シラノ・ド・ベルジュラックは、鼻が長く醜い剣豪の恋の話。
ワインのベルジュラックは、鼻に長く香りを楽しめる、優しい味わいの赤ワイン。
ベルジュラックは、フランス・ボルドーの南西に位置するワイン生産地区だ。
並級のワインが多いのだが、クアトロ新着のシャトー・デ・ゼサールは、こだわりの作り手のもの。
「私は、ワイン造りは90%が自然の力によるものだと信じている。そして残りの10%は理解できない未知の部分を持つ。私にはその10%の未知の世界が面白くてしかたがない。私のワインはどこのコピーでもない、私のワインなのである。それはまるで料理つくりと同じである(彼は元料理人)。よい材料が肝心で、さらに個々の料理人の味わいが出る。」と、オーナーは語る。
メルロー主体のこのワインは、きっと夏の疲れを癒やしてくれる。
“夢みのりがたく、敵あまたなりとも、我は勇みて行かん”
ラ・マンチャの男・見果てぬ夢の一節である。
スペインはラ・マンチャから、見果てぬ夢を語るワインがクアトロに到着。
「メルセデス・エグーレン/カベルネ・ソーヴィニヨン」である。
スペインといえばテンプラニーニョというブドウを使うのだが、敢えてカベルネで作ったこのワインの出来は、カベルネの常識ともやや違う。
タンニンのシブミを抑えて、果実味を活かしたワイン。
メルセデス・エグーレンという女性醸造家のワインだ。
エチケットには、ブドウを愛おしく見つめる女性。
メルセデスの見果てぬ夢のワインをクアトロでご賞味あれ。
※本日のディナーは、貸切のため一般の営業を休ませていただきます。
メルセデスの夢のつづきは、木曜日からのクアトロで・・・。
コバルト・ブルーのアドリア海を見下ろすテラス。
海岸には、カモメが舞っている。
潮風を受けながら、グラスを傾ける。
グラスの中には、淡い泡がカモメのように踊っている。
そして、テーブルには、切り立てのプロシュート。
などと、イメージして貰いたいスプマンテが祭りの後のクアトロに到着。
中部イタリア、エミリア・ロマーニャ州の中でもアドリア海にほど近いエリアで造られるスプマンテ。
ラテン語で「カモメ」を意味する”ラルス”という名前が表すように、フレッシュで爽やかな味わい。
甘味と酸味のバランスがよい、やや甘口のドゥミセックタイプ。
同郷のサンダニエレ産プロシュート(生ハム)とご一緒にいかがだろう。
※明日30日(火)のディナーは、貸切のため一般の営業を休ませていただきます。
第一回豊四季夏祭りは、盛況でした。
しかし、途中雨が降ったりで、波瀾万丈。
クアトロは、トルティーヤのマルゲータ・ピッツァと、トマトとチーズのペンネと、生ビール、ワインとソーダのカクテル・スプリッツァー、コーラ、ジンジャエール、ラムネ、産直ジュースと云ったメニュー。
その中で、ヒッツァとラムネは完売。
生ビールは、寒くて売れませんでした。
お手伝いのスタッフは、みんな元気よく働いてくれました。
良いこと、悪いことも含めて楽しい一日でした。
今日は、燃え尽き症候群のクアトロです。