ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

赤崎産生牡蠣に日本酒は、いかがだろう

2025年02月10日 | 食材の話

「赤崎産生牡蠣に日本酒って良く合うんだけど、別にいいんだけど」
別にいいんだけどというのは、別に良くないのである。
ストレスがたまると人はこういう云い方をする。
「だから、この赤崎産生牡蠣と日本酒を合わせるとやたらに旨いんだって」だからに力が入るとかなり感情的である。
「三陸の牡蠣は美味しくて、なんだろ、広田湾はとくに美味しくて、なんだろ、赤崎は広田湾の中にあって、なんだろ、赤崎産はすごく美味しくって、なんだろ日本酒を合わせると最高で」やたらなんだろを付けるのは、話に慣れてなかったり自信がなかったりする子供っぽさだろう。
「つまり、赤崎産生牡蠣は美味しくて、つまり、日本酒を合わせると特に美味しくて、つまり、赤崎産牡蠣に日本酒を合わせると最強で」話ベタな人もやたらにつまりと云う。
「しかしですね、この赤崎産生牡蠣に日本酒の組み合わせは特別に美味しいわけで、試してみないと損しちゃいますよ」強引に話に割り込むときは、しかしと云って割り込むことが多い。
「しょせんはね、この赤崎産生牡蠣に日本酒を合わせるとその美味しさは誰でも解るけど、牡蠣の旨味と日本酒の旨味がお互いを引き立てるんだけど、いちおうどうして美味しいか云っておこうかなみたいな」いつも話に逃げ道を作る言い回しだ。
話し方のクセで相手の心理状態が解るものである。

「だから、つまり、しかし、何だろう、今日のクアトロの赤崎産生牡蠣と日本酒はしょせん美味しい組み合わせな訳で、試してみたらどうだろ、別にいいんだけど」

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ワインと貝の物語2025~SINチャレッロと有明のスミノエカキ

2025年01月31日 | 食材の話

普通のカキに比べると平たく丸い形。
開けると、身が詰まっており、何よりもミルクがたっぷり。
有明海のカキが入荷した。
この有明海のカキはスミノエガキという。
以前は、このカキの養殖が有明海の主力産業の一つだったが、昭和30年代後半にノリ養殖に取って代わられた。
作り方は、天然に近い素朴な方法だ。
カキが産卵する6、7月に長さ1メートルの竹をカキ床に立て、海中を浮遊している、生まれたばかりの稚貝を付着させる。
稚貝は2、3センチになったところで自然に落下しカキ床で成長する。
普通のカキの養殖はこのカキ床が何段かになっていたり、ヒモで吊したりして養殖する。
すると、カキが出すドロを他のカキが呼吸して、結局ドロ臭いものが出来る。
有明海のカキには、吊すための穴も開いていない。
自然に近い形で作られている。
また有明海は、カキのエサになるプランクトンが、よその海より何倍も多い。
それに、たくさんの川から淡水が流れ込んで塩分濃度が低い。
塩分濃度が高い外海で育ったカキはえぐみがあるが、有明のカキにはそれがないという。
この有明のカキに合わせるワインは、SINチャレッロがおすすめだ。
このチャレッロと云うワインは、スペインの注目の白ワイン。
爽やかな酸が特色で、カキにレモン汁をかけるように、この酸味がカキの旨味を引き立てる。
クアトロでお試しあれ。

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成人のステーキの集い

2025年01月13日 | 食材の話

クアトロの今日のおすすめに「仙台牛トモサンカクのステーキ」がある。
トモサンカクは、牛肉のモモ肉の中の一部だが、脂のさしがある希少な部位。
焼肉屋だと上ロースになるが、なかなか手を出せない価格だったりする。
トモサンカクをステーキにすると、肉質が柔らかくモモ肉ならではの肉本来の旨味ときめ細かく刺しの入った脂が溶けだし芳醇な味わいを醸す。
この美味しさを楽しめるのは、大人の特権だなと思う。
成人式を迎え、大人の仲間入りをする人にも少しは食べさせても良いかもしれない。
これに合う赤ワインは、まだまだ成人したてにはもったいないので、教えないクアトロの父だ。

 

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クアトロのおせち2025~のざき牛のローストビーフ

2024年12月29日 | 食材の話

クアトロの一般の営業は、昨日で終了。
今日と明日でクアトロはおせち作り。
まずは、色々と下ごしらえ。
そのひとつ、ローストビーフは、おせちの中でも主役クラス。
今年のローストビーフは、「のざき牛」を使います。
のざき牛は、鹿児島県徳之島で、クラシックを聞かせながら恵まれた自然の中で丁寧に飼育された黒毛和牛。
こののざき牛は、日本で唯一、牧場の名前が牛のブランド名になっているワインで云うところのシャトーもの。
脂がきれいに入っていて、とても美味しそうです。
31日は、おせちのお引き渡しとクアトロの物販を行います。
のざき牛のローストビーフも並ぶ予定です。

※年末は、28日(土)までの営業。
 31日12時から19時まで、生ハム、チーズなどの物販とおせちのお引き渡し。
 年始は、4日(土)からの営業。

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クアトロのおせち2025

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クアトロは旨いよ~活車海老入荷

2024年12月02日 | 食材の話

私、生まれも育ちも九州は熊本
性は車、名は海老、人呼んで高級食材車海老と発します。
新鮮な魚介集まる魚市場の仲買に仮の住居罷りましたが、
不思議な縁もちまして粉骨砕身、
クアトロ・スタジオーネの美食に励もうと思います。
西へ行きましても、東へ行きましても、
とかく土地土地のお兄さんお姉さんに、
美味しい美味しいと云われる車海老でござんす。
以後、見苦しき面体お見知りおかれまして、
今日はクアトロのカルパッチョに、
万端引き立って宜しく御頼ん申します。

よっ、
遠いところ良く来たな、
さあさあ、クアトロのカルパッチョに加わって貰おうか。

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