ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

フロッグス・リープ

2024年10月09日 | 父の昔話

蛙が跳躍するさまをデザインしたワインのエチケット。
クアトロの父が、お店の壁に飾った思い出のワイン「フロッグス・リープ」のエチケット。
名前の意味は蛙の跳躍。
もともと、蛙の養殖場だったところに畑を拓いたところから名付けられた。
76年のカリフォルニア・ワイン対フランス・ワインのブラインド・テストで、フランス・ワインを押さえて一番になったのがカリフォルニア・ワインの「スタッグス・リープ」。
以来、カリフォルニア・ワインのブームが到来することになる。
そのスタッグス・リープ=鹿の跳躍をもじっての名前でもある。
今や、フロッグス・リープはスタッグス・リープに負けない人気ワイン。
もう、20年以上前になってしまうが、このフロッグス・リープをワイン愛好会のメンバーで訪問したことがある。
サンフランシスコから、車でかなり山の中に入ったところにナパ・バレーがある。
そのナパ・バレーにフロッグス・リープはある。カリフォルニアはいつもそうなのかもしれないが、とても良い天気の日に訪れた記憶がある。
畑は、有機栽培に徹底している。ブドウの樹の合間には、豆科の草が雑草のように茂っている。
土を肥やすためと、虫食いをこの草に集めブドウの樹を守るためとか。
さらに、ミミズが多いのもこの畑の特色だ。
自然の力を活かし、化学肥料や農薬は一切使わない。
そんなこだわりの畑を見学すると、昼食はセラーの庭の大きな木の下での屋外パーティー。
料理はサンフランシスコのレストランから呼んだ出張サービスだ。
コックさんたちが何人も来ている。
さすがにアメリカらしいおもてなしに、大満足した記憶がある。
さらに、接客してくれる女性の美しいこと。
ハリウッド映画の中に入ったような夢心地だった。
もちろん、ワインの味わいは素晴らしい。
接待を受けなくてもこのワインの良さは解るつもりだ。
なんといっても味わいが力強い。
特に、カリフォルニア独特の品種「ジンファンデル」の評価は高い。
個人的には、「メルロ」や「ソーヴィニヨン・ブラン」も好きだ。
このラベルを見るたびに思い出すのは、太陽が降り注ぐ中でのワインと食事と・・・。

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クアトロのおせち2025

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50&50

2024年10月08日 | 父の昔話

クアトロの壁にワインのエチケットを額に入れて飾ってある。
それぞれ、クアトロの父の思い出のワインなのです。
白い生地に金文字で「50&50」と書かれたワインのエチケット。
大谷の偉業を讃えたワインではありません。
これは、イタリア・ワインで「チンクアンタ・エ・チンクアンタ」と読みます。
金文字の下には、ふたつの会社名と何やらサインがあります。
アヴィニョネージ社とカパネッレ社が共同で作ったワイン。
サインは両社の社長のもの。
アヴィニョネージ社が自慢のメルローを提供し、カパネッレ社が自慢のサンジョベーゼを提供し、ふたつのブドウを50%づつ使って作られたワイン。
イタリア・ワイン・ブームが起きたのは、いつごろだっただろう。
90年ごろだったか、「不適切にもほどがある!」の時代背景の頃かと思う。
その頃にこのワインも大ブレーク。
ちょうどイタリア・ワインに目覚めたクアトロの父の思い出のワインである。
そして、大谷の偉業でまたブレイクするだろうか。
今も人気は高く、かなり高額で取り引きされ、昔は5千円だったものが今は4倍ぐらいの価格のようです。
機会があればもう一度飲んでみたいと、壁に飾られた額を見上げるクアトロの父。

