ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

頭の良くなる料理

2008年07月31日 | 食の話

Photo クアトロの父にもかわいい子供の時期はあった。その時代、うま味調味料を毎日なめると頭が良くなると云われ、ぺろぺろとなめる子供もいた。クアトロの父はもとから頭が良かったのでそのようなことはしなかった。
現代になっても加工食品やインスタント食品と形を変えて、うま味調味料をぺろぺろしているようなものです。この食品には頭が良くなる成分が添加されてますと堂々と唱えているものも多い。実際は、自然なものを食べて栄養を得ることが正しいのです。ところがその自然なものが手に入りづらい世の中になってしまった。不合理なものである。
うま味の主たる成分にグルタミン酸がある。このグルタミン酸が頭を良くする成分であると云われる。うま味調味料の主成分でもある。日本人は昆布だしからこのグルタミンを抽出し、カツオ節のイノシン酸を合わせることでうま味の相乗効果を得る知恵を持っていた。
それでは西洋ではこのような知識が無かったのだろうか。日本人がぺろぺろとうま味調味料をなめていたころから、西洋人はトマトに多く含まれるグルタミン酸と肉や魚に含まれるイノシン酸を合わせると美味しいことを知っていたのだ。日本人だけがかしこいと思うのは愚かなことである。
特にイタリアのトマト、サンマルツァーノは加熱することによりグルタミン酸が増える。そう、トマトソースの料理は理にかなった美味しさなのです。うま味調味料添加の加工食品をぺろぺろしているよりも、クアトロのトマト料理を食べるべきなのです。それを云いたかったクアトロの父だ。
尚、グルタミン酸の過剰摂取は体に良くありません。インスタント食品ばかり食べている人は、クアトロを敬遠した方が良いでしょう。
更に、ここに書かれたことに対する化学的裏付けはありません。あくまでもクアトロの父のたわごとで、文責は負いませんのであしからず。
※レギュラー・メニューのトマトソースを石川ファームのサンマルツァーノを使ったクアトロ特製トマトソースに変えることが出来ます。そのメニューの価格にプラス300円です。たとえば「ボンゴレ・プレミアム」は、1080円にプラス300円で1380円になります。

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顔色をうかがうシェフ

2008年07月30日 | クアトロ・スタジオーネの話

Photo クアトロの裏手には保育園がある。連日、保育園の小さなプールで子供達の楽しそうな声がこだまする。今では信じられないことだが、クアトロのシェフにも水遊びに熱狂する子供達に負けず劣らずかわいいときもあった。クアトロのシェフは保育園ではなく幼稚園に通っていたが、その時の幼稚園の先生はこの子は変わったところがありますと、父母に話をすることがあった。どうも先生の顔色をうかがうようなところがありますという。良い意味にも悪い意味にも取れるようだ。
そして今、クアトロのシェフはお客様の顔色をうかがう。特にカルボナーラの注文をもらうとそのお客様を観察している。初めてのお客様だから食べやすい味にしようか、はたまた本格的なカルボナーラを求めているお客様だろうかと顔色をうかがうのだ。
クアトロのシェフにはカルボナーラは特別なメニューであるらしい。自分の腕の見せ所と心得ているようだ。余所のお店へ行ってもカルボナーラを注文するらしい、それだけ自分の作るカルボナーラに心を砕いているように父は見える。
クアトロの父は、決断した。カルボナーラと一部のメニューの値上げである。クアトロのシェフとしては自慢の一品は低価格でと思うようだが、このところの諸般の事情によると採算が合わない。シェフの作る味への評価を上げて頂きたいという思いでの値上げでもある。ご理解を賜りたい。
明日からカルボナーラを980円から1080円に値上げさせていただく。より一層お客様の好みを見極めて極上のカルボナーラをクアトロのシェフは提供する。

