クアトロはシャサーニュ・モンラッシェを在庫している。
フルーロ家のモノポール(単独所有の畑)「クロ・ド・ラ・ロックモール2018」である。
このフルーロ家は、1872年設立。
フルーロ家が代々、居を構えるシャトー・デュ・パスタンはコート・ド・ボーヌ南のサントネイ村にあり、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのオーナーがワイン貯蔵庫として建てた地上3階、地下2階からなる城館。
1912年に購入し、現在は4代目当主のニコラ・フルーロと日本人の奥様・久美子さんが家族とともに住んでいる。
第二次世界大戦中はドイツ軍に占拠されたという忌まわしい経験をしているが、幸いにも貴族出身のドイツ軍将校の計らいによりワインには手がつけられず、今も戦前のワインがカーヴの片隅に眠ってる。
新樽の使用を抑え果実の個性をピュアーに生かす伝統的な方法で造るフルーロ家のシャサーニュ・モンラッシェ。
白ワインの逸品をクアトロで味わってみよう。
フランス・アルザスからコウノトリが運んできた美味しいワイン。
スペシャル・デリバリーのゲヴェルツ・トラミネールがクアトロに運ばれてきた。
このゲヴェルツ・トラミネールと云う白ワインは、元々はイタリアのトラミンと云う地域が原産だが、アルザスのものが今は有名。
独特なバラやライチーのような風味が特色。
フルーティーさとスパイシーさを兼ね備え、クリームソースや魚のグリルやチーズなどにおすすめ。
このスペシャル・デリバリーのワイナリーは、コウノトリの飛来する池の近くにあり、その自然を守るために、無農薬・自然農法で作るワイナリー。
このコウノトリのワインがお気に入りのお客様があり、毎年新しいビンテージを仕入れているクアトロ。
昨年のものは、ナチュラルな作りをするためか、ワインに酵母が残っていて、コルクが飛ぶほどに瓶内醗酵が起きていた。
輸入元を通してワイナリーに問い合わせると、お詫びのメールをいただいた。
アルザス全体に今はナチュラルワインが潮流とのことで、また同じようなことがあるかもしれないと、今回は事前に伏線を張る輸入元だった。
コウノトリの飛来する自然を守るために、たまに発泡酒が混じることも我慢だろうか。