴かせるマーラーで素晴らしいです。ただ、バーンスタインやウィーンフィルが表現できる世紀末の退廃というか、病的なマーラーは聞かれません。映像で見ると、アバドも楽しそうに指揮をしているような感じがするのは気のせいでしょうか。
迫力の終演を迎えます。終演後も凄まじいブラボーが続きますが、私はもう一度見たい気はしない演奏だと思いました。マーラーファンの方からすると、そもそもアバドはマーラーには向かないと一言で片付けられるのかもしれません。
ただ、そうは言ってもさすがスーパーオーストラです。卓越した音楽です。有名なソリストの演奏の様子を見るだけでも楽しいです。矛盾するようですが、この曲を初めて聴いてみようという方にはこのディスクは今のところ最適のディスクの1枚だと思います。最新の映像で見られることは何といっても素晴らしいです。
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アート・スピーゲルマン「マウス」
漫画、アニメ系が続きますが、漫画で忘れられないのが第2次世界大戦でのユダヤ人迫害、アウシュビッツの様子を描いたアート・スピーゲルマンによる「マウス」という漫画です。
漫画といっても1992年に漫画としては初めてピュリッツァー賞の特別賞を受賞した作品です。父親の経験談を息子であるアート・スピーゲルマンが描くという構成で、ユダヤ人はネズミ、ドイツ人はネコ、ポーランド人はブタとして描かれています。
例えるならば、「のらくろ」や「はだしのゲン」のような戦時の漫画、決して上手い絵ではないんだけど、真実味に溢れていてドキドキする漫画と表現したらいいでしょうか。
ユダヤ人迫害、アウシュビッツの真実については私もよく分かりません。「アンネの日記」、「夜と霧」、映画の「シンドラーのリスト」などで断片的に理解している程度です。関心があって、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、関連する1900年代の動きに関する歴史物はたまに読むのですが、いくら読んでもよく分からないというのが実感です。いつの日かエルサレムを訪問したいなあと思うのですが、我々が生きている間に可能になることを本当に祈りたいです。
素晴らしい漫画です。著者の父親が体験した個人的な悲劇、惨劇ですがそれが普遍性を持っています。父親と息子と家族の話しでもあり、結局、父親が生き延びることが出来たのは狡賢かったからだということを明らかにしていきます。迫真のドキュメンタリーでもあります。「はだしのゲン」、「アンネの日記」、「夜と霧」に感動した方であれば必ず共感できると思います。ⅠとⅡと2巻ありますが、是非手に取っていただきたいと思います。
なお、アート・スピーゲルマンのその後の活動状況については全く情報がなかったのですが、最近、ニューヨークの9.11に関する漫画を描いたがあまり評価されていないという記事を読みました。いずれにしてもなつかしい名前でうれしかったです。是非その新作を読んでみたいです。
(国内版の表紙映像が見つからなかったのでほとんど変わりませんが洋書の表紙を使用させていただきました。)
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田部京子「シューベルト 4つの即興曲 作品90/作品142」
シューベルトの音楽は癒しの音楽です。先日亡くなった名指揮者ジュリーニも「シューベルトにやさしさを見出す。現代において我々はシューベルトを必要としている」と言っていたようです。
未完成交響曲や歌曲で親しんでいたシューベルトもソナタがいいなあと思えるようになりました。よく言われるように、ベートーベンのような構成力に欠けるところはありますが、それを補って余りあるとても叙情的で、清々しい音楽に惹かれます。
シューベルトのピアノ音楽だと後期のソナタ18番から21番がいいです。それに加えて、ご紹介する2つの即興曲集がとてもメロディが美しくやさしい音楽です。
世評の高いピリス、ルプーも勿論いいです。こういうヨーロッパ系のピアノの天才の音楽を聴くと、タッチの上手さは当然なのですが、歌があるよなあとシミジミ思います。楽譜から音楽を再生させる際に歌わせることができるかどうか、特にシューベルトでは歌のあるなしが聴いていてはっきりと分かってしまうような気がします。
日本人のピアニスト、田部京子もとてもいい音楽を鳴らしていると思います。浜離宮朝日コンサートホールで聴いたシューベルトの18番も良かったですし、ディスクの19番もいいです。同年代なので応援しているところもありますが、瑞々しいタッチのシューベルトには共感できます。日本人アーティスト特有の音の暗さ、重さがなく、高水準の音楽だと思います。得意としているシューベルトやフランス音楽もいいのですが、迫力のあるベートーベンに加えてブラームスなんかもこれから聴かせてほしいです。
