ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

年末の物語~泡ものとブリヤサヴァラン

2022年11月30日 | チーズの話

あれは中校生の頃だっただろうか。
叔母に連れられて喫茶店に入った。
当時の喫茶店は、暗くてタバコの煙で空気が悪く、とても健全なところでは無かった。
叔母が注文した「サヴァラン」なるケーキを一口貰って食べた。
お酒が効いているケーキだ。
何て美味しくて、おしゃれな食べ物だと思った。
何やら覗いてはいけない大人の世界に踏み込んだ気がしてドキドキしたものだ。
チーズにも、「ブリヤサヴァラン」という名のものがある。
どちらも、フランスの美食家ブリヤ・サヴァラン氏(1755-1826)の名前をいただいたものだ。
チーズの方のブリヤサヴァランは、シャンパーニュで作られる白カビのチーズに生クリームを混ぜ込んで乳脂肪75%、トリプルクリームという分類のチーズ。
味わいはクリーミーで濃厚だが、後味は爽やかである。
高脂肪は良くないとされるが、このチーズを口にするとそんなことは、もうどうでもよくなる。
このブリヤ・サヴァラン氏の著書に「美味礼讃」がある。
彼の言葉で「チーズのない食事は片目を欠いた美人のようなものですね」というのがある。
彼は政治家でもあるので、現代だったら、不適切な表現とされるかもしれないが、云いたいことはよくわかる。
チーズのブリヤサヴァランに、泡ものを合わせてみた。
これは美味礼讃である。
この年末に、クアトロで泡ものを飲みながら、大人の世界に踏み込んでみよう。

※29日(火)30日(水)は、勝手ながら連休させていただきました。

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年末の物語~泡ものとタレッジョ・タルトゥーフォ

2022年11月29日 | ワインの話

いよいよ12月、ステキな人とデートをする予定はあるだろうか。
レストランで、かっこよく決めたい彼氏にクアトロの父がアドバイスしよう。
レストランでワインを選ぶのは、ホスト役の役目だ。
「お好みのワインはございますか」などと聞かれたら、急に金縛りに遭ってしまうもので、「何でも美味しいものください」などと返事をしてしまうかも。
そこで、料理を選ばない泡ものをかっこよく注文してみよう。
泡ものとは、シャンパンのようなスパークリングワインのことだが、いきなり「シャンパンをください」などと注文するのは危険だ。
シャンパンと名が付くとやたらと高い。
そこで、何か泡をくださいと注文してみよう。
気の利いた店なら、シャンパンでなくとも美味しくてリーズナブルな泡を用意しているものだ。
料理の値段に合わせた価格の泡ものをメニューに入れている店が多い。
そう、クアトロも泡ものを色々と用意している。
さらに、もう一押しで、「最後にこの泡ものに合うチーズも用意しておいてね」などと注文すると完璧である。
彼女の瞳はハートマークになることだろう。
クアトロには、泡ものに相性の良いトリュフ入りのチーズ“タレッジョ・タルトゥーフォ”が入荷している。
イタリアを代表するウォッシュ・タイプのチーズ・タレッジョにトリュフを練り込んだもの。
トリュフの料理だと高いものになってしまうが、チーズに練り込んであると手軽にその風味が楽しめる。
さらに、泡もののとの相性も抜群だ。
クアトロでこのテクニックを実践してみよう。
クアトロの父は「ちょうど泡ものによく合う特別なチーズがあります」
「お客様のチョイスは素晴らしいですね」などと、後押しをすることだろう。

※29日(火)30日(水)は、勝手ながら連休させていただきます。

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ステキなカキのピリ辛トマトソース

2022年11月28日 | パスタの話

秋も深まり、気温も下がってくるとクアトロのこのパスタが恋しくなる。
その「カキのピリ辛トマトソース」のパスタが始まった。
カキとトマトの旨み成分が相乗効果をもたらし、ピリ辛の刺激が体を温めるパスタだ。
いかにもイタリアンらしいパスタだ。
どの程度美味しいのだろうか。
その美味しさを証言出来るのは、食べたあなただけだ。
証人「私は、クアトロの父に勧められるままに、このパスタを注文し、期待を持って口にすると、何とその美味しさは私の想像を超えて私を金縛りにするではないですか」
証人「金縛りにも馴れてきて食べ進むと、ピリ辛の効能か体の芯から温もりを感じました」
証人「食べ終わると、カキの美味しさとソースの美味しさの記憶が心も温めてくれました」
証人「この体も心も温めてくれるパスタは、食べた人にしか解らないでしょう」
証人「さらに、イタリアの首相の生ビールもこのパスタに良く合いました」
弁護人「裁判長、証人の云うイタリアの首相というのは、ペローニのことでイタリアの首相メローニとは関係がありません」
弁護人「ただし、このペローニと云うイタリアの生ビールがこのパスタに合うことは、証明できます」

※29日(火)30日(水)は、勝手ながら連休させていただきます。

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ステキなカキの味噌クリーム

2022年11月27日 | パスタの話

秋も深まり、気温も下がってくるとクアトロのこのパスタが恋しくなる。
その「カキの味噌クリーム」のパスタが始まった。
クリームソースに味噌が入っているカキの味噌鍋のようなパスタだ。
どうにもイタリアンらしくないパスタだ。
果たして美味しいのだろうか。
その美味しさを証言出来るのは、食べたあなただけだ。
証人「私は、クアトロの父に勧められるままに、このパスタを注文し、恐る恐る口にすると、何とその美味しさは私を金縛りにするではないですか」
証人「金縛りにも馴れてきて食べ進むと、味噌の効能か体の芯から温もりを感じました」
証人「食べ終わると、カキの美味しさとソースの美味しさの記憶が心も温めてくれました」
証人「この体も心も温めてくれるパスタは、食べた人にしか解らないでしょう」
証人「さらに、上杉鷹山殿の日本酒もこのパスタに良く合いました」
弁護人「裁判長、証人の云う上杉鷹山殿の日本酒というのは、米沢産フォコンと云う純米大吟醸のことだろうと思われます」

※夜、お料理のラストオーダー、最終入店は8時30分
 アルコール類、ドリンク、デザートのラストオーダーは9時
 閉店は、9時30分。とさせていただきます。

 

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デザートの物語~フォンダンショコラ

2022年11月26日 | デザートの話

クアトロの父の甥であるパティシエが作るデザートの新作が登場。
「フォンダンショコラ」である。
正確には、フォンダン・オ・ショコラと云うらしく、溶けるチョコレートと云う意味だとか。
パティシエが作ると、やはり特別に美味しい。
ナイフを入れ、チョコレートが溶ろけるのだが、そのチョコがなめらかでコクがある。
また、ラズベリーのソースがチョコレートに良く合う。
さらに、添えられたフランボワーズのアイスケーキが爽やかである。
クアトロの料理の締めくくりにいかがだろう。

※夜、お料理のラストオーダー、最終入店は8時30分
 アルコール類、ドリンク、デザートのラストオーダーは9時
 閉店は、9時30分。とさせていただきます。

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