神坂雪佳 百々世草から 原画
◎ 京都の浅井忠と神坂雪佳
アール・ヌーヴォーに感化され、 図案の革新を夢見た浅井。 独特の機知に富む 近代の琳派を生んだ雪佳。 出版という視点からみたとき、 ふたりはみごとな競演を奏でていた。
・京都 ・木版 ・芸艸堂(ウンソウドウ) が ふたりを繋ぐ
浅井 忠 「黙語図案集」 「黙語日本画集」 「木魚遺響」 神坂雪佳 「滑稽図案」 ヌー坊主式:落選、びっくり! 鼻車、 よく嗅ぎ分ける 「海路」 モダンな波紋 渦巻き 「百々世草」 (狛児) 蝸牛に見入る小犬 ほのぼの、ユーモア、のどかな絵。 「春の田圃」 「樵夫」 構図の面白さ 「蓬莱山図」 遙かな距離感。 仙境。
「とうか会」 1907年9月10日 芸艸堂
(画像上)第壱図:浅井 忠 (下)第弐図:神坂雪佳 図録から
誌上のユートピア… 小さな空間に、惜しみなく注がれる創意工夫。 色彩にも心がおどった。
ブラボー!
まだまだ尽きないけれど、 これにて おしまい。