愛好家の立場では、どうしても本場ヨーロッパ勢のアーティストによるディスクを買うことが圧倒的に多く、日本人によるものはほんの一部しかないのが実態です。これは競争の世界なので仕方ないのですが、水準の高い演奏を国内で直に聴けて、それをきっかけにディスクを買うという好循環がもっと多くのアーティストと愛好家の間で起こればよいと思います。
もうじきデビュー盤が発売される五島みどりの弟のヴァイオリニスト五島龍などは一度テレビで聴いただけですが、歌心のある天才だと思います(ヒラリー・ハーンなどを聴くとこんなに若いのに…欧米の水準は高いなあと思ってしまいますが)。海外で認められるだけではなく、日本でも海外でも認められる本当の芸術家兼スターが誕生するのを期待したいです。
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スカイダイビング@ラスベガス
ラスベガス大全によると7月19日にラスベガスで最高気温47℃、デスバレーで54℃の過去最高気温タイが記録されたそうです。
確かにラスベガスの夏の暑さは半端ではありません。私も7月中旬に行ったことがありますが、空港を出ると熱風が押し寄せて喉がカラカラになります。ラスベガスでは各ホテルを転々としてカジノを楽しむのですが外があまりにも暑いので、大通りを横切る程度であれば歩けますがそれ以上の距離となるとタクシーを利用します。
それでもカラッとした暑さで、プールや冷房は完備されていますし、短パン、Tシャツでカクテルガールにビールを運んでもらいブラックジャックをプレイするのは快感、快適です。
ラスベガスは本当に好きでこれまでに5回行きました。趣向を凝らした巨大ホテルの数々、スロットマシン、テーブルゲーム、ショー、観光、スパ。日本では体験できないド迫力のレジャー、エンターテーンメントに溢れていますが、その中でも強烈なインパクトがあったのがスカイダイビングです。
我々夫婦は高いところがダメで、ジェットコースターもディズニーランドレベルが限界ですが、とにかく面白い、生涯の思い出になるという宣伝文句に惹かれて挑戦することにしました。
内容は、セスナ機で上空4,000メートル地点まで行き、インストラクターと一緒に飛び降ります。30秒~40秒を高速で落ちたところで、パラシュートが開き、空中遊泳を5分間楽しむ。スカイダイビングは、高速で落下するのを楽しむものなんだそうです。
当日は空港まで行き、基本動作を簡単に教わり、事故があっても訴えませんという誓約書にサインしてからいよいよセスナ機に乗り込みます。
高度をどんどん上げ4,000メートル地点に到着、脇の扉が開けられます。心臓がドキドキして破裂しそうになります。当日は6人がダイブしましたが、順番にどんどん落ちていきます。よくテレビで見るバンジージャンプで飛び降りるのを躊躇するシーンをイメージしていたのですが、そうではなく、どんどん飛び降りていきます。
私の順番が来て、扉のところに行きます。目の前は外の空間です。後ろに付いているインストラクターから「アーユーレディ、OK?」と声がかかり、仕方なく頷くと空中へダイブです。
1回転すると、すぐに高速落下の姿勢(写真=私ではありません)になります。真下の砂漠と一本道に車が走っているのが見えます。「おぉーーー」。もう最高です。そんなに風の抵抗は強くなく眼下の様子をゆっくりと楽しめます。忘れられない絶景、感動の体験です。
しばらくするとインストラクターからパラシュートを開くと指示があり、フワフワの空中散歩が始まります。右旋回、左旋回などを楽しんでいると目標地点に降りて終了です。
たった5~6分の体験ですが、今でも高速落下中に見えた砂漠と道路の風景を鮮明に覚えています。この一回限りでいいかなあと思いますが、宣伝文句どおり生涯忘れられない思い出になりました。
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「シャサーニュ・モンラッシュ ドメーヌ・ラモネ」
飲み会の時、たまにバブル時代の話しになります。私もバブル入社組なのでタクシーが掴まらなかったこと、いつも2次会、3次会で高級バーに行ってお姐さんとスキーの話しをしていたこと、株、蓄財などの金儲けをしない人はバカだという雰囲気の記事が雑誌、新聞に溢れていたことを思い出します。
当時は何も努力しなくても皆がお金を使ってくれたので飲食業界、サービス業界はレベルが低くてどうしようもなかったと思います。そういう意味では現在は本当にいい時代になったと思います。長らく不況と言われていますが周りで聞いても世の中はよくなっている実感があるのは不思議です(若年層の仕事の選択肢が少ないという構造的な問題は相変わらずですが)。
