ワイン造りの北限は北緯50度と云われている。
日本では、樺太あたりが北緯50度。
その北緯50度で造ったドイツワインがクアトロでは夏向きワインとしておすすめ。
ドイツワインは冷涼なため、ブドウの糖度が上がらない。
そうなると、甘口のワインを好むのが不思議な心理で、ドイツワインは甘口が多い。
その中で、この北緯50度のリースリングは、しっかりとした辛口に造ったもの。
青リンゴのような酸も心地よく、料理に合わせやすい。
そして、冷製パスタも始まったクアトロ。
「トマトとラスパドゥーラの冷製パスタ」に北緯50°のリースリングを合わせる。
今年の夏は、まずはこの組み合わせで乗り越えよう。
火曜日の夜はお休みのクアトロ。
今晩は、焼き鳥と北緯50°のリースリングもいいかなと思うクアトロの父。
今、私の願いごとがかなうならば、刺身が欲しい
この背中に鳥のように翼を付けた魚をください。
大海原に、翼をひろげ飛んでいるトビウオよ
さぞかし、お前は美味しいのだろう。
そんなお客様の願いをかなえる、トビウオがクアトロに入荷している。
春から夏に旬を迎える魚だ。その翼や流線型の美しい体型、節制された骨格、脂身の少ない肉質、それらの全てが大海原を飛ぶために準備されている。
これからの季節には、トビウオの淡泊な味わいが好ましい。
クアトロでは、鮮度の良いトビウオをタタキにする。
子供のとき夢見たこと、今も同じ夢に見ている。
この大空に翼をひろげ飛んで行きたいよ
翼をつけて大空を飛びたい気分になる今日の青空。
冷えたビールかワインか冷酒でトビウオのタタキでもいかがだろうか。
今年も、トマトとラスパドゥーラの冷製パスタが登場。
このパスタは、トマトとチーズのシンプルなパスタだが、その味わいは奥が深い。
そのポイントのひとつは、トマトをたっぷり使っているところ。
トマトの旨味成分グルタミン酸が他の食材の旨みと融合して、相乗効果の旨みを発揮する。
また、トマトの持つ栄養価も高く評価されている。
トマトの赤い色素リコピンの効能は特に注目されている。
リコピンは抗酸化作用が非常に強い。
抗酸化作用とは体のサビを防ぐことである。
体がサビてくると動脈硬化やガンを引き起こすという。
また、リコピンは花粉症、熱中症にも効果があるという。
そして、このパスタの美味しさのポイントには、ラスパドゥーラと云うチーズにもある。
栄養価については、タンパク質やアミノ酸、ビタミンも豊富で敢えて語るまでもない。
美味しいだけではない「トマトとチーズのスパゲッティ」を食べて健康になりましょう。
ただし薬ではないので、このパスタを食べればすぐに病気が治ったり、健康増進になるというものではありません。
ただ、美味しくて栄養のある食事があなたの体質改善に繋がるかもしれません。
そのきっかけになりそうなパスタなのであります。