千葉県の九十九里にある酒蔵“寒菊銘醸”が年に一度だけ作る無濾過生原酒「電照菊2021」がクアトロで解禁。
裏ラベルには、「飲み手の皆様の秋の夜長を、電照菊の光のように照らせる存在になれるように、という思いを込めて醸しました。疲れた心を癒やすひと時を演出させていただければ幸いです」とある。
その味わいは、フルーツ感があり、とても華やか。
確かに、秋の夜長にじっくりと味わえるお酒。
クアトロは、「飲み手の皆様の秋の夜長を、一夜限りに咲く月下美人のように一期一会を
味わえるように、という思いを込めて営業しております。疲れた心を癒やすひと時を演出させていただければ幸いです」
ここで突然杉下右京
「ついに月下美人が咲きましたか」
「僕としたことが、今回は見過ごしてしまいました」
「クアトロの犯行予告ではなく、開花予告はまだ八つあります」
「次の開花は、現行犯逮捕してみせます」
※当面の間、クアトロは夜の営業を9時半までとします。
(8時半最終入店とさせていただきます)
新酒と云えばボージョレ・ヌーヴォーで、11月の第三木曜日に解禁で、今年は18日が解禁日。
ボージョレ・ヌーヴォー解禁の前に売りたいイタリリアの新酒は10月30日が解禁日。
また、ノヴェッロは、ボージョレ・ヌーヴォーと違いイタリアのどの地域で作ってもどのブドウの品種で作っても制限されず、自由に作れる。
その分、善し悪しの分かれるのがノヴェッロ。
クアトロの父が選ぶノヴェッロは、イタリア・ナンバーワンと云われるファルネーゼのもの。
ファルネーゼは、ブドウ生産者に収穫量に応じた契約でなく、品質に対する契約をする。
必然ファルネーゼのノヴェッロの品質は毎年とても高い。
さて、今年のノヴェッロNEWSはどうだろうか。
サンジョベーゼとモンテプルチアーノのブレンドで作るNEWSは、それぞれのブドウの良いとこ取りのワイン。
このワインは、一年経っても美味しく飲める。
そこで、昨年のものと飲み比べも出来るクアトロ。
明日から、クアトロでファルネーゼ・ノヴェッロ・NEWS2021と2020を試してみよう。
ここで突然杉下右京
「なるほど、明日のノヴェッロの解禁が楽しみですね」
「おや、またクアトロの父のメッセージが写真に写ってますね」
「ワインの後ろに移っている蕾に見覚えがあります」
「解りました、月下美人ですよ」
「しかし、月下美人が11月になろうとしている時に咲くのでしょうか」
「これは、今晩からワインでも飲みながら張り込みが必要ですね」
ここでまたクアトロの父
「月下美人の蕾がなんと九つも付いています」
「その内の一つが今晩にも咲きそうです」
「クアトロでワインと料理を堪能して、帰りには月下美人鑑賞は、右京さんにも皆さんにもおすすめです」
※当面の間、クアトロは夜の営業を9時半までとします。
(8時半最終入店とさせていただきます)
山形天童市から、名産のラ・フランスを使った日本酒ベースのリキュールがクアトロで解禁。
出羽桜の吟醸酒にラ・フランスのペストをたっぷりと使ったとろとろなお酒。
ラ・フランスの果汁がなんと90%以上。
アルコールは8%のお酒。
ロックでいただくのも良し、ソーダで割ったり、ミルクで割っても美味しい。
クアトロでラ・フランスの解禁を祝おう。
ここで突然杉下右京
「なるほど、これは美味しそうですね」
「しかし、細かいことが気になるのが僕の悪いクセ」
「ラ・フランスのお酒の後ろに写っているワインが気になります」
「イタリアの新酒ノヴェッロの中でも、特に評価の高いファルネーゼの“NEWS”のようですね」
「イタリアの新酒は今月の30日が解禁と聞いています」
「クアトロの父が解禁日破りをしないか心配ですね」
※当面の間、クアトロは夜の営業を9時半までとします。
(8時半最終入店とさせていただきます)
夜な夜な寝酒に赤ワインを飲むクアトロの父。
お店のグラスワインの残りを飲むのだが、やはり何かおつまみが欲しい。
そこで、手元にあったスナック菓子をつまむ。
軽い塩味のポテトチップなどと赤ワインを飲むと、これが旨い。
日頃、お店でお客様にワインと料理のマリアージュを説いている身とすると、何やら心苦しい気分。
どうやら、塩味というものは料理だけで無く、ワインの味わいも引き立てる。
しかも、ワインのタイプを選ばない。
要するに、塩をなめながら日本酒を飲むのと同様である。
この事実は、お客様に伏せておかなくてはいけないのだろうか。
ワインと塩だけで良いですとかなると、レストランは困るのである。
そんな葛藤を抱きつつ、今日はバターピーナッツをつまむクアトロの父だ。
※火曜の夜と水曜は、定休日になります。