倉敷の田んぼで 自然農の稲作を楽しんでいます。
耕さず、外から肥料を持ち込まず、手作業でとりくみます。
自然に沿った生き方を 田畑で実践する自然農は、
「~農法」という人が作った枠を超えています。
自然の野山が 自ずから然らしむる世界のように、
「ひとりでにそうなる」いのちの世界をお手本にしています。
夏の夕暮れは 草刈時間・・・、
汗をたくさんかいて 清々しく一日が終わります。
葦・茅・稗などは 刈っても刈っても勢いよく育ってきますが、
その素晴らしい生命力が お米のいのちを育ててくれます。
今までになかった種類の草も生えてきました。
草草のいのちは 稲の成長に欠かせません。
地球の「いのちの舞台」の主役かもしれないなぁ~、って思うほどです。 笑
草を亡きものにして 作物だけを育てようとすると
肥料を持ち込むことにもなります。
草は田畑から持ち出さず、刈ってその場に敷いておきます。
8/7、そろそろ草刈も終わりかな、
と いそいそ田んぼに行ってみましたら、
陸稲の農林24号が早くも穂をつけていました。
出穂は九月・・と思っていましたので目を見張り、
家にデジカメを取りに走りました。
嬉しくて足取り軽やか~。
初めて育てた陸稲は 早生だったのでしょう。
よく見ると背丈も伸び 分けつもしています。
籾まきは5/2、田植えは6/20頃でした。
今年は気温も高く、まとまった雨もあり、
早くに花を咲かせたのでしょうか。
葦がぴょんぴょんと 背丈を伸ばしていますが、
草刈は思い残すことなく 終了です。
後は 見守ることにいたしましょう。
なんと美しい結実の営み・・・・・、
開花交配の時期は 稲のそばに近寄りません。
少し遠くから写してみました。
8/9 晴れ、高温が続いています。
この株は 黒米です。
こちらは農林24号。
美しい幼穂は 夏の光とかがやきあって
実りへと やわらかな想いをふくらませています。
気持ちのよい朝、キラキラ露の光る畦道を散歩しました。
すべてのいのちが 新鮮な朝を迎えています。
やわらかな朝陽を全身にうけて 深い深呼吸・・・、
そして大地に 意識をむけて つながりリラックスします。
心と身体もつながって 満たされてきます。
真の願いと行ないが 一致している時、
清々しく 安らかな想いに包まれますね。
8/15 朝、ふたたび稲の様子を見に行くことにしました。
農林24号は 少しずつ秋を感じる姿になっています。
やわらかな美しさにつつまれ とても気持ちが良かったです。