ドアの向こう

日々のメモ書き 

夏は白

2008-07-01 | 自然や花など
         西洋美術館のくちなし
 
      今朝咲きし山梔子の又白きこと        立子
      驟雨くるくちなしの香を踏みにじり       夕爾

  
 
  
 
    遊歩道の半夏生

  絵の具を掃いたような半夏生。  今日は 夏至から11日目の節気 半夏生。 

 

       竹煮草

  夏は 竹煮草に惹かれます。 葉は、 大きな菊のようで裏が白っぽい。 小さな白い花がたくさんついて、 若緑から白いはな、 やがて薄茶で終わるのも好きなのです。 目立たない花の、 やさしいグラデーションも古風で良い。

     葉裏白うそよぎて暑し竹煮草        水明
     机辺一日まなこけぶれり竹煮草      澄雄

    風に揺れると 音がするので 別名 囁草 ササヤキグサ。    占城菊 チャンパギク。 
   地味な色遣いながら背は高い。 2mくらい、  絵になる。

      あのたけだけしき草に 臈たけた花… (青柳志解樹)

   まさにそんな感じだ  優美な貴婦人が立つ。


 
           

コメント (2)
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