ドアの向こう

日々のメモ書き 

十月の 

2008-10-01 | こころ模様

 

  鱗粉を混ぜたような白いひかりの中を 色なき風が吹く。 櫻紅葉も舞い降りる。     
     

        女郎花 吹き過ぎてくる 秋風は めには見えねど かこそしるけれ  
                                       凡河内躬恒・ 古今
  
  いつか 追分でみたオミナエシ、 風に揺れ 黄色の群れが匂った。  
  もう、 十月ですね、 季節の巡りが早くて戸惑います。 

           十月のしぐれて文も参らせず       漱石

    これから深まる野辺の匂いと 声を探します。 

   夕ぐれがもうくらくしはじめた窓のそばで この手紙を書きはじめ…  たのです。

     夕焼雲が とてもきれいでした。  空気が澄んでいます。 

 
 
コメント (6)
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