朝、テレビでニュースを見ていると大堀川に鮭が遡上していたという。利根川に放流した鮭が手賀沼を経て大堀川を上ったのではないかという。
この手賀沼は2年くらい前まで、全国ワースト1の汚さを誇る沼だった。柏市・我孫子市・当時の沼南町の努力でやっとこのワースト・リストからはずれた。実際は、官の努力より地域住民による民間の努力の賜だったと思う。今もボランティアの活動で沼の浄化運動がなされている。いずれにしても、鮭が迷い込める水質になったのだからとても喜ばしい。
今年は、手賀沼を使ってトライアスロンも行ったというのだから、かなりきれいになったのだろう。しかし、参加した人によると、先頭を泳いでいた人は良いが、後ろの方を泳いでいた人は、ヘドロが舞い上がってきて苦しい思いをしたらしい。
鮭も、これに懲りずに毎年帰ってきてほしいものだ。鮭の鼻はかなり発達していて、そのために生まれた場所が解って帰ってくるという説もあるそうだ。鮭を鼻曲がりとも呼ぶその顔立ちは犬のようにも見え、英語では「ドック・フィッシュ」とも云うとか。
クアトロでは、「秋鮭とイクラ」が好評だったが、次は「鮭の石狩風」でもと思っていた。それでは、「鮭の手賀沼風」とか「鮭の大堀川風」とかはいかがでしょう。ちょっと先走りですが、そんなメニューがいずれ出せることを祈っております。
(シェルさんのご要望に応えて)
※本日のクアトロの黒板メニュー
勝山産スズキ、鹿児島産本カワハギ、富津産マコガレイ、青森産メバル
※本日のおすすめパスタ
ウニとカブのリングィネ\1,500
今日年末ジャンボを買った。今年は、ビック・カメラのお会計無料に当選(5千円くらい)、TBSラッキー・テレホン・ナンバー当選(1万円の商品券)に気をよくしての購入だ。2度あることは3度あるの心意気です。しかし、宝くじの配当率は48パーセントとか。6億使っても3億当たるとは限らないということ。さらに、一等の確立は一千万分の一。それって限りなくゼロに近いということ。交通事故に遭う確立より低いらしい。そんな夢のないことを云っていてもしようがないのです。当たるかもしれないと云う夢を買っているのだから、はずれるまでを楽しめば良いのかも。
ニコラス・ケイジの「あなたに降る夢」は楽しい映画だった。たしか、妻が宝くじに当たる夢を見たことから始まった物語だったような気がする。当たったら当たったでこまることもあってドラマになるのだが、当たってこまってしまいたいものだ。多分、この映画のクジは番号を選べたのかもしれない。ちょっと前にフロに入りながら見た四コママンガで、夢で当選番号のお告げがあったのだが、さて、その番号はどこで売っているんだというのがあった。また、泥棒に入った家に宝くじのハズレ券が散らばっていて、二人組のひとりは、この家も貧乏だったんだなと同情するが、もうひとりは、宝くじが買えるなんて何て金持ちなんだという。
実は今日、鎌倉の銭洗い弁天で、お金を清めてから購入した宝くじ。当たったらニコラス・ケイジみたいに、地下鉄でキップでも配ろうかな。
さて、来月のご案内を持ってクアトロの父はポスティングに回っています。すっかり、順路も出来てどの家にはどこにポストがあるかも把握し始めました。今日も一生懸命回っていると本職の郵便配達の方と抜きつ抜かれつとなりました。さすが、本職は手際のよいものです。
郵政が民営化しようが、官営だろうが、郵便配達の方々の大変さに変わりはないのだろう。「山の郵便配達」や「イル・ポスティーノ」という映画を思い出す。目が見えないおばあさんに、届いていない息子からの手紙を読んであげたり、郵便配達と有名な詩人の交流があったり、それぞれ中国とイタリアの田舎の風景が絡んで詩情豊かな二作だ。そんなことを思い出しながらポスティングしていると、本職の郵便配達さんはもう遠くへ行ってしまった。
小学生の頃、ガールフレンドと文通をしていたことがある。同じ市内だと、宛名と差出人を逆に書いて切手を貼らずに出すと、タダで届く。何回目かに、相手の家のお母さんに怒られてやめた。以来、お付き合いも遠のいていった。淡く苦い思い出まで頭をよぎる。今にも泣き出しそうな曇り空だ。急いで帰ろう。
年末のパーティー・シーズン、ワインのテイスティングする機会は多いと思います。昨日までのテクニックを身につければ、少しカッコいいところわ見せられると思います。今日は、ここまでのテイスティングの仕方のおさらいです。
①注文したワインのボトルのチェック~ささやき作戦第一弾
②抜栓されたコルクのチェック~無言のプレッシャー作戦
③グラスに少しだけ注がれたワインの色をチェック~ささやき作戦第二弾
④グラスを回し、香りを立てて香りのチェック~グルグル作戦
⑤ワインを口に含み味わいのチェック~「シーッ」はオプション作戦
⑥一番大事な好みの温度でサーブされたかをチェック~コメントは簡潔に
⑦OKサインを出し、ゲストから注いで貰うように指示。
⑧最後にテイスティングした方にワインが注がれやっと乾杯になります。
⑨大事なことを言い忘れていました。最後にテイスティングした方のところに、請求書が届きます。
さあ、予習・復習・実践はクアトロをご利用ください。
グラスを回し香りのチェックも終わり、やっとワインを口に出来ます。ワインのグラスの足が長いのは、ワインに大切な温度を守るため。ブランデーのように手のひらで持ってはいけません。グラスの足を二本の指でつまみ、やっとの思いでワインを口に入れた貴方は、ここぞとばかりに、喉ごしで味わってはいけません。ワインのグラスは鼻が入るようにカーブしていますが、それと同時にワインが舌の中央に乗るように設計されています。舌にワインを乗せて転がし味わいを感じてあげてください。グラスには、チューリップ型のものもあります。これは、ワインが舌の先の方に落ちるように設計されています。舌の先は甘味を感じやすいので甘口ワイン用のグラスになります。グラスの形にも色々な意味があるわけです。さて、ワインを舌に乗せ転がしたら、まだ飲んではいけません。どこまで、じらすんだと思うのが普通で、ここで喉を通過させワインの温度をチェックして終わりで実はかまいません。さらに、こだわりたい人は、舌に乗せたワインに口を半開きにし、「シーッ」と歯と歯の間から空気を吸い込みます。狭い隙間を通過した空気は暑くなりワインを気化させ、その風味が鼻から抜ける感覚を味わいます。やっぱり、これはプロがやることで、食事を楽しむ上では不要のようです。また、かなり練習してからでないと、悲惨な事態を招じることになります。「シーッ」は自信のある方が実行し、味わいとワインの温度をチェックした貴方は、ここでささやきでなく、コメントを述べなくてはならないプレッシャーを迎えます。クアトロの父としては、これだけ長く語っておいて元にもどしてしまいますが、ワインをサービスする側はコメントを期待していません。温度を見て貰えれば良いのです。ワインに興味があるよというポーズはささやき作戦や無言のプレッシャー作戦に賭け、コメントをするならば、自分の言葉であっさりと流しましょう。「とっても期待できそうですね」とか「好みの味ですね」とかで充分でしょう。さあ、グラスに今度は適量を注いでもらって、ここからはプレッシャーから解放されて自分なりのワインの楽しみに移れます。尚、クアトロのようなカウンター席で右手で右回りにグラスを回している人がいたらその右手に座るのはやめましょう。グラスはどっちに回してもかまいません。決まりはありませんが、内側に回した方が、失敗した時の被害は小さいようです。