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ラクリマ・クアトロ

2008年07月29日 | パスタの話

S 古代都市ポンペイを飲み込んだヴェスヴィオ火山の大噴火。その後ナポリ近郊は火山灰に覆われてしまう。荒れ果てたその光景に天上のキリストは涙する。その涙の落ちたところからブドウが育ちワインが出来た。そのワインが「ラクリマ・クリスティ」というワインである。キリストの涙という名のワインだ。
キリストの涙から生まれたのはワインだけだったのだろうか。インディアナ・ジョーンズ・ジュニアは調査するのだった。ヴェスヴィオ火山の麓にあるサンマルツァーノの町にもキリストの涙はあったのだ。細長いナスのような形のトマト、サンマルツァーノである。このトマトから作られるトマトソースもナポリの民を救うのだった。インディアナ・ジョーンズ・ジュニアの大発見であった。
そのサンマルツァーノ種のトマトが豊四季の土地にも現れた。育てたのは、インディー・ジョーンズ似の石川さんである。そしてついにクアトロでトマトソースになり、今日にも製品化され売り出される。その名は「ポモドーロ・プレミアム」である。1200円とクアトロの中では高めだがその価値は充分にある。クアトロ夏のキャンペーン・ガールのナナミちゃんも身を乗り出す旨さなのだ。
さらに、このメニューのパスタは選べるのだ。乾麺のスパゲッティか手打ちのタリアテッレか手打ちのパッパルデッレかを選べる。
「ラクリマ・クアトロ」クアトロの涙とも呼べる傑作なのである。インディアナ・ジョーンズ・ジュニアも絶賛である。

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まだまだ謎のお店「クアトロ・スタジオーネ」

2008年07月28日 | クアトロ・スタジオーネの話

S 柏市豊四季に「クアトロ・スタジオーネ」と長ったらしい名前のお店がある。イタリアの国旗を飾ってあるところからするとイタリアンらしい。その扉の向こうにはどういう世界があるのだろうか。
とりあえずネットで検索してみよう。「クアトロ・スタジオーネ」「柏クアトロ」「豊四季クアトロ」「クワトロ」「クアトロの父」まあ、この辺のキーワードで検索してみよう。そしてたどり着いた方々のクアトロの謎を解くために開設されたブログが「ザ・クアトロ/クアトロの父のたわごと」である。このブログも今日で丸二年を迎えた。
はたしてクアトロの謎は解明されているのだろうか。ますます謎は深まっているのだろうか。毎日、謎を解く鍵を提供すべくブログを書き続けるクアトロの父だ。
三年目に向けて「ザ・クアトロ」の主な登場人物を整理しておこう。
※舞台となるクアトロ・スタジオーネの店名は、イタリア語で「四季」を意味する。町名の豊四季にかけたおやじネタのようなものである。
※クアトロの父は、接客とワイン・チーズの説明を担当している。映画好きなのだが、映画の話題は古すぎて若いお客様とは話が合わない。このところは飲み比べに凝っている。冬はおしるこ缶、夏は各種ビールを飲み比べている。柔道初段だがオリンピックの出場経験はない。
※クアトロのママは、調理の助手とデザートを担当している。クアトロの父とクアトロのシェフがワインと料理でお客様の心を捕らえるべく切磋琢磨しているのだが、最後のデザートでお客様の気持ちを持っていってしまう魔術を使う。昔はバレーの選手だった。今でも動くのは早いが、動きながら話をするのでクアトロの父は聞き取れないことが多く、夫婦間のトラブルの原因になることもある。
※クアトロのシェフはクアトロ夫婦の次男である。調理全般を一人でまかなっているためストレスも多くピリピリしていることも多いが、新婚の奥さんの前ではなよなよしている。魚料理を中心に創作料理も多い。このところ、「ルーキーズ」と「暴れん坊将軍」にはまっている。学生時代はプロ野球選手を目指していたが叶わなかった。契約金を当てにしていたクアトロの父もがっかりだった。
※その他、クアトロウ、右京さん、亀山くん、ジェームズ・ボンド、インディアナ・ジョーンズ・ジュニア、ナナミちゃん、イケメンくんなどが登場する。

それでは、三年目の「ザ・クアトロ」をこれからもお楽しみに。

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あの夏の麦茶

2008年07月27日 | 父の昔話

Photo クアトロの父の少年時代は、銀座で育った。柏の銀座通り商店街の町会に住んでいたのだ。夏休みは、柏市の町会対抗少年野球大会に備えての練習が日課だった。八百屋の息子、大工の息子、床屋の息子、家具屋の息子、よろずやの息子たちが集まったチームだ。酒屋のかわいい娘が応援してくれるのも楽しみだった。練習が終わると、町内会の大人がヤカンに入れた麦茶を持ってきてくれる。これが冷たくて旨かった。麦茶には砂糖が入っていた。あの麦茶をもう一度飲みたいものである。
昨晩、勉強熱心なクアトロの父は、第三のビールの試飲をした。今売れているという「金麦」と「麦とホップ」を飲んだ。
「金麦と待ってる」とか「ビールと間違いました」とか云っても、価格なりのものだろうと一口飲む。泡がきめ細かく、味わいもコクもあり、これは旨い。少し焦げたような麦の味が強く、麦茶の味を思い出す。
お酒の入った麦茶に感銘しながら、甘い麦茶の思い出に心を馳せるクアトロの父だった。

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