ドアの向こう

日々のメモ書き 

まったき味

2008-10-12 | こころ模様

          

    
      栗一粒秋三界を蔵しけり       寅彦

      栗のつや落ちしばかりの光なる   犀星

  
  無口になって皮をむき  栗ご飯のしたくをする。 
  一粒の重みと 丸みを帯びたかたちを 掌にのこして、 今年三度目の栗飯

      栗飯のまつたき栗にめぐりあふ   草城

   栗は 三界をしまっていて  ジンジクした  全き味がする。 

     故郷の栗の木、         栗食めば まして偲はゆ… 

 

    ※ テンプレートの魚は 秋刀魚らしい。 沼のクチボソに見立てましたが
   茶系ばかりでなんだかさみしいですね。 
     

 

コメント (6)
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