そんなバブル期にあれはよかったなあと思い出すことは、金持ち向けのサービスのお零れに与ったことです。特に印象深いのが、渋谷の東急百貨店本店で3~4ヵ月に一度、フランスワインフェアが開催されていて、その際、5千円~8千円のワインが3~4本試飲コーナーに置いてありました。しかも、その脇に店員さんがいるわけでもなく、自由に飲み放題状態でした。
当時、ワインを飲み始めでいろいろと試していたのですが、ワインの世界はあまりにも奥深くてどうも値段と味の関係が理解できませんでした。1千円~3千円のワインは(当たり外れもありますが)1千円~3千円の味がして、1万円を超えるワインは相応の満足感があります。ところが、少し贅沢してそれなりの味を期待する4千円以上1万円未満のワインが難解でした。もう好みの世界でこの層を買うのは難しいなあと思っていました。
今でもよく分からないのは同じですが、東急本店の地下1階のワインコーナーで何度も試飲させていただいたお陰で値段と味の関係をある程度イメージできるようになったのではないかと思います。今ワインを買うのはエノテカか恵比寿のパーティですが出世した際には、バブル時のタダ飲みのお返しを東急さんにしたいと考えております。
その結果、今好きなワインは何かと訊かれると…やはり難しいです。特にピション・ラランド、レフォールドラトゥールのような好みと思っていたボルドーワインでもビンテージ(生産年)によって味が異なるので、こんなものだったかなあと失望することもあります。ワインは美味しいけどよく分からないというのが15年以上の経験の結論です。
それでも、これは値段相応においしいと思えるものの一つが、「シャサーニュ・モンラッシュ ドメーヌ・ラモネ」です。フランスのブルゴーニュ地方のシャサーニュモンラッシュ村のブドウ、作り手はラモネさんです。
いろいろと飲んできましたが、ボルドーは結局、熟成なので、古くてよいヴィンテージのものを我々は飲むことは出来ません。若くても美味しいブルゴーニュに目が向くことになります。その一つが、このワインです。ブドウのフルーティな香りとコクとのバランスが絶妙です。白が有名ですが軽い風味の赤もいけます。
新婚旅行の際にロマネコンティのブドウ畑などフランスブルゴーニュ地方のコート・ドールのワイン畑を巡るツアーに参加しました。太陽が燦々と降り注ぐあの丘で美味しいワインが今でも作り出されているんだなあと思うと懐かしいです。
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朝日新聞日曜版「世界 名画の旅」
2005年07月23日 / 本
最近は新聞を読まなくなりました。以前は新聞を読むことはサラリーマンの義務のようなところもあり必ず目を通していましたが、インターネットで情報がオンタイムで読めて関連情報も自在に手に入れられる時代に新聞の果たす役割がなにか分かりません。1年前まではそうはいっても新聞は必要と思っていましたが、最近は書き手、発信源という重要性は分かるのですが媒体としては要らないことを実感しています。
まだ新聞(と雑誌だけ)が世の中に多くの情報を提供していた頃、楽しみにしていた長期連載がいくつかありました。毎日新聞の色川武大の「うらおもて人生録」というエッセイ、朝日新聞の「世界 名画の旅」という名画を巡るエッセイ、産経新聞の歴史モノなどなど。
特に朝日新聞日曜版に連載されていた「世界 名画の旅」は絵画の楽しみ方、見方を初めて教えてもらった読み物で日曜日の朝の楽しみでした。
連載時もほとんどの紙面をコレクションしていましたが、それがまとまり出版された後も繰り返し眺めて、海外旅行で美術館に行く際には関連ページをコピーして持参していました。
この連載は、天声人語を担当していた疋田桂一郎など朝日新聞の当時の名文家(本当に上手いです)による絵画、それが所蔵されている美術館、その都市を巡る絵画紹介文、旅行記、エッセイで、とてもおもしろく読めます。
関連する絵も多く載っていて、何故この絵が名画なのかよく分かるとともに、この短いエッセイを読み終わると、その絵画が所蔵されている都市、美術館を訪れて実際に見てみたくなります。
発売当初は、A4サイズの本だったので、連載時同様にかなり大きいサイズで絵を見られたのですが、現在この本は文庫本(7冊)となっているので、掲載されている絵画のサイズはとても小さいです。絵画の本は実物の写真なので実際に見るのと印象は異なりますが、せめて細部のタッチが感じられるサイズで見ないとその絵画のよさは分からないような気がします。大量出版の時代では仕方ないのでしょうが、この手の本は文庫本にする意味はないような気がします。