※クアトロは、不適切にも火曜日の夜の営業から木曜日まで連休させていただきます。

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我が青春の柏駅

2024年09月25日 | 父の昔話

イトーヨーカドー柏店が53年の歴史を10月27日に閉じる。
閉店セールに惹かれてイトーヨーカドー柏店を訪れたクアトロ夫婦。
そのイトーヨーカドー柏店に、柏駅の歴史と未来の写真展のコーナーがあった。
(写真は、柏駅東口の未来図)
クアトロの父の青春を過ごした柏駅周辺。
小学校一年生の時は、家の都合で柏駅を入場券の定期で渡り柏三小まで一年間通った。
渡線橋の下を蒸気機関車が通過するときは、煙に覆われることがある。
柏一小に転校してからは、柏駅周辺が遊び場。高校生になりヨーカドーが出来ると、日曜日には歩行者天国で駅前は人だかり。
クアトロの父が二十歳になると柏そごうが開店する。
そのそごうも閉店し解体作業が進んでいる。
駅の近くの二番街にある喫茶店で働き始めたクアトロの父。
イトーヨーカドーで、中学の同級生だったクアトロのママと再会した。
そごうの最上階の回転レストランで、色々な記念の食事をした。
そんな思い出に浸りながらも、閉店セールを物色したクアトロの父だった。
クアトロももう19年目。
お客様の思い出のお店になるように頑張りたい。
そして長く続けたいと思うのでした。

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土浦の師匠のワインセラー

2023年12月20日 | 父の昔話

昨日は、クアトロはお昼だけの営業。
お昼の営業が終わってから、クアトロの父はなんと16年振りに土浦の酒屋へ出かけた。
この酒屋の親父さんはクアトロの父のワインの師匠である。
5年前にこの師匠は亡くなって、今は、お嬢さんが経営している。
この店のワインセラーは、フランスワインを主に、すごい在庫がある。
日本でも屈指の品揃えと在庫である。
そのワインセラーを見たくなって出かけたクアトロの父だ。
セラーは昔と変わらずにすごい品揃えで、眺めていると師匠を思い出す。
クアトロのこのブログにも2007年に書いている。

車窓には青空がいっぱいだった。
常磐線が土浦の駅に近づくと低いビルのむこうには筑波山がくっきりと見える。
まるでビルの上に鬼の角が乗っかったかのようだ。
クアトロの父は、ワインの勉強会に土浦までやってきた。
また今日もしかられるのだろうか。
フレンチやイタリアンの人達8名で始まった試飲会。
それぞれのお店で使っているワインを持ち寄り、それに合わせて同様のワインと比較試飲をしたり、今の季節におすすめのワインを飲み比べたりと、都合14種類のお酒を試飲した。
とても有意義な時間を過ごしたのである。
そして主宰の話は実に的確にワインを扱う者の心得を指摘してくれた。
しかられるなどと思ってはいけなかった。
特に、ワインをお客様に勧める者は感性を磨いていなくては、通用しないという話は心に残った。
クアトロの父もこのところ、こういった比較試飲をしたり、ワインの味わいを言葉で表現したりすることにやや遠ざかってしまっていた。
感性が鈍ってるなと他の参加者のコメントなどを聞きながらも痛切に感じてしまった。
今日、吸収したことは、明日からのクアトロに反映したいものである。
日が落ちて寒くなった帰り道、まずは自販機のおしるこ缶で感性を磨くとするか。

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ホワイト・ジンファンデルの思い出

2023年07月25日 | 父の昔話

もう30年以上前の話だが、お医者さんの美人な奥さんに、相談を受ける。
カリフォルニアの「ホワイト・ジンファンデル」と云うワインを訪問販売で勧められ購入したが、飲んでみてこのワインの感想を聞きたいという。
美人の奥さんと飲んだためかとても美味しい。
その後、このワインは一大ブームとなりカリフォルニア・ワインの隆盛の素となる。
後に、イタリアのプーリアのプリミティーヴォは、カリフォルニアのジンファンデルとDNAが一致し、同一のワインと解りプリミティーヴォは注目のブドウ品種となり、ジンファンデル以上に人気になり、クアトロでもプリミティーヴォ・ファンが多い。
さらに、ジンファンデルとプリミティーヴォはクロアチアのトリビドラグとDNAが一致するという。
美味しいプリミティーヴォのロゼを飲みながら、プリミティーヴォとジンファンデルの歴史をひもときながら、ホワイト・ジンファンデルと美人な奥さんを思い出すクアトロの父だ。

※勝手ながら、クアトロは25日(火)26日(水)連休させていただきます。

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