昨日の海ぶどうの独り言の意味は何だったのだろう。クアトロの父は思い悩むのだった。その後、海ぶどうはクアトロのお客様の中に姿を消した。なおさら残された言葉はクアトロの父を悩ますのだった。
そこに現れたのは、初カツオ君だった。沖縄の海で海ぶどうと話をしたことがあると云う。初カツオ君はまだ関東に来ていないので、標準語を習得していなかった。大阪弁ながら、海ぶどうの独り言を翻訳してくれたのだ。
うちは、沖縄の青い海を思うと涙が出るわ。
はるばるクアトロにやって来よったうちを、みんながきれいやな、うまいなって云ってくれたわ。
クアトロはうちを温こう迎えてくれたわ。
冷たくされたらうちは死んでしもたでっしゃろ。
ほんでもやっぱし沖縄が恋しいわ。
だいぶ理解出来たのだが、小島よしお君も海ぶどうの独り言を理解出来ると云う。
ウェ~♪沖縄の青い海を思うと涙が出るぜ
でもそんなの関係ねぇ!
はるばるクアトロにやって来た、ウェ~!
みんながきれいだね、美味しいね、ウェ~!おっぱっぴ~☆
でもそんなの関係ねぇ!
クアトロは温かく迎えてくれた~
でもそんなの関係ねぇ!
冷たくされたラスタラスタッタラスタピィヤァ~~~~私は死んで下手こいた~
オッパッピ~!
やっぱり沖縄が恋しい
そんなの関係ねぇ~!
折角解けてきた謎が、また混迷の淵へ戻されるのだった。さらに、ルー大柴である。
マイセルフは、沖縄のブルーの海をシンクつまり思うとティアーつまり涙が出るってわけ。
はるばるクアトロにやって来たマイセルフを、エブリワンがきれいだね、デリシャスねって云ってくれよ。
クアトロはマイセルフを温かく迎えてくれよ。
冷たくされたらマイセルフはダイしてしまうから。
ネクストそれでもやっぱり沖縄がラブしいってわけよ。
ますます混迷を深めるクアトロの父だった。