冒頭に載せているのは、第2巻(当初版)で紹介されたベラスケスの「宮廷の待女たち(ラス・メニーナス)」です。付き合っていた時、妻が友人とスペイン旅行に行き、マドリードのプラド美術館にも行くというので、この本も含めてラス・メニーナスの関連資料をコピーして渡したところとても感謝されました。自画像を描いてもらっている途中で気分を害しふくれている王女様、とりなす待女、周りに画家(ベラスケス本人)、鏡に映る両親という構図については諸説あるようですが、美術館で聞いた最新の説(この連載時の記事とはかなり異なるもの)を帰国後いろいろと聞かせてもらいました。
私も含め、素人が予備知識なしに芸術に感動することは残念ながら難しいと思います。絵画も綺麗な絵だと感じる程度であれば誰でも可能ですが、その先となるとなかなか分かりにくい分野です。この本の写真と文章は、奥深い絵画の世界への案内役としては最適なものの一つだと思います。
この連載の続編でもよいので、新聞には日曜日が来るのが楽しみと思えるこういう連載を企画してほしいものです。
それから、この本に掲載されている絵画を生きているうちに実際に見てみたいです。全ては不可能なので、せめて「プラド美術館」、フィレンツェの「ウフィツィ美術館」に行きたいなあと思います(妻はどちらも行っているので、もういいと言っていますが…)。
ただ、見たい絵画と巡りあうのはなかなか難しいものです。これまでパリに2度行き、ルーブル美術館で膨大な絵画を鑑賞しましたが、2度ともフランス絵画を収蔵しているゾーンが修復中で一番楽しみにしていたダビッドの「ナポレオンの戴冠式」、「レカミエ夫人の肖像」を見ていません。同じくパリのマルモッタン美術館に行ったところ、モネの「印象・日の出」がどこにも展示されていません。おかしいなあと思っていたら上野の美術館に来日中でした。ニューヨークのホイットニー美術館にオキーフの「夏の日々」を見ることを目的に行ったところ、どこにもありません。スタッフに聞いたところ、「今は地下の収蔵室にあるよ。その代わり○○○を展示しているじゃないか、オキーフの絵を見たい特別な理由でもあるのか」と言われました。
海外旅行には大きく分けて都市系とリゾート系とがあり、若い頃は絶対にショーや絵が観られる都市系でしたが、最近はリゾート系が多くなりました。まだ見ていない絵が多いなあと思うと、次回行く機会があるのであれば久しぶりに都市系もいいなあと思います。
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ウィルソン・フィリップス「ウィルソン・フィリップス」
ドライブのBGM。車の中で何度も聞いた想い出のディスクは沢山ありますが、夏となるとウィルソン・フィリップスとZARDがいいです。特に「ウィルソン・フィリップス」と「Today is another day」をよく聞きました。
ZARDは説明するまでもないのですが、念の為、ウィルソン・フィリップスは、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの娘2人と、ママス&パパスのジョン・フィリップスの娘が組んだユニットです。1990年にレコード・デビューしたのですが、喧嘩が絶えず(?)、2~3枚アルバムを出して1992年には解散してしまいました。数年前に復活して新しいアルバムを発売したようですが、現在はどうなっているのかは分かりません。
「ウィルソン・フィリップス」はグループ名を付けたデビュー作で、キャッチーなメロディと、3人の美しいコーラス、ハーモニーがとても爽やかです。1曲目の「ホールド・オン」から最後の「ザ・ドリーム・イズ・スティル・アライヴ」まで10曲全てが軽くてチャーミングな歌ばかりで、何度でもリピートして聞きたくなります。女性3人組のコーラスというのはモータウン系ならあるのかもしれませんが、こういうベイエリア、サンタモニカの風系(?)はこの後にも出ていないような気がします。ウィルソン・フィリップスの音楽を聞くと、夏が来た、さあ海に行くぞーという気になります(実際は海に何も用事はありませんが…)。
私には事実上の一発屋になってしまいましたが、永遠の一枚を残してくれました。
一方のZARDですが、先日発売された初ライブツアーのDVDを観ました。ヒット曲が多く楽しめますが、なんというか、ZARDは地味ですね。カラオケのようにマイクの前で歌っているだけです。ファンにはこういう素人っぽさもタマらないのかもしれませんが、初期のヒット曲があまり演奏されていないこともあり(実際のコンサートではどうだったのかは分かりませんが)、ちょっと不満が残りました。これで5,500円は高いです。
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