プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

岩上江笠

2014-05-27 21:50:13 | 日記
フォーム・・・横手から投げてくる変則投手 球種・・落ちるシュート

1963年

当っている近鉄は初回の失点を苦もなくはね返した。近鉄は立ち上がり板東が15球でKOされたが、山本八、小玉の好打で1点差に迫り、四回には阪急が押えに出した梶本兄に対し島田四球、土井二塁打のあと、小森が三塁打して勝ち越し点をあげ、そのあと吉沢が2点ホーマーする猛攻をみせた。阪急は一回二死から衆樹のホーマーを皮切りに3点をたたき出す速攻をみせながら、頼みの一線級投手が打たれて戦意を失い、岩上の落ちるシュートが打てず、やっと八回岩上の疲れに乗じて3安打をつらね1点を返した。近鉄はここですかさず山本重を繰り出す投手リレーで逃げ込んだ。
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井上勝巳

2014-05-27 21:43:09 | 日記
1963年

大毎は立ち上がり一死もとられないうちに山本重を十二球でKO、岩上もおびやかして四本の長短打を集中して4点を奪う快調な出足だった。ところが二回途中から救援した左腕の井上(ことし大毎から移籍)にすっかり沈黙してしまい、とどめを刺せなかったのが、後半逆転される原因になった。井上は七回まで2安打を許しただけ。シュート気味の速球とインドロを投げるピッチングで、悪いクセであるノー・コンはあまり顔を出さなかった。これで反撃意欲を整えた近鉄は、四回山本八の右翼線二塁打をふくむ2安打2四球で栗本をしりぞけて2点、七回にはディサをつかまえて木村軍、竹下、関根と3本の二塁打、さらに新鋭土井が中前に適時打して逆転し、井上はプロ入り四年目で初めて勝投手になった。

・・プロ入り初勝利をあげた近鉄の井上は勝ったことが予想外だったらしい。実感がわかないのか試合後もベンチでぼっとしていた。岩本コーチに「こりゃ、イノ」と握手を求められてやっと顔がほころんだ。でもすぐむっつりした表情にかわり「投げたのは直球がほとんど。カーブは遊びに使っただけ。手からボールが離れればあとはどこへゆくかわからないですよ」と無責任なことをいいだした。いささかタナボタ的勝利だったのでてれているかと思ったが、野口コーチに「カーブがあまい」というきついこごとをいわれていたのが原因らしい。
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